作品一覧 2024/02/17更新 心理学から見た社会 実証研究の可能性と課題 試し読み フォロー ステレオタイプの科学――「社会の刷り込み」は成果にどう影響し、わたしたちは何ができるのか 試し読み フォロー 図解 人の心と行動がわかる社会心理学 試し読み フォロー まんがでわかる社会心理学 試し読み フォロー 1~4件目 / 4件<<<1・・・・・・・・・>>> 北村英哉の作品をすべて見る
ユーザーレビュー まんがでわかる社会心理学 北村英哉 わかりやすかった。 結構最近出た本だったので、コロナ禍でマスクを着ける心理や、災害時の人の行動など、わかりやすくまとめてありました。 人はパニックに陥っていたり、バイアスがかかっている状態だと冷静に物事を判断できなくなるので、このような心理学を学ぶことで、いざという時に冷静になれる手助けになるので...続きを読むはと思いました。 これはこういう心理なんだ、と知っただけでは、だからなに?となるかもしれませんが、知ってるか知らないかが大きな差なんじゃないかなと思います。 なぜ人がこういう行動を取るのか、心理学という分野で当てはめて見ることができることが大事なんじゃないかなと感じました。 Posted by ブクログ ステレオタイプの科学――「社会の刷り込み」は成果にどう影響し、わたしたちは何ができるのか クロード・スティール / 藤原朝子 / 北村英哉 他者からどのように見られているか?を意識させられることで、それが事実かどうかは関係なく、パフォーマンスに影響してしまうという現象があるのだという。困ったことに、実力があるはずの人ほど悪影響が出やすいとも。 そんなに人が皆、一律にプレッシャーに負けるものなのかとも思うのだが、これは心理実験の結果なので...続きを読む、プレッシャーに負ける人の方が多い傾向にあるということなのだろう。 プレッシャーからの脱し方として示されているのが、ひとつにはクリティカルマスを越えること。クリティカルマスは、当事者が感じる多寡なので、何割を超えたら良いと一概に言えないのがミソだ。 もうひとつはナラティブ。ステレオタイプを超えるストーリーを自分の中に持つことで、プレッシャーを跳ね除けることができるらしい。 こうしてみるとステレオタイプを超えるには、ロールモデルの存在は一挙両得で理にかなっているようだ。 Posted by ブクログ ステレオタイプの科学――「社会の刷り込み」は成果にどう影響し、わたしたちは何ができるのか クロード・スティール / 藤原朝子 / 北村英哉 「ステレオタイプ脅威」という概念を知れたのが収穫。 いままでの人生の中でこれが原因でパフォーマンスが悪くなったように思えるような出来事がたくさんあることに気づけたし、逆に人に対してステレオタイプ脅威を引き起こすような言動や行動を無意識にしていた出来事にも気づけた。 ステレオタイプ脅威を自覚できる...続きを読むだけでパフォーマンスは全然違ってくると思うし、脅威を引き起こすサインを自分が出していないかを意識することができるようになると思う。 Posted by ブクログ ステレオタイプの科学――「社会の刷り込み」は成果にどう影響し、わたしたちは何ができるのか クロード・スティール / 藤原朝子 / 北村英哉 データが豊富で示唆に富んでおり、ちょうどよいくらいに、分かりにくい。 これが自分自身の体験を考え直す機会を与えている。 以下、要点抜粋。 ・ステレオタイプが効くのは、上位者にも顕著。ステレオタイプを覆さなくては、という無用のプレッシャーでパフォーマンスが下がる ・ステレオタイプを覆そうという努力...続きを読むは、成績下位者にはプラスに働くこともあるが、限定的。 ・直前にステレオタイプを否定的するだけで、効果は無くなる(数学のテスト)。反対に、ステレオタイプを起こすアイデンティティを喚起するだけでも悪影響が出る。CM・クイズなど ・脅威にさらされる、自分に悪影響を与えるアイデンティティが現れると、それでアタマが満たされる。プラスや中立のものは意識されない ・クリティカルポイントがあり、特定の人数以上となると、キレイに思い込みは心配にならなくなる ・自分が本当にどのアイデンティティを重視しているか、思い出させる。かつ、その安全な環境が信頼できると、重視していないアイデンティティのステレオタイプはなくなる ・ステレオタイプに相対することは学習なんだ、という信頼で、接触のキッカケは増える ・運動テストでも「運動神経」と「スポーツインテリジェンス」で、全く正反対の効果 Posted by ブクログ ステレオタイプの科学――「社会の刷り込み」は成果にどう影響し、わたしたちは何ができるのか クロード・スティール / 藤原朝子 / 北村英哉 ステレオタイプ脅威=ステレオタイプを追認することを恐れ本来の実力を出せなくなること、が本書のテーマ。 数学のテストを受ける女子学生、 知能テストを受ける黒人、 スポーツテストを受ける白人など 「元々そういうのが苦手な人たち」というわけではなく 心理的なプレッシャーが実際の生理学的な影響を与え、パフォ...続きを読むーマンスを下げることにつながっている。難しい証明だがいろいろな角度から研究を進め、対応策も見出し始めている。これまでステレオタイプ脅威のせいで埋もれてきた才能を考えると慚愧に堪えない。 日本発売は2020年だが、米国で発売したのは2010年というのも驚き。 Posted by ブクログ 北村英哉のレビューをもっと見る