深木章子のレビュー一覧

  • 鬼畜の家

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    ネタバレ

    私の深木章子さん読書デビュー作。
    いやー面白かったーーー!!
    あっという間に読んでしまった。
    ある事件を調査する探偵が、関係者にインタビューしていく形式のお話。
    こういうタイプの小説は好き!
    そしてもちろん内容も帯にあるように「驚愕の真相!」です。
    などと明るく書いてますが、お話は暗い暗い暗ーいドロドロした物語。
    読んでる最中はちょっと気持ち的に沈みます
    そしてもちろん内容も帯にあるように「驚愕の真相!」でした…
    でもやはり小説としては面白かった!
    これは叙述トリックとは言わないないのかな?
    まあ、ちょっと映像化は難しいやつですね…
    何はともあれ今更なのかもしれませんが、いい作家さん見つけました!!ありがとう〜!
    だから読書はやめられないんですよね〜

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    2025年03月23日
  • 鬼畜の家

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    タイトルからして不穏な雰囲気が漂いまくっているイヤミス。探偵が事件の関係者を調査して、徐々に事件の全容が見えてくるといった展開で興味を途切れさせず一気に読ませてくれる。
    真相はある程度想定範囲内だが、あの所業は想定外過ぎた!
    鬼畜なのは誰なのか、どの様な所業なのか…読んでみてのお楽しみ!

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    2025年02月16日
  • 闇に消えた男 フリーライター・新城誠の事件簿

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    ネタバレ

    まさに推理エンタメ。リアリティはないけど、登場人物を捻り倒してあり得ないことを潰していくこの感じ、嫌いじゃないです。

    0
    2025年02月14日
  • 鬼畜の家

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    鬼畜の家とはすごいタイトル…でも、タイトルに負けないくらいの恐ろしい所業でした。
    まさに鬼畜の家。そうとしか表現できない。


    私立探偵の榊原が、父、養父母、姉、母兄を順次亡くしたゆきなという女性のために調査をする。
    調査対象から話を聞くように進んでいくので、読みやすいし、少しずつ違和感を持ったり、じわじわと真実に近づけている感じが楽しい。
    母兄が車の転落事故にあい、遺体も上がらず、保険会社から保険金を払いしぶられているので、力になってあげてと紹介されたゆきなと榊原。
    母と兄の死は自殺なのか?車を運転していたのはどちらなのか?謎をとくために、榊原は真実に辿り着く。

    メイントリックは、ミステリ好き読者には予想通りだったと思う。
    解説で島田荘司さんも、そんなことを書いてました。
    作者も、たぶんそれは想定内で、でもその想定を超える所業なもんだから…犬の下りは、想像して固まってしまったわ。でも骨は残るよね。骨は一体どうしたんだろう。

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    2025年02月05日
  • 鬼畜の家

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     関係者それぞれの証言と末娘の口から語られる殺人教唆、資産収奪などの母親の鬼畜の所業の数々があまりにもおぞましく、どのような結末を迎えるのかドキドキしながら読み進めた。だけどそれすらも翻弄するような作中の仕掛けと思わぬ真相に驚かされた。著者の他の作品も読みたくなった。

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    2025年01月12日
  • 欺瞞の殺意

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    昭和41年に旧家で起こった毒殺事件。長女の婿養子が犯人として逮捕され無期懲役囚となる。彼は生き残った次女と往復書簡のなかで「自分は実は無実であり、真犯人は別にいる」と驚くべき真実を告げ収監中にたどり着いた推理を披露する。

    前半はよかったんですが、後半のどんでん返しはちょっと印象薄目。あっと驚く真相ということでもなく・・・まああのノリでずっと書簡のやりとり続いたらさすがに相当だれるだろうしなあ。でも実地とかじゃなくてこういう往復書簡だったりディスカッションでもっと推理していくスタイルが単に好みなので星4。手紙はちょっと内容的に冗長だったりもしましたがまあこれはこれで。

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    2024年11月01日
  • 欺瞞の殺意

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    二人の手紙のやり取りで展開される過去の事件の解明。相手に語りかける文体だからこそ迫りくる表現があって、隠された送り主の感情にも気がつくことなくコロッと騙されました。
    壮大な仕掛けと数十年越しの復讐劇。
    手紙という昔ながらの伝達手段でかわされるミステリーに引き込まれます。

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    2024年03月17日
  • 衣更月家の一族

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    プロローグと、その後の3つの殺人事件。よくここまでこんがらがった話にしたもんだと思う。明らかに何か絡んでくるのが見えるし、どう絡み合うのか先が楽しみだった。最後まで読むと、すごい、やられた、とかよりも感心が先に来る。ネタばらしパートは大半を説明に割くことになってしまうのも仕方なく、まるで全て見てきたかのように細か過ぎるとは思う。この作者の性格上、全てきっちりパズルのピースを当て嵌めないと気が済まないのではないかと。

