堀川アサコのレビュー一覧

  • 大奥の座敷童子

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    ソバ65億杯分にも膨れ上がりかねない負債を抱えている野笛藩。
    この状況を打開すべく、美人相撲1位となった今井一期は、江戸城大奥にいるという野笛藩出身の座敷童子を連れ戻す任務を命ぜられる。はたしてイチゴは座敷童子を見つけ、野笛藩を救う事ができるのか!というお話。

    ソバ65億杯分の負債じゃ~自分たちの力じゃ、もうどうしようもないのだろうが(笑)
    座敷童子に何とかしてもらおうという他力本願的な発想が面白い。

    この野笛藩の面々。イチゴも含め、どこかおっとりしているというか。。。。なんというか。なぜか憎めない。

    イチゴを支える面々も個性があって魅力的だ。
    特に、サダさんは良い味出してる。

    シリーズで読んでみたい作品です。



    ~この話の中の徳川家将軍たちは、ちょっと女好き。
    大量な側室をもった家斉くんに、幽霊になっても女の尻を触る綱吉君。春画をばらまく家定くん。
    読んでて笑ってしまった。~

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    2016年06月29日
  • 小さいおじさん(新潮文庫nex)

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    ひとりぼっちにしか見えないという、小さいおじさんが暗躍したり、大活躍したり、面白かった。

    職場的にもこのお話の舞台は身近で、もしかしたら私の席から見える書架の隙間を、黒い影がよぎるのではないかと思わずにはいられない。

    見えた日には、それはもれなくひとりぼっちであるということになるわけだけど、おじさんと出会えるのなら、ひとりぼっちも悪くないかも。またどこかで小さいおじさんの活躍が読めるといいなぁ。

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    2016年05月26日
  • 幻想映画館

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    幻想郵便局に続いて2作目の幻想シリーズ。 このシリーズは本当に面白い。 女の子が主人公でとても不思議な物語が進んでいく。あの世と繋がりを持つ場所を巡りたくさんの出来事が起こる。 必ず幽霊が出てくるのだがちっともオカルトチックでないし、何だがほんわかした感もある。堀川さんはこの手のストーリーの名手だ。

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    2016年05月04日
  • 幻想映画館

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    幻想シリーズ2作目。ここんとこの慌ただしい仕事が続くなか、やわらか系ファンタジーが心地よい。謎ときみたいなところや、プチホラーチックなところも楽しめるし。

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    2016年03月14日
  • 幻想探偵社

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    幻想シリーズなんですが、このシリーズの「シリーズなのかな?あぁ、シリーズなんだね」という緩いつながり方がとても好ましい。登場人物がそれぞれ素敵なキャラクターで、個性を発揮してるんだけれども、シリーズであることを強く主張しない。その分、「うん、そうだよね、そうそう」とにんまりさせられる感じが、これもまた、好ましいのです。
    さすがに、探偵社。今までで、最も事件らしい事件となりました。ご都合主義かと思えるくらい、すべてのことが事件に集約されていくのは、幽霊が中心人物なのだから、仕方がないことで、それが文章にスピード感を与えているんですね。
    一番意外だと驚いたのは、探偵社の新所長、へえ、あんたが所長になるのかい!とウキウキしました。
    そういえば、探偵社なのに、所長なんですね。

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    2016年02月05日
  • 幻想探偵社

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     堀川アサコさんが書かれた「幻想探偵社 (講談社文庫)」は、「幻想郵便局 (講談社文庫)」から続くシリーズ物の第4作目だ。今回は幽霊専門の探偵社が舞台の物語だが、怖くもなければ恐ろしくもなく、ほんわかとした心温まる物語だ。

