堀川アサコのレビュー一覧

  • ある晴れた日に、墓じまい
    最初は面白かったんだけど、中ごろから不幸というか偶然性というか、ご都合主義というか、重なってちょっと残念。
  • 定年就活 働きものがゆく
    現在60歳以上の7割以上が働いているという。勿論、生活のために止む無く働く方がいる一方、主人公・妙子は、生活に困っていないのに、定年退職後、正社員として再就職を目指す。なぜ?

    よく言われる、①一定の収入による安定、②社会との繋がりによる満足、③規則正しい生活による健康。妙子にはどれも当てはまらない...続きを読む
  • 小さいおじさん(新潮文庫nex)
    幸せを求めようとしない人間は、決して幸せにはなれない。
    夢がかなう、金がもうかる、そんなことは、幸せとは別ものだ。
  • 幻想映画館
    タイトルが気になって、評価も確認せずに
    購入して読んでみました!

    最初の始まり方とか、結構“いい掴み”だったと思います。
    いきなり不倫現場かよ!そーゆー系?と構えて
    読み進めると...とても“てんやわんや”の内容でした笑

    次から次へと起こる出来事は、驚きもあって
    笑いもあり、恋模様もある不思議な...続きを読む
  • ある晴れた日に、墓じまい
    なんとなく群さんに似てるなぁ〜群さんの小説を読んでるみたいだ…てのが第一印象。
    乳癌に始まりそこからバタバタといろんな事が起きる。
    明るい出来事はなく憂鬱になってしまいそうな事ばかり…でもこれらの事がのしかかって来るのが人生後半なんだよね(ーー;)
    ただ正美さんの人柄なのか作者の文体なのか…起きる事...続きを読む
  • 定年就活 働きものがゆく
    多少性格が違っても似たもの親子の妙子と真奈美。いきなり自己愛ばっかりと責められた真奈美が可哀想でした。ほんと、瑠希が(苦労している分?)一番大人だわ。

    タクマシイと言う面では、アイドルちゃんも嫌いではない。
  • 幻想遊園地
    幻想シリーズ第十作。
    今回の主人公はシリーズでも特に個性的な真理子さん。

    惚れっぽくて、それが原因で殺されて一時怨霊になっていた真理子さん。一度はあの世へ行ったはずが『そのままスルリとこちらに帰ってきて』『何気ない顔で生活をしている』。

    それでも相変わらず惚れっぽく、さっそくダリ髭の紳士(映画館...続きを読む
  • 幻想映画館
    【2022年31冊目】
    さらりさらりと読める一冊。前作があるようですが、今作から読んでも問題ありません。主人公の語りで話が進みますが、ですます調なので最初はちょっと違和感を感じるかも。

    幽霊絡みの話なので、ところどころでざわりとさせられつつも、めちゃくちゃ怖い訳ではないです。どちらかというと人間の...続きを読む
  • ある晴れた日に、墓じまい
    バツイチ古書店主正美の乳がん退院後に一気にアレコレ起こる人生ドタバタ劇。色々事件は起こるけど一見嫌な人に見えてた人も見方変えて状況変わると本当に嫌な、ダメな人はいない、てこと。ヒロコさんは結局何者なのか、わからないままなのね。
  • 幻想郵便局
    ゆるい雰囲気でほのぼのした日常が流れていくお話。
    お花畑を通ってあの世に行くという設定は好きだなぁと思いました。
  • 幻想遊園地
    今回の主人公は、幻想映画館にも登場した島岡真理子。
    生霊という設定たと思いましたが、普通に社会に溶け込んでいるので、幽霊が普通に生活しているという設定を忘れてしまいます。

    廃墟となった遊園地が舞台ですが、宗教の教祖様が登場したり、フーゴくんという遊園地のキャラが登場したり。探偵事務所に所属してとい...続きを読む
  • 幻想遊園地
    遊園地そのものが幽霊となって、たたる。一時は、沢山の人が訪れた遊園地も、時が過ぎて、見向きもされなくなると、恨みをつのらせる。人も物も場所も大切にしなくては。
  • 定年就活 働きものがゆく
    登場する女性は、いずれもキャラクターが強い人ばかり。それに比べて、出てくる男性は。。。
    妙子さんがいれば、職場がうまく廻る様な気がする。おせっかいも、必要なんですよね。
    作品紹介では、関東近郊と書かれていますが、作品の中では、北関東支社とあり、???となってしまいました。近郊ってどこ?
  • 伯爵と成金―帝都マユズミ探偵研究所―(新潮文庫nex)
    銀座の名だたる劇場に東京市内にカフェーを十一軒経営する牧野求助が書斎で射殺体で発見される。
    顔は赤ペンキで無造作に塗られて。
    三男の放蕩息子、心太郎は葬儀の為、渋々牧野家に戻ってくるが、匿名の通報により、警察に連行される。
    心太郎は兄のお陰でなんとか釈放されたあと、留置所で聞いた、麻布のマユズミ探偵...続きを読む
  • うさぎ通り丸亀不動産 あの部屋、ワケアリ物件でした
    町の不動産屋にしては事故物件多すぎじゃないの…?そのおかげで不動産屋に就職できたからいいとして、プライベートの刺繍やら何やらが半端に終わって気になる。続きは出ないのかしら?
  • 伯爵と成金―帝都マユズミ探偵研究所―(新潮文庫nex)
    第一話 むざんの事なり 第二話 死神令嬢
    第三話 文通週間ガール 第四話 ゲシュペンシュテル
    エピローグ

    伯爵家の次男坊が探偵で、成金のどら息子がその助手?
    そこに依頼人が来るのが不思議、なんとなく解決??したことになるのも不思議。
  • 伯爵と成金―帝都マユズミ探偵研究所―(新潮文庫nex)

    闇があるのか、どうなのか

    社会奉仕のつもりで探偵の真似事をする華族の次男坊と父親殺しの犯人にされかかった遊び人のコンビ。といってもそれぞれ別行動が多いのでコンビネーションの良し悪しは良くわかりません。黛の推理がどんな過程をたどるか作中で語られないし、だいたい事件は謎が残ってつながっていくばかりでちっともスッキリ解決しないし。...続きを読む
  • 伯爵と成金―帝都マユズミ探偵研究所―(新潮文庫nex)
    いつもの堀川さんという感じではなかったですね。

    で、ミステリではあるのですが、どこかすっきりしないところが……。
  • 幻想郵便局
    堀川さんの作品を読むのはこれが初めて。
    「幻想~」というシリーズ物の、これが第一作であるそうだ。
    文庫になったのが8年前。
    原著は東日本大震災より前のようだ。

    就活に失敗して実
    家に戻った安倍アズサという女性が主人公。
    何気なく履歴書に書いた「特技は探し物」というコメントがもとで、「登天郵便局」の...続きを読む
  • 幻想寝台車
    幻想寝台列車というタイトルに手を引かれて手に取った1冊。

    面白かったけれど、兄弟の感動物語と言われると疑問に思うところがあった。弟があの状況でも兄を慕うことが出来るのかが納得できなかった。兄も弟のことをどう思っていたのか、、