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  • 中国経済の謎―なぜバブルは弾けないのか?
    3.8
    1巻1,980円 (税込)
    “最強の隣国”を正しく恐れよ――。嫌中的な風潮には閉口しつつも、中国および中国共産党への驚異を日々感じている「良識派」に贈る最良の中国経済入門。ブルームバーグのアジア・チーフエコノミスト、WSJ北京支局特派員を歴任した著者が10年間の取材と分析をもとに記す、世界一の資本主義国家の強さの秘密とは?

ユーザーレビュー

  • 中国経済の謎―なぜバブルは弾けないのか?

    Posted by ブクログ

    中国経済論としてBest書 情報量と整理が傑出
    経済政策の実績評価→政治登用 実績主義で明解 日本より経済至上主義
    日本のアベノミクスは「呪術」
    中国の方が遙かに「国家戦略志向」 合理性と科学性
    鄧小平の偉大さ 経済改革 晩年も偉大 毛沢東との違い
    WTO加盟2001年が更なる変革の契機 ①国有企業 ②銀行
    人民銀行周総裁 2%の元高へ マンデル・フレミングモデル 理論家
    米国は貿易赤字を支払えない 米国債が積み上がる 中国売却=日銀購入
    結局、日本は米国の属国として金融を支える義務→いつまで続けられるか

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    2022年09月13日
  • 中国経済の謎―なぜバブルは弾けないのか?

    Posted by ブクログ

    Bloombergのチーフエコノミストにして、中国経済に精通した著者による、現代中国経済史の解説。
    副題の通り、「なぜ中国のバブルは弾けないのか?」という疑問に答えを出す形で進む。

    本書によると、現代の中国は多くの問題を抱えている。

    ・世界金融危機後、4兆元にのぼる巨額な刺激策により、中国経済はリセッションを乗り切ることができた。しかし、それがあまりにも長く、強く続いたため、銀行は過剰融資に、地方政府は過剰債務に陥っている。

    ・中国の借入残高は2004〜2008年時点はGDP比150%に過ぎなかったが、2009〜2018年の10年間は、債務レベルがGDP比254%に跳ね上がった。
    世界を

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    2024年09月12日
  • 中国経済の謎―なぜバブルは弾けないのか?

    Posted by ブクログ

    海外著の訳本。量も内容も読み応えがある。


    欧米から見たアジア社会についての本は興味深い。
    なかでも中国は、存在を無視することかできない国であり、なぜつまずくことなく成長し続けているのか、疑問でもあった。

    もちろん一党集権国家であることがポイントではあるが、その強みは、社会を成長させることよりも、経済が危機になったときでもかなり強引な方法ででも走らせ続けられることにあるのではと思った。

    為替のコントロールしかり、補助金産業しかり、株価操作(暴落時の報道規制)しかり。

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    2024年07月23日
  • 中国経済の謎―なぜバブルは弾けないのか?

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    この本のここがオススメ

    「シャドー融資というと、質屋やピア・ツー・ピア金融や後ろ暗い金融機関を想像しがちだが、実際には、中国のシャドー融資のほとんどは、銀行によって行われている」「シャドーバンク(一般に信託会社か資産運用会社)を中間に入れて、銀行は迂回融資を図る」

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    2024年06月04日
  • 中国経済の謎―なぜバブルは弾けないのか?

    Posted by ブクログ

    何故かクラッシュしそうでそうならない中国経済の謎を解説する。
    米国、日本の失敗から多くを学び、バブルやアメリカとの貿易摩擦への対応を上手くこなしている。
    国内の市場規模が非常に大きい事、法規、国民の声を無視して政策を進める事が出来る事が、うまく対応出来た一因のようだ。
    米国の強引な中国の押さえ込みはいかがなものかと思うが、このままでは世界経済が飲み込まれてしまう。そして、誰も中国を止められなくなる!

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    2023年03月24日

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