作品一覧

  • Dr.イワケンのねころんで読める英語論文

    Dr.イワケンのねころんで読める英語論文

    ビジネス・実用

    5.0
    1巻3,630円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【英語論文へのニガテ意識が100分で解消!】 大好評「ねころんでシリーズ」に、あのDr.イワケンが参上! 英語論文を教科書通りに精読するのではなく、「論旨をパッとつかむ」コツをわかりやすく解説。多くの原著論文を読みこなしてきた著者だから語れる生きたノウハウが満載で、看護・医学研究や臨床で「違いを出せる」一冊
  • もやしもんと感染症屋の気になる菌辞典

    もやしもんと感染症屋の気になる菌辞典

    ビジネス・実用

    4.1
    1巻1,980円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 医師・岩田健太郎氏による「メディカル朝日」での好評連載を単行本化。時に医学的見地から真面目に、時には独特の文体でわかりやすく、面白く感染症をひもとく。イラストは、累計発行部数450万部のマンガ『もやしもん』の作者・石川雅之氏。描き下ろしマンガも収録。
  • 撤退論

    撤退論

    ビジネス・実用

    3.8
    1巻1,870円 (税込)
    少子化・人口減、気候変動、パンデミック……。国力が衰微し、手持ちの国民資源が目減りしてきている現在において「撤退」は喫緊の論件。にもかかわらず、多くの人々はこれを論じることを忌避している。 名著『失敗の本質』で言われた、適切に撤退することができずに被害を拡大させた旧・日本陸軍と同じ轍をまた踏むことになるのか? 「子どもが生まれず、老人ばかりの国」において、人々がそれなりに豊かで幸福に暮らせるためにどういう制度を設計すべきか、「撤退する日本はどうあるべきか」について衆知を集めて論じるアンソロジー。 目次 まえがき 内田樹 ■1 歴史の分岐点で 撤退は知性の証である──撤退学の試み 堀田新五郎 撤退のための二つのシナリオ 内田樹 撤退戦としてのコミュニズム 斎藤幸平 民主主義からの撤退が不可能だとするならば 白井聡 撤退戦と敗戦処理 中田考 ■2 撤退の諸相 撤退という考え方──ある感染症屋のノート 岩田健太郎 下野の倫理とエンパワメント 青木真兵 音楽の新しさはドレミの外側にだって広がっている 後藤正文 文明の時間から撤退し、自然の時間を生きる 想田和弘 撤退のマーチ 渡邉格 撤退女子奮闘記 渡邉麻里子 ■3 パラダイム転換へ 『桜の園』の国から 平田オリザ ある理系研究者の経験的撤退論 仲野徹 Withdrawalについて──最も根っこのところからの撤退 三砂ちづる 個人の選択肢を増やす「プランB」とは何か 兪炳匡 極私的撤退論 平川克美
  • ポストコロナ期を生きるきみたちへ

    ポストコロナ期を生きるきみたちへ

    ビジネス・実用

    3.5
    1巻1,760円 (税込)
    コロナ・パンデミックによって世界は変わった。グローバル資本主義の神話は崩れ、医療や教育などを「商品」として扱ってはならないことがはっきりし、一握りの超富裕層の一方で命を賭して人々の生活を支える多くのエッセンシャルワーカーが貧困にあえぐ構図が明らかとなった。私たちは今、この矛盾に満ちた世界をどうするかの分岐点にいる。この「歴史的転換点」以後を生きる中高生たちに向けて、5つの世代20名の識者が伝える「生き延びるための知恵」の数々。知的刺激と希望に満ちたメッセージ集。 こんなに誠実な大人たちから、地球を引き継げるワクワクをあなたへ。 ──山邊鈴(長崎県立諫早高校3年/「この割れ切った世界の片隅で」作者) 「ウイルス一つによって、わずか数ヵ月の間に、ほんの昨日までこの世界の「常識」だと思われていたことのいくつかが無効を宣告されました。それがどのような歴史的な意味を持つことになるのか、人々はまだそのことを主題的には考え始めてはいません。日々の生活に追われて、そんな根源的なことを考える暇がありませんから。でも、中高生たちはこの「歴史的転換点」以後の世界を、これから長く生きなければなりません。彼らに「生き延びるために」有益な知見や情報を伝えることは年長者の義務のひとつだと僕は思います」(まえがきより) 【目次】 まえがき 内田樹 ■1 Letters from around 30 ポストコロナにやってくるのは気候危機 斎藤幸平 楽しい生活──僕らのVita Activa 青木真兵 これからの反乱ライフ えらいてんちょう ■2 Letters from over 40 君がノートに書きつけた一編の詩が芸術であること 後藤正文 技術と社会──考えるきっかけとしての新型コロナ危機 白井聡 「タテ、ヨコ、算数」の世界の見方 岩田健太郎 支援の現場から考える、コロナ後の世界 雨宮処凛 「大学の学び」とは何か──「人生すべてがコンテンツ」を越えて 増田聡 ■3 Letters from over 50 コロナで明らかになった日本の最も弱い部分──対話・エンパシー・HOME 平田オリザ コロナ禍と人間──私たちはどう生きるのか 想田和弘 台風とコロナ・パンデミックは同じか? 俞炳匡 図太く、しぶとく、生きてゆけ──誰も正解を知らない問題にどう答えを出すか 山崎雅弘 ■4 Letters from over 60 医療が無料であること 三砂ちづる 人生100年時代、ポストコロナはダブルメジャーで 仲野徹 メメント・モリ──思いがけない出会いに開かれているために 中田考 ディレンマの知性 釈徹宗 ■5 Letters from over 70 ポストコロナ期における雇用について 内田樹 自分に固有の問題を考えること 池田清彦 コロナと価値のものさし 平川克美 マスクについて 鷲田清一
  • 絵でわかる感染症 with もやしもん
    値引きあり

