おかざきおかのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
紙の博物館でアルバイトすることになった百花。愛想のない一成と一緒にいるのは気づまりだが、できることを一生懸命やっていく百花。看板を外に出すと、来館者が来るようになった。掃除をするうちに、たくさんの和紙を見て、ますます和紙にのめり込んでいく・・・。
出会う人が、お父さんの小説のファン率が高すぎてちょっと不自然に思ってしまったけど、その物語からもいろいろなものが生み出されていく。
百花があれこれ作ってみる、その手触りが伝わってくる。頭の中だけで考えたものではなく、実際に作ってみることで生まれる和紙のリアル。
百花が将来何を選択するかも気になるが、地図や立花ゼミの出現も、気になる。いとこがいる本社と -
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和紙の世界
シリーズ第3作目。今回も和紙に纏わるエピソードがたくさん盛り込まれ紙も言葉も強くて暖かい。百花の世界が広がっていく物語、この優しい人達の集まるほしおワールドは、やっぱり素敵です。
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ネタバレ 購入済み
かわいいお話
魔術云々のくだりは少ーし解りづらいとこもありましたがサクサク読めました。
シリルの独占欲がカワイイ。
なんでそんなにジゼルが囲われなきゃいけないのかな、と思ってたけど、そんな方向に話が進むとは。
意外な流れで面白かったです。
ただ王太子が口で言ってるワリにはちょっと使えなかったなー笑 -
ネタバレ 購入済み
おもしろかったけど最後なんて!
まさか完結巻とは思わず、思ったよりサクサク2人の話が進んでいき、最後はっきりはしてないけど、亜潟さんもまもりが好きなことが伝わってきてニマニマしてたら、あとがきで完結と知りショック。原作は10巻もあるから区切りとしては上手くまとまったのかもしれないけど、ちゃんと付き合ってからの2人のこれからをコミックで読んでみたかった。
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Posted by ブクログ
老舗紙メーカー、藤崎産業の資料館でバイトをする大学生、百花。
ものづくりが好きな百花の物語の続編。
小冊子研究会の文化祭、館長の先輩が開業した書店などのエピソードも楽しい。
蝋引きは、自分でもやってみたくなる。
今回も、百花が商品開発をする。
モデルで彫金のアクセサリー作家、淵山雫の新作のパッケージ、そして館長の先輩綿貫の書店で商う「物語ペーパー」など。
おとなしめな百花だが、今回の彼女は少し挑戦的。
というのも、彼女のボスに当たる館長・一成の従兄弟が雫に関わって登場したから。
何かと一成に敵愾心を持ち、資料館の廃止論者。
何かお家騒動の雰囲気が漂い、物語にも緊張感を生み出す。
今後も尾を -
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Posted by ブクログ
シリーズ2作目。
シリーズものは続けて読まないと決めているけど、どうしても気になって、2冊続けて一気読み。
前作では、和紙を使った小物の制作の話が多かったが、今作では美濃を訪れて、和紙漉きの体験を描いたり、百花の亡くなった父の話など、人間模様も描かれる。
百花の大学の学園祭の様子などもあり、前作とは少し趣向が変わるが、ここでも百花のアイデアで普通の紙に蝋を流して、栞を作成してみたりと、また試してみたくなるようなところも。
百花が入るまで機能していなかった記念館も、段々記念館らしくなり、日本橋に行ったら、本当にありそうで、ちょっと探してみたくなる。
そして、続きを早く読みたいと思わせる作品。