深木章子のレビュー一覧

  • 鬼畜の家

    ネタバレ 購入済み

    面白かったんだけどね

    関係者の告白と言うか、探偵の関係者への聞き取りで物語が形を現していく展開は、私の野次馬根性をくすぐって、どんどん読み進めました。

    ただ、ネタばらしがちょっと力業と言うか、都合良すぎるんじゃないかなー、と。登場人物のアレルギーや利き手の辺り、ちょっと都合良すぎたかなー

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    2023年03月31日
  • 欺瞞の殺意

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    往復書簡で多重解決の本格ミステリ、そのまんま毒入りチョコレート事件も意識してるらしいが未読。多重解決の末に一体何の話をしてるんだ、という程クルクルひっくり返してくる。タイトル通りの欺瞞発見に繋がる見つけ易い伏線もあったが、気付かなかった。読み進め易いとは言い難いが、やはり緻密で丁寧ないつもの深木章子作品。

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    2023年03月14日
  • 敗者の告白

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    盛りだくさんのどんでん返しに最後まで目が離せない。油断ならない。
    そして最後まで読んで、本当の敗者がわかるのです。

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    2023年01月19日
  • 敗者の告白

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    「夏に購入して、他の本と並行して読み進めましたが
    なんとなく挫折して、また10月に読み始めたら、話が一気に進んで二日で全部読んじゃった」的な、後半止まらない系の本です。
    どんでん返しもありますが、なんとなく想像がつきます。
    「こういう結末だったら1番嫌だなぁ」という結末になったな的な話でした。

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    2022年10月27日
  • 猫には推理がよく似合う

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    ネタバレ

    しゃべる猫スコティ、、かわいい。
    推理小説書いちゃう、スコティ、ほんとかわいい。
    第一部はスコティから目が離せない。

    第二部の花織さんが統合失調症というあたりから話が現実味的な感じになってきてしまった。
    スコティがそのまましゃべる猫のままでいてほしかったな。
    はなし自体はおもしろかった。

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    2022年09月30日
  • 消えた断章

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    驚きの新事実発覚の度に、目まぐるしく推理して辿り着いた先は、すべてはある事件の隠蔽のためだったという温かくも切ない真実。
    これは家族愛の沁みる儚いイヤミスです。

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    2022年09月20日
  • 消人屋敷の殺人(新潮文庫)

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    ネタバレ

    「消人屋敷」と呼ばれる岬の古い武家屋敷。嵐の中で隔絶された屋敷で起こった殺人事件。
    女子大生はある日、本屋で小説家になりたいと家を出た兄の作品に似たものを見つける。
    それを機に連絡を取ろうとしたが、消息不明となっていた。
    一人称で語られる出来事は、いつしか過去の真相へと置き換わっていく。
    なんとなく肩透かしを食らった気分になったのは、探偵役が犯人と真相究明時に対峙しないからかもしれない。

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    2022年06月04日
  • 敗者の告白

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    タイトルにある敗者とは、
    夫なのか、妻なのか?
    読み始めてすぐに想像できるけれど、
    事件関係者による証言で
    少しづつ明かされる夫婦の人物像。
    疑惑ありき目線で読み進めるため
    スラスラとあっとゆう間で
    ラスト敗者の告白に辿りつく。

    幸せなんて本人次第とわかる。
    計画通りに無罪を勝ち取り
    自由になっても
    現実と罪悪感には立ち向かえず。
    勝者が敗者か傍観者か。
    世の中それだけじゃないでしょ。



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    2021年11月27日
  • 敗者の告白

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    もう大好物な大逆転ミステリー。
    表現の仕方が面白いというか、
    誰々の調書、誰々の手記、誰々の供述…みたいな感じで
    ある事件の関係者のだけで
    物語の真相に迫っていくっていうのが新鮮!
    元弁護士の作家さんってこともあり
    かなりリアルなお話でした〜。
    ソロモンの偽証を前読んでから、
    こういう法廷のお話に惹かれてる…

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    2021年09月28日
  • 欺瞞の殺意

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    往復書簡のやり取りが続き、
    手紙文だからか文章が硬めで、
    途中ちょっと退屈になった。
    書簡のやりとりの後は流れもよく読めた。

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    2021年08月21日
  • 猫には推理がよく似合う

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    最初はほっこりしつつ、読んで居たのに、最後ほ方での思わぬ展開に二転三転、そして、最後の最後で私は少し胸がキュとなりました。 スコティの言葉に最後ポロリと涙が滲みました。

