菊地秀行のレビュー一覧

  • 魔闘学園

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    帝高校……ということで、「魔人学園」の続編を期待していたのですが、まったく違う世界の帝高校でした。
    ということで、最初は、テンションが落ち気味だったのですが、読んでいるうちに元気が出てきた。
    この元気の出方は、島本 和彦のマンガを読んだときと同じ元気のでかたです。スカッという感じ。

    でも、最後は甘酸っぱいわ。

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    2013年10月16日
  • 妖神グルメ

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    イカモノ料理と言っても、不味いわけではない。


    邪神を復活させる料理を作るため、クトゥルー神話でお馴染みの各地を旅していく物語。途中で邪教徒、邪神、海軍入り乱れた一大スペクタクルが展開される。
    ラストで明かされる主人公の秘めた野望、そして、邪神を満足させうる料理とは一体?実に壮大なスケールで描かれる、痛快な物語でありました。

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    2013年09月29日
  • 吸血鬼ハンター23 D―冬の虎王

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    安定。気がるによめるエンターテイメント。

    久しぶりにこのシリーズ読んだけど、やっぱり読みやすいし、楽しい。

    この人と夢枕はエンターテイメントだなぁ。シリーズは完結しないんだろぅなぁ。

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    2013年07月28日
  • ニャンコ、戦争へ

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    ネタバレ

     戦争はいけない、と人は言う。
     人間の命は何よりも大切で、それがたくさん失われるから、戦争はいけない、と人は言う。
     じゃあ、人間が死ななかったら、どうなんだろう?

     この作品はなんと人間の代わりに、猫が戦争に行ってもかまわないことになった、という驚きの設定。だから猫を自分の代わりに戦争に行かせようと、猫嫌いの人までペットショップに並ぶようになる。うおー、猫好きにはとても耐えがたい光景だなあ。
     猫がどうやって戦っているんだとか細かい事は気にしちゃいかん。だが主人公の家のニャンコは、戦争で片目と後ろ脚を失って帰って来た。人間がする戦争と変らず、過酷で熾烈な戦闘が繰り広げられているようだ。

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    2013年04月19日
  • 邪神金融道

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    正直、買ったときはそれほど期待していたわけではなかったんですが、読んでみると意外に(失礼)面白く、ぐいぐい引きつけられました。主人公が完全に悪人でないあたり、トレジャーハンターシリーズなどにも共通する魅力かと。
    ファンなら読んでみる価値ありです。クトゥルー神話の知識があるとなお楽しめます。

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    2013年04月19日
  • 吸血鬼ハンター23 D―冬の虎王

    Posted by 読むコレ

    かなり久しぶりに読んだDシリーズ(最初に読んだのはたしか中学生のとき)。電子書籍でたまたまタイトルを見かけて、豊富にそろってることにまずびっくり。毎巻好きなのは、冷酷無比なDが、人間っぽく子供や女性にやさしさを垣間見せるときの描写。(今回は、破壊されたシャイナという女性型アンドロイドに「礼を言う。立派な仕事ぶりだった」という場面。こんなにはっきり口にするのは珍しいが)しかし、このシリーズは完結するのだろうか?最後は親子対決なんだろうが、ここまで引っ張ると終わり方が異様にむずかしい気が・・・。

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    2013年01月31日
  • 血 闘 士

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    菊池 秀行が考えるハードボイルド。
    多分、これって、大塚 英志とみなもと 太郎がしゃべっていた

    「いい雰囲気だ」

    って、やつと同じですよねぇ。きっと。

    時代の雰囲気なんだろうなぁと思いました。

    ただ、この「血闘士」という題名だけが、いけてない感じが……。菊地 秀行のセンスじゃない気がするんだが……。
    題名は、後付けかな?

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    2012年12月29日
  • 魔界都市ハンター(11)

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    なぜ人類は進歩しなきゃいけなくて、進化しなくちゃいけないのか、

    実はそんなことないんじゃないのかなと最近思うわけです。

    もちろん、私は欲がありますから、やりたいこともたくさんあります。

    だけど、背伸びをする必要はありません、やりたいことをやるだけなのです。

    あえて競争させて、

    生き延びたものを集めて、

    さらに競争させて、

    はたして人類はそのように進化したのでしょうか。

    ジェノサイド(高野和明)と魔界都市ハンターは全く違いますが、

    小説と奇天烈な漫画では全く違いますが、

    そんなことを想っちゃいますね。

    人間はどうなっていくのでしょうか、

    その中で私の出来ることは?

