土屋政雄のレビュー一覧

  • ねじの回転

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    やっぱり、ダグラス=マイルズに思えて仕方ない
    と、なると最後、マイルズに起こったことは、何かの比喩なのかもしれない

    幽霊もヒロインの幻覚だったのだろう
    それに、マイルズとヒロインの間には何かを感じさせる

    人によって全く違った物語になると思う

    読み終わったら、冒頭の、暖炉の前で話されている内容に注目してみると良いかも

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    2014年01月26日
  • 日本文学史 古代・中世篇二

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    前半は『万葉集』から『古今集』、その他の和歌集について語られている。

    やはり後半の、平安時代の日記文学に関する項目が面白い。
    見せるために書かれた日記と、見せないために書かれた日記の本質は全然違うと思う。
    『蜻蛉日記』のような辛辣さは、読む者にとっては衝撃も受ける。だが閉鎖的な貴族社会の中で、噂を気にしながらも、心に溜めてきた感情の整理場所として、女性にとっての日記とは大きな役割を果たしていたのかもしれない。

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    2013年09月29日
  • ねじの回転

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    東京創元社のよりは分かりやすく訳されていたと思う。ゴシック小説であり、たぶたび2人の幽霊が出る部分は読んでる側とし緊張した。最後マイルズの告白部分ではかなり息が詰る展開でしたが、結局フローラはあの後どうなったのかが気になるところです

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    2013年04月11日
  • ねじの回転

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    不協和音。出てくる人がみな、半ば口を閉ざしている。話が妙にかみ合わない。語り手も妙だ。いまいち信用できない。どんな展開でも起こりえそうだ。フィナーレへの期待感で読ませるが、最後まで神経をひっかかれるような、もやもやのまま終わる。
    明るい田園に美しい登場人物。しかし全員が重大な暗さを抱えている。もはや完全な白さは存在しないということか?いろんな読み方ができる。そこが1番のおもしろさかもしれない。

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    2013年04月03日
  • 日本文学史 古代・中世篇一

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    『古事記』から『万葉集』、平安期の漢文学まで。

    『古事記』自身はまだ読んだことがないのだけど、生々しさというか……荒々しさに引いてしまう。

    ここから近世に繋がるまで、二ヶ月に一度の刊行。
    たのしみ。
    (内容にあまり触れていないレビューですいません。。。)

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    2013年02月01日
  • ねじの回転

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    死者は生者を束縛する。ある者は永遠の情愛の対象として、またある者は尽きぬ憎悪の対象として。19世紀のイギリス、幼い兄妹が住まう屋敷に家庭教師として雇われた私が体験した怪奇譚は、会ったことのない死者の話に振り回され、語られぬ謎を多数残したまま唐突に物語は終わる。語られ切らぬ物語はだからこそ想像の余地を残し、それは死者のように私の中へ侵犯する。だからこそ、語り手の私は既に死者である必要があるのだがーええと、一言で表せば、残された者の死者に対する「ふざけんなよ!」という感覚、それを適切に表現していると思います。

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    2013年01月06日
  • ダロウェイ夫人

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    意識の主体を次々と変えながら視界と心情を語っていくという独特の文体。蝶が舞うように、次々と視点が変わっていくのが斬新で面白い。

    全体として薄暗い閉塞感を感じる。作者が上流階級であることも意識させられるけれど、必ずしもその立場にとらわれていないのは救いだ。

    個人的には、セプティマスとピーターに同情する。

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    2011年05月28日
  • わたしを離さないで Never Let Me Go

    購入済み

    淡々としたノスタルジー

    高評価のレビューがいっぱいの中、すいません。
    ノーベル文学賞を取ったというニュースで初めて知り、読んでみました。
    期待が大きすぎたのか若干がっかりしました。

    何の予備知識もなく、提供、3-4度目の提供で使命を終える、とのことから主人公たちがどういう子供たちなのか検討はつきました。
    不思議だった施設での授業や保護官とのやりとりが後に明らかにされますが意外性や驚きがなく終わってしまいました。

    こういう目的のために生まれてきた子供たちの話は日本の漫画でかなり昔にも読んでいたので、その時の衝撃が大きかったのと、内容もはるかに壮大(漫画的)だったからかもしれません。
    ちなみに清水玲子

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    2017年11月20日