冬目景のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ前巻から打って変わって悲劇になるかと思っていましたが、
予想を良い具合に裏切ってくれてとても満足度の高い巻でした。
前巻で母校と発覚したこともあり思い入れもひとしおだったのですが、
今作では更に魅力的な登場人物が現れ、より楽しめました。
(最初からネタバレ)
本巻は「漸の桜」「彼女の名画座」の2本立て。
1本目は、結局恋愛絡めてくるんだ、という残念感が有り。
構図的にもイエうたに似通っているよね、というのはガッカリな気分。
どちらかというと冒険譚的な作品を期待していたので、
作品というよりはその方向性自体があまり受け入れられない部分がありました。
とは言う者の、イケメン坊ちゃんの彼を中心とした話展開は中々面白く。
どこまでツンデレなんだと思いながらも、最終的に、本当に最後に
美味しいところを持って行くのは読んでてすごく痛快でした。
そして、個人的に滅多に付けない★5を付けているのは、2本目。
同じ分野に居る男女の恋愛についての、ある1つの解を描き切っている点。
それは本作で語っている建築であれ、
普通の人が身を投じている仕事であれ、きっとそうなんだろうけどね。
(何がとは言わず、)大好きだからこそ離れるって選択肢をもって、
ハッピーエンドに話を進めていくのは見事でした。 -
Posted by ブクログ
純愛もの・・・かな?
主人公は大卒のフリーター(コンビニアルバイ)で、大学時代の友人であり、現在、学校の教師をしている「しなこ」さんが想い人。でも、向こうは異性のいい友人と想われてる。
そして、主人公を自分が高校時代だった頃から気になってたという、カラスのペットを引き連れたハル。
主に三角関係になるのかな。しなこは別に好きな人というか、想ってる人がいるみたいですが。
単純そうな話で、1巻から結構、奥深いところまで行きます。
誰を応援したくなると言えばハルちゃんです。一途で可愛い。
主人公が、よくあるヘタレじゃないことを祈りつつ、今後を楽しみに。 -
Posted by ブクログ
初めて読んだのは、ちょうど仕事を始めたころ。
働くということを悩んでいた時期でもありました。
劇中では数年しか過ぎていませんが、
ある意味で15年越しの物語でもあります。
それが、ようやく一つの終わりが見えてきたような。
変わらない安寧の中に居続けるのは心地が良いけれど、
いつまでも“そのまま”でいられるわけでもなく。
生きていくということは前に進むということでもあるのかな、と。
変わることには痛みが伴うけれど、
人はそうやって営みを重ねてきたのかな、とも。
その痛みをどうやって乗り越えていくのか、、
残り、1冊か2冊といったところでしょうか。
さて、どうなりますか。
願わくば、私の望む結末とならんことを、なんて。