北村英哉のレビュー一覧

  • まんがでわかる社会心理学
    漫画の中で「このシーンはこの効果が働いている」という、その都度ごとにピンポイントな説明(?)が入っているのがわかりやすかったです。

    こうして見ると、様々なシーンを心理学で説明できるんだなぁと改めて身近に感じました。
  • まんがでわかる社会心理学
    わかりやすかった。
    結構最近出た本だったので、コロナ禍でマスクを着ける心理や、災害時の人の行動など、わかりやすくまとめてありました。

    人はパニックに陥っていたり、バイアスがかかっている状態だと冷静に物事を判断できなくなるので、このような心理学を学ぶことで、いざという時に冷静になれる手助けになるので...続きを読む
  • ステレオタイプの科学――「社会の刷り込み」は成果にどう影響し、わたしたちは何ができるのか
    他者からどのように見られているか?を意識させられることで、それが事実かどうかは関係なく、パフォーマンスに影響してしまうという現象があるのだという。困ったことに、実力があるはずの人ほど悪影響が出やすいとも。
    そんなに人が皆、一律にプレッシャーに負けるものなのかとも思うのだが、これは心理実験の結果なので...続きを読む
  • ステレオタイプの科学――「社会の刷り込み」は成果にどう影響し、わたしたちは何ができるのか
    「ステレオタイプ脅威」という概念を知れたのが収穫。

    いままでの人生の中でこれが原因でパフォーマンスが悪くなったように思えるような出来事がたくさんあることに気づけたし、逆に人に対してステレオタイプ脅威を引き起こすような言動や行動を無意識にしていた出来事にも気づけた。

    ステレオタイプ脅威を自覚できる...続きを読む
  • ステレオタイプの科学――「社会の刷り込み」は成果にどう影響し、わたしたちは何ができるのか
    データが豊富で示唆に富んでおり、ちょうどよいくらいに、分かりにくい。
    これが自分自身の体験を考え直す機会を与えている。

    以下、要点抜粋。

    ・ステレオタイプが効くのは、上位者にも顕著。ステレオタイプを覆さなくては、という無用のプレッシャーでパフォーマンスが下がる
    ・ステレオタイプを覆そうという努力...続きを読む
  • ステレオタイプの科学――「社会の刷り込み」は成果にどう影響し、わたしたちは何ができるのか
    ステレオタイプ脅威=ステレオタイプを追認することを恐れ本来の実力を出せなくなること、が本書のテーマ。
    数学のテストを受ける女子学生、
    知能テストを受ける黒人、
    スポーツテストを受ける白人など
    「元々そういうのが苦手な人たち」というわけではなく
    心理的なプレッシャーが実際の生理学的な影響を与え、パフォ...続きを読む
  • ステレオタイプの科学――「社会の刷り込み」は成果にどう影響し、わたしたちは何ができるのか
    この手の本を2冊購入した。
    アンコンシャスバイアス、無意識の認識。
    思い込みが強い人とどう付き合うか?
    2冊の著者は、社会心理学の研究者で、2人とも黒人。
    彼らは生まれた時から不躾な視線を向けられ、自分の中でどう折り合いをつけているのか。
  • ステレオタイプの科学――「社会の刷り込み」は成果にどう影響し、わたしたちは何ができるのか
    黒人である筆者が自ら体験してきた差別をきっかけに、ステレオタイプの脅威を人種や性別、病気の有無などさまざまなカテゴリを通して心理学者として丁寧に研究している。
    「(女性にのみ)早く帰って子供の面倒をみなくて大丈夫?」といった配慮の言葉も時として差別を助長することもある、というエピソードが心に残った。
  • ステレオタイプの科学――「社会の刷り込み」は成果にどう影響し、わたしたちは何ができるのか
    ステレオタイプによる付随条件によって人の能力が制限されることを科学的研究を論拠に解説。また、この対応としてカウンセリング的介入ではなく環境の変更によっても対応可能など現実的側面からの検討も興味深い。
  • ステレオタイプの科学――「社会の刷り込み」は成果にどう影響し、わたしたちは何ができるのか
    ステレオタイプが、無意識下にまで
    いかに影響しているか解き明かす本。
    黒人は知的ではない、女性は理数系が弱いなどの
    ステレオタイプが、余計なプレッシャーとなり
    実力を発揮できないようにさせる。

    環境によって脅威を取り除くなど、
    対策編もとりあげている。

    タイトルは原著の
    「口笛でビバルディ」のほ...続きを読む
  • ステレオタイプの科学――「社会の刷り込み」は成果にどう影響し、わたしたちは何ができるのか
    自分自身のアイデンティティとは?

    ステレオタイプ(先入観、思い込み、固定観念、偏見など)が、人の心理やパフォーマンスにどのような影響を与えるかを社会心理学によって検証した一冊。

    たとえば、才能が無いのだから、人の何倍も努力しなければいけないという考え方。ともすれば「やればできるはず」の根拠の無い...続きを読む
  • ステレオタイプの科学――「社会の刷り込み」は成果にどう影響し、わたしたちは何ができるのか
    バイアス関連の並行して読んでてそのうちの1冊。
    タイトル通りにフォーカスされていて読みやすかった。出来ないと言われると出来なくなってしまう。
    刷り込みや思い込みって結構パワー強い。そこから足掻いて自己啓発本読み漁る層の本質って、出来ないって自分で無意識のバイアスもかけてるんだな。
    なんでも出来ます!...続きを読む
  • ステレオタイプの科学――「社会の刷り込み」は成果にどう影響し、わたしたちは何ができるのか
    人種に対する偏見と差別。この本はアメリカ在住の、主に白人及び黒人学生が被験者となり、ある一定の条件下でそれら学生が個々の能力が人種、性別等の違いが関係なく発揮出来るか等の実験がされ、その結果が書かれております。数学や陸上競技、バスケットボール、音楽について、人が持つステレオタイプとそれに苦しむ各人種...続きを読む
  • ステレオタイプの科学――「社会の刷り込み」は成果にどう影響し、わたしたちは何ができるのか
    人の内面にあるステレオタイプ脅威なるものが、無意識のうちに自分にプレッシャーをかけることによってパフォーマンスに影響を与えているという事実を、多数の実験を通して実証的に検討していく内容だった。

    内容としては非常に興味深く、自分のこれまでの経験を通しても納得のいくものだった。偏見とは違う形でステレオ...続きを読む
  • ステレオタイプの科学――「社会の刷り込み」は成果にどう影響し、わたしたちは何ができるのか
    人をある種のカテゴリーで見る「固定観念」のことを「ステレオタイプ」というのですね。
    例えば次のようなもので、発言する者にとって都合がいい「偏見」要素を含むものが根強く生き残っているように思います。

    黒人はさほど知的ではない。
    白人は運動神経がにぶい。
    女性は理数系に弱い。
    女性の方が保育士や看護師...続きを読む