黒輪篤嗣のレビュー一覧

  • 読みだしたら止まらない 超凝縮 人類と経済学全史

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    初めて読んだ経済学の本を読みました。
    歴史で習ったことが色んな面で経済に繋がってることを知りとても面白かったです。
    下記のコメントが一番印象に残りました。

    完全な民主主義国どうしのあいだで戦争が起こったことは、歴史上一度もない
    ※ポリティプロジェクトやエコノミスト・インテリジェンス・ユニットによる定義では、市民の自由が守られ、民主的な政治文化が浸透し、司法権の独立と報道の自由が保障されているのが完全な民主主義国であるとされる。

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    2025年06月01日
  • ワイズカンパニー―知識創造から知識実践への新しいモデル

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    知的創造企業の改訂版。SECIモデルを二次元から三次元にアップデートし、理論から実践を想定した改訂がかけられている。
    最初の理論の部分だけだと抽象的でピンとこない部分も多々あったが、実企業の取り組み事例を中盤以降多数取り入れており、とても分かりやすかった。
    さてこれを今働いている企業、組織にどう取り込んで行くか。そこが悩ましいところである。

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    2025年05月02日
  • 読みだしたら止まらない 超凝縮 人類と経済学全史

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    久しぶりに脳が喜んだ。経済学なんて今まであまり興味がなく、どちらかといえば縁遠いものだったが、読み始めたら面白くて、第5章まで一気読みした。そこで一息ついて、ちょっと違和感のある部分に遭遇した。その後はじっくりと読み進み、なかなか味わい深い本だと思った。
    こういう切り口で人類史を語ってくれた本に初めて出会えたことに感謝。

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    2025年02月24日
  • 新しい世界の資源地図―エネルギー・気候変動・国家の衝突

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     本書で論じられるのは、「地政学とエネルギー分野の劇的な変化によってどのような新しい世界地図が形作られようとしているのか、またその地図にどのような世界の行方が示されているか」である(序論より)。

     第1部では、アメリカにおけるシェール革命の進展とその影響が説明される。シェール革命によってアメリカは石油と天然ガスの世界最大の生産国になり、輸出国にもなった。世界のエネルギー地図を激変させ、世界の地政学を塗り替え、新たな影響力、強化されたエネルギー安全保障、選択の幅が広がった外交政策など、米国の立ち位置を変えた。
     第2部では、エネルギー大国であるロシアについて、その強さと共に、石油と天然ガスの輸

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    2025年01月21日
  • 新しい世界の資源地図―エネルギー・気候変動・国家の衝突

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    2007年を基準にすると、2019年の米国の赤字額はシェール革命がなかった場合より、3090億ドル低かった。
    シェール革命により石油天然ガス業界全体では雇用数は米国内で1230万人にのぼった。

    中国のエネルギー消費は全世界の25%近くを占めている。
    全エネルギーに対する割合は60%近く。米国は11%

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    2024年09月04日
  • ワイズカンパニー―知識創造から知識実践への新しいモデル

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    ベースが英語なので、ところどころ滑らかではないが、
    日本企業の事例が豊富でわかりやすい。
    やはり経営理念は大事。抽象的でも共通目的を従業員に理解させる効果がある。

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    2024年08月03日
  • 世界を変えた8つの企業

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    企業の存在意義は社会の為かまたは自社の利益の為なのか「ソキエタス」や「フォード・モーターカンパニー」「フェイスブック」などを通し企業の在り方を考える一冊。利欲にくらみ衰退していく企業が多い中でも協力していく大切さ、一つの目標に向かっていく団結力は企業だから発揮できるのだと学ぶことができた。

