池辺葵のレビュー一覧
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ネタバレ池辺葵さん縛り。
一気に再読。
夢をつかんだり、手に入れたりしても、人生は続いていく。流転しながら。
今年再会した友人は立派な持ち家女子となっており、私も挑戦したい。
ものが増えまくってるから収納を増やしたいのと、祖母のものをもっと自由に増やさせてあげたい。終活だの断捨離だのは嫌いなのです。なぜのびのび自分を拡張する事を押さえつけるのか。そりゃ心身ともに、衛生上ゴミ溜めは駄目だけど。そう言う性質をしていないからこそ、もうひとたびの自由を謳歌して欲しい。
それと、この物価高で、貨幣の価値に信用が置けない。貯金したこの額面の価値は将来小さくなっていくから(いや無いけど貯金)住まいは確保したが良か -
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ネタバレ「いつまで待っても来ぬひとと死んだひととは同じこと」と「夜桜お七」にもあるように岳の「死んだ人と思ったら?」発言には私は怖さは感じないというか共感する。ただ山田くんの返事の底抜けの優しさには涙が出る。
いよいよ表題の「ブランチライン」が始動する。ウィキると鉄道の支線などの意味もあるようで、枝分かれして広がっていく世界のよう。もしかして社長はライバルなのかしらん?
最初は結構ツンケンしていた二人の会話は大分穏やかになって、余裕が出てきて、山田に刺さった在りし日の仁衣の憎しみは、ちゃんと治癒できたみたい。
ヨナちゃんだけに見えてるお祖父ちゃんの愛情があったかい。 -
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家族
四姉妹とその母のそれぞれの人生の話。子どもを4人も産んで育て上げ、持ち家に住んで、たまに家を出た子どもが実家に帰って来た時にはごちそうを作ってあげる。昔はそんな家当たり前だったのに今じゃ叶わない夢のようなものに…。運良く結婚できても子どもができなかったり、お金がないから子どもをあきらめたり。
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ネタバレ山田くんのね「そもそも人は選んでつきあうもんじゃないもんね」「思いどおりにならないことを受け入れていくのが生きていくってことなんじゃないんですかね」ってセリフはグッとくるし、対して「いつか私たちもどうしても手に入れたいって感情がわかるといいな」っていう仁衣ちゃんの返しも素晴らしいと思う。なんて相性が良いんでしょ。このやりとりは『繕い裁つ人』にもあったね。求める事を知らないのに断罪するのは浅はかだ。
そして執着を死に物狂いで手放そうとするイチさんに対するヨナちゃんの祈りには泣いた。
千おばあちゃんの「おもしろい人生生きさせてもらってるわ」はね〜、慈愛とはこれなりだなぁ。
茉子ちゃんの密やかな密や -
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ネタバレいま一番しっくりくるので、1巻からゆっくり読み直し。
四姉妹とその母親。一番上の姉イチの子供の岳。5人家族とその周りの人々。
仁衣は、姉妹たちと母と一緒に、岳の両親を別れさせる説得をしたことに罪悪感を抱いている。
同僚の山田は、略奪婚の両親に嫌悪感を持ち、その子供の父親を奪ったことに罪悪感を抱いている。
岳は父親から切り捨てられたことで負った傷を、周りの人の愛情でなんとかした。
父親が同一人物かは語られてない。
父親が悪いよ。不倫が悪いよ。そりゃそうだけど、悪いことが悪いって言って、救われることなんて無い。外野の人だけが話題としてスッキリするだけで、じゃあ当人たちが幸せに生きるためには -
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ネタバレこの作品が本当に大好き。気持ちが凄く柔らかくなる。あと、オシャレしようと思える。自分を大切にするオシャレを。
本当に良い人に出会ったね、仁衣ちゃんも山田くんも。家族の歴史は決して軽くは無いのだけど、ちゃんと2人で一緒に持って歩ける。
スピ的な意味でなく、魂というか、心の形が近い人の方がきっと永く隣にいられる。言葉にしなくても通じるものがあるから。言葉にするのは大切だし、サボるのは良くないけど、言葉にした止まりではやっぱり怠慢だもの。最近しゃべり過ぎちゃうから、ちょっと留めて、相手をよく見よう。山田くんみたいに、自分の影響をよく考えよう。
武人さんと沙綾さんも良い組み合わせ。仕事は人生の大き