    《あらすじ》
     中学校の野球部でエースをつとめる海彦は、チームを夏季大会で準優勝に導いた真面目な性格の生徒。そんな海彦は父親のちょっとした一言でスランプに陥ってしまい、やむなく野球部を休部してしまう。
     周囲の理解を得られないまま、やるせない気持ちで街を歩く海彦の前に、同級生で密かに憧れていたユカリの生徒手帳が落ちていた。慌てて周囲を見渡すとユカリは古ぼけた雑居ビルに入っていくところで、慌てて追いかけた海彦は「たそがれ探偵社」という不思議な探偵社に紛れ込んでしまう。
     エレベーターで一緒になったヤンキー姿の大島は、よくよく見ると影がない幽霊。「たそがれ探偵社」は幽霊専門の探偵社で、幽霊の悩みや頼みを解決するための探偵社だったのだ。
     大島は海彦やユカリと同じ中学校の卒業生だったが、自分がどうして死んでしまったのかを忘れてしまった大島のために、海彦とユカリは中学校で起こった15年前の事件について調べ始める。その途中でも、様々な幽霊の頼みごとに遭遇し解決していくが、大島が死んでしまった謎に迫るにつれて、海彦とユカリにも徐々に危険が迫ってくる。


     幽霊が専門の探偵社という設定ながら、海彦とユカリ、探偵社の青木や幽霊の大島など、関連する人物同士のやりとりが心温まる内容になっている。また、物語が進む中で登場してくる街の人々との会話や交流もほんわかと優しく、スイスイと読んでいくことのできる物語だった。

     ちょっと不思議な設定ながら、登場するエピソードは心温まるものや心に響くものばかり。登場人物の設定も相まって、心温まる素敵な物語に仕上がっていた。

     暑い夏にすんなりと読める清涼感のある物語だと思う。

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    2015年11月09日
  • 幻想探偵社

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    幻想シリーズ。幻想郵便局以来、ひさしぶりにこの著者の本を読みました。自然に幽霊が存在するような描写が面白く、特に幽霊と生者の掛け合いがよかった。他のシリーズも読んでみたい。

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    2015年10月09日
  • 幻想日記店

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    シリーズ第3弾とはいうものの、このユルーイつながり方がいいです。シリーズとしてのつながりってなんだろう?と思いつつ、そうかあ、ここね!という感じのつながり。
    そのゆるさが、作品全体を覆っている感じで、フワフワ~っと楽しく、最初から最後まで読みました。
    これが伝奇小説なら、ここの部分を解釈しないで済ませるの?などということも考えるんだけれども、このゆるいファンタジーではそんなことは横に置いておいてもなんの差しさわりも疑問もない。最終的にとっても満足しました。
    第4弾を読み始めます。

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    2015年09月23日
  • 幻想探偵社

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    幽霊問題専門の探偵社。どこぞの怪異を調べてほしい人や、巷でウロウロしている幽霊さん達のために活動する。探偵長はあの人で‥‥ いやぁ参りました。

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    2015年08月14日
  • 幻想探偵社

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    ネタバレ

    記憶喪失の幽霊、大島の死の謎をふたりの中学生探偵の海彦とユカリが追いかける。

    幻想郵便局に続いての一冊でしたが、独特のユルい世界観が好きです。登場するブラウン管テレビなどのアナログ的な世界観も手伝っているのかもしれない。

    海彦とユカリの恋愛観も、初々しくて良いです。大人になると素直さがなくなって来るからなと思ったりしました。

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    2015年08月12日
  • 幻想映画館

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    幻想郵便局を読み終えてすぐ読んだので
    スッと入れました。

    郵便局ほどの驚きはありませんでしたが、まりこさんが成仏したシーンでは
    じんと胸があつくなりました。

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    2015年04月11日
  • 不思議プロダクション

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    東北の地域密着プロダクション。
    本業より、謎解きに能力を発揮する…いや、巻き込まれる芸人たちが主人公。
    ゾーッとしつつも楽しめます。

