【感想・ネタバレ】灰色の家のレビュー

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

介護する方される方の問題を色々と考えさせられる小説。舞台の高級老人ホーム的なところに入所できる人でもなにかしら抱えていて、人間関係のゴタゴタはどこへいっても続くものだと感じた。
作中の幽霊事件だけが、宙ぶらりんで終わった気がして残念

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2023年07月08日

Posted by ブクログ

高級老人ホームで起こる連続「自殺」事件。常駐看護師の栗子と、入居者の元刑事君原がその謎に挑むが…

殺人事件よりも老人ホームの実情とか経営などが印象深かかった。終の住処として自立して住む分にはいいけど、人間関係が大変そうだなぁと思ったり。犯人の思惑は理解はできないけど、あり得ない事件でもないと思ったり。

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2024年03月28日

Posted by ブクログ

著者には母親が介護付有料老人ホームに転居した過去があるそうで、その時に見聞した事例を参考に介護老人の実態を描かいています。とてもリアルで秀逸だと思いましたが、逆にミステリー部分は不自然で首を傾げたくなる部分が多く、納得感は低め。謎解きよりも高齢者の心情が印象に残る作品かなと思います。

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2023年11月23日

Posted by ブクログ

いくら個人の自由が保障される環境が整っている高級老人ホームとは言え、結局は他人との共同生活の息苦しさは避けられないということでしょうか。映画「月」を見た直後の影響なのか、施設に暮らす人々の生きる権利、人間の尊厳というところまで考えてしまいました。
入居者の人間模様だけでなく介護者の心理描写がもっと描かれていれば、もう少し入り込めたのかもしれません。

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2023年11月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

介護に携わる人間として、『やはりフィクションだな…』と思いつつも、すべてがフィクションなのだろうか?と感じずにはいられなかった。
どの世界も第三者から見た景色と当事者達の景色では見え方が違うと思う。
今回は看護師の視点、介護職員の視点、家族の視点、経営者の視点、そして、老人ホームの入居者の視点。
れぞれが捉えた出来事の見え方は、すごく自然だなと感じました。

読みやすさで考えれば、登場人物が多い割に混乱なく読めました。

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2023年10月04日

Posted by ブクログ


偶然、老人ホームを舞台にした話を続けて読み、
そこに暮らす人の生活や苦悩、家族との軋轢、
介護士たちの献身さと、それ故に抱える負担の
大きさをまざまざと感じました。

いつか必ず訪れる“老い”、
より良い終末は決して独りよがりでは
迎えられないと思い知らされました。

ーーーーー
安心安全を謳う介護付き高級老人ホームで、
快適に余生を過ごしていたはずの入居者の自殺。

常駐看護師の主人公の冬木栗子は、
体調の異変と心の変化に気づけなかった
ことに強く自責の念を抱く。

施設内で動揺が覚めらない中、別の入居者が
失踪し、施設は更に騒然となり混乱の渦に
陥っていく。

施設内に暗澹とした不穏な空気が漂う中、
入所者の行動と動機に疑問を感じた栗子が
事件を調べ始めると思いもよらない事実が
次第に明らかになる。

入所者1人ひとりがそれぞれに抱える悩み、
家族や入居者、スタッフたちの人間関係。

閉ざされた環境で本心や本音を隠して
終末期を過ごす高齢者とスタッフが抱える
闇を描いた物語。

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2023年07月20日

Posted by ブクログ

自分もいつかお世話になるだろうし、白でも黒でもない灰色の世界で暮らして行くんだろうなと思った。
事件についてはよく分からなかった。

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2023年07月18日

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