深木章子のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレどストレートなタイトルと素敵な表紙に惹かれて購入。面白かったです!
タイトルとあらすじから、冒頭から鬼畜な殺人事件とか起こる系かなー?と思っていたら、怒涛のインタビュー尽くし。一体何が起きたんだろう?何の事件?と謎に満ちたスタート。
第2章の時点で依頼人から郁江の恐ろしさが語られるが、物語の前半のため「いやいやこれが真相な訳はないよな…どうなっていくんだ…」とすっかり作者の術中にハマっていく良い読者の私。(怪しみつつも真相は全く予想できないタイプ)
第4章で真相が明らかになった時は、うわああ…と素直に驚きました。
インタビューの中にひとつだけ聞き手が異なるものが混じっていたのは、本当気付 -
Posted by ブクログ
法律事務所の事務員・花織は事務所で飼っている”お喋りする猫”のスコティと噂話に花を咲かせている。
ある日、花織はスコティに「いま先生が殺されて、金庫の中身が盗まれたら、犯人は誰だと思う?」と推理勝負を仕掛けられる。妖しい依頼人たちに想像を膨らませる1人と1匹だが、やがて事件は現実のものとなり……。
法律事務所事務員の女性が、事務所の猫とお喋りしながらその猫が作ったという事件について考えるミステリ。
猫のスコティがちょっと生意気でかわいいです。
色々本を読んでいると、猫が喋るくらいだと全然驚かなくなりますね。
猫が話す小説なんて普通。そういう人にこそ読んでほしい一冊。久々にすとんと綺麗に騙さ