川本三郎のレビュー一覧

  • 映画のメリーゴーラウンド

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    「思い出」というメリーゴーラウンドの上で、たくさんの映画たちが馬や馬車のようにくるくると回っている。姿かたちはよく似ているけれども、しっかり見ると細かなところに、いろいろな工夫がされている。だから何周回っても、同じ馬に乗っても飽きることがない。
    あー、また「映画館」で映画が見たいなぁ…。

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    2022年02月15日
  • すごいトシヨリ散歩

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    トシヨリになるのも面白い。 同世代のエッセイスト二人が語り合う映画、読書、旅、そして老い支度。 親密感あふれるユニークな対談集。

    これもまた贅沢の極み。

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    2021年10月30日
  • 映画のメリーゴーラウンド

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    こんな本はなかったろうと述べているが、全つながりではなくても、和田誠の諸作等そんなものではないか。連載そのままのためか、重複記述が多いし、なんともイラストが下手。

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    2021年06月18日
  • 台湾、ローカル線、そして荷風

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    穏やかな語り口で「好き」を記す。
    台湾行きたくなっちゃうな〜。

    どうしても東日本の旅が多いので
    実際にはなかなか行けないけど
    生活路線でもあるローカル線の話が
    とても楽しい本でした。

    春に水田を車窓から見たくて
    旅に出るとか…素敵な鉄旅だ!

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    2021年01月22日
  • ちょっとそこまで

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    「びっくり下谷(したや)の広徳寺 おっそれ入谷(いりや)の鬼子母神」 朝顔市は気持を買うもの、値切ってはいけないw。散歩と秘湯巡りが楽しみとおっしゃる川本三郎さん「ちょっとそこまで」、1990.12発行(文庫)。①湯島の梅祭り、入谷の朝顔市、浅草のほおずき市、隅田川の花火・・・ ②谷中墓地でグリーンウォッチング ③ガード下の町、有楽町。屋台の縁日のような雰囲気 ④銀座、路地裏の店。らんぶる、なかよし、お多幸・・・。

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    2019年10月05日
  • 台湾、ローカル線、そして荷風

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    台湾を含むタイトルに惹かれて読んだ。
    台湾要素は少ないが、それ以外のローカル線の一人旅や荷風に関する話も楽しく読めた。
    行きたいところがまた増えた。
    「さびしさ」とは、「豊かな孤独」。

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    2019年08月24日
  • 東京は遠かった 改めて読む松本清張

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    中央と地方、格差社会、転落する男と女ーー時代を超えて清張ミステリは読み継がれる。
    昭和文化や都市論、映画に造詣の深い評論家が、「東京」「昭和」「映画と小説」「旅」など、さまざまな切り口から不世出の作家の魅力に迫る。これまでに書かれた清張にまつわる文章に書き下ろしを加えた決定版・松本清張ガイド。

    まだまだ読んでいない作品がたくさんあることに気づく。

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    2019年03月27日
  • 「男はつらいよ」を旅する(新潮選書)

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    ・・・『男はつらいよ』が好きだというのは、実は評論家として勇気がいる。『あんな、なまぬるい映画のどこがいい』と批評する評論家がいまだに多いから。
    いっときは「隠れ寅さんファン」と自嘲していたが、年齢を重ねるにつれ「カミングアウト」出来るようになった・・・
    これを読んで、評論家とは粋がっている職業いうか、映画ファンとは別次元の異人種だなと思う。

    シリーズ第5作の「望郷編」(1970年)あたりから寅さんが本格的に地方へ旅をするようになり、以後「ロードムービー」の色彩が俄然強くなってくる。
    そして山田洋次監督は後世に残して置きたいような日本の風景、特に廃れてしまいそうなローカル鉄道が走っている懐か

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    2017年10月27日
  • 成瀬巳喜男 映画の面影

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    じっくりと鑑賞した作品は「浮雲」と「鰯雲」くらいだが、地味で泥臭い人間劇でありながら女優の存在感が印象に残っている。生々しいお金の話、どこか頼りない男たち、力強く生きる未亡人、そして子供に向ける温かいまなざし。監督作の共通点や描かれる市井の人々の憎めない姿が丹念に紹介され、作品すべてを観たくなる。

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    2015年05月24日
  • いまも、君を想う(新潮文庫)

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    淡々と奥さんとの日々、そしてお別れのときが綴られている。微笑ましく、うらやましく夫婦の姿を思い浮かべて、こうやって夫婦って作り上げられていくものなんだなあとうれしく思った。
    決して、古風な奥さんではなかったけれど、川本さんをそっと支え、引っ張ってゆく姿は、私にはまったくないもので、なんだかとても憧れる。子どもがいない夫婦だからか、恋愛要素の強い2人のようにも感じられて素敵なんだ。
    まだまだ先だと思って、想像すらしたことのないだんなさんとの別れを想像してみて、そわそわと落ち着かなくなる。もっと優しくしておけばよかった、なんて思わないよう、日々生きて行けたらいいな。だけど、それでもきっと最後はそう

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    2014年08月08日
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    ネタバレ

