【感想・ネタバレ】シフトのレビュー

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シフト

2035年、世界はどうなるのか?

米国最高情報機関が予測する驚愕の未来!!

非常に興味深く一気に読みました。

この本はお薦めです。

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2016年02月02日

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米国16の情報機関を統括し、未来予測・分析を行う国家情報会議(NIC)で、NICトップ分析官を務めていた著者が20年後の世界を予測したものです。
こういう本って偏っている思想のものではないかと思われますが、読む限り比較的公平に見ていると思いましたね。
いきなり9~11章で物語が始まったのにはビックリしました

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2021年05月06日

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米国NIC(国家情報会議)が大統領のために世界の情勢をまとめる「グローバルトレンド」の主筆が、「グローバルトレンド2030」の時に調査した内容をもとに、一般向けに分かりやすく加筆修正した本。国家機関の調査だけあって、政治・経済・国際関係の観点からの記載が多く、テクノロジー視点の未来予測と違って、お堅い場で使うにはちょうど良い。

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2018年09月19日

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ネタバレ

アメリカのNIC(国家情報会議)で4年ごとに作成しときの政権に提出する長期予測「グローバルトレンド」マシューバロウズ
分裂する21世紀の世界
メガトレンド
1.「個人」へのパワーシフト
2.台頭する新興国と多極化する世界
3.人類は神を超えるのか
4.人口爆発と気候変動
ゲームチェンジャー
5もし中国の「成長」が止まったら
6.テクノロジーの進歩が人類の制御を超える
7.第3次世界大戦を誘発するいくつかの不安要因
8.さもようアメリカ
2035年の世界
9.「核」の未来
10.生物兵器テロの恐怖
11.シリコンバレーを占拠しろ
新たな世界は目前に迫っている

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2018年01月04日

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ネタバレ

元CIAの著者がアメリカを中心としてこれから起こりうる変化を予測して書いた書籍。執筆当時はまだトランプが大統領に選ばれる前であったが、あたかもそれを予測するような内容。

アメリカ一強から中国の台頭とそれに付帯する世界の多様化。パワーのアンバランスから次の世界がどうなるか。アメリカ的にはシェールガスである程度エネルギー確保が見えてきたから中東に気を使わなくて良い、EUとか弱体化してめんどいし、そもそも世界の警察とかもういやだから国内に閉鎖的になろうよと、トランプ路線そのもの。
中国も生産人口のアッパーが見えてきて、次はインドとブラジルか?その中で日本は?なんだけどほとんど日本の話は出てこず。

ざっと近未来の世界情勢予測を知りたい人にはオススメの一冊です。

****
トマス・ホッブス
17世紀のイギリスの哲学者。「リバイアサン」強力な中央政府の必要性。

イマヌエル・カント
18世紀のドイツの哲学者。人間は外的権威から開放されて自律的に考えなくてはいけない。

中間層は現在は10億人程度、2030年には20億人を超えてくる。

中国の生産人口は2016年に9億9400万人となりピークをむかえ、2030年には9億6100万人まで減る。
一方でインドは2050年にピークを迎えるまで増え続ける。

ブラジルは2023年までにイギリスとドイツを抜くと言われている。

少なくとも先進国では20〜40年後にはほとんどが体外受精で生まれるようになるだろう。

シェールオイルに関して。
2014年にアメリカはサウジアラビアを抜いて世界最大の産油国となり2030年には原油の純輸出国に転じるとみられている。

中国の高齢化も深刻。

現在アフリカにはアメリカの2倍の携帯電話がある。

アメリカ国内の教育。アメリカも段々馬鹿になってる。

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2017年11月16日

Posted by ブクログ

著者は、米国大統領が指針とする、中・長期的予測を行う国家情報会議(NIC)に所属し、15年先を予測する「グローバル・トレンド」を主筆ていた著者が、辞任後、20年後の2035年後の世界を予測した本です。
2015年に公開されたものなので、まだトランプが大統領になる前の予測が書かれているのですが、現実は描かれている楽観的な予測と正反対の方向に進んでいます。トランプが進めているような悲観的なシナリオ通りになった場合、アメリカの衰退が現実のものになったら、恐ろしさを覚えますね。

