作品一覧
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4.3
ユーザーレビュー
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Posted by ブクログ
今の当たり前を疑う歴史学、素晴らしい歴史研究です。
放送史研究の第一人者、有馬先生の真骨頂だと思います。
自分は民放をほとんど観ないのでNHKに受信料を払うのはやぶさかではないのですが(民放チューナーいらない)、観ない人が仰るようにニュース以外、スクランブル化でいいのではないかと思います。今の番組内容だと、正直、月2000円でも高いと思います。(しかも2ヶ月分の請求がたいがいお金のないときに来て、しかも支払期限が短く低所得の自分にはかなり痛いので、NHK好きの自分でもNHKに対する印象は悪くなるばかりです。)受信料としてではなく、ドキュメンタリー番組や教育番組の制作料としてのお金を払いたい( -
Posted by ブクログ
これほどまでに受信料に対する不満や反発が高まった原因は、NHK自らが造り出したものである。以前は支払い能力があって支払う意志がある人から、ある意味善意で集金していたものを、ヤクザまがいの代理人を使い裁判までして強制的に取り立てるようになったものだから、これまで気持ちよく払っていた人からも反感を買う結果になった。そんなことをしなければ、存立を揺るがす議論に発展することもなかっただろうに。何とも浅はかであり、自業自得と言わざるを得ない。
本書を読んで「払いたい人が善意で払う」ことの理論的裏付けを理解することができて非常にスッキリした。
ただ最後の提言はいただけない。簡単に放送と通信の融合と言うが、