藤原朝子のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
イノベータ―のキャリアにおいて親・学校(教師)・その他メンターがどのような影響を与えているか。基本的には子供の自主性を重んじて情熱を注ぐことを見つけさせる。学び方を学ばせることが重要とのこと。
従来の統一テストやSTEM科目重視の教育方法については否定的だが、個人的には定量化して学校の善し悪しを(一部の側面とはいえ)見える化するためには重要だと思う。ただこれは次のビル・ゲイツを作るための教育で、次のジョブズを作るためには人文科学やアートも同じだけ必要らしい。ケン・ロビンソンもTEDでそんなことを言っていた。
画期的な授業を行っているオーリン工科大学については今後も注目したい。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ私がこの本が良いと思う理由に、イノベーターの作り方と言った本書の主張をまとめたページが無いことです。本によってはエッセンスが要約されたページが用意されていて、そこを読めば短時間でも本を理解できるような構成で作られています。
しかし、この本は各箇所に大事なエッセンスやポイントがちりばめられており、それが逆に良いと思うのです。すぐに理解が出来るような本ではなく、子供や後輩・部下に実践する中で、「イノベーターとして、育てるのはどうしたら良いか?」「この子をイノベーターに育てるにはどうしたら良いか?」という問いを感じた時に、舞い戻るような指南書や教科書的な位置づけになる本ではないでしょうか。自分が直 -
Posted by ブクログ
個人のエンパワメントがもたらす社会の地滑り
2015年に出版された本書が予測するのは、20年後の2035年の世界。あと9年後である。
歴史家である筆者は、インターネットによって個人の影響力が増した今の状況を15世紀の活版印刷術の発明に重ねてみせる。
活版印刷術は教会の権威を脅かし、プロテスタントを生み出した。活版印刷が生み出した社会の分断は、16世紀の宗教戦争へと繋がって行きもした。
では現代はどうだろう?
インターネット、生成AI、量子コンピュータ。
社会を激変させる技術革新の数は15世紀の比ではない。
技術革新が人を豊かにすれば不安にもする。
その不満を回収できなければ、社会は地 -
-
Posted by ブクログ
プラットフォームビジネスの教科書的な本でわかりやすい。
従来の直線的なビジネスモデルとプラットフォームビジネスの違いについて、それがテクノロジー、インターネット世界の進展とともに変化していく中で、具体的な企業の事例から論じられている。
また、プラットフォームビジネスはどのように構築すればよいか、成功事例をもとにそのヒントについて学ぶことができる。多くの企業、誰もが構築すること自体はできるがネットワーク外部性を働かせていかにスケールさせるか、ユーザーの心理をついた仕掛け、進め方、法規制との向き合い方など、さまざまなことを考慮して進める必要があり、考えるためのヒントについて得られる本。 -
-
Posted by ブクログ
ステレオタイプ脅威=人が所属する学校や職場等の集団の中で悪いステレオタイプを意識しすぎてしまい、実際にパフォーマンスが低下してしまう事を数々の実験で検証をしていく内容です。
この本を読んで、自分の職場にも似たようことがあるなーと感じました。会社によるかもしれませんが、様々な場所から人が集まる社会集団=会社だと思いますので、どうしても偏見や先入観などの悪いステレオタイプが発生することもあります。
特に今は多様性が謳われている時代です。何でもかんでも理解することは難しいと思いますが、まずは受け入れること、そして人に対する見方や考え方を分け隔てることなくフラットにしていくことが大事なんだなと感じ -
Posted by ブクログ
ネタバレ子育ての参考に読んでみた。
イノベーターには大雑把に言えば
問題を自分自身で定義すること。
情熱を持つこと。
目的意識を持つこと。
失敗はあるものだと受け入れること。
コラボレーティブでいること。(自分だけで解決できると思わないこと
が必要である。
また、そういった者を育てる為には親は
子供が興味を持つことを見つける手助けをすること。
興味を深める手助けをすること。
オーナーシップを子供に委ねること。
答えはないので失敗しながら試行錯誤すること。
あたりが必要なことらしい。
結果として、イノベーターを育てる為には親自身がイノベーターのように振る舞い、接しろ、ということだなぁ、と解釈。 -
Posted by ブクログ
洋書の話の構成が苦手でなかなか読み進められなかったが、所々になるほどと思う点があった。