    なん

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    2012年10月26日
  • 魔 豹 人

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    バイオレンス度数高め。
    だけれども性表現の多さの割には
    豹馬の活躍がさえ渡っているので
    不快感はあまり感じない…はず。

    さまざまな陰謀色めく
    バイオレンスな世界。
    相手に過不足はなく
    さすがの豹馬も何度も
    ひどい目に遭わされることとなります。

    必見は終盤でしょう。
    彼はやはり用心棒なのです。
    その心意気はかっこいいです。

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    2012年10月09日
  • 魔界医師メフィスト 1

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    せんべい屋が出てこないか楽しみに読んだのですが、さすがにメフィストの口からの一言だけでしたね。今後は出てこないのかしら。だって他の面々は登場してますからv

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    2012年05月28日
  • 夜叉姫伝(4)美影去来の章

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    ネタバレ

    不死の吸血鬼“美姫”によって、完全に吸血都市と化した「魔界都市・新宿」。寸前で政府の核攻撃は回避されたが、都市再生の鍵を握るせつらもまた、美姫の手に堕ちようとしていた…。せつらの危機を察知した魔道士トンブと人形娘は、形勢逆転の大魔術“アカシア記録注入”を計画。果たして最強の敵は斃せるのか?そして「新宿」の明日は。

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    2012年05月02日
  • 吸血鬼ハンター23 D―冬の虎王

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    妻の願いは夫であるヴァン・ドーレン公爵の抹殺。

    死を賭したその願いにDは一路、ドーレン公の居城を目指す。

    かつて<虎>と呼ばれた貴族は静かにDを迎えた。
    すべてを知った上で。

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    2012年02月29日
  • エイリアン虚空城

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    久しぶりの八頭大の物語でしたが、面白かった! テンポよく話は進むし、空いては得体の知れない奴だし、毎度おなじみの横槍は入ってくるし。
    この人はこういった能弁で活発な主人公の一人称が一番面白い気がするなあ。

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    2011年06月08日
  • 風来鬼

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    ネタバレ

    うん、本能にはかなわないよなあ。確かに。
    思いの他に官能的でした。
    アイデア、人物描写など、他にない素晴らしさがある
    菊池秀行氏ですが、
    やっぱりぐちゃっと短縮されていて読み取りにくいときがあるのが残念。

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    2011年04月11日
  • 幽剣抄

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    最近の長編は肌にあわなくてしばらく読んでないけど、
    短編の切れ味は今でも抜群。
    この時代劇のシリーズは特に力が入ってるけど、
    その中でも「影女房」の完成度は別格。

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    2011年04月10日
  • ホラーセレクション モンスターズ1970

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    収録作
    井上雅彦「デモン・ウォーズ」
    田中啓文「糞臭の沼」
    友成純一「魔物の沼」
    菊池秀行「甘い告白」

    井上氏作品:本当にパロディ満載で、井上作品の中ではかなり読みやすい物だと感じた。

    田中氏作品:「あぁ、田中さんね、やっぱりねぇ…。」となんとも言えない笑いが浮かぶ一作。
    前半の良い意味での「胸が悪くなる」感じも印象的だが、
    後半のふざけてるような、真面目なような、スピード感のある展開には引きこまれてしまった。
    そして、大爆笑。。。w

    友成氏作品:もっとも個人的にインパクトのあった作品。
    後半はやや失速感もあったけど、前半までの暗黒緋色の世界に魂は翻弄される。

    菊池氏作品:スピード感満

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    2011年01月20日
  • 死人機士団(下)

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    菊地作品は盛りだくさんの展開に引きずられるように読み進めた結果、全体像が全く分からない時がある。
    この死人機士団もそうで、上下あわせて二回ずつ読んだかな。

    悲しい巨人が最後に得た幸せがうれしい。
    人形娘は可愛いなあ。

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    2010年10月22日
  • 血 闘 士

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    バイオレンスであります。
    彼の著作にしては少なめではあるものの
    若干の性表現があるので
    読む際には注意です。

    酔いどれガードマンな八見賀氏
    時に強敵に当たり、絶体絶命になっても
    ある手段を講じ、立場を逆転します。

    最後の作品では
    元妻賀出てきてなにやらありそうな予感ですが…
    でも彼は「男」ですね。
    渋いです。

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    2010年06月29日
  • 死人機士団(上)

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    巨人の依頼人にドッペルゲンガー、世界一有名な人造人間にからむ人間模様。
    相変わらず発想が豊か過ぎて、一人一人のキャラが濃いにも関わらず、入り組んだ展開と人間関係についていけなくなることも。

    今回こそメフィストせんせいは牙をむくのか。
    人形娘は相変わらず可憐。

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    2010年04月08日
  • 吸血鬼ハンター21 D―魔性馬車

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    タイトル通り、全編通して「馬車」の中で話が進みます。
    前半はDらしくロードムービー風、後半は「夢」を軸に「薮の中」的ミステリー…といったところでしょうか。
    貴族らしい貴族が現れないのが特徴的な本作でした。

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    2010年04月04日