冬目景のレビュー一覧

  • マホロミ 1

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    建物が持つ記憶が見える
    建築科の大学1年生、土神 東也(にわ・とうや)。

    東也と幼なじみの女子大生、
    円海 卯(みつうみ・あきら)。

    祖父の家で見つけた
    古い写真にソックリな
    土神と同じ能力を持つ謎の少女
    深沢 真百合(まゆり)。

    土神の妹で
    園芸部の菜南(ななみ)。



    家が持つ記憶に共鳴し
    出されることのなかった手紙や
    戦時中隠さねばならなかった青い目の人形を探し出したり、
    解体される運命の建物に
    最後に海を見せてあげたり、

    かつて住んでいた人たちの
    果たされなかった想いを
    成仏させる手助けをする
    土神と真百合。


    いやはや、
    この設定一本に
    激しく心惹かれましたよ。
    (

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    2013年04月15日
  • マホロミ 2

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    前作から随分と経っているので また作者得意の放り出しかと懸念していたが、一巻目のかったるさが二巻目になって消失しテンポも中身も良い方に化けた。特に主人公たちの二世代前の家族の絡みが出てきて一作目の伏線とは思えなかった部分が生きてきている。良書であろう。

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    2013年03月02日
  • マホロミ 2

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    建築物に残された思いとか、それを巡る人の感情、ではなくて、建築物の想いを読み取る土神くん。

    幽霊は記録が消えた記憶の残滓、というのが自分の中の現実的な解釈の落とし所だけれど、この形態はやっぱりミステリと相性が良いよなぁと。すべては京極夏彦が悪い。記憶が感情の方に振れるとホラーになるけど、そっちの物語はあまり興味ないけど、個人的な感情はホラーに近い。
    楽しむならミステリ的な幽霊だけれど、自分の中の消えない物語としてはホラーな幽霊が住み着いている。

    何はなくても、冬目景さんの絵が見られるだけでも、試乗な上に、話まで面白くて、たまりません。

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    2013年03月01日
  • イエスタデイをうたって 6

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    気づいたら、正社員になって、コンビニバイトを辞めた陸生クン。
    それに伴ってそれぞれの人物を取り巻く環境にも変化が。

    環境をトリガーとして、人の関係性も変わっていくことは、あるのでしょうか。
    そんな中何気に気になる杏子さん&クマさんペア、、ちょっとした暗示に見えたりも。

    - お正月一緒に過ごさない?

    物語終盤、一つの動きがあります、一つ一つの積み重ねの結果でしょうか。

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    2012年08月13日
  • イエスタデイをうたって 4

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    ふと読み返したくなって、久々に再読。
    柚原さんのエピソードが結構好きだったりも。

    リクオ・シナコ・ハルの関係に、徐々に変化が出始める、
    そんなきっかけになったのかなぁ、とも思っています。

    ゆるやかな日常を積み重ねながら、決して不変ではない。
    結末が楽しみです、ここから何年かかるのかわかりませんが、、

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    2012年08月05日
  • イエスタデイをうたって 8

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    何気に不意打ちだった、第8巻の物語。
    ふと振り返ったら、もう15年以上続いているのですね、、うーん。

    そんな穏やかで緩やかな関係に、徐々に変化の兆しがみて取れます。
    どの人物の気持ちもわかるだけに、、やきもきとしてしまいます。

    - 早く二人が揺るぎないものになりたいだけなんだ

    それにしても、物語が始まったときはほぼ同年代だったのですが、、
    いつのまにやら、だいぶ差がついてしまったなぁ、、なんて。

    - ただ…傍にいてくれるだけでいい、何も望まないし約束もいらない

    個人的には結構決定的なフレーズだと思います、、さて次巻は?

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    2012年07月31日
  • マホロミ 1

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    幽霊とか怪現象っていうのは霊魂ではなく、その場所やものの記憶の幻燈のようなものなんだろうか?
    そう考えると巷に溢れる幽霊話も怖くはなくなる。

    それよりもきちんと続きますよね?
    このマンガw

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    2012年04月29日
  • 羊のうた (7)

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    ようやく全巻揃えることが出来たので、早速一気に読みました。

    精神的に社会から隔離された空間における自我の形成、それでも、人間と同じでした。例えそれが羊の皮を被った"何か"であろうとも、彼女らは人間らしいと感じました。

    それと、この巻でのラストシーン手前までの千砂の表情が堪らない。いや、他の人物でもそうだが、描き分けと言うか、沢山の感情を見て取れるのが良かった。

    読み終わってみると、「美しかった」と呟いていた自分がいました。作品における設定など、個人的には好けない部分もありましたが、非常に楽しめた作品でした。

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    2012年04月07日
  • ももんち

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    「なにこのベタな少女漫画。ペッ!」とか言いつつ何回も読み直してる自分がいた。
     ぶっちゃけこの人の漫画って「イエスタデイ」以外はストリー自体に面白さを感じないんだけど、これは話しのまとまりがよくて読みやすい。ももが可愛くて好き。

