堀川アサコのレビュー一覧

  • 月夜彦

    Posted by ブクログ

    この辺りの時代の小説は夢枕獏の陰陽師くらいしか知らないので読むのに少し時間がかかった。けど読みやすい。
    読んだ後気づいたけど、ほとんどの登場人物は死んでる気がする…

    最初は妖とか出てくるファンタジー?と思ったけどどちらかと言えばそれは少しおまけ要素なのかも。
    理不尽だと思った神様はやっぱり神様なだけあって平等なのね、というのが最後に分かってすごく腑に落ちた。
    ドロドロした人間の欲が渦巻いて、位の高い人間のどす黒さをより濃くしている。そういう人間ばかりが登場するせいか、小槌丸が純粋にすら見えてくる。(そんなわけはないのだが)
    小槌丸が嫌っていた月夜彦、時折兄として導こうとしているというか、救っ

    0
    2018年12月14日
  • おもてなし時空ホテル~桜井千鶴のお客様相談ノート~(新潮文庫nex)

    Posted by ブクログ

    細かく突き詰めていくとパラドックスでややこしいことになりそう。でもよく書けてる。ミステリーぽくはあまりないかな。

    0
    2018年07月05日
  • 月下におくる(下) 沖田総司青春録

    Posted by ブクログ

    新選組の歴史に触れられてはいますが、そこはまぁ、あっさりと(笑)
    「沖田総司青春録」とあるように、沖田総司の成長(?)と葛藤の物語です。
    作者である堀川アサコさんの、総司愛がギュっと詰まった作品でした。
    「天才」と言われた沖田総司を普通の人として書くことで、より身近に、より愛される沖田総司になっていたと思います。

    0
    2018年03月13日
  • 月下におくる(上) 沖田総司青春録

    Posted by ブクログ

    人見知りで、ぶっきらぼうで、でも友達を大事にする。ちょっと生意気でカワイイ沖田総司を見る事ができました♪

    友を亡くし、初恋の人を亡くしと、辛いことが多い上巻でしたが、下巻は更に過酷な運命が待ち受けていることは必至。ちょっと気が重くなりつつも下巻へ行きたいと思います☆

    0
    2018年03月15日
  • 芳一

    Posted by ブクログ

    琵琶法師 芳一 と言われて思いつくのは耳なし芳一。でも 眼も耳も無事なこのお話の芳一は…

    動き回る芳一と北条文書の中身が面白い

    0
    2018年01月10日
  • おせっかい屋のお鈴さん

    Posted by ブクログ

    カエデさんもこんちゃんも優しいね。
    お鈴さんや重兵衛さんが近くのお寺にいたらお会いしてみたい‥‥やっぱりいいか‥でも面白いかも‥‥ムムム

    0
    2017年10月29日
  • 大奥の座敷童子

    Posted by ブクログ

    座敷わらしを探すという意味不明な指令を受け大奥に奉公に上がった一期(いちご)が妖怪(?)やらイケメンやらに出会いつつ陰謀を砕く!
    さらっとした語り口で、結構エグいところをついてくるのは相変わらず。恋愛方面は誰も彼も超微糖。サダさん、茜ちゃんのキャラが最高。続編があれば読むと思うんだけど、文体のせいなのか、幻想シリーズにしろなんにしろ、結局場面設定が違うだけでだいたい同じに思えて、連続して詠むと飽きてしまいそう。

    0
    2017年10月22日
  • 幻想温泉郷

    Posted by ブクログ

    友人からオススメされ、幻想シリーズは「幻想郵便局」しか読んでいないから、大丈夫かな~?(´・ω・`)と思っていたら郵便局の続編だった!(^o^)あの世とこの世を繋ぐ郵便局で、死者が成仏せずに消えてしまう事件が発生!どうも罪を洗い流せる温泉が原因らしい(゜゜;)探し物が得意なアズサと愉快な仲間達(?)が温泉郷を探してドタバタ(^^;)久しぶりの幻想シリーズ楽しかった♪他の話も読まなきゃ‼

    0
    2017年05月23日
  • 月下におくる(下) 沖田総司青春録

    Posted by ブクログ

    沖田総司の生き方
     今のまま剣を握っていたかった。
     それ以外に、自分の存在理由が考えられなかった。

    0
    2017年05月12日
  • 月下におくる(上) 沖田総司青春録

    Posted by ブクログ

    「こんにちは」で始まり「だれだっけ」でおわる。
    総司の人柄がよく出ている。

    「こんにちは」
      柔らかい抑揚で隊士の言葉どおりの美人があいさつをよこした。黄八丈の小袖に黒綸子の帯を島原結びにして、髪は島田にに結っている。着物に似合った黄色の櫛に愛嬌があった。すっかり堅気の娘のように見せていながら、みなりも化粧も、整い過ぎて威圧感に似た雰囲気を放っている。何より整っいるのは、その顔立ちだ。きれいに塗ったおしろいを、いちどさっと洗い流したうす化粧に、ていねいに、紅をぬったさまは、浮世絵のままの美人である。堅気でないなら商売女ということになるが、お天道さまのしたに居ても野暮にならない装いを心得てい

