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船は、どの船でも人格を感じさせる。特にジャンクは中国人の思想を具象化したものといえる──福建省の古代名である「びん」。古くは稲作の民にして漂流民でもあった越人の地、そして大航海時代には東西文明の交流の舞台となった地域を歩く。
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匿名
台湾に住んでることもあって、すぐ対岸にあって台湾とも言語・文化の上で連続性のある福建について知りたいと思い読んだ。個人的に台湾や東南アジアも含めた閩南人の海洋性について司馬遼太郎の蘊蓄を聞きたかったが、思ったより内陸的というか土のにおいのするところを歩いてる印象だったかな。
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