【感想・ネタバレ】伯爵と成金―帝都マユズミ探偵研究所―(新潮文庫nex)のレビュー

あらすじ

大正情緒を引きずる昭和6年、1人の強欲成金が顔を赤いペンキで塗られた異様な死体となって発見された。冤罪を着せられた放蕩息子の牧野心太郎は、真犯人を捕まえるために、タダで探偵をするという奇特な伯爵家の次男坊・黛望(まゆずみのぞみ)を頼る。一方、巷では同様の死体が次々見つかり、「黒影法師」なる者の仕業と噂になっていた――。耽美と退廃が匂い立つ、帝都バディミッション開幕!

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

ネタバレ

おもしろかったけど、最後が唐突に終わった。解けない謎の正解が気になる。余白を残すタイプか〜。聡明じゃないから正解を示してほしい気持ち。読んでいる中でキャラクターに惹かれていった。

0
2024年02月12日

Posted by ブクログ

読み進めるうちに成金の道楽息子がことのほかいい奴に思えてきてしまう。
終わり方をみれば、これ2巻もあるのかな?という期待も。

0
2022年12月26日

Posted by ブクログ

父親が死んだ。
息子が犯人だ、と密告があった、らしい。

放蕩息子を想像したら…な肩書をもつ主人公。
父親が死んだから、な1話目展開は早かったです。
いや、そうじゃないかなとは思いましたが。
確かに現場を押さえるのが一番早いですが。
結局、主人公の父親の過去がどうだったのか
謎の状態に。

ヒモ生活をさせてくれていた相手が
帰ってこなくなった2話目。
強制同居が始まったわけですが
思考回路がこれまたすごい。
からの3話目になってくると、そう簡単に
驚かなくなったというか…。

4話目にたどり着いたら、あぁなるほど、としか。
壮絶いうべきなのか、狂ってるというべきか。
犯罪をしよう、と思う時点で狂ってるのかも、ですが
いっそ普通にしている方が…だな、と。

結局最初の謎は謎のまま。
時代もあって、不可思議、です。

0
2025年10月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

銀座の名だたる劇場に東京市内にカフェーを十一軒経営する牧野求助が書斎で射殺体で発見される。
顔は赤ペンキで無造作に塗られて。
三男の放蕩息子、心太郎は葬儀の為、渋々牧野家に戻ってくるが、匿名の通報により、警察に連行される。
心太郎は兄のお陰でなんとか釈放されたあと、留置所で聞いた、麻布のマユズミ探偵研究所を訪ね、冤罪を晴すよう依頼するが。矢先に起こる第二の事件。

背の高い栗毛色の髪をふわりと伸ばした優男、黛望。住む場所を失い、探偵助手となった心太郎。
彼らの元へ次々と舞い込む不思議な依頼たち。
やがてそれは巷を騒がす「黒影法師」の秘密とつながって。

昭和初期の東京。
ルックスだけは良い心太郎はどこかお坊ちゃんの気質が抜けず、人が良くて危うい。
謎めいた蛇の女神像、男に貢ぐ令嬢、鎌倉の文通ガール、好青年の裏の顔。
黛は颯爽と謎に取り組むが、彼に振り回される心太郎に家政婦のミネが気の毒になってくる。
探偵も助手も個々に事件を進展させるところは少年探偵団っぽい。助け合ってる感は無いんだけど。
全体的にスッキリとは終わらない事件がもどかしいけれど、それもこの時代の空気に合っているのかな。

0
2022年01月10日

Posted by ブクログ

第一話 むざんの事なり 第二話 死神令嬢
第三話 文通週間ガール 第四話 ゲシュペンシュテル
エピローグ

伯爵家の次男坊が探偵で、成金のどら息子がその助手?
そこに依頼人が来るのが不思議、なんとなく解決??したことになるのも不思議。

0
2021年10月30日

購入済み

闇があるのか、どうなのか

社会奉仕のつもりで探偵の真似事をする華族の次男坊と父親殺しの犯人にされかかった遊び人のコンビ。といってもそれぞれ別行動が多いのでコンビネーションの良し悪しは良くわかりません。黛の推理がどんな過程をたどるか作中で語られないし、だいたい事件は謎が残ってつながっていくばかりでちっともスッキリ解決しないし。何だかモヤモヤが残ります。物凄い闇が背後にありそうですが、続きが出たら明かされるのでしょうか。

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2021年10月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

いつもの堀川さんという感じではなかったですね。

で、ミステリではあるのですが、どこかすっきりしないところが……。

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2021年10月03日

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