イノベーターに自分がなりたいわけでも子どもになって欲しいわけでもないが、消費するだけでなく、環境・ゴミ問題から否が応でもサスティナビリティの社会に変わらなければいけないし、そのためには創造性は必要なスキルだと思った。あとは創造性があると仕事でもプライベートでも充実感を味わえそう。
・創造力は鍛えることができる
・読書は視野の広がりや気分転換に必要なので小さいうちからやろう
・情熱がある先生を探すというのは盲点だったけど、科目ではなく先生ありきも確かに重要
・内省力はキャリアを考える時に毎回つまずくが鍛えて -
-
Posted by ブクログ
ラヴロックの最後の著作、人類へのラストメッセージとも言うべき本。
地球を一つの生きたシステムとみなすガイア理論の提唱者ということで、ニューエージ的な環境保護派にみられがちであるが、基本的にはテクノロジーの人。
なので、地球温暖化に対して、早くから警鐘を鳴らしつつも、どっちかというと技術的な問題解決にフォーカスはあると思う。その辺のバランス感がラヴロックの面白いところ。
そのラヴロックは、この著書を書いていた頃、どう考えていたのかというと、普通の意味では悲観的なヴィジョン、つまり地球温暖化の進展による人類の大量死は避けられないと諦めている感じ。
だけど、テクノロジストのラヴロックは、違う -
-
-
Posted by ブクログ
本書はアプリ開発だけでなくプラットフォーム事業者へのコンサルなどを行っている企業(アプリコ)の創業者のモザド氏などによるプラットフォームビジネスの解説書です。原題は”Modern Monopolies”ということで近代の独占、つまりプラットフォームはこれまでとは違う独占形態を生み出しているということなのですが、中身の主張を読むと必ずしもそうとは言えません。むしろ独占できたとしてもその期間は非常に短いだろうということや、これまでネットワークを席巻したプラットフォームが一転してあっという間に凋落する事例をたくさん紹介しています。
まず感銘を受けた点について。さすがにプラットフォーム事業を数多く間 -
-
-
Posted by ブクログ
ニュースで難民問題とか シリア情勢とか流れていても
ヨーロッパで起こってる事は
飛行機で10時間以上離れているだけに
あまり 身近に感じていない人も多いと思います。
しかし、災害大国日本ですので 突然の災害にあって
家や 家族や 友人らを なくしてしまうこともあるので
他人事ではないと思います。
この本では 一人の人が どのようにして 移動していくのか著者が 密着したり 生きて逃れてきた人たちを取材したものをまとめていました。
殆どの人は 好き好んで故郷を離れれるのではなく
故郷での 独裁体制や 戦争や 飢えなどから逃れる為に国を離れる。
砂漠を越えるのは 海の上を越えるのと同じくらい -
Posted by ブクログ
人種に対する偏見と差別。この本はアメリカ在住の、主に白人及び黒人学生が被験者となり、ある一定の条件下でそれら学生が個々の能力が人種、性別等の違いが関係なく発揮出来るか等の実験がされ、その結果が書かれております。数学や陸上競技、バスケットボール、音楽について、人が持つステレオタイプとそれに苦しむ各人種の人々。一方、黒人差別を是正する為に白人及び黄色人種に対する理不尽である意味差別的な措置。トランプ大統領が誕生した社会的背景についても書かれておりますので、気になる方は是非読んでみて下さい。一方、黄色人種(アジア人)についての記載は殆どありませんので、別の本を探して読んだ方が良いと思います。
-
Posted by ブクログ
ネタバレ人の内面にあるステレオタイプ脅威なるものが、無意識のうちに自分にプレッシャーをかけることによってパフォーマンスに影響を与えているという事実を、多数の実験を通して実証的に検討していく内容だった。
内容としては非常に興味深く、自分のこれまでの経験を通しても納得のいくものだった。偏見とは違う形でステレオタイプとして扱うことで、より本質的な考察が出来ているように思えた。
主として伝えたいことは理解しやすいが、多くの実験が絡まり合った構成になっており、すこし頭を整理しながら読んでいく必要があった。忙しい人は、序文と1~3章、11章を読むだけでおおよその筋はつかめると思う。 -
Posted by ブクログ
人をある種のカテゴリーで見る「固定観念」のことを「ステレオタイプ」というのですね。
例えば次のようなもので、発言する者にとって都合がいい「偏見」要素を含むものが根強く生き残っているように思います。
黒人はさほど知的ではない。
白人は運動神経がにぶい。
女性は理数系に弱い。
女性の方が保育士や看護師に向いている。
理系の人は空気が読めない。
女性はリーダーシップ力が欠ける。
子どもは女性が育てるもの。
男子は運動能力が高いはずだ。
太った人は自制心に欠ける。
慢性疾患者は生活がだらしない。
高齢者は記憶力が悪い。
これらの「ステレオタイプ」は当てはまった時に声を大きくして言われます。
当ては