入山章栄のレビュー一覧
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内容の大枠は前著の「世界の経営学者はいま何を考えているのか」とそう変わらない。
・経営戦略と市場特性
産業組織型、チェンバレン型、シュンペーター型の3つがある。
・成功しやすいビジネスモデル
効率性、補完性、囲い込み、新奇性の4つ
新奇性の高いビジネスモデルは高い企業価値を実現する
・組織構造がドミナントデザインに従う
効率性の観点から製品のモジュールに合わせて組織がデザインされる。隣り合う部品が近くに配置される。結果として新しい組み合わせが出る機会が減る
・ブレストは効率が悪い
心理的安全性を担保しないと、個人でアイデアを出す場合と比べて、アイデアが出にくくなる。
他方で、誰が何を知 -
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「世界のエリートが学んでいるMBA必読書50冊を1冊にまとめてみた(KADOKAWA)」
に紹介されていた本の中で面白そうだったので読んだ。
一定の市場空間の中で競争をするよりも、
市場の構造や境界を変えて、競争を無意味にする
というのがブルーオーシャン戦略の核心。
この戦略を知っているだけで、より広い視野で問題解決や意思決定をできるようになると思う。価値とコストのようなトレードオフになりがちな関係のものも、市場構造を変えることで両方を満たすことができるという考えは大事。可能性が広がる思考の仕方、考えである。
今後社会人として自分の価値を高める戦略を練る上で、同期や社内の競争だけに目を向 -
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特に前半の視点は自分にとって斬新だった。
戦略キャンバスに価値曲線を描けば、競合と似たような線形になる(だろう)。そして、特に現状で顧客ではない層が何故自社業界の製品を買わないのかという視点を踏まえて、4つのアクション(取り除く、減らす、増やす、付け加える 特に最初の2つ)によってその線形を変えにいけば、ブルーオーシャンにたどり着くという。
確かに、考えるためのヒントをもらえた気がした。
しきりに既存の戦略論がレッドオーシャンしかカバーしていないと主張していたが、例えばポーターの差別化戦略とかって、実はここでいうブルーオーシャンも含む概念ではないのかな?本書ではあえて差別化戦略を狭義に捉え -
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地方再生に関しての本。クマモンやB級グルメの意味のなさを語ってる点は面白かった。
クマモンについては、わざわざ東京からくまもんに会いにいく人は少ないわけで、基本は県内の人たちの盛り上がりとなる。同じ区域内で消費が行われる事は悪い事ではないが、大事なのは区域外からのお金を入れる事。
商売でも何でもそうだけど、人のポケットから自分のポケットにお金を入れる事が構造で、それを自分のポケット内でやっても意味がない。
つまり、全て国内消費だとすれば、日本国内でのお金をどれだけ自分のところに集められるか?というのが、地方再生には大事という事だ。
B級グルメについては、県外からの人を集めて開催しても、 -
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経営学を役に立たせるものとして展開していく。ドラッカーやポーターはそのまま活用できない、最新の経営学の視点を持ってて参考になる。
企業の目的は、持続的な競争優位。ポーターは、SCP(構造、遂行、業績)という戦略を提唱している。これは競争しない戦略。
だから、以下の2つの視点からポジショニングを考えよ、ということ。
1.適切な産業を選ぶ
ファイブフォース(新規参入力、企業の競合圧力、代替製品・サービスの圧力、顧客からの圧力、サプライヤーからの圧力)の視点から。
2.今自社がいる産業でユニークなポジションをとる
だが…現代は、競争優位を持続できる期間は短くなってきている。より積極的な競争 -
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社内勉強会のために再読。
初回から7年が経過しているが、かわらず刺激的な内容で学びを続けないといかんなぁ、と感じさせられる。
社内勉強会は、SCPやRBVから入るのは致し方ないとして、その次に続くものを提示して、継続していることも、伝えていきたいと思う。
巨人の肩に乗りつつ、自分たちに合ったものを作り上げる。まだまだっすわ。
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2016/10/01
刺激的な題名は出版社の推薦だったと、あとがきにある。なんだかなぁ。内容は、2010年以降を中心とした経営学の論文レビュー。文中に多量に登場す -
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ネタバレ地域再生について、まちづくりの第一線で活躍する面々が、各々の持論を披露し、現状の地域再生の問題点を洗い出している一冊。
以下、印象に残った点。
・地域活性化に取り組むプレーヤーも「競争」という意識が欠如していることが多い
→学生時代、まちづくりを学んでいるときに、「人から選ばれるためのまちづくり」というのもあって良いのでは。と考えていたため、「競争」というものをもっと意識した地域再生があって良いのかな。と改めて思った。
・プレーヤーには、問題意識や成長意欲、開放性が大事。
→僕は開放性(というか仲間を巻き込む意識)があまりないので、恐らくプレーヤーとしての素質はないだろう。と思った。自分が -
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マイケルポーター
SCP
structure conduct performance.競争しないポジショニングを取る事。
組織論
学習にはlearning curveがあり、経験の蓄積により、ある一定レベルまでは急速に生産性、効率性が向上し、これは組織でも同様に言える。
組織では同じ事を全ての人間が学ぶのではなく、各スタッフがそれぞれの専門性を磨き、記憶の分担共有(transactive memory)を行う事が肝であり、この時、「誰が何を知っているかwho knows what」を認識する事が重要。
知の探索explorationと知の深化exploitationの両利きambidex