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ライフネット生命社長の岩瀬大輔氏推薦! 「これからのビジネスマンに必要なすべてのエッセンスがある。この働き方でなければ生き残れない。個人も、企業も、日本も」「ビジネスをつくる」仕事とは、起業や新規ビジネスの立ち上げ、だけではなく、新しい顧客の開拓、新しいシステムの開発・運用、新しい組織のつくりかた、プロジェクト立ち上げ、新規提携先との事業などのすべてを含む。いまのビジネスマンに必要な基本から実践を網羅。(講談社現代新書)
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Posted by ブクログ
親から借り読破。 非常に素晴らしい一冊だった。 形式ばらず、非常に軽妙な文章で理解しやすい。 また、著者の実体験に基づくエピソードが多く、説得力がある。 実際にビジネスを立ち上げるステップの踏み方・難しさに留まらず、 社内政治の仕切り方・切り抜け方、 組織のつくり方・動かし方などまで考慮した内容で...続きを読む、 イメージしやすく、腹落ちしやすい。 ・「川の真ん中・船の端」を狙う(その業界では端だが、社会的には当然のこと) ・下手な戦略を持つくらいなら、戦略なき戦略のほうがよほどまし ・ビジネスのコンセプトはシンプルであるほどよい ・「創発的戦略」(偶然を取り込む。確率的発想を取り入れる) (ホンダの米国進出において偶然の機会を生かしたカブの販売) ・安く買うのが最大のリスク削減策 ・「計画された偶発性」 ・お金の流れを見る(神社仏閣とディズニーランドは似ている) (お金のかかる象徴的な建築物は直接集金には役立たないが、それにしっかり投資を行わなければ人は集まらず、その周辺の集金装置も集金できなくなる) ・多くのビジネスでは、集金と集客は別 ・数字が一桁違うビジネスは、全く別のビジネスになる ・ビジネスがうまくいかないのを人口減少のせいにするな (人口は減少傾向にあるが、減少幅はせいぜい1%程度。人口減は、40%以上のシェアを持っている会社だけが言える言い訳) ((国内生命保険市場)40兆円の市場が1%縮むことを、1%のシェアを目指している会社が心配するなんておこがましい) ・規模のスマイルカーブ(小規模事業者と大規模事業者が収益性は良くなる) (小規模事業者と戦い、うまく事業を立ち上げられたら、一番苦しい中規模の段階をできるだけ早く駆け抜けるようにしなければならない) ・「商いは、牛のよだれ。だらだらとあと続くのがええ商売」(「継続の利益」型ビジネス) ・澄んだキャッシュと濁ったキャッシュ (澄んだキャッシュとは、売上によって入ってくるお金がはっきりわかり、かつ、その売上のための費用も予測がついてはっきりしているお金の流れ。この場合、融資を受けやすく、投資家も集めやすい。また、共同事業でもパートナー間での利益の配分が行いやすい) ・お客に提供する価値は何か (運営が始まったあとも価格に見合った価値をちゃんと提供できているか、常に見直していかなければならない) ・平均に客はいない
『現代の成熟社会における新しいビジネスは、予測しにくいことが起こるゆえに、偶然の占める割合が高い。その現実を直視すれば、新しいビジネスに成功するには、日本の既存企業がこれまで苦手とするスタイルではあるが、偶然とうまく付き合い、偶然を織り込むことになる。そうすると、成功を得るための基本的な作戦は、シン...続きを読むプルにまとめることができる。(1)数を打つ(2)成功確率を上げる(3)成功した時の利益が大きいものを狙う(4)損失の最小化』 面白い!勉強になる! こういう発想がないと確かに新ビジネスは生まれないよなぁ〜。 それにしても、今日は突然の出勤でへとへと~_~;
ビジネスを作る仕事をしてきた50過ぎのおっちゃんの考え方論。 人がどう感じるかをすごく考えてビジネスを作ってるのね。 ビジネスはすごく多くの要素が絡み合って成り立つものなのだと改めて考えさせられました。 分かり易い文章でサラッと読めてしまうのだけど、言わんとすることはすごく深い。定性的な概念的な世界...続きを読むをよくもまぁ言葉にしたなと。たまにおる、新書の当たり!と感じました。
本書を読んで「ビジネスをつくる仕事」が要求するのは素養だと感じた。 もちろん作ったビジネスに義務が伴えば実行されなければならない。その事に向くパーソナリティーはある。同様に「ビジネスをつくる仕事」に向くパーソナリティーもあると感じた。 課題を見つけるというのと、課題を解決できるという素養(あるい...続きを読むはカネを引っ張ってこれる素養)は相容れないと思う。本書はその連携を実現するポジションを明らかにしている。 言い方は選ぶトコだけど、その素養を敢えて端的に言えば「信じる力が強い」という事なんだろうなと思う。
ビジネスに対する取り組み方、姿勢を変える本。 第2章 姿勢 ”よく見て、どこでもやる” 広く見て、真ん中をやる 深く本質を見て、大きくやる 斜めに見て、まっすぐやる…共通点を見出す視点で業界を俯瞰し、有望な領域で正攻法で勝負する ★第5章 お金 集客と集金が別の構造となっているビジネスが多いた...続きを読むめ、そのパターンに注意して注目する。(大仏とディズニーランドの城) お金の流れでビジネスを見る/川上・川下は利益率が高く、川中は低い キャッシュをショートさせないことに気を配る 有益な視点!!
なぜか非常に啓発される。数種の以前読んだ本のエッセンスをまとめてもらった気がし、自分の思考が既存ベースの古いものだったという(しかも中途半端に)ことに気づく。 話をもどして、というフリで話が続くが、戻す手前のねたが実に面白い。もう少し脱線してもらっても構わない・・・・そこに氏の生の体験談が見える...続きを読むように思えるので。 今、まさに新規という状況に職場ではいることになるので、実践のチャンスが与えられたこの場をいかすべく、本書の教えを少しでもかじりつつ実践したい、と前向きになっている。
p71 「別れの理由は出会いの時に気づいている」自分の経験にもあてはまるが、不幸にして終わったから言える事でもある。
新しいビジネスを作るのに一番大切なのは、よく見て、いろいろやること 現実の細部をよく見て、現場で体感している時に本質的な知見を得るものであり、現実の認識はアナログに、現実の行動はデジタルにが原則 ビジネスのコンセプトはシンプルであるほどよい 一つの大きな幸運の成功のためには、たくさんの小さな失敗がい...続きを読むる 消費者調査のデータを踏まえたうえで、ビジネスを作る人が共感力を持ってお客様の心になりきってビジネスの判断をする 成長実感は、幸せそのもであり、成長は単調な繰り返しの中にある
私にとっては、内容がとてもスッと入ってきた。ビジネスを作る上では、お客さんへの価値、ファイナンス、組織、様々なことを考える必要がある。それぞれについて章ごとに分かりやすくまとめてある。組織についてはリーダー論やビジネスを創るために活気ある組織のあり方が書かれていた。
とても実践的で分かりやすかった。集客と回収のポイントをうまくデザインする、なんてあたりの話は極めて基本的で当たり前だが、なるほどなぁ、と思わせてくれる。実務家が軽くビジネス企画を学ぶのには、良い本だと思う。筆者の関わった事業領域の特徴をもう少し客観的に書いてくれたら、活用しやすいと感じた。
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