土屋政雄のレビュー一覧

  • ダロウェイ夫人

    Posted by ブクログ

    意識の主体を次々と変えながら視界と心情を語っていくという独特の文体。蝶が舞うように、次々と視点が変わっていくのが斬新で面白い。

    全体として薄暗い閉塞感を感じる。作者が上流階級であることも意識させられるけれど、必ずしもその立場にとらわれていないのは救いだ。

    個人的には、セプティマスとピーターに同情する。

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    2011年05月28日
  • わたしを離さないで Never Let Me Go

    購入済み

    淡々としたノスタルジー

    高評価のレビューがいっぱいの中、すいません。
    ノーベル文学賞を取ったというニュースで初めて知り、読んでみました。
    期待が大きすぎたのか若干がっかりしました。

    何の予備知識もなく、提供、3-4度目の提供で使命を終える、とのことから主人公たちがどういう子供たちなのか検討はつきました。
    不思議だった施設での授業や保護官とのやりとりが後に明らかにされますが意外性や驚きがなく終わってしまいました。

    こういう目的のために生まれてきた子供たちの話は日本の漫画でかなり昔にも読んでいたので、その時の衝撃が大きかったのと、内容もはるかに壮大(漫画的)だったからかもしれません。
    ちなみに清水玲子

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    2017年11月20日