【感想・ネタバレ】罠【電子特典付き】のレビュー

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Posted by ブクログ

そんな気持ちから、個々の話は独立した短篇でありながら、全体としては起承転結を踏まえた長編になっている。それも、たんなる本格の範疇にとどまらずエンターテインメントとしても楽しめる作品を書いてみたい──。新しい試みにチャレンジしたのが、本書の前身である『極上の罠をあなたに』だったことになります。

騙したつもりが騙される。あなたは何回騙される?どんでん返しミステリー

「便利屋と呼んでください」その男の特徴はとくには…ない。ロボットのような得体のしれない新キャラクター・便利屋。まるで死神のようであり、悪役なのか助っ人なのか得体が知れない。
議員の息子が誘拐され、身代金要求が犯人から来た。金を工面しようと事務所の金庫へ向かった秘書が暴漢に襲われ、現金を奪われる。ところが、その金はなんと、偽札だったと警察に知らされる。八方ふさがりになり、便利屋に依頼をする……。一方、捜査一課の刑事の巨漢の男・都築は、街に発生する事件を追ううちに、一人の人間に行きつく――便利屋だ。背徳の街・槻津市では、今日も政治家や葬儀屋、学校、旅行会社と次々と悪事を働いている。暴力で相手を屈服させるのではなく、悪事を捻り出す知力(悪知恵)で騙し合っている。
『極上の罠をあなたに』(単行本)に、書下ろし4編を加えた文庫版新装版では、都築は探偵事務所の所長に。ついに便利屋の正体が明かされる!

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2023年04月30日

Posted by ブクログ

連作短編ぽかったから気軽に読み始めたが、全くそんなことはない574ページの大長編。序盤こそ便利屋が関わる殺人、という若干軽いノリも見えていたが、どんどん登場人物は増えるわ、人間関係が入り組み始めるわで覚えるのが大変に。警察ハードボイルド色も増していき、大オチも良かった。いろいろ思ったものの、ここまで複雑に組み立てること自体が物凄い。

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2023年01月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

悪党と悪党の腹の探りあいや騙しあいが面白かった。
それにしても世の中こんなに様々な悪が蔓延っているんだな~と、フィクションではあるけどリアルに感じた。
二転三転する事件の他に便利屋の正体が誰なのかという謎も重なって、読んでいて飽きなかった。

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2022年12月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ボリュームがすごい。どの話も少しずつ繋がってるけど毎話相関図を書いて整理しないと最後の方わからなくなる。

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2024年05月17日

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