池辺葵のレビュー一覧

  • 繕い裁つ人(2)

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    ネタバレ

    恥ずかしいながら、一巻を読んだ時点での評価は、背景が真っ白でいかにも女性雑誌で連載しているような漫画だなあ、というものでした。
    二巻を読み進めながら、そんな印象がじわじわと覆りました。

    二巻での、「お客さんのコンプレックスにまでわざわざ付き合うのか」、という部分が特によかったです。
    地味な女の子が服でガラリと変わるシンデレラ・ストーリーは多いけれど、あまり二の腕をだしたくない、という女の子にじっくり付き合う一針が心に残ります。

    蛇足。
    作中の台詞、「うううん」をてっきり誤植かなにかかと思っていました。
    癖になる響きです。

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    2014年03月23日
  • サウダーデ(2)

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    喫茶店サウダーデの主、芳乃さんが帰らぬ人を待つ。サウダーデに集まる人たちの心温まる優しいお話。今回で最終回なのが残念。『繕い裁つ人』との姉妹本。

    芳乃さんは、自分を曲げずに通す、頑ななほどに自分を曲げない。でも心の中ではどこか寂しげで耐えている気がする。絶対に自分を曲げない芳乃さんだけど、そんな姿が皆を優しく包んでいる印象が強く残った。

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    2012年03月18日
  • 繕い裁つ人(1)

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    表紙買いした漫画。大当たりだった。お世辞にも絵は上手いとはいえないけどそれがまたこの漫画の良さを引き立てている。

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    2011年11月04日
  • 繕い裁つ人(2)

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    いい。
    巧妙な話作りをされているのもあればシンプルなのもあり。
    作者の眼差しがいいんだろうなと思う。
    サウダーデも読みたい

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    2011年10月16日
  • 繕い裁つ人(1)

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    本屋で見かけて、中のことは何も知らなかったけど、買った。
    絵は繊細な表現。話もいい。これみよがしでなく、ひとつのことに打ち込む人の思いを、ゆっくりと描いてる。
    少し涙がでた。

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    2011年10月15日
  • 繕い裁つ人(2)

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    たった一人のための服を一着一着心をこめて作る店主の市江さん。今回も切なかったり優しいお話ばかりでした。市江さんと藤井さんの間に流れる(良い意味で)微妙な距離というか空気が好きです。

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    2011年10月13日
  • サウダーデ(1)

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    「優しい」って、どんなだろう、なんだろう。
    にこにこ、当たり障りなく、誰にでも笑顔で接することではないと思う。

    私が必死に身につけようとしているのは、きっと「優しさ」じゃないんだろうな。
    多分、私はものすごく冷たい。

    ホンモノの優しさ、手に入れたい、というか、ホントウの「優しい人」になりたい。

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    2011年08月19日
  • サウダーデ(1)

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    描かれてる食べものが、絵がうまいからとかじゃなく、味がぎゅっとしてるような、とても美味しそうに、見える。言葉の切れ味と味わいが沁みる一冊。大事な人に薦めたくなる一冊です。

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    2011年08月04日
  • 繕い裁つ人(1)

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    住宅街の片隅で、昔ながらの洋品店を営む女性の物語。
    頑固に、昔ながらの、
    一人ひとりのお客様に合った、オーダーメイドの服を提供しています。
    「自分の美しさを自覚している人に私の服はひつようないわ」と、
    あえて小さなお客さんに密着した服を作り続ける潔さがとても好きです。
    物静かのようで結構気が強い、
    静かな、大人のツンデレっぷりがまた素敵です。
    百貨店に勤務している藤井さんとの
    尊敬しているような、友人のような、ライバルのような、
    明確に言葉に出来ない微妙な距離感がまた素敵。
    ひさびさに出会った!と思える1冊です。

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    2011年06月29日
  • どぶがわ

    EVE

    購入済み

    タイトルに驚くけど

    どぶがわ、っていうタイトルだけでは食指は働かなかったけど、池辺葵さんの作品だったので購読。

    相変わらず、核心を分かりやすく提示せず、読者に考えさせる余白効果がすごい。
    セリフに出さずともきっとこうなんだろうな、こうかもしれない、という読者に委ねてくれる作風は一般だと思う。

