おかざきおかのレビュー一覧
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ジゼルの婿になるために彼女の故郷にやってきて、そのまま結婚の誓約をしようとするが、そこに海賊が襲来。一気にカタをつけようとする父親たち。その上、その海賊と貴族が共謀している事実を掴んだシリスたちは共に海賊船に乗り組む。そしてギリギリ間に合った誓約の儀式でジゼルとシリスの前に現れた神が起こした奇跡とは…。
途中の魔術の話(魔族やら大公やら神やらのくだり)は何だかイマイチよく分からなかったけど、ラストは大満足のハッピーエンドでした。web版だともっと分かりやすく書いてるのかな?妹たちのエピソードも読んでみたいので近々web版を覗きに行こうと思います。2巻はお目覚め係はあんまり関係なかったけどね( -
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〔Ⅰ〕記念館再起動準備の巻、とはいえ全体がエピローグという感じでもあり、駆け足的ではあるけれどめでたく始まりを迎える。
〔Ⅱ〕コロナ禍は少しずつ終息に向かっているようではある/第一巻からいずれ移転しそうな気がしていた川越で新たに出発する記念館の建物を改修してくれるのは月光荘も手がけた真山さん/新人だけのプロジェクトチームのメンバーは百花、松岡、本宮、烏丸/紙こもの市も再開/ビジネスの場でも使える「ベーシックライン」としてまず懐紙/百花の父の『東京散歩』再刊予定。同時に未刊行エッセイ書籍化の話が出てき、そちらの発行は道草書房、印刷は三日月堂/月光荘の名前もちょっと出てくる。近いうちに守人くんとも -
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ネタバレいつの間にか、このシリーズも完結していて、残り4冊を一気に読んだ。
想像通り、記念館は川越に移転し、百花の父の雑誌に書かれていた小説が「手仕事をめぐる旅」として単行本化されることになり、絶版になっていた「東京散歩」もあらためて出版される運びとなった。
コロナ禍を経て、こもの市も開かれ、懐かしい三日月堂や、月光荘のお話に出ていた川越の笠原紙店なども登場する。こうして川越での手仕事が一堂に介したところで大団円となる。
一成と対立しがちだった浩介も、コロナ禍を経て和解したようだし、新入社員ばかりで記念館のオープンを任されたことも杞憂に終わり、何一つ障害なく、新しい記念館のオープンを迎えられた。皆いい -
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ネタバレ手芸を嗜むこともあり、モノづくりが関わる物語はジャンルを問わずに好きです。
和紙というのは高級品というイメージが先行しており、実際に触れた経験はほとんど記憶にないです。このシリーズを読んでいると和紙を実際に見て触りたくなります。
この巻で、主人公の和紙を巡る物語はおしまいです。藤崎さんとの関係がもしかしてワンステップ登るのかしらなんて思っていましたが、あくまでも上司と部下の関係以上同志という関係でしょうか、素敵なコンビになったと思います。
百花の仕事に対する真面目な姿勢がそこに現れているようで恋愛関連に発展しなかったことにやや残念なようなホッとしました。(というより、そもそも新入社員で新プ -
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手紙とか書き文字を見直してみたり。
【手漉き和紙見本帳】コロナ禍、緊急事態宣言。記念館もゼミもまともに動けない。自分の立ち位置を見失いかけた百花だが藤崎から送られてきた手漉き和紙見本帳に和紙への思いを新たにする。リモート面接で百花はただ和紙に貢献したい、そのために藤崎産業に入りたいと語る。
【わたしたちの日常】小冊子研究会はオンライン会議で次の企画を検討していたがどうにもいい案が出てこない。そんなときとある事情でしばらく発言していなかった松下さんが久しぶりに発言した。
【結のアルバム】卒論に取りかかった百花だが行き詰まりなぜか夫婦箱づくりに夢中になってしまう。また、コロナ禍で各種イベントが中