深木章子のレビュー一覧
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ネタバレ面白かった。「毒入りチョコレート事件」をモチーフにした作品。資産家の家で長女とその養子の息子が毒殺される。犯人として捕まった夫が、仮出所中に関係者である次女に手紙を送り、あの時の犯人を書簡上で追究するという話。
最初にあっさりと事件が起きて人が死に、逮捕までも終わる。そして無実の犯人である治重が燈子へと自分の推理を書簡で送るところから話が始まる。書簡上のやりとりを終えた後、二人は心中したかと思われる死を遂げる。
書簡上で犯人の推理が二転三転する様が面白かった。探偵の犯人指摘パートがずっと続いているような感覚だった。しかしそれぞれの説には無理があり、その無理な部分を除いていった先に見える結末がま -
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鬼畜の家というか、登場人物にまともな人皆無だった。インタビュー形式で読みやすくて、最後が気になってあっという間に読み切った。大謎はありきたりというか予想の範囲内といったところだったけど、そこは全然良かった。だけど動機とか真実の部分が思いのほかあっさり描かれていて、もう少し出し渋りとか一捻り欲しかったなぁと思った。
インタビュー形式のおかげで主観的に物事が描かれていて、なにが真実なのか見えずらくてとても面白かったから、主観なんて当てにならないのだ ということを最後まで活かして欲しかった。
内容的にもスッキリするような話ではないですが、もう一回読みたくなる作品でした。 -
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地方の資産家・楡家の当主が逝去。屋敷で親族だけの法要が行われるが、そこで長女と孫が死亡する殺人事件が起き、殺された長女の婿養子の弁護士のポケットから、ヒ素の付着したチョコレートの銀紙が発見された。
自白し、無期懲役となったその弁護士は、事件関係者と「往復書簡」を交わすことに。
「わたしは犯人ではありません」。
往復書簡の中で繰り広げられる「毒入りチョコレート」の真犯人をめぐる推理合戦の行方と真相は……。
A.バークリーの『毒入りチョコレート事件』オマージュの、往復書簡×多重解決ミステリです。
往復書簡で推理合戦を繰り広げながら、少しずつ明らかになっていく真相は、いたるところに伏線が散りばめ -
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葛城夕夏は十年前に叔父に誘拐された。その間の記憶はなく、叔父は事件後に失踪。
事件は親族間のトラブルと判断されたのだが、今になって警察が接触してきた。
どうやら最近発見された男児の白骨遺体が関わっているようだが、夕夏は自分がその男児を殺したのかもしれないという……。
『交換殺人はいかが?』では安楽椅子小学生探偵だった君原樹来が、大学生になって戻って来た長編ミステリ小説です。とはいっても、前作を読んでいなくても問題なく楽しめると思います。もちろん、読んでいれば樹来の成長をより楽しめるかも。
十年前に叔父に誘拐されたという夕夏。誘拐されていた間の記憶はほとんどないというが、その最中に起こった -
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面白かったけど、、なんか物足りないというか、、読後感はあまりよくない。
全編誰かしらの手記またはインタビュー風の供述で進んでいくから始めは読みやすかったけど、途中からなんとも長ったらしく感じてしまった。同じような事が色んな人の目線で何度も何度も書かれているからかな。伏線はって回収する部分もたくさんあったけどなんとなく無理やりな感じもした。
ストーリーはちゃんと面白かったけど、何せ何度も同じことを読んでるからとにかく早く進んでくれという気持ちが強くて、熟読して予想するよりさっさと読み進めたい気持ちでどんどん進めた笑
誰の話を読んでもそこはかとない違和感があって誰に感情移入したり味方して進めたら