あらすじ
▼第1話/春と桃▼第2話/夏の家族と新しい友達▼第3話/秋の別れと謎の女子▼第4話/冬のランナー▼第5話/春の別れ
●主な登場人物/岡本桃寧(美術予備校に通う女の子)
●あらすじ/この春高校を卒業して、美術予備校へ通うことになったももね。おっとりマイペースな彼女は、自立するため一人暮らしを始めるも、引っ越して2週間経っても部屋が片づかず、電話でお姉ちゃんに起こしてもらったり、遅刻した授業で居眠りしたりする日々。そんなある日、補助講師としてやってきた芸大生・藤田に、ちょっと心をときめかせて…?(第1話)
●本巻の特徴/美術予備校に通う、ももねのかわいらしい日々。塗り下ろし大増カラーに加えて、描き下ろしおまけページも充実!
●その他の登場人物/岡本太郎(桃寧の兄。公認会計士)、岡本深紅(桃寧の姉。大学生。青山のギャラリーでバイト中)
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
美術予備校でのみずみずしい恋愛。遠距離恋愛で相手に新幹線の切符を手紙に同封するのむっちゃいいなと思いました。遠くに住む彼女ができたらやろうと思います。
Posted by ブクログ
美術予備校に通う「もも」と彼女をとりまく友人たち・家族たちの話。
恋愛ごとに疎いももの初恋(?)に始まり、予備校生活の中で少しずつ親しくなる松本くんとの恋を中心に据えている。
けど、自称芸術家の父、絵画教室を営む母や、その抑圧に反抗して違う道に進んだ兄姉とのエピソードのほうが胸に残っているかも。
家族みんなそれぞれ適度な距離を保ってそれぞれを思いやっている関係がいいなあと思う。
ちょっとおせっかいなくらいの友人たちとの関係もいい。いつも眠くてぼんやりで遅刻魔で恋にうといもも、周りの人たちはほっとけない気分になるんだろうなあ。
かわいいお話でした。冬目さん初期の漫画しか読んだことなかったのでこんなほのぼのしたお話も描けるのねー、ってちょっと驚いた。
Posted by ブクログ
「なにこのベタな少女漫画。ペッ!」とか言いつつ何回も読み直してる自分がいた。
ぶっちゃけこの人の漫画って「イエスタデイ」以外はストリー自体に面白さを感じないんだけど、これは話しのまとまりがよくて読みやすい。ももが可愛くて好き。
Posted by ブクログ
冬目先生の作品を手にとるのは初めてです。
そんな作品が彼女にとっては異色とのこと。
美大に合格すべく、予備校で頑張る女の子桃寧と
彼女を見守るやさしい家族、友達。
おっとりさんで、ちょっと危なげな主人公の送る日々はなんとも愛らしい。
淡く暖色系の色をした毛布に包まれているような心地。
彼女の恋物語もまた…
Posted by ブクログ
松本くんがカッコいい・・・! 冬目作品の中で一番男らしい男の子じゃないのか!? 「その時は帰ってくる」って言った顔が好きな子にする顔だなあ、って思ったよ。
Posted by ブクログ
冬目景という漫画家の作品は嫌いじゃない。
しかし、なぜか気に入るものと気に入らないものとがあって、なぜかと思っていた。
この作品で、ひとつわかった。
ひとこと足りないのだ。
それを余韻と見ることもできるだろうけれど、いつもどこか芯のある少女たちを見るにつけ、
最後の奥ゆかしさを物足りなく感じてしまうのだ。
Posted by ブクログ
表紙の少女の雰囲気からアコニー系かなーって思ってたら、どっちかってとイエうた系でした。
ほのぼのしつつ、ドロドロはさせないように、ちょっとした人間同士のすれ違いを丁寧に優しく描く冬目節。
Posted by ブクログ
未レビュー消化。美大浪人生の恋愛模様を描いた作品。前半の父と母の離婚話や友達の別れ話など今ある答えの言葉にだすことの非情さを描いてから、モモの告白シーンは少女マンガっぽい展開だなーと思いました。モモは男からみたらかわいいですよね
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知らない人間の日常を垣間見ているよう。画面からにじみ出てくるような感情が退屈さを感じさせない。美術予備校に通っていることの悲壮感がないのもまたいい。
Posted by ブクログ
美大とか、またその予備校ってわたしにとっては未知の世界かつ、ある種憧れの世界なので、こういう漫画を読んでいるととてもわくわくします。わかるとかわからないとかすらそんなに重要ではなく「全く意味不明だけどこれはあるあるネタっぽいぞ」と思えるだけで嬉しいのです。この漫画はそれがすっごく上手!説明方にならずにさらりと流してくれるので知ったかぶりが出来て心地いい。そしていざ漫画の話自体はドがつく程にベッタベタ。それが粗野で力強いな絵柄とマッチしていて独特の雰囲気をつくっているんだなあ
ちっちゃくてよわっちそーな芸術肌の女の子っていいよね。しかも末っ子でいいこでごはんが好きで育ちがいいときたもんだ。
Posted by ブクログ
作者は、80年代をイメージしてこの作品を描いたというけれど、まさにその空気感を再現した、のんびりと季節が流れる感覚。
今だからこそ、この原点回帰が、かなり斬新な感じがする。
そもそも、浪人している美大予備校生という時点で、時間の流れ方がかなり独特だ。後半になって、ようやく携帯電話というアイテムがちょっとだけ登場したけれど、それ以外にはまったく、現代らしさを感じさせる道具はあらわれない。
話しは1巻完結で、高校を卒業してから美大の受験が終わるまでの、春夏秋冬春、の全5話。この雰囲気は本当に心地いい。もっともっと、この先の話しの続きを読みたいところではあったけれど、このままだらーっと続いてしまうよりは、1巻できっちりと完結しているところが良かったんだと思う。
Posted by ブクログ
似たような作品が多々あるような? 気が個人的にはしている冬目さんの作品ですけれども、今回のはなかなか良かったんじゃないでしょうか…作者のあとがきにもあるように甘酸っぱい恋というか、ともかく少女漫画的匂いを発散していました!
ヽ(・ω・)/ズコー
↑まあ、少女漫画ってまともに読んだことがないのですけれども…(!)それでも主役のもも? ちゃんの心情描写とかはさすがに冬目さんらしくリアリティある感じに仕上がっていたかと思います…!
当作品には果たして続編があるのか…この巻のみだとなんとなく物足りない気がしないでもないのですけれども、これもこれでアリっちゃアリなのかもしれませんねぇ…最後は読者に委ねる的な…。
おしまい…。
ヽ(・ω・)/ズコー