深木章子のレビュー一覧

  • 鬼畜の家

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    面白いけど、読後感が相当悪い。
    気持ち悪いと感じる要素がとにかくみっしり詰め込まれた感じ。
    イヤミスにあたるのかな?
    湊かなえ作品に近いけど、後味の悪さはこっちの方が強い。
    湊かなえ作品の方が、また別の作品も読もうと思えるけど、こちらを、同じ作者の別作品に手をつけたいかと言われると、暫くは無理…
    もちろん、作品として面白くはあるのですが…

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    2020年12月03日
  • 敗者の告白

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    「消えた断章」を読んで、この作者のはもういいかなー、と思ってたんですが、なんか手元にあったので忘れて読んだ。前の作品よりはマシで、よく出来ていると思う。読み終わった後に、本を閉じて改めてタイトルを見る。なるほどと。
    しかし1人1人話が長いのがちょっと疲れる。

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    2020年11月23日
  • 欺瞞の殺意

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    ネタバレ

    42年前に起こった楡家の毒殺殺人事件で逮捕された男と生き残った女の往復書簡。そこで暴かれる事件の真相とは…

    治重の澄子に対する愛憎劇。そもそも逮捕される前に澄子と話していたら、2人にとっても悪くはない結果になったのにな、っていうのは穿った見方かな…。最後の幕引きもなんだかなぁという感じ。
    往復書簡のやりとりがすごい。

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    2020年09月19日
  • ミネルヴァの報復

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    横手弁護士のもとに離婚事件の相談に来た大学の先輩辻堂。そこから巻き込まれる愛人失踪と妻の殺人。

    弁護士業に詳しくないと書けないストーリーだな、と思った。そして怪しいと思ってたけど、やっぱりこの人が犯人だったんだなぁと。なんとなく悲しい結末。

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    2020年09月12日
  • 消人屋敷の殺人(新潮文庫)

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    ネタバレ

    お勧め度:☆5個(満点10個)読み終えてちょっと「?」的な感じがした。というのも、途中までは何とか理解できたけど、ラスト近くで、何だか訳がわからなくなってしまった。私の読書力の低さなのか、急に登場人物がごちゃごちゃしてきて、生きているのか死んでいるのかまでわからなくなってくる。すごく複雑にこんがらがってしまって・・・。そこが作者の仕掛けなのかもしれないけど、私には理解不能でした。もう少しわかりやすければと思う。覆面作家と登場人物5人の関係が混乱して、ちょっと興ざめだった気がする。

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    2020年06月16日
  • 敗者の告白

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    読者はそこまで簡単に騙されないと思うし、大逆転ミステリでも何でもないけど(オチ?真犯人?はすぐ分かる)、真の動機→タイトルの収まりの良さが良かった。

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    2020年05月08日
  • 欺瞞の殺意

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    とても古典的なテーマについて書かれた古典的な構成のミステリー。

    それを言ったら主人公が犯人でもよいのでは?と思ったりする。

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    2020年04月15日
  • 欺瞞の殺意

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    連続殺人事件を経て、往復書簡形式に変わってからちょっと嫌な予感が。往復書簡て胡散臭くて苦手。案の定だったし…。

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    2020年04月14日
  • 敗者の告白

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    リアルタイムな状況記載でなく、誰かの日記や供述で話が綴られる形式はたまにありますが、どこに嘘があるのか判断しにくいので、読み手の推理の難易度は上がります。とても細かい内容構成で、さすが弁護士資格を持つ作者、良く出来ています。ただ、面白くなくはないのですが、個人的にはハラハラドキドキ感が少なく、途中疲れを感じました。

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    2020年04月14日
  • 欺瞞の殺意

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    ネタバレ

    いつもながら、マニアックだなぁと感じさせてくれる。すれっからしのミステリマニアには頼もしい存在。弁護士を引退されてからのハイペースで質の高い作品を量産されるお仕事ぶりにはほんと脱帽。

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    2020年03月19日
  • 欺瞞の殺意

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    昭和に起きた、ある一家の毒殺事件。逮捕された元弁護士が、40年以上の歳月を経て、ある女性のところに手紙が届きます。2人の手紙のやり取りから、事件の隠された真相が浮き彫りになっていきます。
    序盤は、事件の大まかな状況が書かれていて、その後、手紙のやり取りが始まります。
    様々な説が飛び交い、最後の結論に至ったときは、ちょっとした驚きがありました。
    やり取りが終わって、事件解決と思いきや、え?と思わせる新たな事件が発生するので、二転三転する展開に目が離せませんでした。