しかし、アメリカは日本を守らない、と書かれていますが、実際この本全体に感じることですが、日本では日米同盟といっても、アメリカから見れば日本は世界のある多数の国の一つであり、日中が衝突した場合、アメリカにとって最も有利な戦争とならない決着になるのは目に見えてます。
私にとっては、そういった視点も得られる貴重な本でした。

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2017年02月12日

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未来予測の本。
トレンド
個人へのパワーシフト、台頭する新興国と多極化する世界。ポストヒューマンを実現するテクノロジー シンギュラリティ・ビッグデータ・ロボット・ゲノム。人口爆発・気候変動。
波乱要因
中国、テクノロジー、戦争、アメリカ。
2035年
核、生物兵器テロ、オキュパイシリコンバレー

ッと読んだのでも一度じっくり読みたいかも。

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2016年08月07日

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メガトレンドは、個人へのパワーシフト・多極化する世界・神を超える技術・人口爆発と気候変動。ゲームチェンジャーは、中国・テクノロジー・紛争。

個々の指摘はどこかで見聞きしたようなこと、それらを全体として捉えるのはなかなか難しいが。それと、日本の場合は、地震が大きな要素になると思う。

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2016年11月19日

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「シフト」このタイトルと「個人は最大の脅威となる」という帯のコピーを見て、従来の国家なような巨大な既成集団から、個人が国家でも手に負えないいう大きな力を持つ、という視点での個人の力が起こすリスクの詳細な分析、というようなものを期待して手に取った。しかし内容は、「個人の力」の強大化ということを詳細に分析した本ではない。すでに多くある近未来の世界情勢分析本、という範囲から出ていない。これは肩透かしであり、出版社の帯のコピーも「詐欺」といえるのではないかw。

なので、もしそういった未来予測本を読んでいるのであれば、本書は得るものが多くはない。初めて読む未来予測本であれば、まとまっているのでオススメかもしれない。その未来予測だが、類書と基本的な違いはない。ただアメリカのもと国家情報会議の部長であり、大統領に報告する「グローバルトレンド」の作者である。そんなアメリカの官僚の一般向けレポートといった趣もした。また分析の背後に西欧的民主主義価値観の優位性という基本的考えが見え隠れする。

筆者は2013年に退官したようだが、中国についてはG2として対応しており、初期のオバマ政権の中国感と似ているように思える。その後、アメリカの中国感や対応は変化しており、そういった意味ではこの中国感は古さもある。(何故か邦訳では掲載されていない章ではアメリカと中国の首脳が秘密裏の会談で危機を回避する物語があるそうだ。おそらく日本国内の反発、反論が予想され、出版社は掲載を見送ったのではないか)


著者の視点で面白いと思った視点をいくつか列挙
◾️少なくとも先進国では、20~40年後にはほとんどの赤ん坊が体外受精で生まれるようになるだろう。親またはだれかが、生まれる子にもっとも受け継いで欲しい遺伝子をを持つ胎芽を選ぶ。そんなことが現実となる。

◾️人口増加に対応するため遺伝子組み換え食品、さらにはバイオプリント肉(これは再生医療の技術を使って培養下職肉で、動物を飼育したり、殺したり、輸送する必要はない)の登場もありうる

◾️いくつかの中国への分析

◾️アメリカの相対的な低下はアメリカの勝利でもある。アメリカ的価値観の輸出が各国の富の上昇を生んだからだ。→新興国の富の上昇+先進国化は西欧的価値観に同化する、という考え。

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2016年11月09日

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ネタバレ

グローバルトレンドはNICが4年に1回作成され一般公開されている
これからの時代は戦略的な計画立案に真っ先に成功した国が世界との競争で大きく優位に立つ
クラウドシステムの普及によって、世界の人口の80%が高度な演算能力と分析力を利用できるようになる
今の時代の勝ち組は新しいテクノロジーを操る高い技能を持つ一握りの人間
権威主義から民主主義に体制移行中の国が不安定になりがち
ゲノム解析とビッグデータ解析によって特定の疾患と生涯との遺伝的関連が発見される
スーパーコンピュータ京は人間の脳の正確なシミュレーションに成功した。ただし1秒のシミュレーションに40分かかった@2013年
アメリカは2014年に世界最大の産油国になり、2030年には原油の順輸出国になる
精密農業では自律型トラクターが開発され農具の小型化が進むだろう

