池辺葵のレビュー一覧

  • 繕い裁つ人(1)
    祖母から受け継いだ南洋裁店で、ひとり服を作る市江。彼女は、人を見て服を作る。
    百貨店に勤める藤井は南の服に惚れ込み、もっとたくさん作れるようにしてブランド化をしたらどうかと話を持ってくるが、市江はそれを毅然と断る。

    Flauだったかダ・ヴィンチだったかで薦められていて興味を持ったのだが、期待通りだ...続きを読む
  • 繕い裁つ人(2)
    一巻の最後に出てきた女子高生たちの話題もからめつつ、市江の仕事だけでなく情緒にもすこし踏み込む第二巻。

    市江が服を作るときに、藤井がさりげなく鋏渡したりとか、細かいところに萌えます。
  • 繕い裁つ人(1)
    漫画喫茶でオススメとして紹介されてたので、手に取った本。

    そうじゃなかったら、きっとこの本を手にとることはなかった。
    絵も全然好みじゃないし、さくらももこがシリアスもの描いた、みたいな雰囲気の絵。

    「黒田硫黄氏は、キャラクターやエロに隷属された漫画界にあって、真にセンス・オブ・ワンダーを持った作...続きを読む
  • 繕い裁つ人(1)
    好き!こういうの大好きです。淡々としていて静かな雰囲気なんですが、思いやりにあふれているというか。絵もこの作品にあっていると思います。この、黒で塗りつぶされた、一見何を考えてるのかわからない目が好きです!
  • 繕い裁つ人(1)
     丁寧に仕事をしたくなる本。お仕事が忙しくて、1つ1つの作業が、ちょっと雑になってきてしまった時に読みたい。
     絵は、好きじゃないかんじだったけど、読み進めていくうちに、「うん! このおはなしにはこの絵がピッタリ合っている!」と思うように。笑
  • 繕い裁つ人(3)
    いつもながら、服や布に対する丁寧な想いが溢れている作品。
    市江さんと藤井さんの関係が少しずつ近づいているのかな?この二人の関係が読むたびにいいなと思う。

    淡々としていても暖かい話のこの作品の続きが気になります。

    お互いが困っていることを言葉には出さなくても、相手の仕事に対する姿を支えにして乗り切...続きを読む
  • 繕い裁つ人(1)
    装うことのあるべき姿を考えさせられる作品だと思う。
    とは言うものの、服の話だけではなく、淡々と静かに話は進み、大きな出来事もないけど、やさしい気分になれるエピソードの数々も楽しい。

    服好きを公言する人にはぜひ読んでもらいたい。
    ブランドだとか値段で服の価値を決めていませんか?
  • 繕い裁つ人(2)
    恥ずかしいながら、一巻を読んだ時点での評価は、背景が真っ白でいかにも女性雑誌で連載しているような漫画だなあ、というものでした。
    二巻を読み進めながら、そんな印象がじわじわと覆りました。

    二巻での、「お客さんのコンプレックスにまでわざわざ付き合うのか」、という部分が特によかったです。
    地味な女の子が...続きを読む
  • サウダーデ(2)
    喫茶店サウダーデの主、芳乃さんが帰らぬ人を待つ。サウダーデに集まる人たちの心温まる優しいお話。今回で最終回なのが残念。『繕い裁つ人』との姉妹本。

    芳乃さんは、自分を曲げずに通す、頑ななほどに自分を曲げない。でも心の中ではどこか寂しげで耐えている気がする。絶対に自分を曲げない芳乃さんだけど、そんな姿...続きを読む
  • 繕い裁つ人(1)
    表紙買いした漫画。大当たりだった。お世辞にも絵は上手いとはいえないけどそれがまたこの漫画の良さを引き立てている。
  • 繕い裁つ人(2)
    いい。
    巧妙な話作りをされているのもあればシンプルなのもあり。
    作者の眼差しがいいんだろうなと思う。
    サウダーデも読みたい
  • 繕い裁つ人(1)
    本屋で見かけて、中のことは何も知らなかったけど、買った。
    絵は繊細な表現。話もいい。これみよがしでなく、ひとつのことに打ち込む人の思いを、ゆっくりと描いてる。
    少し涙がでた。
  • 繕い裁つ人(2)
    たった一人のための服を一着一着心をこめて作る店主の市江さん。今回も切なかったり優しいお話ばかりでした。市江さんと藤井さんの間に流れる(良い意味で)微妙な距離というか空気が好きです。
  • サウダーデ(1)
    「優しい」って、どんなだろう、なんだろう。
    にこにこ、当たり障りなく、誰にでも笑顔で接することではないと思う。

    私が必死に身につけようとしているのは、きっと「優しさ」じゃないんだろうな。
    多分、私はものすごく冷たい。

    ホンモノの優しさ、手に入れたい、というか、ホントウの「優しい人」になりたい。
  • サウダーデ(1)
    描かれてる食べものが、絵がうまいからとかじゃなく、味がぎゅっとしてるような、とても美味しそうに、見える。言葉の切れ味と味わいが沁みる一冊。大事な人に薦めたくなる一冊です。
  • 繕い裁つ人(1)
    住宅街の片隅で、昔ながらの洋品店を営む女性の物語。
    頑固に、昔ながらの、
    一人ひとりのお客様に合った、オーダーメイドの服を提供しています。
    「自分の美しさを自覚している人に私の服はひつようないわ」と、
    あえて小さなお客さんに密着した服を作り続ける潔さがとても好きです。
    物静かのようで結構気が強い、
    ...続きを読む
  • ブランチライン(6)
    いつも私の心を少しだけつよくしてくれる、優しいお話。優しいだけではなく、色々な在り方も考えさせてくれる、今回もそんなストーリーがあって改めてもう一度読み返そうっと!
  • ブランチライン(6)
    こだわりを持って働いている人を見ると眩しいし羨ましい。でも、孤独でもあるんだなぁとしみじみと思った。世の中は意外と善い人もいるんだ、と感じられる繋がりを私も持ちたい。
  • プリンセスメゾン 6
    自営業、独身、戸籍上女性、20代
    資産のことも考えてマンション購入を考えていた時にこの漫画に出会いました。
    社会人1年目の時に、給料が安くて、1日1日を過ごすことに精一杯で、独房みたいな狭さの家に住んでいた。
    だからこそ、仕事を頑張って稼げるようになって、帰りたくなるような家に住むのが目標になった。...続きを読む
  • 雑草たちよ 大志を抱け
    キャラクターひとりひとりの悩みが共感出来るもので、物語に惹き込まれた。自分のことを、自分の気持ちを大切にしたいなぁと思った。