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    2014年11月10日
  • 幻想日記店

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    幻想シリーズ3作目。

    日記を売るちょっと怪しげな店の不思議な店主、猩子さんのもとでバイトすることになった大学生友哉くん。

    そのお店には一風変わったお客さんたちがやってきたり、配達人がやってきたり。

    印象に残った言葉は、「終わらないというのは、始まらないのと同じこと。死なないってことは、生きていないのと同じこと」です。

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    2014年08月28日
  • 幻想日記店

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    幻想郵便局、幻想映画館もオススメです!
    現在、幻想探偵局も連載されているそうなので
    是非、読んで見てください。

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    2014年06月15日
  • 幻想郵便局

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    ネタバレ

    予想外のストーリーで、ちょっぴり不思議感が残る本でした。

    特技欄に“探し物”と書いたおかげで舞い込んだアルバイト先は、山の上の不思議な郵便局でした。
    運命の力に逆らえずそこで働くことになったアズサ。
    不思議とも個性的ともいえる職場の人たちや郵便局に訪ねてくる客たちとの交流で不思議な体験をします。
    アズサの前に現れるちょっと焦げた匂いがする真理子さん。実は彼女は殺されていて、幽霊としてこの世にとどまっています。
    真理子さんを殺したのは誰なのかというミステリー要素もありワクワクしながら読みました。

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    2026年10月09日
  • おもい おもわれ ふり ふられ

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    映画になってた原作だと勘違いし途中でキャストを確認しようとしたら勘違いに気づく。つまらなくはないがめちゃくちゃ面白いわけでもなかった

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    2026年09月14日
  • ある晴れた日に、墓じまい

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    読んでたこと、すっかり忘れて再読。何ページか読んで、あれっと読んだことあると気付きながら、内容わりと忘れていて結果、全部読んだ。墓じまいに興味をもち読んだ。最初に読んだときに何も感想書いてなかったので、その時どう感じたのかわからないが、改めて思うのは本は、読む時々で感じかたも変わるということ。同じ本を読んでも、その時の自分の環境や想いによって受け取り方は違うなあと実感。なので、再読もその時の気持ちに沿って積極的にしてみたい。

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    2026年04月23日
  • 伯爵と成金―帝都マユズミ探偵研究所―(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    成金の息子牧野心太郎が父親殺しの容疑にかけられ、疑惑を晴らすため探偵をしている華族の黛望を訪ねる。
    黛曰く探偵ではなく探偵研究所ってことらしいんですが、違いがよく分からず。
    短編連作?1話1事件で解決しますが、黒幕がいて最後はそこに繋がります。
    ただ、押しが弱いというか、せっかく黒幕がいるので最初からもっと匂わせてもいいのではと思いました。
    連載なら後付けっぽくなってしまうの分かるのですが、書き下ろしですし。。
    主人公の心太郎がどの事件でも襲われるので不憫でした。特に3話目の文通ガール。サド女学生の餌食になってて面白かった。3話目が一番好きです。
    女学校にエスという制度?流行りが本当にあったようで興味深かった。『マリア様がみてる』のスール制度ですよね。黒幕との対決がもっと見たかったので続き出てないか調べたんですが、なかったです。残念。

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    2026年02月28日
  • ある晴れた日に、墓じまい

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    母親はすでに亡くなっており、偏屈な父、家出した兄、ダウン症を抱え今は施設にいる姉というハードな家族関係に加えて、自身も乳がんを患ってしまったことをきっかけに、実家の墓じまいを決心する主人公(44歳。古書店経営)。かなりしんどい設定だが、主人公の性格がメソメソしてない所に救われる。
    墓じまいについての必要な手続きや経費の知識を教えてもらえるので、こちらは勉強にはなるのだが、主人公は紆余曲折を経てこれらの情報を獲得していくのではなく、公務員の元夫から教えてもらうというストーリーとしてはあっさりしたものだった。
    墓じまいに奮闘というよりは、乳がん闘病の方が印象的だった。

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    2026年01月10日
  • 相続始末記

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    テンポよく進む軽いストーリー展開で、サクッと読めました。
    ラストが「えーーっ」って展開でしたが、まあまあ・・・。
    重めの遺産相続テーマを楽しく展開の1冊。

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    2025年12月16日