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    2024年06月29日
  • ドーナツ経済

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    p280でオフグリッドの話題が取り上げられていた。オフグリッドについて、気になるのは、バックアップ電源。電力会社は、それを再エネで賄えないからこそ、安定供給のために原発やガス火力から手を引けないのだろうし。仮にオフグリッド住宅やオフグリッド農場、工場が多数できたとして、発電できないときはどうするのか。蓄電でどの程度賄えて、蓄電のための環境負荷や国を越えての人的負荷はどの程度なのか。電気が無いなら無い状態で過ごすのがオフグリッドの行きつく先なのだとしたら、よく話に出るが医療では、人工呼吸器が必要な人はそのときどうなる?透析が必要な人はどうなる?農業工業では、不安定な電源でも大丈夫な仕組みをどう作

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    2024年06月20日
  • 新しい世界の資源地図―エネルギー・気候変動・国家の衝突

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    なんかすっげースラスラ読めるけどぶっちゃけ全然アタマに残ってねえ。
    タイトルの和訳に配慮というか苦労が見えた。

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    2024年04月05日
  • 経済学レシピ―食いしん坊経済学者がオクラを食べながら資本主義と自由を考えた

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    経済学を料理と絡めて多面的に語ろうというところが野心的でステキ。
    経済といえばアメリカ(何せノーベル経済学賞受賞してるのは、ほとんどアメリカ)のところ、序章は「にんにく」、にんにくで経済を語ろうなんて突拍子な発想、読まずにはいられない、まずここにこの本の多くのエッセンスが詰め込まれていると思う。
    いろいろ全体バランスを考えながら補充した項目かな?と思うところもあり、章毎に面白さにバラツキがあるのもご愛嬌?
    一番驚いたのは、保育介護看護等アンペイドワークが「唐辛子」、当たり前すぎて認識されないものの代表が唐辛子だなんて、(書いてあることは馴染み深く納得ながらも)私にとって馴染みの薄い文化圏の人が

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    2024年03月25日
  • 経済学レシピ―食いしん坊経済学者がオクラを食べながら資本主義と自由を考えた

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    ネタバレ

    1980年以降、経済学は新古典派だけになってしまった。イノベーションや行動経済学も組み込まれた付け足しでしかない。
    アメリカでは奴隷は財産であり、貸付対象、担保にもなった。
    1791年ハイチ革命で、フランスに反乱を起こし1804年に独立国となった。ルイ14世はルイジアナから撤退し、アメリカがこれを購入して領土が広がった。ハイチ革命がなかったら、ルイジアナはフランス領のまま。
    資本主義と自由との関係は複雑、ときに両立しない。

    労働参加率は貧しい国の方が高い。タンザニアが87%、ドイツは60%。児童の労働率が高い。
    生産性の高さは環境によるもの。富裕国に移り住めば生産性が高まる。生産設備、高いイ

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    2024年03月19日
  • 経済学レシピ―食いしん坊経済学者がオクラを食べながら資本主義と自由を考えた

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    経済学の教養本で、料理を入り口にしてるので読み物としても楽しめる。
    結局印象に残ったのが料理の豆知識、って章も多くありますが笑
    楽しめます、一読して損はないです

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    2024年03月15日
  • 新しい世界の資源地図―エネルギー・気候変動・国家の衝突

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    地政学が流行った時期に見つけて購入。アメリカのシェール革命、ロシア、中東、中国のエネルギーを巡る情勢がNHKのドキュメンタリーのように克明に描かれている。事実の羅列ではなく実在の人物の言葉や行動と共に綴られており臨場感がある。中東の情勢に疎かったのでこの本でだいぶ勉強になった。

    一方で気候の章は自分の専門に近いからか知っている話が多くやや物足りなさもあった。

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    2024年01月06日
  • ドーナツ経済

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    河出文庫 ケイトラワース 「 ドーナツ経済 」

    経済学の役割を 経済成長でなく、貧困根絶と環境保全に求めた本。

    経済成長に 全人類の幸せはなく、貧困根絶と環境保全がなされた「人類にとって安全で公正な範囲」を バランスのとれた繁栄の道であるとしている

    経済学者に求められる思考
    *目標を変える〜成長をめざすのでなく、バランスのとれた繁栄の道を探る
    *全体を見る〜市場の効率性でなく、家計、市場、国家、コモンズ(共の役割を考える
    *人間性を育む〜合理的経済人でなく、社会的適応人へ人間像を変える
    *システムに精通する〜ストック、フロー、フィードバックグループ
    *分配を設計する〜所得と富を再分配する