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    2021年07月27日
  • 敗者の告白

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    ネタバレ

    子どもが可哀想すぎて、敗者と言われましても納得できかねるラストでした。
    血をわけた息子の顛末だけで、しっかり復讐になってるよ…

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    2021年07月12日
  • 鬼畜の家

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    鬼畜の家の歪んだ家族。その周りで起こる事件をつなぎ合わせて浮き彫りになる真実。
    ゴシックイヤミス。でも、そこまでイヤではない。

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    2021年06月06日
  • 欺瞞の殺意

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    冤罪で服役し、仮出所したばかりの元弁護士と、その愛人との手紙のやりとりで推理されていく真犯人とその犯行動機。実はその手紙自体が「欺瞞」に満ちている。
    刑務所での41年間で練りに練ったやり方で、無事復讐はやり遂げられた。
    手紙書き方が回りくどく、途中で飽がくることもあったが、全体的にはまあまあ面白かった。

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    2021年06月05日
  • 鬼畜の家

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    鬼畜な母親とその家族を描いたミステリー。
    探偵が事件関係者にインタビューをする独白形式で、事件の全容をあぶり出していくストーリー展開が良かった。

    最後のどんでん返しは見事に騙され、かつ私の好物とするイヤミスであったが、張り巡らされていたあらゆる伏線の回収がとても丁寧過ぎて、読後達成感が薄かったのが残念。

    しかしながら初著者作品としては好印象。
    もう一冊の積読も続けて読むとしよう。

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    2021年05月22日
  • 欺瞞の殺意

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    40年以上の歳月を経て殺人事件の真相が明かされる…
    という展開なのだが、悩んでしまった。
    いや、どんな推理小説にも細かい穴はあるものだが、この小説は往復書簡を使い非常に巧妙に展開を変える、変えるのだが。
    書簡をやり取りしているふたりが書き記す内容はどこまで「欺瞞」でありどこからが「真実」なのか?
    正直、昭和41年の事件の真相を(書けないが)「そこ」に落ち着けてしまっていることには疑問しかない。最早検証できない事実を論理で詰めて潰していく書簡のやり取りはどきどきさせられるが、「当事者同士」がやり取りした書簡にそこまで信頼を置けるのか?実際の真相は本当にそこにあったのか?なんだか…全てが机上の論理

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    2021年05月16日
  • 敗者の告白

    ネタバレ 購入済み

    途中から

    途中からだんだん話の内容が見えてきてしまって後半は答えあわせのような感じだった。
    途中までは誰が?なぜ?…とハラハラと読んでいただけに少し残念だった。
    登場人物の証言で進んでいく斬新なスタイルなので展開が見えても途中でやめることなく最後まで読めたのはよかった。

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    2021年04月10日
  • 消えた断章

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    元刑事の祖父の元に相談をしにきた推理作家志望の樹来。その内容は、妹の友達からの依頼。その友達は、10年前誘拐されたことがあるが、最近になって、刑事がまた聞き込みに来たという。当時誘拐事件だけでなく、関係者達が次々と行方不明になっていた。不可解な誘拐事件、最近発見された白骨死体。様々なことが絡み合って、樹来の推理が冴え渡る。



    前半部分では、誘拐された両親の張り詰めた空気や元刑事の祖父と青年達との会話が、シリアスさへの始まりを物語っていましたが、段々と進むにつれ、なんとなく雰囲気が軽くなっていく印象がありました。
    「少年探偵団」のようなノリだったり、樹来の推理が急に冴えわったりとちょっと現実

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    2021年03月25日
  • 消えた断章

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    ネタバレ

    安楽椅子少年探偵・樹来シリーズの初の長編とか。こんなはずではなかった、とすべてが悪い方向へズレていく事件の真相は運命悲劇を思わせる、悲痛なものだが、読後感は悪くない。

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    2021年03月22日
  • 欺瞞の殺意

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    昭和41年に起きた名家での毒殺事件。殺人犯として服役していた男が仮釈放となって、事件関係者と手紙をやりとりしつつ事件の真相に迫ってゆくが、果たしてその結末は‥
    往復書簡で二転三転する推理が読みごたえがあり、さらにそれを超えていく真相がなかなかすごい。話の内容はドロドロでやるせないものだが、キャラが濃くないせいかあまりそれは感じられず、ミステリとしての構成が光る話。

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    2021年02月23日