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2016年10月08日

Posted by ブクログ

日本の事があまり書かれていない、それだけ世界の中で影響力が落ちたという事か、しかし少ない記述でも日本のみたては確かだと思う。という事は世界のみたてもそうなのか?中国がいくらGDPを上げてきても、個人所得は伸び悩み、GDPは人口で作られ、個人所得×人口での優位性である事はこの先も続くようだ、一部の金持ち以外、中国には本当の豊かさはやって来ないのか。

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2016年04月25日

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ネタバレ

中間層は、インターナショナルフューチャーズモデルでは、1日あたりの世帯支出が購買力平価ベースでUSD10-50。現在は10億人程度で、2030年には20億人超に増える見込み。



中間層は,、生まれた時は革命家で、中年になる頃には保守的になる傾向がある。政治や社会の秩序を守る要になるが、それは自分の利益になるならという条件がつく。



日本は大規模構造改革が実行されれば、今後も中の上程度のパワーは維持できる。少子高齢化、産業基盤の老朽化、不安定な政治情勢に対処する事。



女性の労働参加率について、ドイツ68%、イギリス66%、米国62%、日本61%。



GDP、人口、軍事費、技術投資に関して、中国は2020年までにEUを、2030年前半に米国を追い抜く。インドも2030年頃にEUを追い抜く。



国民の健康度や教育水準、統治の質などのソフトパワーで中国が米国を追い抜くのは、2040-2045年頃。



ユースバルジと内戦や民族紛争の間には高い相関関係がある。現在、国民の平均年齢が25歳以下の国(ユースバルジ)は80カ国以上。中央アメリカ、中央アンデス、サハラ以南のアフリカ、中東、南アジア、中央アジアに多い。



2025年までに、新興国の都市の上位中間所得世帯(購買力平価で年間所得が7万ドル以上)数は、西側諸国の同等の世帯数を上回る。都市は前代未聞の拡大を続ける。



世界の電力需用の41%、電力使用量の71%はビルが占める。



インターネットについて、ロシアや中国以外の国でも、アラブ諸国、韓国、インドネシア、トルコ、ブラジル、アルゼンチン、メキシコなどの新興国はインターネットの監視を強化したがっている。現状維持を主張する国は、米国、英国、カナダ、スウェーデン、インド、ケニア、ニュージーランドだけ。



インターネットが機能的ブロックに分割される場合、OECD加盟諸国、ロシア、中国、アラブ諸国に分かれる見方が有力。



1970年の世界の寿命は64歳だったが、2011年では70歳に上昇した。



1990年と比べて寿命が短くなったのは北朝鮮、南アフリカ、レソト、ジンバブエ、リビアだけ。



現時点でインターネットと連動するモノは150億点を超える。



世界を変えうる4つの波乱要因

1.中国経済が新たな成長段階に移れない事

2.戦争の可能性が高まる事

3.テクノロジーの暴走が起きる事

4.アメリカが世界のトップから転落する事



2000-2020年、世界のGDPに占める中国の割合は、10年おきに5%増えた。1900-1950に世界のGDPに占めるアメリカの割合は、10年おきに2.5%しか増えていない。19世紀の英国の場合、10年おきの伸びは1%未満。



中国は向こう5年で一人当たり所得が15,000ドルを超えると言われるが、この水準は歴史的に政治的自由化運動が起きる分岐点と考えられる。



1960年に中所得国だった国が高所得国に移行できたのは西欧諸国と日本だけ。中所得国からの脱皮に成功した国は、構造改革や近代化に向けて強力な社会的・政治的コンセンサスがあった。



アメリカでは、1873年に送電媒体が発明されてから、電力普及率が25%に達するまでに46年かかった。1991年、wwwを人口の25%が利用するまでに要した時間は僅か7年。