    絵でわかる感染症 with もやしもん

    ビジネス・実用

    4.2
    1巻1,694円 (税込)
    これは事件だ! 夢のコラボがついに実現!感染症界のエース・岩田健太郎先生 × 菌漫画の金字塔・もやしもん ・わかりやすい!が止まらない。最強タッグによる別格のおもしろさ! ・感染症に立ち向かう際に、知っておくべきことを厳選して解説しました。 ・一般読者・学生はもちろん、医療関係者にも最適です。 ・感染症が流行しやすい冬にピッタリの「一家に一冊!」の必携書。※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • ワインは毒か、薬か

    ワインは毒か、薬か

    ビジネス・実用

    4.0
    1巻1,650円 (税込)
    「ワインは健康によい、悪いという真逆の2説」。 神戸大学医学部微生物感染症学講座感染治療学分野教授の岩田健太郎医師が、本当のところを紹介します。 「どうして人は酔っぱらうのか?」、「二日酔いになりやすいお酒はどれ?」のほか「川島なお美さんのがん死とワインの本当の関係」など医学的な切り口も網羅。 酒は「百薬の長」か、「万病の元」なのか。 ワインラバーでもある岩田医師が、ワインの歴史や新事実をひも解きながらやさしく解説します。
  • 主体性は教えられるか

    主体性は教えられるか

    ビジネス・実用

    4.4
    1巻1,606円 (税込)
    上司や指導医に指示されたことはソツなくこなすのに、主体的に行動することが苦手な医学生や研修医。彼らはなぜ自分の頭で考えられないのか。そもそも日本の学校教育が、個人の主体性を涵養するように出来ていないのではないか。本書では、医学教育をケーススタディとして現状を精査、具体的な改善案を提示しながら、主体的に生きるとはどういうことか、主体性を教えることは可能なのかという問いを考える。
  • サッカーと感染症 Withコロナ時代のサッカー行動マニュアル

