堀川アサコのレビュー一覧

  • 幻想短編集
    登天郵便局に持ち込まれた手紙が、たそがれ探偵社が謎を解く6編

    あの世とこの世のはざまで、人と幽霊が入り混じり、凝り固まった想いが解きほぐされる。
  • おせっかい屋のお鈴さん
    キャラクター的にはなかなか
    癖のある人たちで良かったのですが
    「幻想」シリーズに比べると
    少し物足りなさを感じました。

    「お鈴」がなぜ成仏しないのかが
    あまり語られず謎のままなのが残念
  • おもてなし時空カフェ~桜井千鶴のお客様相談ノート~(新潮文庫nex)
    おやおや また徳川綱吉さんにお会いしましたね、それも現代の犬カフェで。

    タイムパラドックスは?パラレルワールドは? まぁ難しいことは置いといて素直に楽しみましょうかね
  • おもてなし時空カフェ~桜井千鶴のお客様相談ノート~(新潮文庫nex)
    犬カフェを経営するのは徳川綱吉。あの犬公方。これはタイムリークもの。鬼と一緒にやってきた陰陽師の見習い。未来から来た子孫と夫のロボットは暗殺者。コメディタッチなのに温かい。そこが、この作品のいいところです。気がつくとページが進んでいました。
  • おもてなし時空カフェ~桜井千鶴のお客様相談ノート~(新潮文庫nex)
    相変わらずの世界観なので、安心読める一方、特に驚く事もなし。
    タイムマーシンの使用基準がわからない(笑)
  • オリンピックがやってきた 猫とカラーテレビと卵焼き
    前回の東京オリンピックと言えば1964年。僕が産まれる十年前、そんな時代の青森のとある町内の物語です。朱川湊人マイナスホラー要素という感じの、懐かしさ勝負の本です。
    市井の人々の小さな幸せ不幸せを描いています。夢中になって読む本ではありませんが、青森出身だと津軽弁と地名だけでも相当ほんわかすると思い...続きを読む
  • 小さいおじさん(新潮文庫nex)
    ひとりぼっちの人間にしか見えない「小さいおじさん」

    尊大ながら可愛げのある「おじさん」と共に
    5年前の殺人事件の真相を解明することになった
    市役所の女子職員19歳 千秋

    千秋とおじさんのコンビがなかなかいい味出てます

    ミステリとしては「そうだろな」って感じ
  • 100回泣いても変わらないので恋することにした。(新潮文庫nex)
    タイトルと内容の繋がりは疑問。
    恋愛ものなのか? と思えば、そうでもない推理のような、どっちをメインに読めばいいのだろうか?
    いやー、この母親と関係のある男性と…というのはナイわ。うん、絶対ない。
    学芸員とか伝説とか面白そうだと思えたのだが。
  • 幻想日記店
    幻想シリーズ三作目。いつもながら悪くもないけどよくもない。ファンタジーとはいえ、どの人の思いも軽いんだよね。
  • 幻想短編集
    タイトル通り、幻想シリーズの短編集。
    幻想郵便局に届けらる出されなかった手紙がそれぞれのストーリーの元で、幻想探偵社が事件とか謎を解いていきますが、そこは幻想シリーズなのでいろいろとゆるく適当な設定もありな感じで、気楽に読めて良いです。
  • 小さいおじさん(新潮文庫nex)
    まぁ・・・。文章は面白い。擬音語の表記に工夫があったりする。
    話自体は、小さいおじさんが一刀両断って感じで、ちょっと楽な方に走っちゃったかな?
  • 幻想寝台車
    幻想シリーズも早7作目。

    篠原多聞は、同棲していた恋人の実紗が部屋を出ていってしまったことで彼女の気を惹こうと精神安定剤の多量摂取で自殺を図るが本気で死のうと思ったわけではなかった。

    しかし、何かの間違いか生霊となって「あの世」への入口になっている死神たちの村、蘇利古村に来てしまう。

    手違いで...続きを読む
  • 三人の大叔母と幽霊屋敷
    こよみ村シリーズ第3段。
    短編連作。
    予言歴の盗難や、湯木家の叔母たちが押しかけてくる話など、ちょっと怖いけど田舎ならではの雰囲気の日常の謎を解く話が書かれた本。
  • 予言村の同窓会
    予言村シリーズ第2弾。
    不思議なことが日常的に起こるこよみ村での騒動を描いた短編連作。
    大人の恋愛に巻き込まれる村民や、転校生の悩み、UFOなど、ありえないファンタジーになっててありえないことを受け入れられればまた純粋に面白い。

    ラストの一作は、ファンタジーちっくなものではなく、気持ち悪い話。
    ...続きを読む
  • 予言村の転校生
    父が故郷の村長になり、主人公の奈央は閉鎖された陸の孤島のような村に移り住む。
    全ての出来事が「予言暦」に書かれていて、それによって成り立っているという村での、さまざまな出来事や事件を追うストーリー。
    田舎でののどかな生活が子供の頃の実家を思い出し、懐かしくてほっこりとする。
    中学生2年生の主人公の視...続きを読む
  • 幻想日記店
    今回は幻想ワールドが全開で、とっても楽しく読めた。
    でも、少しだらだらした感じがあったような…
    しかしながら、シリーズの中では、一番好きな空気感でした。

    登天さんの正体が!!
    『土佐日記』を読みたくなったなぁ。
    次の作品も楽しみ。
  • おもてなし時空ホテル~桜井千鶴のお客様相談ノート~(新潮文庫nex)
    タイムトラベラーが泊まるホテルで、ひょんな事から働き始めることになったチズ。
    歴史を飛べる仙人や、ホテルの支配人、料理上手のコックさんたちといろんな時代のお客さんを迎えたり、ホテルの一大事を阻止したり。

    軽めのタイムトラベラーものでしたが、江戸やら明の時代やら、なかなか面白く読めました。
  • 幻想郵便局
    幽霊や神様と、気軽に話しすぎ(笑)

    でもおもしろかった。
    功徳通帳、ほしいな。御朱印帳よりリアルすぎるし、自分を振り返れて良さそう。

    青木さん、小池さんの見た目でオネエキャラっていうのが好き。

    次も読んでみます。
  • 月夜彦
    散楽舞をして暮らす小槌丸、御曹司は月夜彦。神が力を持ち怨霊も化生も跋扈する都で起きる凶事。
    場面場面は面白いけど、全体としてみると絡み合ってて私には分かりづらい。時々関係がわからなくなる、登場人物関係図がほしいなぁ
  • 幻想短編集
    幻想シリーズ最新作。
    『幻想郵便局』と『幻想探偵社』を舞台に、様々な騒動が舞い込む。
    真理子さん再び(三度?)登場。相変わらずの呑気さと色気ダダ漏れとで引っ掻き回す。
    こういう人(幽霊?)はもう、どこに行っても、成仏しても同じことを繰り返すのだろう。
    ホラーチックな話あり、ミステリーチックな話あり、...続きを読む