生産技術に起きている変化は第三次産業革命を起こすレベルの激変。それは過去20年にインターネットがもたらした変化よりもはるかに深遠な変化を今後20年にもたらす。



雇用破壊のスピードは雇用創出のペースより早い。



新しいテクノロジーから疎外された人々は、新しいスキルを身につける機会を必ずしも持たない。先進諸国は成功する見込みの無い底辺層を生み出す恐れがある。



遺伝子工学的に創られたデジタル生物から、バイオ燃料、浄水、繊維、食料資源も作れる。



アメリカでは政府が基礎研究の助成に割く予算が減っている。この10年で、中国の研究開発投資は170%増えた。昔の中国は極めて重要な技術を世界に送り出しており、再び一流のイノベーション国家となる。



中国の五カ年計画は、次世代のIT及び環境技術に1兆7,000億ドル投資する事を盛り込んでいる。



現在、もっとも戦争の可能性が高い地域は中東、次いで南アジア、東アジア。



国家間の戦争は平均2年以内に終結する。



1970年以降に起きた内戦と民族紛争の80%はユースバルジ国で起きた。2030年もユースバルジ国は、パレスチナ自治区、ヨルダン、イエメン、アフガニスタン。



外国の支援があっても、武力を伴う反政府活動が成功する可能性は30%未満。



サウジアラビアが財政的に採算が取れる原油価格は1バレル80-90ドル。社会保障支出が拡大している。



アジアがたどる4つのシナリオ

1.現在と同じ。ルールに基づく協力と、アメリカと中国の静かな競争が続く。アメリカの優位を基礎とする同盟が安全保障秩序を維持し、中国の軍備増強、北朝鮮の核開発といった潜在的な問題の影響は薄れる。地域機構が成長し、経済統合は環太平洋ベースで進む。小規模な軍事的事故がエスカレートして、大衆の熱狂的な愛国主義に火がつけば紛争に発展する恐れあり。



2.激しい勢力争いを伴う勢力均衡秩序が形成される。アメリカが孤立主義を取るか、経済的に衰退して東アジア諸国はもはやアメリカは東アジアの安全保障維持に関心がないと考える。アメリカの不在を補うため、核開発、獲得に乗り出す国も出る。この場合、中東よりも大規模な地域紛争に向かう。



3.中国の政治的自由化を前提とし、欧州のような民主的に平和を維持する地域秩序が構築される。この東アジア共同体は、小国の自治を尊重、安全保障の要として、アメリカの助けを必要とする。これは最も現実味の乏しいシナリオ。



4.インドが台頭するか、日本の相対的衰退が止まらない限り、中国中心の地域秩序が構築される。



抑圧的体制に対抗する場合、非暴力運動の成功率は53%、武力闘争の成功率は27%。また、前者は平均3年で収束するが、後者は9年かかる。



2013年の欧州の世論調査で、ヨーロッパ人の60%がEUを信頼しておらず、50%近くがEUの未来を悲観していた。(2007年末は24%。)



テクノロジー企業はユーザーになんでもシェアさせたがるが、自分たちは利益をシェアしない。



フォードは馬車の御者を好条件で雇ってフォードの車を買えるようにした。



アメリカは、高齢化、基礎研究の欠如、二流の初等、中等教育、未来を悲観する下層階級、連邦予算を食いつぶす社会保障制度など、複雑に絡み合った長期的トレンドに揺れている。

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2016年01月25日

Posted by ブクログ

世界の社会階層に、産業革命以来の重大な再編”シフト”が起きている。最貧困層は泥沼にはまり込み、それ以外の貧困層の暮らし向きはよくなった。新興中間層の所得は伸びているが、西側諸国の中間層のそれは、伸び悩んでいる。上位1%の所得は著しく増えて、ダントツの勝ち組になっている。それによって、格差はますます広がっている。
未来への大転換の予兆として
①「個人」へのパワーシフトにより、国家までをも解体する
②新興国が台頭し、世界は多極化する
③人類は、生命の根幹を理解し、潜在能力を高め、寿命を延ばす、ことで神を越える
④人口爆発と気候変動により、食糧不足、エネルギー問題が起きる
といったことが起き始めている。
現実になったら、得るものも失うものも非常に大きな波乱要因は、
①中国経済が新たな成長段階に移れないこと
②戦争の可能性が高まること
③テクノロジーの暴走が起きること
④アメリカが複雑化した世界のトップから転落すること
であり、小さなことに執着せず、これらの大きな問いに目を向けるべきである

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2016年01月13日

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