作品一覧

  • 貧困専業主婦(新潮選書)
    3.8
    1巻1,320円 (税込)
    「100グラム58円の豚肉をまとめ買いするために自転車で30分をかける」「月100円の幼稚園のPTA会費を渋る」――勝ち組の象徴とも思われていた専業主婦の8人に1人が貧困に直面している。なぜ彼女らは、自ら働かない道を選択しているのか? 克明な調査をもとに研究者が分析した衝撃のレポート。

ユーザーレビュー

  • 貧困専業主婦(新潮選書)

    Posted by ブクログ

    わかりやすく興味深い。恐ろしい本だった。
    個人的に6章「幸せ」が興味深かった。専業主婦と働く女性の幸福度の乖離が高い日本。そうか、もともと諦めていれば、虚しさも悔しさもないのか、と思った。
    この本の趣旨とはずれるが、私は働く女性サイドで、性差関係ない事項含めて毎日虚しさや悔しさを感じさを感じる。家に帰れば「女の仕事」である家事子育てを当然のようにこなす。男性で「男の仕事」が苦手な人だってたくさんいる。性差による分業意識ななくなれば、みんなにとって生きやすい社会になるのに。ジェンダーギャップ指数の低順位との関連も強く感じた。
    貧困なのに自分の意志で専業主婦を選択する彼女らの基盤に、「主婦の仕事を

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    2023年05月26日
  • 貧困専業主婦(新潮選書)

    Posted by ブクログ

    ミクロの事例紹介からマクロ的なデータに基づく分析へと進み、そこから原因をあぶり出し解決へのガイドラインを示す、社会科学の研究のお手本のような本。行動経済学が分析のツールとして有効に使われていて、個々の不可解な事象が明快に説明されていく様に何度も膝を叩いた。
    日本のすべての政治家にこの本を読んでほしい。

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    2022年01月21日
  • 貧困専業主婦(新潮選書)

    Posted by ブクログ

    貧困専業主婦。周燕飛先生の著書。女性であろうと男性であろうと、働く働かないは個人の自由だし、専業主婦や専業主夫になる権利は誰にでも平等にあるはず。でも、今は少子高齢化でどこも人手不足。貧困専業主婦や貧困専業主夫であれば、主婦や主夫ではなくて働いて収入を得るという選択肢もあると思う。それに、欧米の先進国と比べると時代遅れで周回遅れの日本社会も女性の社会進出がようやく認められきたから、女性でも能力や経験を活かした活躍ができる職場が以前よりも増えてきているし。

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    2019年08月19日
  • 貧困専業主婦(新潮選書)

    Posted by ブクログ

    専業主婦は、意外なことに貧困層に多い。そして、意外なことに、貧困層の専業主婦は、幸福感が高い人が多い。
    しかし、それは、貧困層の専業主婦は、情報力が低く、勤務することの短期的な負担を過剰に評価しているためではないか。
    リスクの高い専業主婦は、再就職可能な職種でない限り、避けるべき。

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    2023年04月05日
  • 貧困専業主婦(新潮選書)

    Posted by ブクログ

    女性が結婚、出産を機に退職すると正社員での再就職がどれほど困難かを考えさせられた。
    また、昔は「高収入の旦那と専業主婦」が勝ち組とされて裕福の象徴であったが、それは過去の話で現代では貧困でも専業主婦を貫く人が多いそう。
    また、例として世帯収入が中央値以下の幾つかの子持ちファミリーが取り上げられていて、専業主婦でいる理由を解説。そしてそれの理由は、自分自身が正社員の経験がないこと、ブランクがあること、中卒、持病、子供が持病、などなど。
    正直、これらのモデルは計画性がないため自分自身で首を絞めてると感じた。
    まず旦那の給料が100〜200万で結婚、出産(しかも複数)、デキ婚、正社員経験やキャリアが

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    2023年03月14日

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