藤原朝子のレビュー一覧

  • プラットフォーム革命――経済を支配するビジネスモデルはどう機能し、どう作られるのか

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    プラットプラット本は、色々ありますが、とても学びの多い一冊。

    理由1、プラットプラットと一言で言っても、色々なプラットプラットの種類が存在する。
    その分類を体系的に整理してくれる。

    理由2、単に批評するだけでなく、プラットフォームの作り手としての専門家知見が豊富。

    理由3、事例がグローバルなサービスを取り扱っていて勉強になる。ケースも新しめ。

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    2018年03月24日
  • 米中戦争前夜―――新旧大国を衝突させる歴史の法則と回避のシナリオ

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    【足を踏み入れないように】既存の覇権国と新興国の間に構造的ストレスが生じることを表した「トゥキディデスの罠」について解説し,米中が同じ罠に陥らないようにするための提言をまとめた作品。過去の類例を振り返りながら,超大国関係の管理の方策を探っていきます。著者は,クリントン政権では国防次官補も務めたグレアム・アリソン。訳者は,学習院女子大学の非常勤講師を務める藤原朝子。原題は,『Destined for War』。

    戦争に至る道筋を学ぶことで,結果として戦争に陥らないための道筋を選ぶことができるというアプローチが非常に新鮮。幅広さと奥深さを備える歴史的データに裏打ちされた情報が満載で,一冊で国際政

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    2018年03月19日
  • シリア難民 人類に突きつけられた21世紀最悪の難問

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    英『ガーディアン』誌の移民担当記者が精力的な取材に基づいてまとめた1冊。日本語タイトルは『シリア難民』となっているが、原著タイトルは『The New Odyssey: The Story of Europe's Refugee Crisis』で内容はシリア難民に限らず、アフリカや中東のさまざまな地域からヨーロッパを目指す人々を扱っています。
    全体の半分は、シリア難民のハーシム・スーキさんがヨーロッパを目指す道のりを著者が取材したものでとても臨場感にあふれています。同じEU圏内でも難民への対処は本当に国ごとに大きな違いがあり、永住権や華族の呼び寄せ可否などさまざまなファクターを加味して

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    2017年03月20日
  • シリア難民 人類に突きつけられた21世紀最悪の難問

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    「なぜ危険な海の旅の試みを続けるのか」、「ここの人間の慈悲よりも、神のご慈悲を信頼しているからだ」シリアからエジプトに着き、イタリアを目指す難民の言葉。多くが詰まっている。
    すぐに解決策を見出せる問題ではないが、こうした事実があることを知ることが、問題解決の本質を探る上では重要。

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    2017年01月22日
  • シフト

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    シフト

    2035年、世界はどうなるのか?

    米国最高情報機関が予測する驚愕の未来!!

    非常に興味深く一気に読みました。

    この本はお薦めです。

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    2016年02月02日
  • 未来のイノベーターはどう育つのか ― 子供の可能性を伸ばすもの・つぶすもの

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    本年度2冊目。


    読むのに時間はかかったものの、いろいろな示唆をもらえた!

    子育てにも、仕事にも、自分自身のことにも…
    おもちゃの与え方、スクリーンタイムの扱い方、考えさせられることたくさん。

    何より親として、教師として、イノベーターに関わってきた人の多くの人のエピソードが満載。


    いい一冊に出会えました(*゚Д゚*)

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    2015年05月03日
  • 未来のイノベーターはどう育つのか ― 子供の可能性を伸ばすもの・つぶすもの

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    人が育つプロセスは大人も子供も変わらないという事を日々考えさせられています。

    未来のイノベーター…は本書の下記のフレーズにピンときた方は必読です!
    ”本書の目的は彼らがいかに生まれながら才能に恵まれていたかを伝えるのではなく、その才能を引き出し育てるために大人がどんな手助けをしたのか、そしてそこから私たちは何を学べるかを理解することだ。”

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    2015年03月16日
  • 未来のイノベーターはどう育つのか ― 子供の可能性を伸ばすもの・つぶすもの

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    昔読んだエジソンの伝記で、エジソンはラジカルな質問をやたらとして教師を困らせた、というのがあったけれど、それを思い出した。

    印象的だった一文。(少し補足入り)
    「オレンジからもっとジュースを搾り取る方法を教える教育はあるが、より良いオレンジを育てるための教育は確立していない。」

