山白朝子のレビュー一覧
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どれも面白かったが、設定された時代が少し古いものが多くてあまり好みではなかった...かな。
「鳥とファフロツキーズ現象について」が1番好きだった。
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死にそうになるたびに、それが聞こえてくるの――。手首を切った母が搬送された病室で、美佐は母の秘密を知る。幼い頃から耳が不自由だった母は、十歳のときに川で溺れて九死に一生をえた。その後、川底で聞いた不思議な音楽を追い求める。夫に先立たれ、一人で美佐を育てた母。彼女に贈られた、美しい音楽とは。表題作「死者のための音楽」ほか、人との絆を描いた怪しくも切ない七篇を収録。怪談作家、山白朝子が描く愛の物語。 -
Posted by ブクログ
実は初めて、乙一さんの作品読みました
ちょっと悲しいような、切ないような世界観が強い
そんな作品だなぁと感じました。
他の小説もそんな感じなんだろうか…
"子供を沈める"で、過去の自分の罪と
いかにどう向き合うか?と言う葛藤と
ラストの流れがとても良かったです。
あとは、最後の"おやすみなさい子どもたち"
はリアルとファンタジーが混ざり合う
私好みの作品でした
前半のお話たちは
スラスラ進まず、先を読みたい❗️とは
ならなかったんですが
"子供を沈める"以降は
スピードアップしてとても
世界に入って読めました
この辺りの感想は
完全なる好みの問題だと思いますので
参考にはならないかもしれません…
楽しませていただきました♪
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Posted by ブクログ
怪しく、切なく、淡いしっとりとした情緒のあふれる短編集。話のジャンルとしては怪奇系の小説なのですが、それぞれの短編ごとに描かれる、死と様々な愛の形が、大仰でもなく、どこか静かに、染み入るように語られていきます。
その語り口が織りなす空気感と、情緒が生々しい話であっても、どこか静謐で幻想的な雰囲気に物語を変えていく印象を持ちました。どことなく恒川光太郎さんっぽい雰囲気があるかも。
収録作品は7編。一番印象的だったのは、生き物を黄金に変えてしまう廃液を流す工場を描いた「黄金工場」
語り手である少年と年上のお姉さんの淡い交流と、人間の欲であったり嫉妬であったりが、残酷かつ寓話的に描かれていて印象的。少年の語り口がどこか懐かしく、一方でもう戻らない悲哀も感じられ、そうした情緒的な面もとても好みでした。
「鬼物語」は巨大な鬼に襲われる村と姉弟を描いた短編。
暴れまわる化け物の恐ろしさと、姉弟のそれぞれを想う心が作中終盤に描かれる桜の鮮烈かつ、幻想的なイメージと調和します。
「鳥とファフロッキーズ現象について」
何者かに父を殺された少女と、親子で世話をしていた鳥の奇妙な生活を描いた短編。
鳥と少女のユニークな生活模様のイメージが面白かったのと、ラストの切なさが心に残る。
表題作「死者のための音楽」は死に瀕した母と娘の対話を描いたもの。
臨死体験で綺麗な花畑が見えた、という話はよくあるけれど、この短編はそれの音楽版。音楽のイメージ、そして母親の人生と娘への想いが優しく美しい語り口で描かれます。
山白朝子というのは、ある有名作家の別名義。解説ではOさんと呼ばれています。
そのOの作品も読んだことがあるのですが、O作品は映画『CUBE』や『SAW』を思わせるスリラーから、不気味なミステリ。
はたまた、切ないものや古風な語り口まで色々あったので、この山白朝子名義で、そうしたバリエーションの豊かさを抑えて、テーマを統一して描かれている印象がありました。
一方でO名義で発表されている『CUBE』『SAW』っぽいスリラーと、この話に収録されている「鬼物語」が、同じテーマを宿しているようにも感じます。それでも切り口や設定を変えるとこうも物語の雰囲気が変わるかと、そういう意味でも面白く読めました。O作品はだいぶご無沙汰なのですが、名義別で作品を読み比べてみたくなります。 -
Posted by ブクログ
趣味は焚火のOさんの別名義。
Oさんの作品は巧みだが青臭い。
本作品集は巧みさが前面に出て、スマートだ。
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長い旅のはじまり ※時代物。
父を殺された娘が、処女にして懐妊。(略……あとは読書メモに。)
井戸を下りる
私は若いころ、井戸の底の畳の部屋で暮らす雪と知り合った。(略……あとは読書メモに。)
黄金工場
ぼくは工場廃液のそばで黄金のコガネムシを拾う。生き物が黄金に変化するらしい。(略……あとは読書メモに。)
未完の像 ※時代物。
仏師修行中の私のもとに、人を殺した償いに仏像作成を教えてくれと少女が来る。(略……あとは読書メモに。)
鬼物語 ※時代物。
少女と弟は父なし子。気の触れた母、祖父と暮らし、村から疎まれている。熊のごとき鬼の言い伝え。(略……あとは読書メモに。)
鳥とファフロッキーズ現象について
父と私は怪我した鳥を屋根裏で飼う。(略……あとは読書メモに。)
死者のための音楽
手首を切った母と駆けつけた美沙とが互いに語り合う。と思いきや、(略……あとは読書メモに。)