池辺葵のレビュー一覧
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沼ちゃん、ついに家を買う。
沼ちゃんが家を買ってからも、MJマンションのメンバーとの交流が続いているところがほっこりしたし、要さんが耳が強くないと知っていても、音楽に惹かれてしまうところ、阿久津さんがその姿を見て眩しいと思ってしまうところすべてが、嫌らしくないないものねだりだなと思った。
こういうな...続きを読むPosted by ブクログ -
八条寺家の末っ子でアパレル業界で働く仁以、喫茶店で働く三女の茉子、役所で働く次女の太恵、シングルマザーをしている長女のイチ、そして八条寺家で一人家を守る母。
今はそれぞれ離れているのだがハワイにいるイチを除いて時々みんなで家に集まりごはんを食べて泊まったりするくらいの仲ではある。
これはそんな彼女た...続きを読む匿名 -
夜会の様子を見たことでじぶんたちもドレスを作ってみたいと思うようになった女子高校生たち。
その一人であった直子はある日市江に自分ではなく母にドレスを作ってほしいと言ってきた。
直子の母はクリーニング屋で働いているがあまり華やかではなくその外見から常連客に下に見られているのかあることないことをクレーム...続きを読む匿名 -
南市江が祖母の志乃から受け継いだ南洋裁店はオンリーワンの洋裁を一からデザインして彼女一人で作り上げている。
先代のころからドレスを着るきっかけになればと始まった「夜会」は志乃が企画して今は市江がメインで頑張っている。
しかし参加者が高齢化してきたこともあり皆着ているのはかつて志乃に仕立ててもらったも...続きを読む匿名 -
いつも物件を観にくる女の子。顔見知りになってしまい周りも気になってしまいますよね。それがたまたま行ったご飯屋さんで仕事していたならよけい。いつか買えるといいね。胸がキュンとしました。
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私は7がさいしゅうかんだと思って読んでしまった。これが最後だったのか。
藤井さんに対する素直な気持ちも出ていてよかった。
もう1回読むらなら、最後の部分をよみたい。Posted by ブクログ -
女の人がマンションを買うってそれだけで漫画になるようなことなんだなーとしみじみ思う。いろんな女の人のいろんな家が出てきて、それを見ていると自分も生きようと思えるから好き。
ただちょっとこの漫画に憧れて背中を押されすぎてマンションを買うのはリスキーだなあとも思ったり。Posted by ブクログ -
静かで淡々としてて独特な空気感だなぁと読んでいたら、
沼越さんの叔父夫婦の会話の場面に「東京物語」を連想しました。
なるほど作者さんはモノクロ時代の日本映画をお好きそうで、そこから生まれてきた雰囲気なのかもしれません。
それと家を思う時やっぱり似合うのは夕刻や夜景の時間帯なんですね。たまに見開きで挟...続きを読む -
分譲マンションを購入するためにいろいろな物件を内見する女性と、彼女の家探しをサポートし見守る不動産会社の人たちを中心とした住む、生きるについて淡々と描いたお話の第二巻。
いつも見ているのは割と新築の物件が多かったが、中古物件も視野に入れた幸はいろいろな土地の不動産屋を開拓していた。
理想の家...続きを読む -
分譲マンションの購入のためにさまざまな物件の内見に行く女性と、彼女の夢のために支えるマンションの販売をしている不動産会社の人たちを中心にした淡々としたお話の第一巻。
舞台は二度目のオリンピック開催が決定した東京。
主人公の沼越幸は居酒屋で働く20代半ばの女性。
普段は古そうなアパートに暮ら...続きを読む -
ヒト型AIをテーマにしたSF
池辺葵さんになると、一見難しく硬いテーマも、優しくあたたかさ、そして切なさに包まれる。
人なのかAIなのか、なかなか区別がつかなかったけど、AIが作られすぎて、ヒトが働く場所がなくなってしまった世界。
初めはよくわからなかったけど、徐々に絡まった糸が一本につながるような...続きを読むPosted by ブクログ