    からからのに搾ったオレンジをさらに搾るより、新しいオレンジをテキトーに搾ったほうがかんたんにたくさんジュースが採れるはずなのに…。

    搾ったものを更に搾るほうに目が行きがちなのは、某T自動車の手法の影響が大きいのかな。これも大事だけどね、偏重はよくない。

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    2015年02月11日
  • 未来のイノベーターはどう育つのか ― 子供の可能性を伸ばすもの・つぶすもの

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    ネタバレ

    経済の成長エンジンとしてのイノベーションを教育的側面から促進する考えについて述べた著書。

    イノベーションを起こすためには「専門性(知識)」、「クリエイティブな思考力」、「モチベーション」が必要と言う考えのもと、現在の家庭・公的教育はそれらの能力を育む仕組みになっていないと問題提起している。

    家庭教育は子供が本当に熱意を注げるものの選択肢を豊富に提供し、選択した際にはフルサポートできているか?
    義務教育、高校、大学は画一的な知識のインプットだけを行い、その知識で現実の問題をどのように解決するか教えているのか?

    現在の国力の低下、国民の貧富2極化を鑑みると、日本でもこの著書で述べられているよ

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    2015年01月03日
  • 未来のイノベーターはどう育つのか ― 子供の可能性を伸ばすもの・つぶすもの

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    これからますます世界中で必要とされる「イノベーター」という存在をどうやったら生み出せるのか、その方法を探った一冊です。
    何人かの若き「イノベーター」たちへのインタビューを通じた、生い立ちや教師・メンターとの出会いの記述が半分くらいを占めていますが、どれも面白いです。親や教師がとても特別なことをしているわけではないですが、こどもたちの好奇心や熱意をうまく引き出して自由に発展させよう、というそういった理念が、クリエーティブまたイノベーティブな若者を生み出す源泉になるんだなと感じました。
    型通りにはめる、そしてgeneralistを生み出そうとする学校教育が、イノベーターと相容れない精神だというのは

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    2014年11月16日
  • 未来のイノベーターはどう育つのか ― 子供の可能性を伸ばすもの・つぶすもの

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    【学び】
    イノベーター教育に必要なこと
    ・コラボレーション(一人でイノベーションを起こすのは無理)
    ・実践的(何を知ってるかではなく知っていることを応用して何ができるか)で分野横断的(工学+IT、環境、デザインとか)学習
    ・遊び→情熱→目的
    ・自分で考え決める自由を与え、決断を応援すること。特異な親と言われても譲らないこと
    ・スクリーンタイムの制限と知的な遊び(レゴなど)
    【所感】
    はっきりいって最高の書籍でした。自分はイノベーターとは言えませんが、自分の考えや生き方と学校の考えとの違和感は大変共感します。親として子供の創造性を最大限伸ばしてあげられるように、本書を携えていきたい。

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    2014年09月28日
  • 未来のイノベーターはどう育つのか ― 子供の可能性を伸ばすもの・つぶすもの

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    とにかく共感する部分が多い本となりました。多くの人がうすうす感じているけれど、なかなか動こうとしないところをズバリと言い放つ論調は爽快です。学校教育によって、創造性への好奇心を奪われているという件は、この本のハイライトでしょう。幸いにして、その学校教育へ疑問を感じていた先生に教わった僕は、幸運だったのかもしれません。何を学ぶかは重要ではないというくだりも深いです。そういう本人は、当然のように多くの知識があり、学びを続けるという点です。イノベーターを育てるヒントが散りばめられています。時代にフィットした教育の在り方を実行していかなければならないと思います。

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    2014年08月20日
  • 未来のイノベーターはどう育つのか ― 子供の可能性を伸ばすもの・つぶすもの

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    本としてはいまいちで、文章に引き込まれる感じがないのですが、(翻訳の問題かも?)著者の主張が今後の社会にとって極めて重要な意味をもつと思うのであえて高評価としました

    いずれ計算機含む機械の能力が向上し、定型化された仕事はすべて機械に置き換えられるのは確実で、そうなるとイノベーティブな活動をする人だけが忙しく仕事をし、それ以外は機械による生産物をただ消費するだけの人になる、一見すると極めて不公平な世の中になるはず、というか実際そうなりつつある
    それがいいことだと思わない人も多いがその流れは止められない
    なぜならエネルギー、資源、食料は有限で世界中の人が満たされることはなく、唯一解決できるとすれ