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    2023年02月11日
  • 新しい世界の資源地図―エネルギー・気候変動・国家の衝突

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    2023年5冊目。満足度★★★★☆

    「米国で最も影響力のあるエネルギー問題の専門家」による世界を読むとく書の最新刊

    500ページを軽く超える厚さに、怯みそうになるが、毎日少しずつ時間をかけて読み終えた。

    本書を読めば、エネルギー、気候問題や地政学の今に関する基礎的な知識を得られるであろう

    私には第4部「中東の地図」の箇所が、知識不足のためか読むのが辛かった。

    アメリカのエネルギーに関する状況が、10年くらい前と今では「様変わり」していることが印象に残った

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    2023年02月03日
  • 新しい世界の資源地図―エネルギー・気候変動・国家の衝突

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    米国のシェール革命がエネルギーを取り巻く地政学上のパワーバランスを一変させたことがよく分かる1冊だと思う。中東の複雑な歴史については改めて勉強が必要だと痛感した。

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    2023年01月01日
  • ハイパーインフレの悪夢―ドイツ「国家破綻の歴史」は警告する―

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    第一次世界大戦後のドイツ。お金を大量にばらまきインフレを起こした。インフレは人々の生活を貧しくし、結果としてドイツがヒトラーによって戦争に進む要因になった。お金のばらまきという観点では、今の日本によく似ている。お金のばらまくことによって、お金の価値が減少し物価が高くなる。つまりインフレが起こる。ドイツの歴史をたどると今後の日本が朧気ながら見えてくる。もしかするとインフレによってハイパーインフレが起こり、日銀はなくなり、新しい円が生まれるのかもしれない。

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    2022年12月18日
  • 新しい世界の資源地図―エネルギー・気候変動・国家の衝突

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    やっと読み終わった(1ヶ月くらいかかってしまった気がする)

    大変勉強になるので、皆さん読まれる事をおすすめします。
    中東の複雑な歴史を理解できている方だとスムーズに読めそうです。
    読んで考えることも、とても多い内容。気候変動についても、もっと勉強したいし、そういう勉強会みたいなのあったら是非参加したいと思う内容です。

    それにしても、こんな時に戦争始めたプーチンは改めて憎たらしい!とも思います。
    なんだか、こんな感じだと地球滅びるのかなぁ?と冷静に考えて怖くもなります。

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    2022年12月11日
  • 新しい世界の資源地図―エネルギー・気候変動・国家の衝突

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    化石燃料は政治力に関わっている
    各国が政治的な影響力の支配を避けるため、なるべく分散して化石燃料を輸入している。
    欧州はロシアの依存を減らそうとしているが、ドイツは大丈夫か?電気料金が上がる未来しか見えない。
    中国がかなり政治的影響力を強めている。
    今後のエネルギーは自国で作れるようになることが理想?

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    2022年12月06日
  • 新しい世界の資源地図―エネルギー・気候変動・国家の衝突

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    エネルギー安全保障を軸にアメリカ、ロシア、中国、中東のキープレイヤーたちの思惑が見て取れた。

    アメリカでのシェール革命はそれまでの石油市場のパワーバランスを大きく変え、経済力に圧倒的な影響を与えている。

    ロシアは天然ガスを人質に取っている。

    中国はシーパワーを手に入れるべく南シナ海を改造し一帯一路を張り巡らす。

    中東はオイルマネーを持て余し発展に活かせていない。

    そのような中、地球環境の持続性が喫緊の課題となり化石燃料の扱いを巡る先進国と発展途上国に大きな溝が生じている。
    クリーンエネルギーへの傾斜が一時的であれ高負担を強いることに世界はどこまで耐えられるのか。

    コロナやウクライナ

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    2022年10月30日