    0
    2017年05月12日
  • 月下におくる(上) 沖田総司青春録

    Posted by ブクログ

    少年 沖田宗次郎 食べて生きていくために試衛館の内弟子となる。時代の荒波の中で少年から青年へ、沖田総司 となる彼の内面はこうだったのかも知れない。

    0
    2017年04月25日
  • 竜宮電車 水中少女

    Posted by ブクログ

    水中少女/神さまと藁人形

    お金に目がくらむ神様??でも結局‥‥
    そんな事は知らん!! と言えない優しい(情けない?)神様ってちょっと好きかも

    0
    2017年03月24日
  • 幻想温泉郷

    Posted by ブクログ

    再読3回目。
    必要な人には来ることが場所。
    それはつまり、人生で出会うすべての出来事は、その人にとってすべて必要なことだということだ。
    ファンタジーでミステリで、教訓小説だと思う。

    0
    2017年11月19日
  • 幻想温泉郷

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    今回は大事件発生! ということで面白かったですね。
    生前を罪を洗い流す温泉ですか~。
    私だったら、行くかなぁ、でもずるしているみたいで行かないかもしれないなー。(きれいごとを言ってるんじゃなくて性格の問題ですからね)

    結局、人間は自分が生きたつけを払いながら生きていく存在だと思うんですよね。やってしまったことは取り消すことはできない。それでも消せればと思うのも人間だからなんですかねぇ。
    次は大奥様が大活躍してほしいと密かに思いつつ、今作を読み終えたのでした。

    0
    2017年01月19日
  • 幻想温泉郷

    Posted by ブクログ

    幻想シリーズの5作目です。

    本シリーズは、
    あの世とこの世の境目に存在する、
    摩訶不思議な施設で働く、
    怪しげで魅力的なキャラクターと、
    その施設に集ぅ訳アリの者たちの、
    ファンタジック・ホラー?ですが、
    基本的に、各作品は、同じ世界で、
    緩~く相関関係はあるものの、
    それぞれは、独立した作品でした。

    本作品は、ある意味、初めての、
    第1作『幻想郵便局』の続編で、
    主人公も、前作から引き続きて、
    受難?のアルバイト、アズサです。

    シリーズの中でも、
    登場人物、お話、設定の、
    全体のバランスがよくて、
    面白かった1作目ですが、
    1作目の善き雰囲気もそのままに、
    主要なキャラの連帯感も相まっ

    0
    2017年01月17日
  • 幻想温泉郷

    Posted by ブクログ

    一回り?して、幻想郵便局に戻ってきた。
    帰省して幻想郵便局に顔をだしたアズサは、”罪を洗い流す”らしい幻の温泉を探すはめになる。

    温泉で罪を洗い流すと成仏できないらしい。「人は罪と向き合うことにより成仏できる」ことの裏返しだ。
    関係者の心の内を表に出し、心を開放する、罪の洗い流し方も納得できる。

    ”幻想”という軽い雰囲気の中で、重いテーマが扱われている。
    このシリーズの中では、この本が一番好きかもしれない。

    0
    2017年01月15日
  • 幻想温泉郷

    Posted by ブクログ

    罪を洗い流す温泉 ?? 気持ちの良い温泉に入ると思わず " 極楽 ごくらく " と呟くことはあるけれど、罪が流されてしまったら? もうそれは自分ではなくなりますね。悪いことも良いことも全部含んで自分になっていると思うので。

    0
    2017年01月12日
  • 幻想映画館

    Posted by ブクログ

    郵便局よりも好きだった。
    盛り上がり部分がちゃんと描かれていることは大切。
    前回の夢オチに比べたらとても良かったと思う。

    ただ、冒頭の学校に遅刻しそうというのは何故なのか。
    11時になりそうな時間まで何をしてたのだろう。
    (のちに学校行きたくない理由がわかっても)結局その日遅刻しそうになっていた理由はわからない。
    このあとお父さんの不倫現場を目撃してしまい、迷い込んだ映画館で有働さんに一目惚れしてしまって、働きたいから学校には行かない!(諸々嘘だけど)となるわけだけど、ここに至らせるように都合よく話が流れてるなぁという気になってしまってそこがもったいないと思う。
    そして相変わらず幻想に対する

    0
    2016年11月26日
  • 幻想探偵社

    Posted by ブクログ

    今までのシリーズの中で一番好きだった。
    次点が映画館だろうか。
    登場人物も(青木さん2回目だけど)腹が立たない、憎めないやつキャラでイライラせず、最後の事件大詰めもスピード感あってよかった。

    相変わらずこのほのぼのとしたファンタジーの話に、ネグレクト(っぽい)や猟奇殺人事件、家族問題などを突然織り交ぜてくるところが色んな意味で凄いと思う。
    郵便局のレイプ未遂シーンも唖然としたけれど、なぜこんなにあっさりと出てくるんだろうなとも。
    せっかく生死を描いてる小説なのだから、もっと大事にして欲しいような気もする。
    とはいえこれで真面目にやったら重たいのだろうか。

    スミレと有働さんも出てきたけれど、

    0
    2016年11月26日
  • 幻想探偵社

    Posted by ブクログ

    幻想シリーズ第4弾

    幽霊専門の探偵社の手伝いをするハメになった
    中学生男女。
    ちょっとおまぬけな幽霊たちも憎めない

    「郵便局」の青井さん
    「映画館」のスミレと有働
    「日記店」の「大奥様」

    過去のシリーズの人たちもからんで、ニヤッとなります

    0
    2016年11月13日