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    2012年02月19日
  • マホロミ 1

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    冬目さんの定番ロングのしっとりとショートの明るいヒロインな作品。建物に宿る思いを見る事ができる主人公(土神)とヒロイン(真百合)が取り壊される前にその願いを叶えてあげるお話。疎遠だった主人公の祖父(建築家)の影響で見る力を得ているらしい。真百合の祖母は自分が亡くなると真百合を守る人が居なくなるから家を離れるように言っていたが残り主人公と出会う。今後どの様に物語が進展していくのかとても楽しみ。

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    2012年02月05日
  • イエスタデイをうたって 1

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    ネタバレ

    これは今まで読んできた漫画の中で一番好きな漫画かもしれない。

    恋愛モヤモヤニヤニヤ漫画です。
    最近のハルちゃんの気持ちが痛すぎてたまらんのですが。
    取りあえず絶対に完結だけはして欲しい作品。

    お願いします・・・・

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    2012年01月26日
  • イエスタデイをうたって 7

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    ネタバレ

    やっと進んだ展開.誰もがお互いを傷つけまいとして,誰もが傷つく.いつまでも進まないと思っていたアイツが前に進んだ今,ハルが逆の立場になってしまった.報われて欲しい.

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    2011年11月26日
  • 羊のうた (7)

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    羊の群れに 紛れた狼は さみしい牙で 己の身を裂く (一巻冒頭を引用)

    ”人”としての中身が剥き出しに晒され、哀しくも寄り添い、繋がる。
    と思った。

    …自分でもよくわからない感想。
    何回か読み返したらわかるようになるかも。

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    2011年10月19日
  • ももんち

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    ももが可愛すぎる。冬目さんはこんな可愛い少女も描けるのか~。
    話も綺麗にまとまってて読みやすく、面白かった。

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    2011年05月02日
  • イエスタデイをうたって 7

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    じりじりとじれったく進んできた関係がここにきて変化。
    それにしても「好き」という気持ちはずっと変わることのないものなのだろうか。
    長く好きでいればいるほどそれが曖昧になってくる。
    「嫌い」にならなかった「好き」は一体何になるのだろうか。

    基本的にハルにはしあわせになってほしいと思っているのだけれど、それがリクオとくっつくことかと言われると、それもまた違う気がする・・・。
    うーん、次巻が楽しみだけどいつになるかな(笑)。

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    2011年01月18日
  • イエスタデイをうたって 7

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    やっと出た続巻。数年にいっぺんのペースだな。くそっ、リクオの野郎、嫉ましすぎるぜ・・・。?子さんとハルちゃんを選べる立場にあるなんて・・・。いや〜、やっと動き出しましたね〜。刊行ペースのゆっくりさもあって、いつまで経っても話おわんねーんじゃないかと本気で思っていましたが。それにしても各話の頭にある、連載時にはカラーであったであろう絵が白黒なことが残念すぎる・・・。ハルちゃんがかわいすぎて生きていくのがつらい・・・。そんなハルちゃんが落ち込む姿を見るのがもっとつらい・・・。

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    2011年07月17日
  • 羊のうた (1)

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    冬目先生を知った作品。
    この人の作品はこの作品を含めどこかもの暗い印象をうけます。
    それは不快なものではなく間の静かさや人物の表情からくるものだと思います。
    とてもいい作品です。

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    2010年11月15日
  • ACONY(3)

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    大好きでしたーーーー、冬目景さはぁーーーん。

    ずっと捜してきたママが、ぬいぐるみに憑依しても日常な世界。
    完結しない完結しないと言われる冬目作品、でも完結してしまうとこんなに哀しいのか。
    いくらでも続けられるし、時間の流れとは切り離されてそうな作品だけど、キチンと作中で2年も経っていたり、最後に未来を予想・予感させたり、気持ちの良い終わり方だった。
    キラー・トースター、怪奇大家族的迷宮(うる星やつらか、)、ブラックな金魚とか、話もとても面白かった。

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    2010年09月26日
  • ACONY(3)

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    これまでの冬目景作品の中でも異色なこの作品。
    シリアスなストーリーがありながらもその間に入るコメディ要素がお気に入りだったけど、残念ながら完結。
    やっぱり、途中で休載したあたりが関係してるかと思うと、ちょっと残念だったり。

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    2010年09月26日
  • ACONY(3)

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    割と急だった最終巻。
    2巻くらいからとてもいいテンポの作品だっただけに、ここで終わるのはもったいないようにも感じられる。

    見所:この時間が止まったようなバケモノの巣窟で

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    2010年09月23日