冬目景のレビュー一覧
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懐かしい雰囲気
無料で2巻まで。
完結したのは2015年だが、連載開始は1998年(1997年末?)という非常に息の長い作品。
そのせいか、当初の描写はカセットテープやダイヤル式電話などが登場し、90年代前半のよう。
絵も線が太く、手書きで丁寧に描かれており、昭和~平成初期の雰囲気がある。
2巻途中までは話が淡々と進み、登場人物も非常に限定的。
それが2巻後半から急に登場人物が増え、話が膨らみ始める。
ヒロインの1人ハルも、当初はミステリアスな雰囲気で「カラスの化身?」とか思っていたがそんなことは無く、2巻あたりからはストーリーをリードする普通に明るいキャラに。
こう言う変化がちょっと大きく、若干の違和 -
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きれいな雰囲気の、優しい作品、という印象でした。登場人物みんないい人で、そこに少しだけ不思議な要素を持った子が入ってる、って感じでしょうか。学生の頃に読むのと社会人になってから読むのとで印象が変わりそうです。
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Posted by ブクログ
小学校の頃のかかりつけの病院に置いてあった古い漫画を読んでいる時を思い出すような、なんだか読んでいて懐かしい気持ちになる作品です。
滝下の語り、これは冬目先生のお気持ちなんだろうなあと思いながら読んでいました。凡人として当たり前を知りすぎた故に行ききれない自分、それでもやめられない自分、望んだ道筋でなかったとしても進むと決めたのは自分なのだからと責任と覚悟と諦めと現実とがない混ぜになった状態の中で「生きる」ということ。
足りない事を自覚しているけど、今の自分を選んだのもまた自分自身だからまだやめない、そういった葛藤に覚えがあったので凄くこのシーンに惹きつけられました。 -
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いやぁまずはハルが格好いいんだよね。それだけで読んでみようと思った。一巻だけ読むとわりとよく纏まってるよう、最初は連載が長く続くと思ってなかったのかな。