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「ニコラス・L・ジョンソン」の「プラットフォーム革命――経済を支配するビジネスモデルはどう機能し、どう作られるのか」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「ニコラス・L・ジョンソン」の「プラットフォーム革命――経済を支配するビジネスモデルはどう機能し、どう作られるのか」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
ビジネス・実用
Posted by ブクログ
世界を席巻する企業の裏側を学べる
プラットフォームの種類や、その種類ごとの成立要件、またそれに付随するリスクなどが詳細に書かれており、なぜプラットフォームが世界を食っているのかを学べる。
プラットフォームが
・どのように競合優位性を作るのか
・なぜ莫大な利益を上げているのか
・立ち上げ時期にどうやって成立させるのか
などは、非常に興味深い。
ネットワーク効果の重要性や、拡大する事の価値を改めて感じさせられた。
以下、サービスに生かしていこうと感じた。
にわとりとたまご問題の解決法
?心理的安全性を確保する
?業界の既存者と協力する
?自分がコンテンツ生成する
?既存のネットワークを活用する
?セレブユーザーを捕まえる
?バイユーザーがいるグループに入る
?シングルユーザーモードを作る
世界の向かっている方向を知りたい人におすすめの一冊。
Posted by ブクログ
・プラットフォームは、取引費用を低下させることでユーザに大きな価値を提供する。取引費用には3種類ある。1つ目は探すコストと情報コスト。2つ目は、交渉コスト。3つ目は、執行コスト(ユーザの管理コストと言った方が分かりやすいかも。ユーザが適切な行動をするように管理するコスト。あるいは不正や悪事を防ぐコスト。)である。
→プラットフォームは取引を製造する。
・交換型プラットフォームの代表例として、アリババやUber, AirBnBがあり、ユーザ間との直接的な取引を円滑化している。メーカー型プラットフォームの代表例として、iOSやアンドロイドの開発プラットフォーム、midiumやyoutubeのようなコンテンツプロットフォームがあり、ツールとインフラを提供している。前者は1対1または1対多のやり取りが発生するため、供給数に限界があり、需給バランスが大切だが、後者は提供数に限界がないことが、大きな違いだ。
→系統的に考えた機会がなかったが、その2種類の違いを押さえておくことは大切。
・企業の価値を算出するものは、かつては
サプライチェーンだったが、いまは、
ネットワークのエコシステムだ。
プラットフォームは社員や工場や倉庫と
いった社内資源に投資するのではなく、
消費者とプロデューサーからなる大規模な
外部ネットワークを調整することで価値を
生み出す。
→プラットフォームの価値の源泉は、
ネットワーク。
・プラットフォームをつくる難しさは、初期の頃ユーザがほとんどいないのに、ユーザに来てもらう必要があることだ。直線的なビジネスは早くから売り上げを出せるが、プラットフォームは、そうはいかない。
・ネットワークが拡大すると、プラットフォームの利幅が大きくなるので、市場が成熟すると、その業界を支配するプラットフォームは1つか2つに絞られていく。競合する2つのプラットフォームの間に、寛大さの入る余地はない。
・アリババは、イーベイと闘うために手数料を無料化して、勝利した。しかし無料化したため、マネタイズができず、商品検索時のアドでマネタイズすることにした。次の競合は百度となり、百度のクローラーを拒否し、検索エンジンを強化することで、最終的には百度にも勝利した。
→プラットフォーム同士の熾烈な争い。
・今のプラットフォームは、「所有」によってではなく、「ユーザの参加」によって成功をおさめる。
→面白い。
・プラットフォームは完全に新しいカテゴリーの豊かさを世界にもたらすことで、顧客に選択肢を与える。(ピーター・ティール)
・プラットフォームに挑戦する多くのスタートアップが犯す最大の失敗の一つは、あれこれやろうとしすぎることだ。初期のFacebookは、ごくシンプルなプロフィールしか作れなかった。こうしたシンプルさは、意図的なものだった。すぐに出来るのは、もっと友達を招待することだけ。重要なのは、あれこれ付け加えることじゃない。削ぎ落とすことだ。
→大切。熱狂的なファンを作れるサービスじゃないと、新規参入が大変だし、その熱狂を軸とした展開ができない。
・Airbnbのネットワークを成長させるためには、どんなチャンスが必要か、気がついていた。大いに騒がれている問題に、大いに話題になる解決策をもたらすと宣言することだった。
→チャンスは訪れるものではなく、明確に、意図的にデザインして、発見して掴み取るもの。
・ツイッター社の人の言葉。「私たちの仕事は、会ったこともない人たちから、最善の行動や最善の結果を引き出すインセンティブと逆インセンティブを作ることだった」
・成功するまで成功者のふりをしろ。
→大切。サービス自体や代表自身で、自サービスをプロデュースして、マーケティングやブランディングを行っていく。
・わざわざゼロからネットワークを作るのではなく、すでにあるものを利用する方法がある。一番良いのは、既存の大きなネットワークに属するユーザグループを取り込むことだ。
→例えばMRTは、東大医局の互助サービスから発展。