    「ネットと愛国 在特会の「闇」を追いかけて:安田浩一」という本を読んで、今は在特会のような組織があるけど、その本に出てくるような60年代や全共闘というものが何なのか、どうして若者が死んだり闘争しなければならなかったのかを知るきっかけの一つとして、読んでみた。

    概要を理解するには適していない本だったけど、「川本三郎」という人を通じて当時の一面を知ることはできた。

    あとがきP212の「ミーイズムではなくウィーイズムの時代だった。誰もが他者のことを考えようとした。~」なんだなーと…

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    2013年02月06日
  • 君のいない食卓

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    妻を亡くした夫は、並べることのないテーブルの一角を眺めがら、どんな食事を摂るのだろうと、自虐的に読みはじめました・・。そのテーブルに並ぶのは、訪れた旅先の食の想い出。寂しくもあり、愛おしくもあり。食は思い出・・。いくらかの月日を経た人の言葉に重みを感じます。

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    2012年07月01日
  • 向田邦子と昭和の東京

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    20120630 向田邦子の原点。こじつけの様な所もあるがうなづける。以外に歳だったこともわかった。読み方も変わるかも知れない。

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    2012年06月30日
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    ネタバレ

    内容紹介
    ベトナム戦争、全共闘運動、そして連合赤軍事件……。騒乱の60年代末、若きジャーナリストとして著者が体験した、青春の蹉跌を描く伝説の回想録、待望の復刊。2011年、妻夫木 聡&松山 ケンイチ出演で映画化
    内容(「BOOK」データベースより)
    全共闘、ベトナム戦争、CCR、そして連合赤軍事件…。「政治の季節」のただなかで、悩み、翻弄されてゆく、ひとりの若きジャーナリスト。伝説の回想録待望の復刊。

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    2012年03月21日
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    全共闘の時代、ジャーナリストとしてのモラルと市民の義務の中で揺れる筆者。

    映画が期待外れだったので、原作は途中で挫折するかと思いきや、ページをめくるたびにどんどん引き込まれていった。

    やっぱ映画を見るなら原作を読む前だね。

    全共闘時代に流行したフォークソングやアメリカン・ニューシネマが紹介されるので、当時の文化を知るのにも好都合。
    (2012.1.14)

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    2012年01月23日
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     兄は、職業上のモラルが重要なことはわかるが、今度の事件の場合、その政治グループは、君がジャーナリストのモラルを持ち出してでも守らなければならないことをしているのか、自分にはただの殺人事件にしか見えないが、といった。
     それから兄は、私の顔を見てゆっくりといった。「だって君、人がひとり死んでいるんだよ。何の罪もない人間が殺されたんだよ」
    (略)兄は最後に「あの事件はなんだかとてもいやな事件だ。信条の違いはあっても、安田講堂事件やベトナム反戦運動、三里塚の農民たちの空港建設反対は、いやな感じはしない。しかしあの事件はなんだかいやな気分がする」といった。(p178-p179)

    この兄の言葉は、映

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    2011年12月06日
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    記者の気持ちはわかる、同じ立場なら間違いなく私も足を掬われただろう。けれどやっぱ軽率だったと思う。人を信用し過ぎ。興奮状態だったんだろうな。私も同じタイプの人間だから冷静な判断をしないと…と自戒でいっぱいです。日常生活で犯罪に染まることはないけども。

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    2011年08月07日
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    ノンフィクションの読み物としては興味深かったが、引き込まれるような文章力は感じなかった。自分は団塊の世代の子供世代だが、60年代のことは「団塊の世代が語らない青春時代」として、直接関係者や肉親などから聞くことがないので、各事件が繋がらない年表にはなっても、包括的なイメージは持てなかった。

    その「語らない理由」、「命を懸けた青春」、「無言で働く父親たち」をなんとなく理解できた気がした。

    いい時代なんかじゃなかった。死があり無数の敗北があった。だが、かけがえのない“われらの時代”だった。だれもが他者のことを考えようとした。ベトナム反戦は真剣だったが、平和で安全な地域にいることの後ろめたさが拭え

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    2011年07月08日
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    実は「マイ・バック・ページ」は妻夫木聡&松山ケンイチ出演でちょうど映画化されている。
    映画も先日観てみたのだが、この原作本の幾つかの章をエピソードとして散りばめながらストーリーを展開。
    そして映画の幹となるのは、「逮捕まで」という章になっている。

    全体を通しての「どんより感」・・・これは60年代には仕方の無いことか。
    川本三郎氏は「週刊朝日」の記者であるが、映画では「週刊東都」という設定になっている。
    この時代のジャーナリストというのは、ホントに命かけて果敢に取り組んでいたのだろうな・・。
    原作本自体は、ドラマティックという感じでなく、川本氏の全くの回想録。
    そして回想録だからこそ、話せる本

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    2011年07月02日
  • 向田邦子と昭和の東京

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    「言葉」「食」「父」「家族」などの視点から、向田邦子作品を読み解く中で、高度成長とともに日本が失ったものを、改めて確認する一冊。もしもお元気ならば、今年八十歳とのこと。当たり前のことなのかもしれないけれど、びっくりしました。

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    2012年07月08日