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    2024年01月23日
  • 敗者の告白

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    ネタバレ

    綿密に立てられた計画の標的が殺された人達でないのは驚いた。
    そして最後のXの独白の最後にある、負けたという趣旨の言葉でここでタイトル回収か、となった
    個人的には真実にほぼ近づいた弁護士の方がXを無罪としたまま判決を迎えてよかったのかという気持ちにはなった。
    ただ証拠を提示できるほどの物もないのかとも思ったけれど。
    そして復讐の矛先にはなんの影響も与えられず、ただやるせなさとかとかで数年後自殺に至ったんだろうなと思うとなんとも言えない気持ちになった

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    2023年08月01日
  • 鬼畜の家

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    母親に支配された家族に巻き起こる数々の死。唯一の生き残りである末娘の証言を探偵目線で追うミステリー。
    鬼畜とは、何が真実なのか、最後まで目が離せない。これが一作目…すごい

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    2023年07月29日
  • ミネルヴァの報復

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    「ミネルヴァの報復」はエゴにも感じるけれど、そんなのはきれいごとなのだろう。
    登場人物の人間らしさと複雑に絡み合った事件の全貌。見応えがある。

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    2023年06月07日
  • 鬼畜の家

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    「あたしの家は鬼畜の家でした。」
    夫を殺し、娘を殺し、金の為に数多の犯罪を繰り返した母親。しかし、その母親の最期は唯一溺愛していた息子との心中でした。
    生き残りの末娘が語る壮絶な家庭環境。母は自分から死を選ぶような人間じゃないとの証言。「鬼畜」を死に至らしめた衝撃の正体が明らかになる・・・。

    著者のデビュー作品ですね。東大卒の元弁護士なんて聞いたらどんな理屈っぽいミステリを出してくるんだと身構えちゃいそうですが、この作者はかなりミステリのエンターテイメント性を重視してくれる。消人屋敷なんてもうごりごりの館物だし。また一人お気に入りの作家が増えました。

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    2023年05月09日
  • 敗者の告白

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    登場人物の証言をまとめたような形式で進むが、ちょっと同じような文章が続く感じが読んでいて疲れてしまった。しかし、最後まで読むとその文章の中にも最後につながるものが散りばめられていて面白いと思った。若干、都合が良すぎるのかなと思う部分もあったが、今年最初の読書にしては良かった。

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    2023年04月16日
  • 欺瞞の殺意

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    ネタバレ

    まさにタイトルの通りなんですが、欺瞞に満ちたお話です。40年以上前の殺人事件と、その関係者間の往復書簡。回りくどいと感じてしまうほどに多方面に伏線が張り巡らされています。
    素の状態で1度読んで、欺瞞に満ちていることを意識してもう1回読むと、より面白いかも。1回しか読んでないけど。

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    2023年03月08日
  • 欺瞞の殺意

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    妻と親族の子を殺したとして四〇年を獄中で過ごした元弁護士と、妻の妹でかつての恋人が、書簡を通じて推理合戦を繰り広げると言った筋立て。妻に毒入りのカップを取らせ、弁護士のスーツに偽の証拠を仕込むことは一種の不可能犯罪で、これをどのようにしてなしうるかについて、物理トリック、想定外の容疑者、非ミステリ的な力業、意外すぎる動機と、これで短編が一本書けそうなアイデアが、次々と繰り出される。一つの謎に何通りの回答を用意できるかを競っているかのようで、これは愉しい。ひねりすぎない結末の付け方もクール。

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    2023年03月01日
  • 鬼畜の家

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    ネタバレ

    どストレートなタイトルと素敵な表紙に惹かれて購入。面白かったです!

    タイトルとあらすじから、冒頭から鬼畜な殺人事件とか起こる系かなー?と思っていたら、怒涛のインタビュー尽くし。一体何が起きたんだろう?何の事件?と謎に満ちたスタート。

    第2章の時点で依頼人から郁江の恐ろしさが語られるが、物語の前半のため「いやいやこれが真相な訳はないよな…どうなっていくんだ…」とすっかり作者の術中にハマっていく良い読者の私。(怪しみつつも真相は全く予想できないタイプ)

    第4章で真相が明らかになった時は、うわああ…と素直に驚きました。
    インタビューの中にひとつだけ聞き手が異なるものが混じっていたのは、本当気付かなかった…でも読み返してみると、他は榊原の名前を呼んでいたり、「男」の表記がちゃんとあるんだよね。見事にやられた!

