山白朝子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
怪しく、切なく、淡いしっとりとした情緒のあふれる短編集。話のジャンルとしては怪奇系の小説なのですが、それぞれの短編ごとに描かれる、死と様々な愛の形が、大仰でもなく、どこか静かに、染み入るように語られていきます。
その語り口が織りなす空気感と、情緒が生々しい話であっても、どこか静謐で幻想的な雰囲気に物語を変えていく印象を持ちました。どことなく恒川光太郎さんっぽい雰囲気があるかも。
収録作品は7編。一番印象的だったのは、生き物を黄金に変えてしまう廃液を流す工場を描いた「黄金工場」
語り手である少年と年上のお姉さんの淡い交流と、人間の欲であったり嫉妬であったりが、残酷かつ寓話的に描かれていて印象的 -
Posted by ブクログ
趣味は焚火のOさんの別名義。
Oさんの作品は巧みだが青臭い。
本作品集は巧みさが前面に出て、スマートだ。
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長い旅のはじまり ※時代物。
父を殺された娘が、処女にして懐妊。(略……あとは読書メモに。)
井戸を下りる
私は若いころ、井戸の底の畳の部屋で暮らす雪と知り合った。(略……あとは読書メモに。)
黄金工場
ぼくは工場廃液のそばで黄金のコガネムシを拾う。生き物が黄金に変化するらしい。(略……あとは読書メモに。)
未完の像 ※時代物。
仏師修行中の私のもとに、人を殺した償いに仏像作成を教えてくれと少女が来る。(略……あとは読書メモに。)
鬼物語 ※時代物。
少女と弟は父な