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    2015年01月04日
  • プラットフォーム革命――経済を支配するビジネスモデルはどう機能し、どう作られるのか

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    現代と未来の経済を理解したいなら、プラットフォームから始める必要がある、と書かれている通り、プラットフォームビジネスを題材にして、様々な企業の事例を知ることが出来る一冊。歴史物としても面白いと感じました。プラットフォームの仕組み、構築方法、軌道に乗せるための戦略についても触れられているため、プラットフォームビジネス自体に関心がある方は、その部分を中心に読み進めるのが良いだろう。

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    2025年01月02日
  • プラットフォーム革命――経済を支配するビジネスモデルはどう機能し、どう作られるのか

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    テクノロジーが著しい進化を遂げている昨今において、プロダクトやソリューション自体で差別化することが難しくなっていると感じる。では何が価値となるのか、というのを具体的なサービスの事例を取り上げながら分かりやすく解説してくれている良本。

    BtoBのシステムを作っている自分にとって、今後どのようにプロダクトを伸ばしていくかのヒントをもらった気がする。

    既に初版から6年ほど経過しているが、至るところでプラットフォームが展開されている今だからこそ読んでみると、より内容がスッとはいってくると思う。

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    2024年12月24日
  • 中国経済の謎―なぜバブルは弾けないのか?

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    Bloombergのチーフエコノミストにして、中国経済に精通した著者による、現代中国経済史の解説。
    副題の通り、「なぜ中国のバブルは弾けないのか?」という疑問に答えを出す形で進む。

    本書によると、現代の中国は多くの問題を抱えている。

    ・世界金融危機後、4兆元にのぼる巨額な刺激策により、中国経済はリセッションを乗り切ることができた。しかし、それがあまりにも長く、強く続いたため、銀行は過剰融資に、地方政府は過剰債務に陥っている。

    ・中国の借入残高は2004〜2008年時点はGDP比150%に過ぎなかったが、2009〜2018年の10年間は、債務レベルがGDP比254%に跳ね上がった。
    世界を

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    2024年09月12日
  • 中国経済の謎―なぜバブルは弾けないのか?

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    海外著の訳本。量も内容も読み応えがある。


    欧米から見たアジア社会についての本は興味深い。
    なかでも中国は、存在を無視することかできない国であり、なぜつまずくことなく成長し続けているのか、疑問でもあった。

    もちろん一党集権国家であることがポイントではあるが、その強みは、社会を成長させることよりも、経済が危機になったときでもかなり強引な方法ででも走らせ続けられることにあるのではと思った。

    為替のコントロールしかり、補助金産業しかり、株価操作(暴落時の報道規制)しかり。

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    2024年07月23日
  • 中国経済の謎―なぜバブルは弾けないのか?

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    ネタバレ

    この本のここがオススメ

    「シャドー融資というと、質屋やピア・ツー・ピア金融や後ろ暗い金融機関を想像しがちだが、実際には、中国のシャドー融資のほとんどは、銀行によって行われている」「シャドーバンク(一般に信託会社か資産運用会社)を中間に入れて、銀行は迂回融資を図る」

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    2024年06月04日
  • 集まる場所が必要だ――孤立を防ぎ、暮らしを守る「開かれた場」の社会学

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    以前から漠然と感じていた「貧困地区は一律リスクあるのか?」という疑問が、スッキリ解決しました。コミュニティを作るための環境を作るのは大事。自分も何らかお役に立ちたい。。

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    2024年01月06日
  • 未来のイノベーターはどう育つのか ― 子供の可能性を伸ばすもの・つぶすもの

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    ある本で紹介されていたこともあり、読んでみました。

    アメリカの学校も、日本の学校と同じく、出る杭は打たれるのですね。
    アメリカは、日本なんかよりも、秀でた児童・生徒に手厚いものだと勝手に思い込んでいましたが、そうではないことを知り、軽いショックを受けました。
    また、アメリカの学校も、日本の学校と同様、知識の詰め込みを重視しているのですね。

    それから、アメリカでも、イノベーターが育つような学校は、特別で一握りしかないのは意外でした。
    ハーバード大学やMITにおいても、多くの授業や研究室は、決して、イノベーターを育てるような環境ではなく、むしろ、フィンランドの学校(高校や大学)の方が、イノベー

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    2023年09月27日