山白朝子のレビュー一覧

  • エムブリヲ奇譚

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    出ては必ず迷う旅本作家 和泉蠟庵と荷物もちの耳彦の道中記。死なない胎児、持ち主に何度も人生を繰り返させる石、死者と出会える温泉、あらゆるものに人間の顔が浮かび上がる村、渡ると戻れない幻の橋、耳彦を死んだ筈の男だと信じ込む人々、残虐な山賊一家、どこからともなく現れる長い髪。
    人間の綺麗なところも汚いところも等しく書かれている。怪異よりも怖いのは結局人間。

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    2016年07月24日
  • エムブリヲ奇譚

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    「〆」と言うお話、人間の顔をした魚は「なんか残酷」として食えなくて、旅先で懐かれ、懐に入れて連れ立っていた鶏は…食えるのかよ、どう言う神経してんだ、って思わず電車内で読みながら愕然としたよ。普通の人間の残酷さ極まれりだよ。情は倫理観を打ち破るものじゃないのか…耳彦が善人でも悪人でもない部分が彼の個性を感じさせない事で物語の筋は際立っているのかも。「地獄」と言うお話、スイ先生が表紙描いてるの解るわー、と言う怖さだった。『ディセント』って地底人が地上人引き摺り込んで食ってる、と言う映画思い出した。

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    2016年04月21日
  • 死者のための音楽

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    タイトルになっている「死者のための音楽」それに魅入られてしまった、悲しいラストが一番印象に残った。
    どの短編も、途中まではいいんだけど、構成やら何やらで読ませておきながら、ぽつっと終わってしまう感があった。
    それが味っていえば味なんでしょうけど

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    2015年07月20日
  • 死者のための音楽

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    ネタバレ

    7話の中篇集。
    「鳥とファフロッキーズ現象について」がとても切かなった。
    3代に渡る「鬼物語」は、オチがないけど、終わることのない鬼への恐怖が不気味だった。

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    2014年02月17日