・Adyen(アムステルダム拠点)という電子決済サービス会社は、AirBnB, Uber,Yelp, Facebook, Dropbox, Spotify等のグローバルプラットフォーム企業に顧客を絞って展開している。決済は各国の金融の規制や決済構造によるところが大きいので、世界200カ国で支払いを受け取れるようにしている仕組みに価値がある。
→こういう、影の立役者は良い。
Posted by ブクログ
プラットフォームビジネスについて豊富な事例と分析を示している。ネットワーク理論を知っているとより理解が深まる。
テクノロジーの意味でのプラットフォームとビジネスモデルの意味でのプラットフォームを分け、ここではビジネスモデルとしてのプラットフォームを解説
■プラットフォームとは何か
複数のユーザグループや消費者とプロデューサーの間での価値交換を円滑化するビジネスモデル。
(勝手に解釈すると、N対Nの価値交換を実現するビジネスモデル)
プラットフォームはユーザーとリソースからなり、好きな時にアクセスできるスケール可能な大型ネットワークをつくる。またユーザーが交流し、取引できるコミュニティと市場をつくる。
ネットワークやコミュニティを形成してN対Nの構造をつくるのが「プラットフォームビジネスモデル」。1対NでしかないならばSaaSでしかない。
■プラットフォームの4つのコア機能
・オーディエンス構築
・マッチメーキング
・中核的ツールとサービスの提供
・ルールと基準の設定
■ 交換型とメーカー型のプラットフォーム
交換型・・・アリババ、ウーバー、エアビー、ユーザーとの円滑な取引や最適化を提供する
メーカー型・・・iOSやアンドロイド、GitHub、ソフトやコンテンツをつくるためのツールを提供する
■プラットフォームのデザイン
サービスのコモディティレベルにより出来上がるネットワークの性質が異なるため、仕組みや設計が変わる
・サービスのコモディティ化(誰がやっても同じ)トイレ修理や食事配達のようなシンプルなサービス。この場合できるだけシームレスにユーザーとプロデューサーをマッチさせる必要がある(マッチ自動化)。
・一方で非コモディティのサービスはマッチング強化よりも検索しやすさに力を入れるべきだ。エアビーでは所在地や広さ、アメニティなど消費者が重視する観点が多い。
□ネットワーク理論で考えると
・コモディティサービスは、スモールワールドネットワーク。正則に近い繋がり方。
・非コモディティサービスは、スケールフリーネットワーク。少数のコンテンツが大多数のユーザーを惹きつける。
■プラットフォームの防御性
ソフトウエアはそれだけならコモディティにすぎない。いずれその機能が誰かにコピーされ、改良され、もっと安く、もっとスピードを高める。なにが防御性をもたらすのかと言えば、「ユーザー、取引、データのネットワーク」
→真意を読み取れなかったが、ネットワークの構成要素たる、「ユーザー」と「コンテンツ」と「それらの結びつき(取引)」を意味している?
■ プラットフォームのコア取引
・創造する
・結びつける
・消費する
・対価を支払う。
Posted by ブクログ
これは良本ですねぇ。再読必須。読むたびに自分のレベルに応じて違う発見がありそう。
・プラットフォームの2つの型
- 交換型プラットフォーム
→ウーバーやアリババのように需要と供給のバランスをとることに留意。
- メーカー型プラットフォーム
→ Androidやyoutubeなどメーカーが枠を用意して消費者(ユーザー)を入れる。マッチング意思が高いのでパワフルなノードを示すスターを作ることに力を入れる
・プラットフォームはプロデューサーと消費者(ユーザー)との間のコネクションを円滑化することだけに専念すべき
・成功したPFの4つの機能。下記のように方向づけられ、管理される
①オーディエンス構築
消費者とプロデューサーをクリティカルマス以上に獲得し、流動的な場を作る(ウーバーがライバルのリフトからドライバーを引き抜くための戦略は有名)
→需要と供給のバランスが大事
②マッチメーキング
正しい消費者を正しいプロデューサーに結び付けて、取引と交流を円滑化する
③中核的ツールとサービスの提供
取引費用を下げ、参入障壁を取り除く ツールとサービスを提供
④ルールと基準の設定
どのような行動が禁止され、思いとどまるように促されるか定めたガイドラインを作成
→場のルール、文化を作る
・需要と供給のバランス
- ウーバーのピーク料金によって需要を減らす対応など
・ユーザーの質の維持
・FBは優秀な大学内で十分に広げてから公開。規模を求めなかった。
→誰を参加させるか(どの企業に声をかけるか)注意を払う必要性有り
・コミュニティのカルチャーをしっかり確立することが重要
・ニワトリとタマゴ問題を解く7つの方法(交換型プラットフォーム?)
①大規模が初期投資で安全を確保 →paypayなども。開発者が別のPFに移動するにはコストがかかるので、大規模な初期投資で消えてなくならない安全性をアピールする
②業界の既存者と協力
③初期はプロデューサーの仕事をすることで消費者を集めろ
④既存のNWを取り込む(利用)→ライバルの中心的ユーザーにアピール
⑤価値の高い、セレブユーザーを捕まえる
⑥プロデューサーと消費者の両方の役割を果たすグループを探す
⑦最初は必須機能1つで惹きつける →インスタは当初写真の撮り方とクールに見せる方法のアプリだった(SNS機能無)
・PFビジネスの機会を見つける方法
①取引コストを減らしてボトルネックを取り除ける技術を探す
②複雑もしくは見過ごされているNWを探す
③大規模で分断された未活用資源を探す