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Posted by ブクログ 2023年05月26日
わかりやすく興味深い。恐ろしい本だった。
個人的に6章「幸せ」が興味深かった。専業主婦と働く女性の幸福度の乖離が高い日本。そうか、もともと諦めていれば、虚しさも悔しさもないのか、と思った。
この本の趣旨とはずれるが、私は働く女性サイドで、性差関係ない事項含めて毎日虚しさや悔しさを感じさを感じる。家に...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年01月21日
ミクロの事例紹介からマクロ的なデータに基づく分析へと進み、そこから原因をあぶり出し解決へのガイドラインを示す、社会科学の研究のお手本のような本。行動経済学が分析のツールとして有効に使われていて、個々の不可解な事象が明快に説明されていく様に何度も膝を叩いた。
日本のすべての政治家にこの本を読んでほしい...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年08月19日
貧困専業主婦。周燕飛先生の著書。女性であろうと男性であろうと、働く働かないは個人の自由だし、専業主婦や専業主夫になる権利は誰にでも平等にあるはず。でも、今は少子高齢化でどこも人手不足。貧困専業主婦や貧困専業主夫であれば、主婦や主夫ではなくて働いて収入を得るという選択肢もあると思う。それに、欧米の先進...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年03月14日
女性が結婚、出産を機に退職すると正社員での再就職がどれほど困難かを考えさせられた。
また、昔は「高収入の旦那と専業主婦」が勝ち組とされて裕福の象徴であったが、それは過去の話で現代では貧困でも専業主婦を貫く人が多いそう。
また、例として世帯収入が中央値以下の幾つかの子持ちファミリーが取り上げられていて...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年06月17日
様々な統計を駆使して、専業主婦の実態を解析した好著だが、高度成長期の残滓がいろいろ形で存続し、現状に見合った形で変更を加えてこなかった政府の無策ぶりが炙り出された感じだ.著者は中国人女性だが、学者として冷静に日本の弱点を指摘している点が良かった.あまり耳にしない用語として、貧困の罠、欠乏の罠、時間選...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年07月11日
「旦那さんの稼ぎが良いのに、なんで仕事を辞めないのですか?」
「子供は3歳までは母親が見てあげるべき」
そんな風に、子育て中のワーキングマザーに言う人は、今でも少なくなく、その多くが同性から言われている。未だに、専業主婦というカテゴリーは、勝ち組的なイメージがついているようだ。
実は、専業主婦の...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年06月27日
一見、収入の多い家庭の方が多そうな専業主婦。実は貧困な家庭の専業主婦は高いという。その現実から背景、女性の能力の活用まで広範囲に分析し提言した一冊。
専業主婦であることで失われる損失、逸失利益は実は大きいという。子育てや病気などの理由で専業主婦となることを余儀なくされる主婦。また子育て一段落後の復...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年01月17日
貧困層の専業主婦が想像より遥かに多いこと、しかもやむを得ない事情でなく、自ら望んで就業していない人もかなり多いことを知り、全く理解できず唖然とした。
しかしながら、それでもなお幸福度はかなり高いことが示されており、更に驚かされた。
確かに、3歳児神話を盲目的に信じ、合理的判断が出来ていない可能性はあ...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年09月07日
多くのデータをもとに、「好んで専業主婦になることは、個人ベースでも社会的にもマイナスが大きいともっと個々人に浸透するよう働きかけるべし」というメッセージを伝えた本。
わかるんだけど、パート主婦当事者としては、そんなこと言ってられないくらい大変だし、助けはないし、主婦を選んだ女性の自己責任だけにしな...続きを読む
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