    全体の半分以上が手紙のやり取りであり、文章からは、長い年月を経ての重みが感じ取られました。
    40年以上経っているので、外見は年老い

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    2020年03月05日
  • 敗者の告白

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    これはなかなか面白かった。別荘で会社経営者の妻と息子が転落死。その数ヶ月前には末の娘も溺死したばかり。死亡前の妻と息子からの告発のようなメールが残る。夫は犯人なのか、冤罪なのか。途中までどっちかわからなかったけど、やっぱそうだよねーと思った。夫婦仲って難しい。

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    2019年11月11日
  • 猫には推理がよく似合う

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    第一部まではワクワク読んだんだけど、その後がえーって。
    ラストは誤字かと思ったけど、消えるのはスコティじゃなくて花織とも言えるのかと思うと切ない。
    あと、解説が我孫子武丸氏でびっくり。猫好きでしたっけ?

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    2019年09月28日
  • 敗者の告白

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    ネタバレ

    各々の証言だけで、事件の話が進められていくのは面白かった。確かに違和感を感じる場面もあるので、最後はなるほどと思ったけど、でも共感できないからモヤモヤ。タイトルの敗者は納得。

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    2019年06月16日
  • 交換殺人はいかが?

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    決めセリフは「僕はそんなことじゃないと思うんだけどなあ」。元刑事の祖父に難事件の話をせがむ小学六年生が、大人顔負けの推理を語る本格ミステリー短編集。
    交換殺人、密室、ダイイングメッセージなど、本格ミステリーファンにはたまらない題材ばかり。ただ、はじめにトリックありきのパターン故に、少年にかわいさを感じないのが不満なところ。

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    2018年10月25日
  • 衣更月家の一族

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    一見関係のないと思われた複数の事件が、ある一族の強欲と憤怒に目が眩んだ人間たちによるものだった。因業に満ちた世界を描く戦慄の本格ミステリー。
    壮大な展開が読みごたえ満点だが、結局動機は金というところに物足りなさを感じる。一族とくれば、やっぱり愛憎劇を求めてしまう。

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    2018年09月29日
  • 衣更月家の一族

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    ネタバレ

    プロローグがなにかしら関係してくるんだろうなとは思ったけど、3つの事件が別々すぎてよくわからないまま最終章へ…。
    結局みんな血縁者で、遺産狙いというお話でした。
    初めて読んだときより、2回目の方がおもしろかったかも。

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    2018年06月23日
  • 衣更月家の一族

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    ネタバレ

    一見、全く関係のない3つの殺人事件が語られ、最終章「衣更月家の一族」で、プロローグの意味を知り、そこから全ての殺人が一つの糸で繋がれる。
    実にうまく組み立てられた本格ミステリーといえるが、事件そのものが人間の醜い欲にまみれているためか、読後感がはなはだ悪い。唯一の収穫は、榊原というクールな私立探偵。
    彼は、この作家の他の作品にも出て来るらしいので、それも読んでみよう。

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    2018年06月06日
  • 螺旋の底

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    フランスを舞台にした叙述ミステリー。余り得意ではない分野だった。また、デビュー作の『鬼畜の家』のインパクトが強かっただけに、あまり面白さを感じなかった。

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    2016年05月09日
  • 衣更月家の一族

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    廣田家の殺人→楠原家の殺人→鷹尾家の殺人ときて、この事件たちがどう繋がってくるかと思えば、なるほど。

    タイトル回収ですね。

    キッカケになったのが衣更月辰夫の死だったのか、雄哉が当てた三億円の宝くじだったのか・・・辰夫さんの死はあんまり関係なかったような気がする。てっきり一緒に亡くなった女の子が鍵になってるかと。

    ミステリー読み過ぎて、どんでん返しを思い浮かべてしまうのがダメなのか。

    榊原さんみたいな冷静な探偵さん、凄くカッコ良いと思うけど、実際に対面したらドギマギしそう。

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    2015年07月09日