堀川アサコのレビュー一覧

  • 定年就活 働きものがゆく

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    多少性格が違っても似たもの親子の妙子と真奈美。いきなり自己愛ばっかりと責められた真奈美が可哀想でした。ほんと、瑠希が(苦労している分?)一番大人だわ。

    タクマシイと言う面では、アイドルちゃんも嫌いではない。

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    2022年07月08日
  • 幻想遊園地

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    幻想シリーズ第十作。
    今回の主人公はシリーズでも特に個性的な真理子さん。

    惚れっぽくて、それが原因で殺されて一時怨霊になっていた真理子さん。一度はあの世へ行ったはずが『そのままスルリとこちらに帰ってきて』『何気ない顔で生活をしている』。

    それでも相変わらず惚れっぽく、さっそくダリ髭の紳士(映画館時代に一緒に暮らしていた男そっくりらしい)と交際中だ。
    それだけではない。調査で出向いた市役所では若手職員にいきなり交際を申し込まれているし、やはり調査で出向いた関係者の老人にはいきなり求婚されている。異性にはモテモテだが一部の女性には嫌われているのも相変わらずだ。

    <たそがれ探偵社>の大島ちゃん

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    2022年06月17日
  • 幻想映画館

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    【2022年31冊目】
    さらりさらりと読める一冊。前作があるようですが、今作から読んでも問題ありません。主人公の語りで話が進みますが、ですます調なので最初はちょっと違和感を感じるかも。

    幽霊絡みの話なので、ところどころでざわりとさせられつつも、めちゃくちゃ怖い訳ではないです。どちらかというと人間の狂気のが大きい気がしました。

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    2022年06月05日
  • ある晴れた日に、墓じまい

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    バツイチ古書店主正美の乳がん退院後に一気にアレコレ起こる人生ドタバタ劇。色々事件は起こるけど一見嫌な人に見えてた人も見方変えて状況変わると本当に嫌な、ダメな人はいない、てこと。ヒロコさんは結局何者なのか、わからないままなのね。

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    2022年06月01日
  • 幻想郵便局

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    ゆるい雰囲気でほのぼのした日常が流れていくお話。
    お花畑を通ってあの世に行くという設定は好きだなぁと思いました。

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    2022年05月05日
  • 幻想遊園地

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    今回の主人公は、幻想映画館にも登場した島岡真理子。
    生霊という設定たと思いましたが、普通に社会に溶け込んでいるので、幽霊が普通に生活しているという設定を忘れてしまいます。

    廃墟となった遊園地が舞台ですが、宗教の教祖様が登場したり、フーゴくんという遊園地のキャラが登場したり。探偵事務所に所属してという話でしたが、幻想探偵の話が思い出せず。関連を覚えていると楽しいかもしれません。

    幻想シリーズは嫌いではないのですが、当たり外れがあるなと感じます。

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    2022年04月25日
  • 幻想遊園地

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    遊園地そのものが幽霊となって、たたる。一時は、沢山の人が訪れた遊園地も、時が過ぎて、見向きもされなくなると、恨みをつのらせる。人も物も場所も大切にしなくては。

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    2022年04月17日
  • 定年就活 働きものがゆく

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    登場する女性は、いずれもキャラクターが強い人ばかり。それに比べて、出てくる男性は。。。
    妙子さんがいれば、職場がうまく廻る様な気がする。おせっかいも、必要なんですよね。
    作品紹介では、関東近郊と書かれていますが、作品の中では、北関東支社とあり、???となってしまいました。近郊ってどこ?

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    2022年01月30日
  • うさぎ通り丸亀不動産 あの部屋、ワケアリ物件でした

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    町の不動産屋にしては事故物件多すぎじゃないの…?そのおかげで不動産屋に就職できたからいいとして、プライベートの刺繍やら何やらが半端に終わって気になる。続きは出ないのかしら?

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    2022年01月10日
  • 伯爵と成金―帝都マユズミ探偵研究所―(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    銀座の名だたる劇場に東京市内にカフェーを十一軒経営する牧野求助が書斎で射殺体で発見される。
    顔は赤ペンキで無造作に塗られて。
    三男の放蕩息子、心太郎は葬儀の為、渋々牧野家に戻ってくるが、匿名の通報により、警察に連行される。
    心太郎は兄のお陰でなんとか釈放されたあと、留置所で聞いた、麻布のマユズミ探偵研究所を訪ね、冤罪を晴すよう依頼するが。矢先に起こる第二の事件。

    背の高い栗毛色の髪をふわりと伸ばした優男、黛望。住む場所を失い、探偵助手となった心太郎。
    彼らの元へ次々と舞い込む不思議な依頼たち。
    やがてそれは巷を騒がす「黒影法師」の秘密とつながって。

    昭和初期の東京。
    ルックスだけは良い心太

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    2022年01月10日
  • 伯爵と成金―帝都マユズミ探偵研究所―(新潮文庫nex)

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    第一話 むざんの事なり 第二話 死神令嬢
    第三話 文通週間ガール 第四話 ゲシュペンシュテル
    エピローグ

