池辺葵のレビュー一覧

  • どぶがわ

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    老婆は川辺で夢を見る。4姉妹が優雅に暮らす幻想の世界とどぶがわ近くのアパートで独居する現実の間をゆらゆらと揺れながら、日々は流れて行きます。どぶがわの近くには様々な人が住み、それぞれの生活があり、楽しいことも嫌なこともあるけど…。静謐で優しい物語です。

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    2015年03月29日
  • 繕い裁つ人(1)

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    誰にでも合う量産服を数ヶ月に一回買ったり捨てたりして着ている自分にはこの世界は衝撃的でした・・・そうかこういう服もあるのかぁ 素敵だなぁと。
    あと市江さんと藤井さんの距離感たまらんです。

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    2015年03月09日
  • 繕い裁つ人(6)

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    完結しちゃいましたね。でも、市江と藤井さんがどうなるのか、分からない。その余韻がこの画の感じととても、マッチしていると思う。市江が幸せになるためには洋服とお客さまと藤井さんが必要なんだと思う。そのことに市江が気が付くまでにもう少し時間がかかるのかもしれない。

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    2015年01月23日
  • かごめかごめ

    ネタバレ 購入済み

    やはり素晴らしい

    凄い表現力だなぁ…と毎度この作者には驚かされる。
    出版されてる全作品を購読してきたけどこれは特に素晴らしかったです。
    シンプルなストーリーですが二人が手を握るシーンと残された少女が心情を吐露するシーンは衝撃でした。

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    2020年02月07日
  • 繕い裁つ人(1)

    購入済み

    大人にお勧め

    穏やかに芯のある、優しいお話です。
    世界観が美しく、仕事に人間関係に悩む心をゆったり癒してくれました。

    こんなに素敵な世界観を表現できる方の作品に出会えた事が嬉しいです。

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    2015年01月12日
  • どぶがわ

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    恋愛ものとかがどうしても好きなので、作品紹介読んでもあんまり惹かれてなかったんだけど、あまりにも勧められてたので読んだ。
    結果、良かった。
    フォアグラは無理だけど、無償にアボカド欲しくなって買ってしまったよ。

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    2014年10月27日
  • かごめかごめ

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    シーンと静寂した物語の中、修道女達の日常が淡々と描かれているのだけれど、そんな修道院の中で起こっている人間模様はなんともいえない独特な感じが逆に新鮮に描かれていて、その中で起こったある出来事。
    修道女達のそれぞれの生き方、女の幸せとは?本当の幸せとは?など少し考えさせてくれるような話だったように思います。

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    2014年09月13日
  • 繕い裁つ人(5)

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    これほどまでに会話や文章が少なくて
    目線や表情だけで言葉以上の心理描写できる作家さんは
    そうそういないですよね。。。
    絵の好みで言ったら積んであっても手に取らないタッチなのですが
    物語に惹きこまれて全巻買ってしまうだけの魅力があります(笑)

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    2014年04月23日
  • どぶがわ

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    ネタバレ

    独り身のオンナには
    ちょっと本気で別の危機感と言うか恐怖を感じなくも無いのですが(笑)

    万人に薦められるとは言い難いけど、
    とても良い作品だと思います。

    大きな盛り上がりがあるわけでもなく
    画面が華やかでもなく
    メジャーな熱い作品ではないけれども、

    この作者独特の淡々とした、
    しかし厭世的では無い
    そんなキャラクター達の小さな世界は心に残る。

    私的には、説明しすぎないキャラクターへの描き込み具合が
    絶妙に感じましたが
    この辺は人それぞれの感じ方ですね。

    行間を残すと言うか
    想像の余地が心地よいと思います。


    読み終わった後
    こういう作品がちゃんと雑誌に掲載されるのは
    イイコトだなぁ

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    2014年02月17日
  • どぶがわ

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    池辺葵先生の作品は、優しい気持ちでいつもいっぱいで、普通の人達の普通の出来事が描かれていて本当に好きです。大切にします。

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    2013年11月30日
  • 繕い裁つ人(3)

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    今までの、洋服とそれにまつわる物語・・・から一歩進んだ三巻です。

    市江さんが悩み、行動しています。

    この漫画で、時々、市江さんと藤井さんがちょっといい雰囲気になるのが微笑ましいのですが、そういう意味では、第十二話は大好きです。

    最後の第十五話は、一度読んだだけでは「?」だったのですが、よくよく読むと「!」でした。

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    2013年08月02日
  • 繕い裁つ人(2)