    どぶがわ、をあえてタイトルにした理由は気になるけど。dark river なら受け入れられたかも。

    #癒やされる #ほのぼの #エモい

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    2025年11月29日
  • ブランチライン(7)【電子限定特典付】

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    静かに沁みる話し。この方の漫画を読むと脳みそがクリアになっていく。また教授がランチを食べに来てくれたことが、すごく嬉しい。

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    2025年06月08日
  • プリンセスメゾン 2

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    運命の物件に出会うため、モデルルーム巡りを繰り返す居酒屋の社員、沼越さん。 NHKで、dramaやってました。森川葵さん、高橋一生さん、この世界観が好きでした。☺ 

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    2025年01月15日
  • ブランチライン(6)

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    いつも私の心を少しだけつよくしてくれる、優しいお話。優しいだけではなく、色々な在り方も考えさせてくれる、今回もそんなストーリーがあって改めてもう一度読み返そうっと!

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    2024年05月21日
  • ブランチライン(6)

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    こだわりを持って働いている人を見ると眩しいし羨ましい。でも、孤独でもあるんだなぁとしみじみと思った。世の中は意外と善い人もいるんだ、と感じられる繋がりを私も持ちたい。

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    2024年05月13日
  • プリンセスメゾン 6

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    ネタバレ

    自営業、独身、戸籍上女性、20代
    資産のことも考えてマンション購入を考えていた時にこの漫画に出会いました。
    社会人1年目の時に、給料が安くて、1日1日を過ごすことに精一杯で、独房みたいな狭さの家に住んでいた。
    だからこそ、仕事を頑張って稼げるようになって、帰りたくなるような家に住むのが目標になった。
    あの頃必死に生きていた自分とさっちゃんを重ねるかのように読んでしまいました。
    家ってやっぱり特別な場所ですよね。
    理想の居場所を追い続けて奔走したひとりの女性に心を動かされる不動産屋のスタッフたちも、さっちゃんと出逢って人間的に成長しているだとか、本当に自分が大切にしたいことを見つめ直したりだとか

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    2024年04月05日
  • 雑草たちよ 大志を抱け

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    キャラクターひとりひとりの悩みが共感出来るもので、物語に惹き込まれた。自分のことを、自分の気持ちを大切にしたいなぁと思った。

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    2024年04月04日
  • プリンセスメゾン 4

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    ネタバレ

    沼ちゃん、ついに家を買う。
    沼ちゃんが家を買ってからも、MJマンションのメンバーとの交流が続いているところがほっこりしたし、要さんが耳が強くないと知っていても、音楽に惹かれてしまうところ、阿久津さんがその姿を見て眩しいと思ってしまうところすべてが、嫌らしくないないものねだりだなと思った。
    こういうないものねだりっていい意味での刺激をもらえるから、上手いこと自分のタンクに取り込んでガソリンにしていきたい。

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    2024年03月22日
  • サウダーデ(2)

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    1巻に続いて穏やかな気持ちになる漫画。美味しい物を食べようと思うし、旅行も行きたくなるし、仕事も頑張ろうかなと思えた。

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    2024年02月20日
  • サウダーデ(1)

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    こんな時間と関係性を築けたら良いなぁと思えた。近くに喫茶店出来ないかなぁ。しみじみ出来て、優しい気持ちになる漫画。

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    2024年02月20日
  • ブランチライン(1)【電子限定特典付】

    匿名

    ネタバレ 無料版購入済み

    五人の女

    八条寺家の末っ子でアパレル業界で働く仁以、喫茶店で働く三女の茉子、役所で働く次女の太恵、シングルマザーをしている長女のイチ、そして八条寺家で一人家を守る母。
    今はそれぞれ離れているのだがハワイにいるイチを除いて時々みんなで家に集まりごはんを食べて泊まったりするくらいの仲ではある。
    これはそんな彼女たちの日々を追ったお話である。

    アパレル業界で働いている仁以は自社のサイトに出店してほしいブランドとの交渉をしているが先方からよい返事がもらえずに苦戦していた。
    喫茶店で働く茉子も忙しい日々で心と体が重くなったときに昔のことを思い出したりしていたが……。

    ゆっくりした時間が作品全体から流れていてと

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    2024年01月20日