柴田裕之の作品一覧
「柴田裕之」の「「偶然」はどのようにあなたをつくるのか―すべてが影響し合う複雑なこの世界を生きることの意味」「サピエンス全史」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「柴田裕之」の「「偶然」はどのようにあなたをつくるのか―すべてが影響し合う複雑なこの世界を生きることの意味」「サピエンス全史」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
上巻が、認知革命から農業革命と来て科学革命に至る貨幣・帝国・宗教のうち、どうして宗教だけを下巻にしたのか?と疑問に思っていましたが、下巻は科学と言うよりも宗教に似たイデオロギーと言うテーマが多く占める事から納得しました。
ヨーロッパ人やキリスト教徒が野蛮だから、つまり悪い事を悪いと思わなかったから、帝国主義や資本主義が拡がり、科学革命が起きたんですね。そしてもう引き返せないって言われても迷惑なんですが、と言う感想もありますが、19章の幸福の定義の部分が特に印象的でした。
今の日本は多くの人が日々の仕事はつまらない、通勤は苦痛、家族も負担、と感じるような世の中になってしまっているように思えま
Posted by ブクログ
帯にあるように「私たちは何もコントロールしていないが、あらゆることに影響を与えている」ということを、カオス理論をベースに、進化生物学や歴史から様々なエピソードを挙げて論じている。脳科学、行動科学の知見から、因果関係や物語を作り上げてしまう脳の仕組みを解説し、最終的には自由意志はないと結論している。記述は論理的で科学的な成果に基づいており、わかりやすく整理されている。それを踏まえて最終章では、偶発性や不確実性にゆだねて現在を享受することに重きを置くことを提案している。
最新の科学の知見が、仏教の縁起や「今を生きる」ということにつながるものと感じた。
また、著者の引用する書籍に、ニコラス・タレブ、
Posted by ブクログ
認知・農業・科学の3大革命により人類は進化した?していない?色々と考えさせられる事の多い本でした。
歴史の一連の流れに沿って書いてあり、読みやすいと思いました。
認知革命のあたりはあまりに古く分かっていない事の方が多いようですが、その頃の人類が何を美しいと感じ何を考えていたのかを想像するのも楽しいなと思いました。
しかしそれこそがまさに目の前にない事を想像する人類が認知革命により手に入れた能力と思えばなかなか興味深いです。
帝国と言う概念の部分では、グローバル化とそれに伴う境界の曖昧化とありますが、本書が書かれたのがまさに2013年の二期目のオバマ大統領の頃と考えると納得です。
それから1