【感想・ネタバレ】ある晴れた日に、墓じまいのレビュー

あらすじ

離婚して古書店を経営する、44歳の正美は乳がんを患ったことから、実家の墓じまいを決心する。母親はすでに亡く、頑固な小児科医の父親も高齢。兄姉はあてにならず、特に兄は勘当同然で家を出ており、金の無心しかない。この先自分に何かあったら墓は無縁仏だ。今後を考えて決めたことだが、父親は大反対。抗がん剤の治療を受けながら、あれこれ考える正美だったが、突然、父親が心不全で亡くなる。墓じまいを済ませる前に、大黒柱が死んでしまった。いや、今や大黒柱は自分か。しっかりしろ、わたし! しかし、父の愛人疑惑が起きるは、遺産分けがなかった兄夫婦がやけになって警察沙汰を起こすは、どうなる、墓じまい? 少子高齢化の日本が抱えるお墓事情がしっかりわかる、イマドキの家族小説。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

とてもかわいい主人公さんで、きれいたし、芯があるし、言いたいことはきちんと言えて、謙虚でもある。頭のいい方という感じがする正美さんです。

バツイチ、乳がん、古書店経営。兄はどうしようもないヤツ、姉は施設、父は開業医だけど家族に愛や優しさは見せない。
家族以外にも、元夫、今の妻、古書店バイトのヒロコさん、謎の少年昴くん、、、キャラクターたちが魅力的で続編はないかと見てみたが、なさそうです。

ストーリーですが、父がなぜ杉田家にお金をあげたり、墓守りを打診したのかは謎のまま。

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2025年10月05日

Posted by ブクログ

親に墓じまいを頼まれたので読んでみた。
いつかくるその時を考えると先祖に申し訳なく思っていたが、ただの故人の引越しだとこの本が考えを変えてくれた。

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2024年01月19日

Posted by ブクログ

墓じまいを考えないといけないのかなぁ。めんどくささを感じるけれど、一時の感情で決めて良いものだろうか。めんどくさい人たちの中で、それを前向きに捉えようとして好感が持てる。

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2023年10月04日

Posted by ブクログ

主人公正美は、がん治療中、親は毒親、兄夫婦もやばい、姉には障がいがあり、元夫も酷い、、、これ、小説だからいいけど、実際自分が正美の立場だったら、心を病みそうな環境。
本の世界へ現実逃避しがちなのは私も一緒なのでそこはかなり共感した。
正美の逞しさと、前に向かっていく姿は見習いたい。

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2023年08月27日

Posted by ブクログ

堀川アサコ作品は初めて。
読みやすい文体と小気味良いテンポが心地よい。
他作品も続けて読みたくなりました。

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2023年06月06日

Posted by ブクログ

核家族化が進み墓所をどう確保するかだけが、お墓問題では無い。少子化、離婚も含み独身者も増えており、どう墓じまいをするかも、まさに現代人の直面している問題。本書の主人公もバツイチ、子なし、兄弟事情もあって、自身の癌を契機に墓じまいを考えるようになる。色んな状況が折り重なりつつも、そこは作者ならではのエディングとなる。

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2022年04月16日

Posted by ブクログ

墓じまい。
子どもの頃参った墓は父母のそれぞれの実家の墓だった。両親が建てた墓に最初に入ったのは父だった。その墓は長男である弟が引き継いだ。後のことは彼にお任せになるだろう、きっと。
さて わが夫は長男で子供は皆独身…… どうなることやら

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2020年09月11日

Posted by ブクログ

母親はすでに亡くなっており、偏屈な父、家出した兄、ダウン症を抱え今は施設にいる姉というハードな家族関係に加えて、自身も乳がんを患ってしまったことをきっかけに、実家の墓じまいを決心する主人公(44歳。古書店経営)。かなりしんどい設定だが、主人公の性格がメソメソしてない所に救われる。
墓じまいについての必要な手続きや経費の知識を教えてもらえるので、こちらは勉強にはなるのだが、主人公は紆余曲折を経てこれらの情報を獲得していくのではなく、公務員の元夫から教えてもらうというストーリーとしてはあっさりしたものだった。
墓じまいに奮闘というよりは、乳がん闘病の方が印象的だった。

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2026年01月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

44歳。バツイチ。職業古書店経営。乳癌を患い実家の墓じまいを思い立つ。人生の残り時間を考えるとき人は何を思うのか。自分のために、家族のために、残された誰かのために。

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2023年11月26日

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墓じまいって全然無縁な出来事じゃないなあ。ウチもなにかあったら墓を守る人が私らの代でいなくなるもの。現代の墓じまい、色々お勉強になりました。

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2022年12月07日

Posted by ブクログ

最初は面白かったんだけど、中ごろから不幸というか偶然性というか、ご都合主義というか、重なってちょっと残念。

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2022年10月30日

Posted by ブクログ

なんとなく群さんに似てるなぁ〜群さんの小説を読んでるみたいだ…てのが第一印象。
乳癌に始まりそこからバタバタといろんな事が起きる。
明るい出来事はなく憂鬱になってしまいそうな事ばかり…でもこれらの事がのしかかって来るのが人生後半なんだよね(ーー;)
ただ正美さんの人柄なのか作者の文体なのか…起きる事柄は悲惨なのにどこか冷静に受け止めている感じが嫌な暗さを引っ張ってこない。
淡々としている。
なのでこちらも淡々と読破。
実際大きな病気に罹ったらこうはいかないんだろうなぁ

「家族にもいろいろある。幸せになるには距離感が必要。親子でも別の人間。水臭いくらいがちょうどいい」
親も子も歳と共に環境が変わる。環境が変われば考え方も変わる。
良くも悪くもいつまでも昔のままの関係性ではいられない。
だから距離感!親子でもこれ大事!
水臭いくらいがちょうどいい…だよなぁ〜


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2022年07月09日

Posted by ブクログ

バツイチ古書店主正美の乳がん退院後に一気にアレコレ起こる人生ドタバタ劇。色々事件は起こるけど一見嫌な人に見えてた人も見方変えて状況変わると本当に嫌な、ダメな人はいない、てこと。ヒロコさんは結局何者なのか、わからないままなのね。

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2022年06月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

 バツイチで家族とも疎遠の正美。乳がんを患い、癌保険に加入して居なかったので金銭的にも苦しくなった。姉はダウン症で施設暮らし、兄は金の無心をしてくる。癌になった事で墓守が居なくなることを懸念した正美は、墓じまいを思い立ち…

 正美がとにかく不憫。顔だけで選んだ旦那とは上手くいかずに離婚。父は開業医だけど性格に難ありで金銭的にも余裕なし。姉は施設暮らしで亡くなった母からは姉を面倒見させる為に産んだとか言われるし、兄と兄嫁はお金の事しか言わない。これだけでも災難なのに、癌にまでかかって。それでもやさぐれず、真っ直ぐ前を前へ向かう正美は凄いです。

 墓じまいがここまで手間がかかるのも知りませんでした。

 経営してる古書店の店員のヒロコがカラッとしてて唯一の救いでした。

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2020年12月13日

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