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Posted by ブクログ
今までのシリーズの中で一番好きだった。
次点が映画館だろうか。
登場人物も(青木さん2回目だけど)腹が立たない、憎めないやつキャラでイライラせず、最後の事件大詰めもスピード感あってよかった。
相変わらずこのほのぼのとしたファンタジーの話に、ネグレクト(っぽい)や猟奇殺人事件、家族問題などを突然織り交ぜてくるところが色んな意味で凄いと思う。
郵便局のレイプ未遂シーンも唖然としたけれど、なぜこんなにあっさりと出てくるんだろうなとも。
せっかく生死を描いてる小説なのだから、もっと大事にして欲しいような気もする。
とはいえこれで真面目にやったら重たいのだろうか。
スミレと有働さんも出てきたけれど、スミレってこんな頓珍漢だったろうか……。
既に知っていた子だから許容出来たけど身近にはいてほしくないタイプだと思う笑
有働さんは相変わらず有働さんで安心した。
毎度出てくるタマエお祖母様(伯母様)も、騒々しくてイラッとする時もあれど慣れてきた感じがある。
Posted by ブクログ
幻想シリーズなんですが、このシリーズの「シリーズなのかな?あぁ、シリーズなんだね」という緩いつながり方がとても好ましい。登場人物がそれぞれ素敵なキャラクターで、個性を発揮してるんだけれども、シリーズであることを強く主張しない。その分、「うん、そうだよね、そうそう」とにんまりさせられる感じが、これもまた、好ましいのです。
さすがに、探偵社。今までで、最も事件らしい事件となりました。ご都合主義かと思えるくらい、すべてのことが事件に集約されていくのは、幽霊が中心人物なのだから、仕方がないことで、それが文章にスピード感を与えているんですね。
一番意外だと驚いたのは、探偵社の新所長、へえ、あんたが所長になるのかい!とウキウキしました。
そういえば、探偵社なのに、所長なんですね。
Posted by ブクログ
堀川アサコさんが書かれた「幻想探偵社 (講談社文庫)」は、「幻想郵便局 (講談社文庫)」から続くシリーズ物の第4作目だ。今回は幽霊専門の探偵社が舞台の物語だが、怖くもなければ恐ろしくもなく、ほんわかとした心温まる物語だ。
《あらすじ》
中学校の野球部でエースをつとめる海彦は、チームを夏季大会で準優勝に導いた真面目な性格の生徒。そんな海彦は父親のちょっとした一言でスランプに陥ってしまい、やむなく野球部を休部してしまう。
周囲の理解を得られないまま、やるせない気持ちで街を歩く海彦の前に、同級生で密かに憧れていたユカリの生徒手帳が落ちていた。慌てて周囲を見渡すとユカリは古ぼけた雑居ビルに入っていくところで、慌てて追いかけた海彦は「たそがれ探偵社」という不思議な探偵社に紛れ込んでしまう。
エレベーターで一緒になったヤンキー姿の大島は、よくよく見ると影がない幽霊。「たそがれ探偵社」は幽霊専門の探偵社で、幽霊の悩みや頼みを解決するための探偵社だったのだ。
大島は海彦やユカリと同じ中学校の卒業生だったが、自分がどうして死んでしまったのかを忘れてしまった大島のために、海彦とユカリは中学校で起こった15年前の事件について調べ始める。その途中でも、様々な幽霊の頼みごとに遭遇し解決していくが、大島が死んでしまった謎に迫るにつれて、海彦とユカリにも徐々に危険が迫ってくる。
幽霊が専門の探偵社という設定ながら、海彦とユカリ、探偵社の青木や幽霊の大島など、関連する人物同士のやりとりが心温まる内容になっている。また、物語が進む中で登場してくる街の人々との会話や交流もほんわかと優しく、スイスイと読んでいくことのできる物語だった。
ちょっと不思議な設定ながら、登場するエピソードは心温まるものや心に響くものばかり。登場人物の設定も相まって、心温まる素敵な物語に仕上がっていた。
暑い夏にすんなりと読める清涼感のある物語だと思う。
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小説・文芸
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