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いらっしゃいませ。
ここは、あの世のお客様も訪れる商店街。
市からの立ち退き要求に、
ひとりの少女が立ち上がる!
累計45万部突破!
あの世とこの世は、本当はつながっている――。
人々の“思い” を優しくつなぐ、幻想シリーズ
あの世からのお客様も訪れる、世界のヘソ商店街に、立ち退きの危機が迫っていた。新しくできた大型モールへ移転するよう市の担当者が説得にくるが、納得できない一人の少女が立ち上がる。そんなとき「交差点のアカリさん」という怪談が広がり始めて――。亡き人の思いをつなぐ大人気シリーズ。〈文庫書下ろし〉
<文庫書下ろし>
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
読み終えた後の爽快感
幻想郵便局からシリーズずっと読んでるファンです。
幻想シリーズ全般にある、不思議な事を普通にこなしていくムードや、今までの作品に出てきているキャラクターがチョコチョコ出てくるのが、楽しく嬉しかったです。
けれども、この作品が1番不思議な力を最小限にしか使わずに事件解決していたように感じました。
Posted by ブクログ
堀川アサコ氏による幻想シリーズ。シリーズ初読み。
あの世からも人が訪れる世界のへそというところにある商店街が舞台。
その商店街に大型モールへの移転を要請され立ち退きの危機にあっていた。
そんななか立ち上がったのが小学生のホタル。商店街を立ち退かせようとする市の担当者に必死に抵抗。
そこからなぜか交差点に幽霊が出るとい噂が広がる。
祟られると理由で一部の人が商店街から立ち退いてしまうが。ホタルはなんとかしようと必死。
その行動力ホント小学生か?と思ってしまう。他の登場人物がヘンテコな人ばかり。
シリーズ初読みだったけど話は小難しくなく肩の力を抜いて見れる一冊
Posted by ブクログ
そろそろ暑い時期になるから、季節感のあるホラーものとか読んでみたいと思っていたところに本書と出会い読んだ。
幻想シリーズの9作目。1冊完結型なので9作目から読んでも十分楽しめた。ホラー=グロテスクというイメージがあったので、本書のほんわか心が温まる物語は予想外だったけど面白かった。他の物語で登場した人も出てきているらしく、1作目から読んでみようかなと思っている。
本書は市道拡張のために立ち退きの危機が迫っている商店街が舞台。この商店街はあの世からもお客さんがやってくる。大昔からあの世とこの世の境界として栄えてきた商店街なので、そこに住む人たちにとって影のないあの世からのお客さんは恐怖対象ではない様子。
立ち退き計画が進む中で、怨霊の祟りが怖くて立ち退く人がポツポツ現れ始めたことで物語が進んでいく。
主人公のホタルは立ち退き反対派の副リーダーを祖父に持つ小学生。不登校になってしまった同級生の田辺の家に遊びに行く。
田辺も立ち退いていった商店街の店主たちと同じように「交差点のアカリさん」の祟りを恐れて家に引きこもっていることがわかる。
「アカリさん」の祟りをどうにかするべくホタルは行動していくのだが、その積極性や行動力に尊敬した。
本作ではホタルと同年代の小学生よりも大人が多く登場している。
大人たちは祟りの恐怖や市役所からの圧力、ショッピングモールからの甘い誘惑に惑わされて反対運動はしているものの、現状打開のために対策を打っているわけではない様子。
「手ぬるいからよ!(p.248)」
強引に商店街立ち退きを進める石山女史が前任の亀井に放った言葉。
読んでいて、亀井さんのナヨナヨ?していて立ち退きの話が全然進まない様子も、反対派の人たちが抗議しかしていない描写も「イマイチ手ぬるい。私だったらもっとうむを言わさずやるのに」と思っていたので、正直スカッとした。
本書の中で徹底して先手を打って行動していたのはホタルと石山女史だけだった気がする。
石山女史の野望は一線を超えてしまい潰えてしまったけど...
ホタルはあの世とこの世をつなぐ商店街でしか見られない幸せな光景を沢山目にしてきた。その幸せを守りたい一心で行動した結果ハッピーエンドになったのだろう。
自分のためではなく、他の何かを守るためにとことん努力するホタルの姿に尊敬した。
Posted by ブクログ
あの世とこの世が繋がっている場所を舞台にした〈幻想〉シリーズ第九作。今回の舞台は『世界のハテ商店街』。
ふざけたネーミングだが物語はシリアス。だが文体は軽快でコミカル。〈幻想〉シリーズらしい話。
新しく出来た大型モールへの移転を迫られる『世界のハテ商店街』。移転していく店が増える一方で立ち退き断固反対を訴える店もある。主人公の小学生・ホタルの祖父もその一人で反対派と共に市役所の担当者と闘っている。
そんな中で『交差点のアカリさん』なる女性の怨霊が現れるようになり、彼女の祟りを気にして立ち退く者が増えていく。
これまでのシリーズ作品では、コミカルな語り口やキャラクターの一方で残酷な展開になることもあったので心配したが、そこまで酷いことにならずホッとした。
しかし立ち退きをさせようとする不動産屋と市役所職員がキツイキャラクターで強敵。しかも二人とも他人から見ればしょうもない理由で頑なになっているのだから怖い。
物語の本筋は商店街の立ち退き問題。しかし『交差点のアカリさん』が何故商店街を祟るのか何者なのかも気になる。
また週に一度の逢瀬を楽しんでいる戦死した夫とおばあさんとの夫婦に危機があったり、ホタルの祖父が初恋相手のおばあさんの態度に一喜一憂したり、ホタルの同級生・田辺が『交差点のアカリさん』の祟りに悩んだり、様々な要素も肉付けされる。
シリーズキャラクターの赤井局長と狗山比売、青木さんも出てくる。
ホタルの大人びた生意気キャラクターでグイグイ読み進めるが、全体的には苦しい場面は少なく、ホタルの活躍譚として読めた。ただパンチはあまりないかも。結末はホッと出来る。
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
小説・文芸
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