堀川アサコのレビュー一覧

  • 幻想郵便局
    引っ越しを機に本を整理していたら出てきた、
    幻想シリーズ。

    生死の境目に立っている郵便局に
    就活浪人生のアズサは、何かに導かれるようにアルバイトを始めるが…。

    中高生くらいのときに読んでいた本作でしたが、
    生死の境で見まえる、生きることへの活力だったり
    人間とは違えるものたちとの交わりがとても優...続きを読む
  • 幻想日記店
    まずわかったこと。読む順番逆だった。
    前に読んだ『日記堂ファンタジー』と短編の内容が似通ってて、あれぇ?登場人物が少し増えたり減ったりしてるけど、大筋は一緒じゃーん。あれ?結末はちょい違うなぁ?なんて思いながら読んでいたら、それもそのはず。あとがきに『日記堂ファンタジー』の改稿作品だと…。その上幻想...続きを読む
  • 幻想郵便局
    幻想シリーズ第1弾
    就職浪人中の安倍アズサは、履歴書のに書く資格がなく、
    就職担当の職員に怖いかををされ、特技として「探し物」などと
    書いてしまっていた。それが功を奏したのか、就職担当の職員から、
    名指しでアルバイトの求人があるとの連絡があった。
    職場は山頂にある不思議な郵便局。次々と不思議な人々に...続きを読む
  • 幻想短編集
    はぁー、切ない…
    真理子って罪な女だわ

    今回も楽しかったです。
    短編集とはいえ、お話はつながっていたし。

    しかし何でこのシリーズ、こんなにおもしろいんだろう!

    次も楽しみ!
  • 幻想商店街

    読み終えた後の爽快感

    幻想郵便局からシリーズずっと読んでるファンです。
    幻想シリーズ全般にある、不思議な事を普通にこなしていくムードや、今までの作品に出てきているキャラクターがチョコチョコ出てくるのが、楽しく嬉しかったです。
    けれども、この作品が1番不思議な力を最小限にしか使わずに事件解決していたように感じました。
  • 幻想映画館
    「どうしてもガマンできなくなったら逃げちゃえ」は文庫版あとがきに作者が読者に充てたメッセージです。
    少しでもこの言葉にシンパシーを感じたり、心を動かされたそこのあなたにお薦めの一冊となりましょう。
    前作「幻想郵便局」の姉妹編という位置づけですが、独立しているため順は逆でも構いません。
    一人称の語りで...続きを読む
  • 幻想郵便局
    作者の出身が幽世に最も近いとされる青森ということに妙に納得してしまいました。ほんの僅かな紙面で語られる「アユム」くんのエピソードがとても印象的で、あやうく通勤電車の中で落涙しそうになりました。
  • 幻想寝台車
    読み終わって、「せつないなぁ」とつぶやいた。
    このシリーズ、死後の世界や幽霊が思い切り明るいのだけど、人生の切なさや、仕方がないんだな、というあきらめや、悲しみが盛り込まれているから、いつもせつなくなってしまう。
    でも、このシリーズ好き。

    青木さん、どうしているかなぁ。
  • 仕掛け絵本の少女
    穏やかで閉鎖的な母子家庭の日常に、タカユキとカイという非日常な二人がやってきて、現実世界と絵本の世界の両方で騒動を起こしていくけど、最後はあっさり解決して立ち去って、また元の日常に戻っていったという感じ。

    前半は、タカユキによってもたらされた現実世界のどろどろした人間関係と、カイによってもたらされ...続きを読む
  • 竜宮電車
    3つの物語のつながり方が意外だった。竜宮電車はあくまで人間関係の精算のきっかけを与えているに過ぎない。万能な道具として描かれているわけではなく、最後の仕上げとして出てきている点も好き。
    ただ、帯の「切ないけれど、あったかい物語。」というのはなんか違う気がする。
    ・竜宮電車
    アルバイトの新井里奈のキャ...続きを読む
  • 幻想郵便局
    おもしろかった‼最初は主人公のアズサに感情移入出来ず、どうなることやら、だったけど、なかなかどうして、おもしろかった‼ 真理子さんのキャラが良いよね〜☆わたしの中では鳥居みゆきなんだけど(笑)心霊とか大好きなわたしはハマりました。 亡母にもこんなふうに手紙を出したり、届けてほしいなとちょっと涙ぐみつ...続きを読む
  • おもてなし時空ホテル~桜井千鶴のお客様相談ノート~(新潮文庫nex)
    幻想シリーズと同様、ちょっと不思議な職場を描いた物語。

    設定そのものは幻想シリーズとは異なるが、SFチックな設定なのにとても温かい空気を持っているのがとても良い。

    すごく不思議な出来事に巻き込まれているのに主人公もなんだかんだでそれを受け入れて楽しんでしまうのが面白い。

    読んでてとても楽しい。
  • 幻想郵便局
    病院の書架にあり、ふと手に取りました。この作者は初めて読みました。他愛がないようでいて、なんだか好きな話でした。別の作品も読んでみよう。
  • 幻想温泉郷
    幻想郵便局に始まる「幻想シリーズ」の第5弾。そして、幻想シリーズ最初の「幻想郵便局」の続編でもあります。
    探し物が得意な安倍アズサが山の上にある登天郵便局へアルバイトとして採用され、色々な問題を解決し、都会の企業に就職できたのですが・・・
    今回、夏休みをもらって帰郷したところから物語は始まる。懐かし...続きを読む
  • 竜宮電車
    竜宮電車/図書室の鬼/フリーター神様

    幻想シリーズは面白いけど幻想が多いねと思って読んできた。この本にある物語には現実味がある。神様が出てきてもそう言えるのかと問われれば返す言葉もないけれど、私の中では現実感があるのですよ。
  • 大奥の座敷童子
    今井一期(イマイイチゴ)彼女に座敷童子を見つけることができるのか?サダさんって?和久井唐次さんとイチゴは?? いっぱいの??が有ってとても楽しく読みました(@^^)/~~~
  • 幻想日記店
    幻想シリーズ3作目。
    他のシリーズとは少し雰囲気が違う気がするけど、これが一番好きかも。

    大学一年生の友哉が出会ったのは「あなたにぴったりの日記が見つかる」日記堂というお店の店主、紀猩子。
    「日記を売る」っていう設定がまず面白いし、本当にこんなお店があるなら行ってみたい。

    この本はあくまでファン...続きを読む
  • 幻想日記店
    個人的には郵便局より、こちら派です。
    ファンタジーとリアルさの混合がうまい具合だなと感じ、結末も驚きがあってワクワクしました。
    ちょっと物足りないと思ったりもしましたが。(笑)
  • 予言村の転校生
    堀川アサコさん、大好き。
    いろんなものの境界の曖昧さがいい。
    境界の曖昧さにつながるが
    舞台裏が明かされながらも、
    謎が残されるのもいい。
    なんというか、
    生き物の骨太さを感じる。
    今回は中学生が主人公だが、
    大人が主人公のものの方が
    もっと好き。
  • 伯爵と成金―帝都マユズミ探偵研究所―(新潮文庫nex)
    おもしろかったけど、最後が唐突に終わった。解けない謎の正解が気になる。余白を残すタイプか〜。聡明じゃないから正解を示してほしい気持ち。読んでいる中でキャラクターに惹かれていった。