    特にゾワッとしたのは、「犬を飼った理由」がわかった時。
    いや、冒頭から悲惨な殺人事件とか起こってたわけじゃないので、完全に油断してました!
    そもそも、郁江も秀一郎もまさかとっくに死んでたなんて思いもしなかったから、犬が突然死んだのもきっと郁江が殺したんだろうなぁ理由はわからんけど…くらいの気持ちでしたわ。
    「引っ越しの夜、なぜかしきりに吠えたという隣家の柴犬と、その二、三日後、突如北川家にやって来た大型のジャーマン・シェパード…。それに加えて、がっちりしたキッチン鋏。そして極めつきは、アメリカ人が使うような特大の冷凍庫だ。」
    うわああそういうことか…と。
    そういう猟奇的な出来事。大好物です。

    にしても亜矢名の行動力、計画性、忍耐強さ、半端ない。目的のために全てを利用していく姿勢、サイコパスじみていてとても良い。
    そして、その狂気の根底には歪んた家族の影響が強く、父親に似た男に惚れてしまうところなんかも、最高でした。
    やはり真犯人にはその「人格」を形成する上で多大な影響を与えた「何か」があり、それがきちんと描かれるのが好きです。

    読み終えてみるとそれまでのインタビュー内での細々した描写も全て伏線になっており、きれいに辻褄が合うのはとても気持ちが良かった。
    その、ミステリーとしての気持ち良さと、事件の真相の気持ち悪さが相反しているところが、また良い。
    読後感はスッキリしたので、後味悪いとは感じません。事件そのものは、おぞましいですがw

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    2023年02月23日
  • 敗者の告白

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    ネタバレ

    事件の関係者にそれぞれ話を聞いているような展開で書かれているので読みやすく、また話が衝撃的(妹を殺した!?)なので一気に読んでしまう。誰が嘘をついているのか?という、この本の帯に書かれていたテーマを考えながらずっと読んでいられた。しかし読唇術で分かった、という辺りから少し現実味がなくなってしまったのが残念。

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    2023年02月19日
  • 猫には推理がよく似合う

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    これまたちょっと変わったミステリだな、ファンタジーだな、展開がちょっときつい……と思っていると風向きが怪しくなって、その後は一気読みだった。正直、中盤が終わるまではのんびりダラダラという感じで、これ読んでる意味がどこで出るのかわからない部分も多かった。まさかこう着地させるとは思えない、これが僕が最近深木章子作品にハマってる理由なんだと思う。そして他の作品と繋がる登場人物が出るのも良い。これは深木章子氏の理想の人物なんだろうか。

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    2023年02月05日
  • 交換殺人はいかが?

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    先に読んでしまった「消えた断章」の前の作品。じいじと孫の会話で過去の事件を振り返り、意外な結末が、という短編集の構成が面白い。この後、この2人がどうなっていくのか、先を読んでるのもそれはそれで楽しめた。それぞれのテーマも、孫の興味という理由付けで全部違う味付けになっていて、作者も楽しんで書いてそう。良くも悪くもになると思うが、作者は経歴の影響か、しっかりきっちりとした文章を書く人だと改めて思った。

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    2023年01月22日
  • 猫には推理がよく似合う

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    法律事務所の事務員・花織は事務所で飼っている”お喋りする猫”のスコティと噂話に花を咲かせている。
    ある日、花織はスコティに「いま先生が殺されて、金庫の中身が盗まれたら、犯人は誰だと思う?」と推理勝負を仕掛けられる。妖しい依頼人たちに想像を膨らませる1人と1匹だが、やがて事件は現実のものとなり……。

    法律事務所事務員の女性が、事務所の猫とお喋りしながらその猫が作ったという事件について考えるミステリ。
    猫のスコティがちょっと生意気でかわいいです。

    色々本を読んでいると、猫が喋るくらいだと全然驚かなくなりますね。
    猫が話す小説なんて普通。そういう人にこそ読んでほしい一冊。久々にすとんと綺麗に騙された感じがしました。

    猫が考えたミステリから作中作を絡めた現実の事件へと発展し、展開がどんどんと変わっていって読んでて飽きません。

    作者の深木さんて元弁護士なんですよね。という事は、実際の弁護士事務所もこんなに情報の取り扱いが杜撰(な所もある)んでしょうか。作者さんの前職を知っていると余計心配になりますね……(笑)

    版によるものもあるかもしれませんが、巻末に載っている文庫本紹介が猫に関係する小説まみれで、統一感あってちょっと良いなと思いました。

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    2023年01月19日