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    縫い裁つ人の世界が更に深まる二巻です。

    一巻でちょこっと出てきた登場人物がクローズアップされたり、新しい登場人物が出てきたり。。。

    市江さんと藤井さんは、相変わらずのようで、そうでないような。。

    第七話は、夜のシーンが多いのですが、雰囲気があって好きです。

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    2013年08月02日
  • 繕い裁つ人(1)

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    さらっと読めるけど、何度も読んでしまう味わい深い漫画です。

    セリフの無いコマも多く、この表情の意味はなんだろう・・・・なんて考えながら読むと、何度でも楽しめます。

    作品の雰囲気がとても素敵で、
    主人公の市江さんと藤井さんの微妙な距離感がじわじわ来ます。

    一巻は、絵がちょっと硬い感じなのですが、これはこれで結構好きです。

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    2013年08月02日
  • 繕い裁つ人(3)

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    説明ゼリフを最小限に抑え、小さな動作や表情・演出で登場人物たちの立ち位置を分からせてくれる洗練された作品。穏やかなストーリーなのでだれるのが心配だったが、3巻で登場人物の心の機微や傾き方の描き方がよりシャープになり読みやすくなった。特に一枝さんと藤井さんの関係がいやらしくなくて安心。

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    2012年11月18日
  • 繕い裁つ人(2)

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    一巻の最後に出てきた女子高生たちの話題もからめつつ、市江の仕事だけでなく情緒にもすこし踏み込む第二巻。

    市江が服を作るときに、藤井がさりげなく鋏渡したりとか、細かいところに萌えます。

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    2012年10月03日
  • 繕い裁つ人(1)

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    祖母から受け継いだ南洋裁店で、ひとり服を作る市江。彼女は、人を見て服を作る。
    百貨店に勤める藤井は南の服に惚れ込み、もっとたくさん作れるようにしてブランド化をしたらどうかと話を持ってくるが、市江はそれを毅然と断る。

    Flauだったかダ・ヴィンチだったかで薦められていて興味を持ったのだが、期待通りだった。
    静かに話が進むのだけど、仕事をきちんとこなすプロの姿勢はなんて気持ちがいいのだろう。おとなしそうなビジュアルの市江が、職人らしく頑固で実はちょっと変わっているのもギャップがあっておもしろい。

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    2012年10月03日
  • 繕い裁つ人(1)

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    ネタバレ

    漫画喫茶でオススメとして紹介されてたので、手に取った本。

    そうじゃなかったら、きっとこの本を手にとることはなかった。
    絵も全然好みじゃないし、さくらももこがシリアスもの描いた、みたいな雰囲気の絵。

    「黒田硫黄氏は、キャラクターやエロに隷属された漫画界にあって、真にセンス・オブ・ワンダーを持った作家である。」

    って大友克洋が黒田硫黄『大王』の帯で書いてたけど、
    このお話もそう言いたくなる感じ。

    主人公の女性は頑固で筋が通っているようだけど、
    人間らしく心が揺れることもあるし、変化だってする。

    恋愛要素は急ぎすぎず、非常にゆるやかながら進む気配をにおわす程度。

    扇動されて、大量に消費さ

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    2012年09月13日
  • 繕い裁つ人(1)

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    好き!こういうの大好きです。淡々としていて静かな雰囲気なんですが、思いやりにあふれているというか。絵もこの作品にあっていると思います。この、黒で塗りつぶされた、一見何を考えてるのかわからない目が好きです!

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    2012年09月11日
  • 繕い裁つ人(3)

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    いつもながら、服や布に対する丁寧な想いが溢れている作品。
    市江さんと藤井さんの関係が少しずつ近づいているのかな?この二人の関係が読むたびにいいなと思う。

    淡々としていても暖かい話のこの作品の続きが気になります。

    お互いが困っていることを言葉には出さなくても、相手の仕事に対する姿を支えにして乗り切っているシーンが特に素敵でした。

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    2012年08月13日
  • 繕い裁つ人(1)

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    装うことのあるべき姿を考えさせられる作品だと思う。
    とは言うものの、服の話だけではなく、淡々と静かに話は進み、大きな出来事もないけど、やさしい気分になれるエピソードの数々も楽しい。

    服好きを公言する人にはぜひ読んでもらいたい。
    ブランドだとか値段で服の価値を決めていませんか?

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    2012年04月30日