土屋政雄のレビュー一覧

  • 月と六ペンス

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    ストリックランドは、馬鹿なのか?
    奥さん捨てて、人の妻を自殺に追い込んで、当の本人は絵画を描くことに夢中になってる。

    絵画芸術家って、こんな奴らが多いのか?
    もし多いなら、絵画を見たくない。

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    2025年04月28日
  • 夜想曲集

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    好きな作家の短編集。もう少し音楽に造詣が深ければ (背景が分かれば) より味わえるのだろうが、分かったのはABBAのdancing queenだけというお粗末な自分には少々 (?) レベルが高かった。音楽と男女の関係をモチーフに、時の流れの残酷さ (過去も未来も) と共にどこか「日の名残り」を連想させるノスタルジックな雰囲気や人間関係の機微を感じさせられる。

    全般読みやすい文章で、ハチャメチャなものから、コメディタッチなものまでテイストが違う作品も含めてサラッと楽しめるのは短編集ならでは。音楽に疎くても。

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    2025年04月20日
  • クララとお日さま

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    あまり得意ではない翻訳もの。
    近未来的な話なので輪をかけた苦手分野。
    そのせいかなかなかページが進まず、ずいぶん読み終わるまで時間がかかってしまった。
    ロボットが主人公ということでか、あまり細部まで明らかにならず物語はすすんでいき、最後も含みを持たせて終わる…
    それでも余韻が残り、ああ、カズオイシグロってと思わざるを得ない。

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    2025年04月11日
  • イギリス人の患者

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    漂うような不安定さ…が読後の第一の感想。
    美しくはあるけれど、時間も場所も目まぐるしく変わり、浮かぶ画像もゆらゆらと揺蕩うようで。

    この物語りは読むものを選ぶ。そう言われる所以が良くわかった。おそらくは、脈絡の無いような物語りと物語りが続き、かつ、過去と今とが入り乱れて、尚且つ、美しくはあるけれど難解な文章だ…読み始めて数ページで放り出したくなる人も多いと思う。

    忍耐はいる。

    映画化された「イングリッシュ・ペイシェント」はアカデミー賞を受賞し、一躍本書をも有名にしたようだが、原作とは大きく異なる点も多く、自分は見ないことにした。(アマプラでは吹き替え版が見られる)
    実を言うと…読み始めて

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    2025年04月05日
  • 夜想曲集

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    2024/6/9

    初イシグロ
    淡かった

    五個?の短編
    あのイギリス田舎の、ホテル勧める話が一番すき
    あと友達の家めちゃくちゃにする話もいいな

    内容というより、ジャズ聞にながら時間を楽しむ本だわ

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    2025年02月08日
  • 夜想曲集

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    カズオ・イシグロの短編集。

    音楽と夕暮れって、本当によく付けたタイトルだと思う。いわゆる人生の黄昏時を表現してるんだけど、短編の主人公5人とも自分とはかすりもしない人生を歩んでいながら、もう節々に「その気持ち分かるわー」と感心する時がある。

    カズオ・イシグロって、そういった誰の人生でも経験する言葉にし難い気持ちを文章に表現するのがすごく上手い。

    正直ストーリー的にはそれほど引き込まれなかったんだけど、その絶妙な文章に出会いたいために、また他の作品も読みたくなってしまうんですよ。

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    2024年09月28日
  • イギリス人の患者

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    ネタバレ

    ブッカー賞の一番(?)になったと聞いて,読んでみた。難しかったけど(何回イングリッシュ・ペイシェントのウィキペディアを見たことか),没入感がすごい。話としても面白かった。「原爆投下をラジオで聞いてぶち切れする」はないだろうと思ったけど,解説で言われてるみたいに知識の下地があったらあり得るかなとか,プレスコードは日本だけで外国では詳しくオープンにされてたのかな(むしろ成果を喧伝されてたのかな),と考えると面白かった。映画でバッサリ切られているらしいのもなるほどなという感じ。
    映画を見たことがないのは,なんか官能的自伝的な感じで興味もてなかったからな気がするが,原作が先で良かったよナイスな判断だっ

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    2024年06月24日
  • イギリス人の患者

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    強いイメージをよびおこす美しい小説には違いないのだが、消化しきれなかったかも。詩的散文か。実はわたくしのように詩がわからない人のための詩なのかもしれないが

    なお、フォーサイスの漏らしたという感想は、わたくしとしてもそんなこと言っても仕方ないよなと思いつつも共感するところで、そうしたリアリズム二の次なところは引っかかるといえば引っかかる

    エジプトあたりが舞台であったり、エスピオナージュ風味であったり、多層的な語りであったり、アレクサンドリア四重奏を思い出す。あの本も読んだ直後は消化できなかったと思ったが、自分の中で長く余韻を引いている感じがある。この小説もそうなればうれしい

    ところで訳者あ

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    2024年05月02日
  • 忘れられた巨人

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    感想
    記憶。無くしてしまえば楽。楽しいことも悲しいことも何もない。神から授けられた救済。前を向いて歩いて行くための準備。

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    2024年01月27日
  • 忘れられた巨人

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    この作家さんの3冊目ですが、やはり独特の雰囲気がありました。外国の作品だからでしょうか?途中解りにくい所があるので、何回も読むぐらいな熱心さが必要かもしれません。

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    2024年01月26日
  • 夜想曲集

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    なんかお洒落な感じの短編集だった。人生の黄昏的なところを描く人なのかな。ちょっと沁みるところもある。夫婦関係が悪化する様子とか。
    若いとき読んだ「日の名残り」はものすごい退屈だったけど、今読んだら面白いのかな。クララ~は面白かったし。