    伯爵家の次男坊が探偵で、成金のどら息子がその助手?
    そこに依頼人が来るのが不思議、なんとなく解決??したことになるのも不思議。

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    2021年10月30日
  • 伯爵と成金―帝都マユズミ探偵研究所―(新潮文庫nex)

    購入済み

    闇があるのか、どうなのか

    社会奉仕のつもりで探偵の真似事をする華族の次男坊と父親殺しの犯人にされかかった遊び人のコンビ。といってもそれぞれ別行動が多いのでコンビネーションの良し悪しは良くわかりません。黛の推理がどんな過程をたどるか作中で語られないし、だいたい事件は謎が残ってつながっていくばかりでちっともスッキリ解決しないし。何だかモヤモヤが残ります。物凄い闇が背後にありそうですが、続きが出たら明かされるのでしょうか。

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    2021年10月06日
  • 伯爵と成金―帝都マユズミ探偵研究所―(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    いつもの堀川さんという感じではなかったですね。

    で、ミステリではあるのですが、どこかすっきりしないところが……。

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    2021年10月03日
  • 幻想郵便局

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    堀川さんの作品を読むのはこれが初めて。
    「幻想~」というシリーズ物の、これが第一作であるそうだ。
    文庫になったのが8年前。
    原著は東日本大震災より前のようだ。

    就活に失敗して実
    家に戻った安倍アズサという女性が主人公。
    何気なく履歴書に書いた「特技は探し物」というコメントがもとで、「登天郵便局」のバイトの職を得る。

    この郵便局、この世とあの世のあわいにあるらしい。
    あの世の人となった娘から形見が送られてくるのを待ちわびる老婦人(非常に居丈高)や、成仏できないキャバ嬢真理子さんなどが日々訪れてくる。

    しかも、この郵便局、狗山神社のお社を奪う形で建てたものであることもわかってくる。
    狗山神社

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    2021年09月12日
  • 幻想寝台車

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    幻想寝台列車というタイトルに手を引かれて手に取った1冊。

    面白かったけれど、兄弟の感動物語と言われると疑問に思うところがあった。弟があの状況でも兄を慕うことが出来るのかが納得できなかった。兄も弟のことをどう思っていたのか、、

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    2021年08月23日
  • 大奥の座敷童子

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    徳川家康が若かりし頃から、幾度となく難儀を防いでくれたボロを着た男があった。
    その男を小さな藩の藩主に。
    それだけではなく永代お役目御免の証書を。

    その小さな藩から、大奥に座敷童を探しにきたのは、美女戦、(今で言うところのミスコン)を勝ち抜いた少女。
    一期(いちご)だ、大奥の当時のたった一人の側室付きの手伝いという形。

    そこでイチゴは幽霊をみたり、妖怪にあったりと冒険。

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    2021年08月22日
  • 幻想商店街

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    「一本道」という絵を通って亡くなった人が買い物にくるという「世界のヘソ商店街」。その境界エリアがなくなる危機。
    誰が「一本道」を描いたのだろうか?なぜ「世界のヘソ」という名前がついたのだろうか?「一本道」のギャラリーの場所が変わると出入口も移動するのか?新しいショッピングセンターは境界エリアになり得るのか?色々と気になる点はありますが、ホタルちゃんの明るく、バイタリティーのあるキャラクターが良いね。

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    2021年08月08日
  • うさぎ通り丸亀不動産 あの部屋、ワケアリ物件でした

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    とある町の丸亀不動産という不動産屋の社員の間山美波は仕事はてんでだめだが実は幽霊が見えるという特技もち。

    だがそれもほんとに見えるだけで倒すとかそういう能力は一切なし。おかげで傲慢な社長に振り回される。

    そんな不動産屋が舞台の話が3編、どの話も事件、事故大きな話の展開もなく淡々と話が進んでいくのみ。

    読みやすいには読みやすいがもうちょっと展開がほしかった。

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    2021年08月05日
  • 幻想商店街

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    ネタバレ

     あの世からも買い物へ来る、不思議な商店街「ヘソ商店街」。だが、大型ショッピングモールが建設予定となり、市役所の担当者が説得に来る。そん中、建設反対の声をあげた少女・ホタルは奇妙な怪談の「交差点のアカリさん」の正体を探し始めて…

     商店街を守る事に情熱を注いでいるホタルがどんどんあの世の者と交信するのが中々のファンタジー展開で、今回は赤井局長だけが登場で、青木さんは出なくて残念でした。

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    2021年07月25日
  • 幻想商店街

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    あの世とこの世が繋がっている場所を舞台にした〈幻想〉シリーズ第九作。今回の舞台は『世界のハテ商店街』。
    ふざけたネーミングだが物語はシリアス。だが文体は軽快でコミカル。〈幻想〉シリーズらしい話。

    新しく出来た大型モールへの移転を迫られる『世界のハテ商店街』。移転していく店が増える一方で立ち退き断固反対を訴える店もある。主人公の小学生・ホタルの祖父もその一人で反対派と共に市役所の担当者と闘っている。
    そんな中で『交差点のアカリさん』なる女性の怨霊が現れるようになり、彼女の祟りを気にして立ち退く者が増えていく。

    これまでのシリーズ作品では、コミカルな語り口やキャラクターの一方で残酷な展開になる

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    2021年07月08日