深木章子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
き‐ちく【鬼畜】 〘名〙 鬼と畜生。 転じて、残酷な行ないをする者。 恩義を知らない者(コトバンクより)
夏の陣。こうも暑いとホラーを欲する。
ページの向こうで繰り広げられるであろう、とんでもなく残虐で猟奇的な〝人間〟と、これまたとんでもない恐怖に晒された〝獲物〟との非現実の世界に身を投じようと、少しの躊躇いと少しの好奇心で読み始めたけれど、吐き気を催すような映像型ホラーではなく心理的なホラー。
とは言え、関係者の死がどれも見事に肥やしとして利用されているので、鬼畜であることは間違いない。
私立探偵が一人ひとりの証言を聞いて答えを導き出す。この手の手法を用いる場合、たいていは1つの事件がだ -
Posted by ブクログ
※
偶然、老人ホームを舞台にした話を続けて読み、
そこに暮らす人の生活や苦悩、家族との軋轢、
介護士たちの献身さと、それ故に抱える負担の
大きさをまざまざと感じました。
いつか必ず訪れる“老い”、
より良い終末は決して独りよがりでは
迎えられないと思い知らされました。
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安心安全を謳う介護付き高級老人ホームで、
快適に余生を過ごしていたはずの入居者の自殺。
常駐看護師の主人公の冬木栗子は、
体調の異変と心の変化に気づけなかった
ことに強く自責の念を抱く。
施設内で動揺が覚めらない中、別の入居者が
失踪し、施設は更に騒然となり混乱の渦に
陥っていく。
施設内に暗澹とした不穏な -
ネタバレ 購入済み
面白かったんだけどね
関係者の告白と言うか、探偵の関係者への聞き取りで物語が形を現していく展開は、私の野次馬根性をくすぐって、どんどん読み進めました。
ただ、ネタばらしがちょっと力業と言うか、都合良すぎるんじゃないかなー、と。登場人物のアレルギーや利き手の辺り、ちょっと都合良すぎたかなー