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    2024年01月22日
  • 月と六ペンス

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    ゴーギャンをモデルにしつつ、かなり相違点多いそうです。いろいろぶっとんだイカれ男だったので、史実とは異なると知ってなぜか少し安心した。

    株式仲買人→画家、西洋文明→未開のタヒチ、まるで対極にあるようなものを切望しながら前半生を苦しみ生き続けてある日ようやく解放されたのか、あるいは漠然とした憧れを秘めたまま平穏に生きていたところ、ある日突然天啓にうたれて考えが変わってしまったのか、ぜひゴーギャン本人に聞いてみたい。

    ストリックランドのねじくれた天邪鬼な嫌らしい性格、個人的には読んでて全然嫌ではない。一応は筋が通っているし、なんなら魅力的ですらある。
    彼の人生そのものへのスタンスとして、知人・

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    2023年10月26日
  • クララとお日さま

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    ・ 人間と同様の観察能力を持つAI搭載アンドロイド、クララ。「子どもの親友」としての機能ゆえか、やや幼い。とくに、科学的知識と科学的観察方法が不十分であるため、因果関係を誤って認識してしまう。冒頭の物乞いと犬の「復活」についての、誤った因果関係の認識が、その後のストーリーでの重要な意味を持つことになる。この点は、原始宗教の萌芽ともとれる。
    ・ 科学技術の発達が、子ども達の環境を歪めていく。そのことを純真なAIの目を通すことによって、中立的に描くことができている。
    ・AIは人間をコピーできるのか、人間の「心」は複雑すぎないか、そもそもコピーできない魂のようなものがあるのか、という問いかけもある。

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    2025年12月07日
  • 忘れられた巨人

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    "まるでおじいちゃんおばあちゃん版のドラクエみたいだな"のレビューが気になって手にとりました♪

    ドラクエと言えばFC版のドラクエⅢ
    あのこわ〜い音楽に合わせて、「おきのどくですがぼうけんのしょはきえてしまいました」のメッセージが出たときのショックは今でも覚えています…w
    けど、本書は大丈夫!
    途中でしおりを挟んでおけば消えることはないでしょう!
    安心して続きから始めれます!


    ドラゴンクエスト風に

    カズオ・イシグロエスト 〜忘れられた巨人〜

    主人公はアクセルとベアトリスの老夫婦
    遠い地で暮らす息子に会うために冒険に出かけます
    冒険に出るこの大地は人の心や記憶に影響を

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    2023年05月08日
  • 忘れられた巨人

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    老夫婦が息子に会いに旅に出るのですが、戦士や鬼に噛まれた少年や年老いた騎士と会い、寄り道?をしつつ旅を続ける話。

    ファンタジーでした。

    竜の吐く息により、記憶を失ってしまう世界が舞台。

    老夫婦の仲がとてもよく、解説にも老夫婦によるファンタジーと書かれてありましたがその通りです。

    ただ、とても読むのに時間がかかりました。(特に最初の方)
    読み終わったあと、一瞬、?となりますが、事態を把握すると切ない話でした。

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    2023年02月02日
  • ねじの回転

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    一見すると論理的に見えなくもないけれど、その実、決め付けと憶測による強行的な推測ばかり。あまりにもヒステリックな推論のオンパレードに、昔だったらいざ知らず、現代において幽霊説を唱えるのは厳しくないか?と思ったらここの感想でも幽霊説を唱えてる人が結構いて驚く。うーん。 あの映画とかあの映画を見てしまった後だとアイデアの新鮮味は感じられなくて残念ではあったけど、ラストシーン(ヒステリー説をとるなら圧殺だ)はダークな捻りが効いていい。

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    2022年12月20日
  • 夜想曲集

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    カズオイシグロの短編集。タイトルにある「夕暮れ」とは、サンセットタイムだけではなく、人生の夕暮れ(中年から初老の世代)とか男女関係の夕暮れ(別れの予感がある状態)を指しているようだ。熟年離婚、旅先での喧嘩、不安を感じる結婚相手など、何かしら影を感じる設定である。
    登場人物はいずれも「若さ」「付き合いたての頃」「才能」への憧れを持っており、やるせなさを織り交ぜながら切ないストーリーが展開する。それでも、コメディの要素が含まれる話も2話入っていて、ユーモアたっぷりの登場人物とぶっ飛んだ展開に驚かされ、思わずクスッと笑ってしまう場面もあった。切ないストーリーでテンションが下がった読み手としては救われ

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    2022年11月23日
  • 夜想曲集

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    短編集。‥‥の割に情報量が多い。一気に読むと疲れるかもしれない。ユーモアは感じたが、いつものすっとぼけたような趣きは感じられなかった。

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    2022年08月20日
  • 夜想曲集

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    音楽と夕暮れをめぐる五つの短編集
    相変わらず靴の中に小石が入ったような
    微妙な違和感は相変わらず
    音楽のオチがついてるのはそのうちの二編

    長年連れ添った妻にヴェネツィアで唄を捧げる
    『老歌手』、不思議な才能をもつ美女との
    レッスンを繰り返す『チェリスト』が好き

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    2022年06月05日
  • 月と六ペンス

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    解説を読むとよりおもしろい

    どこまでも心が求める「なにか」を追い求め苦悩する

    己の中の芸術を突き詰め続ける

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    2022年02月07日