望月麻衣のレビュー一覧
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今までの巻で描かれた場面の裏側(違う人での目線)を描いたスピンオフ的なものが多くて、この時こんな風に思っていたのか、考えていたからあんな行動だったのか……と新たな発見があったりしました。
普段の物語は葵ちゃん目線で描かれているので、一度読んだ物語を違う人の目線で読めるのは新鮮でした。
円生さんは怖い人って思っていましたが、円生さん目線で物語を読んでいると思っていたよりも優しくていい人、ただ不器用なだけの人ってのが分かって、なんか愛おしくなりました。
香織ちゃんと店長の関係には驚きましたが、2人が同じタイミングでそれぞれ違う場所で違う人に話を聞いてもらって、相手が誰かバレたと思うほどの葵ち -
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シリーズ初の長編。
1冊かけて1つの謎を解決していくスタイル。
ホームズさんの仕草や言葉に惚れ惚れしている葵ちゃんは、ホームズさんと2人きりで店番できるのか?と不安に思い、読み始めました。それはホームズさんも同じくですが……
案の定、仕事になるのか……急にイチャ付き始めたり、2人の世界に入ってしまう感じでハラハラしていると、オーナーの恋愛禁止令で笑いました。そりゃそうなるよね…と。
娘が行方不明と依頼に来た小松さん。離婚した元妻が親権で一緒にいるとは言え、すごく心配している様子。ただの親子喧嘩から家出したと対して心配していない母親との差は……男親には男目線での心配すべき事柄があって、それは -
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ネタバレ京都東山の住宅街に佇む「東山邸」。歳の離れた小鳥遊姉妹が暮らしていた。
人気脚本家の姉・葉月は批判を浴びて思う様に書けなくなっていた。そんな時、義父の営む小料理屋で駆け出し俳優の鈴木英輔と出会う。あまりの大根っぷりに「あなたの先生になってあげる」と啖呵を切って…
訳あって、人気ボーカルグループBBから俳優へ転向した英輔が、葉月のアドバイスを元に、色々困難を乗り越えてスターになっていく過程が爽快でした。
葉月のドラマプロデューサー・黒崎への恋心が初々しくて可愛かったけれど、私的には英輔の方がお似合いだなとは思ってました。
望月さんの「せめて物語だけは夢のあるものを!」と言うコピー通り、夢のあ