ある晴れた日に、墓じまい

ある晴れた日に、墓じまい

715円 (税込)

3pt

離婚して古書店を経営する、44歳の正美は乳がんを患ったことから、実家の墓じまいを決心する。母親はすでに亡く、頑固な小児科医の父親も高齢。兄姉はあてにならず、特に兄は勘当同然で家を出ており、金の無心しかない。この先自分に何かあったら墓は無縁仏だ。今後を考えて決めたことだが、父親は大反対。抗がん剤の治療を受けながら、あれこれ考える正美だったが、突然、父親が心不全で亡くなる。墓じまいを済ませる前に、大黒柱が死んでしまった。いや、今や大黒柱は自分か。しっかりしろ、わたし! しかし、父の愛人疑惑が起きるは、遺産分けがなかった兄夫婦がやけになって警察沙汰を起こすは、どうなる、墓じまい? 少子高齢化の日本が抱えるお墓事情がしっかりわかる、イマドキの家族小説。

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ある晴れた日に、墓じまい のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    とてもかわいい主人公さんで、きれいたし、芯があるし、言いたいことはきちんと言えて、謙虚でもある。頭のいい方という感じがする正美さんです。

    バツイチ、乳がん、古書店経営。兄はどうしようもないヤツ、姉は施設、父は開業医だけど家族に愛や優しさは見せない。
    家族以外にも、元夫、今の妻、古書店バイトのヒロコ

    0
    2025年10月05日

    Posted by ブクログ

    あなたは、『墓じまい』を考えたことがあるでしょうか?

    少子高齢化が止まらない日本。現在進行形で進んでいくそんな事態を前にして、以前は考える必要がなかった事ごとにも意識を向ける必要が出てきています。介護は誰が担うのか?年金はこの先も制度として存続できるのか?問題は多種多様に存在しています。

    そんな

    0
    2024年11月04日

    Posted by ブクログ

    親に墓じまいを頼まれたので読んでみた。
    いつかくるその時を考えると先祖に申し訳なく思っていたが、ただの故人の引越しだとこの本が考えを変えてくれた。

    0
    2024年01月19日

    Posted by ブクログ

    墓じまいを考えないといけないのかなぁ。めんどくささを感じるけれど、一時の感情で決めて良いものだろうか。めんどくさい人たちの中で、それを前向きに捉えようとして好感が持てる。

    0
    2023年10月04日

    Posted by ブクログ

    主人公正美は、がん治療中、親は毒親、兄夫婦もやばい、姉には障がいがあり、元夫も酷い、、、これ、小説だからいいけど、実際自分が正美の立場だったら、心を病みそうな環境。
    本の世界へ現実逃避しがちなのは私も一緒なのでそこはかなり共感した。
    正美の逞しさと、前に向かっていく姿は見習いたい。

    0
    2023年08月27日

    Posted by ブクログ

    堀川アサコ作品は初めて。
    読みやすい文体と小気味良いテンポが心地よい。
    他作品も続けて読みたくなりました。

    0
    2023年06月06日

    Posted by ブクログ

    核家族化が進み墓所をどう確保するかだけが、お墓問題では無い。少子化、離婚も含み独身者も増えており、どう墓じまいをするかも、まさに現代人の直面している問題。本書の主人公もバツイチ、子なし、兄弟事情もあって、自身の癌を契機に墓じまいを考えるようになる。色んな状況が折り重なりつつも、そこは作者ならではのエ

    0
    2022年04月16日

    Posted by ブクログ

    墓じまい。
    子どもの頃参った墓は父母のそれぞれの実家の墓だった。両親が建てた墓に最初に入ったのは父だった。その墓は長男である弟が引き継いだ。後のことは彼にお任せになるだろう、きっと。
    さて わが夫は長男で子供は皆独身…… どうなることやら

    0
    2020年09月11日

    Posted by ブクログ

    墓じまいって全然無縁な出来事じゃないなあ。ウチもなにかあったら墓を守る人が私らの代でいなくなるもの。現代の墓じまい、色々お勉強になりました。

    0
    2022年12月07日

    Posted by ブクログ

    最初は面白かったんだけど、中ごろから不幸というか偶然性というか、ご都合主義というか、重なってちょっと残念。

    0
    2022年10月30日

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