    サッカーと感染症 Withコロナ時代のサッカー行動マニュアル

    ビジネス・実用

    4.0
    1巻1,386円 (税込)
    長いスパンで感染症と付き合わざるを得ないWithコロナ時代に突入した今、もちろんサッカー界も新しい形態、思考にモデルチェンジしていく必要がある。 サッカーを愛してやまない感染症専門医の第一人者・岩田健太郎教授の“サッカー異論""をフットボール批評編集部がまとめ、サポーター、選手、指導者……。すべてのサッカーピープルに向けて、新しいガイドライン「サッカー行動マニュアル」の策定を試みた。来るべき第二波、第三波に備えるためにも、“サッカー新生活様式""の拠り所として本書をご活用いただきたい。 【目次】 はじめに 僕とサッカー ■第1章 感染症マニュアル 感染症の原理原則を知る/感染経路を遮断すれば感染はしない/街中で意識的に首を振るべき理由/マスクは隙間だらけのザルディフェンダー/目と手からも感染はする/ウイルスは目に見えないがイメージはできる/「空中戦」に弱いエボラ出血熱/ゾーニングの重要性/ゾーニングとDFライン/アトレティコはいいゾーニング/ゾーニングに雛形はない/ゾーニング最大の目的/コロナウイルスは医療崩壊と親和性が高い/あえて原則を捨てる医療戦術/「ボールを回して」時間を稼ぐ/ガチっとしたコロナ対策が経済対策に繋がる/東京は3人に1人が感染している? etc ■第2章 観戦マニュアル 元のように再開するのは現実的ではない/Jリーグは無観客でやるべき/三歩進んで二歩下がるがJ復活の近道/コロナを排除している限り元のJリーグには戻らない/コロナがお餅になればJリーグは元通りになる/Jリーグのモデルは好ましい/それでも差別されるアジア人/レアルとバルサの選手は仲良しなのに……/ずっと良いプレーを続ける選手なんて世界に一人もいない/「頑張る」が目標になるチームは大体うまくいかない/プロの世界で「仲良くやる」が目標になっていいわけがない/僕がイニエスタを大好きな理由 etc ■第3章 現場マニュアル 選手はA型肝炎とE型肝炎に気をつけろ/どのクラブも忘れがちな日本脳炎の予防接種/感染症の専門家をクラブは雇うべき/選手はA型肝炎とB型肝炎のワクチン接種を/手当をする時にはとにかく手袋/水虫を治療するのは簡単/戦争と感染症の関係性/細菌兵器開発のブラックな歴史/子供の時に痛い思いをさせる必要はない/サッカーのプレー自体にリスクは少ない/保護者の「世間話集団」が最も危ない/部活動という悪しき伝統をどうにかせよ/「頑張れ」というだけの指導はいらないetc ■第4章 リーダーマニュアル 日本にはリーダーがいない/プロの政治も結果がすべて/日本はずっと「正念場」/日本にはメッセージを出す主体がいない/ギブアップをやめたイギリス/イタリアとスペインは気づくのが遅すぎた/明暗を分けた春節/アメリカは渡航禁止がアダとなった/メッセージの出し方がとにかく下手な安倍首相/2つのメッセージしか言わなかったオフト/ジョンソンはメッセージの出し方がうまい/イギリスにはスピーチスキルの伝統がある/クロップはポジティブなメンタリティに持っていく天才/ストックホルム症候群という功罪 ■第5章 日本代表マニュアル 指摘のしようがないからYou Tubeで配信/五月雨式にいろいろな専門家が入っていた/概念的に正しい守備にすることはできる/「彼」らが得意な東大話法/日本代表監督の就任・解任も「説明」がない/厚生労働省とJFA/日本代表は「想定外」に極めて弱い/悲観的なシナリオを想定すると怒られる日本/日本の記者クラブにも問題がある/何にでも「最善を尽くした」の日本/日本は厳しい指摘が人間否定につながる/ドラマチックな物語主義が苦手な理由/フィクションに近いドキュメンタリー/それでも今の日本サッカーが歴代でベスト ■第6章 東京オリンピックマニュアル オリンピックとコロナは親和性が悪い/オンラインオリンピックなら開催可能/通常開催をした場合の最悪なシナリオ ■特別収録 1 岩田健太郎×岡野雅行(ガイナーレ鳥取GM)「先生と野人」対談 2 岩田健太郎×アンドレス・イニエスタ(ヴィッセル神戸)「空間認識」書簡 おわりに サッカーのように感染症が語られる日
  • 「患者様」が医療を壊す

    「患者様」が医療を壊す

    ビジネス・実用

    4.0
    1巻1,210円 (税込)
    医者と患者は対等であるべきだ、というポリティカリー・コレクトな言説が、医者も患者も不幸にする。お医者さんはなぜ「偉い」のか? 「賢い」患者はなぜ損をするのか? 「全人的な医療」に隠された欺瞞とは? 「薬害」は本当に存在するのか? 意外な視点から、医療現場の対立構造を解きほぐす、快刀乱麻の一冊。
  • 感染症は実在しない(インターナショナル新書)

    感染症は実在しない(インターナショナル新書)

    ビジネス・実用

    4.0
    1巻1,078円 (税込)
    インフルエンザは実在しない! 生活習慣病も、がんも実在しない! 新型コロナウイルスに汚染されたクルーズ船の実態を告発した、感染症学の第一人者が語る「病の存在論」。【著者まえがきより】え? 「感染症は実在しない? お前は今、新型コロナウイルスと取っ組み合って、クルーズ船にまで乗り込んだじゃないか! クルーズの感染防御が間違ってたとか言ってたろ? あれはデタラメだったの?」そういうご意見もあるかもしれません。 いえ、むしろ2020年のコロナウイルス問題にこそ、本書のような考え方が必要なのです。感染症は「実在」しない。あるのは微生物と我々の「みなし」だけです。だから、検査が必要な人と不要な人が出てきますし、その検査がしばしば間違ったりします。PCRをやっても不毛な事が多いのは、ウイルスがいてもPCRが陰性のことが多く、仮にウイルスがいてもそこには「病気」がなかったりするためなのです。詳しくは本書をお読みいただければ、この複雑なからくりはご理解いただけることと思います。個々の感染症や、感染症のアウトブレイクを理解するには、そのような「現象そのもの」のイメージが必要です。イメージ喚起力がないと、「感染がある」「ない」といった見解を(検査が「陽性」「陰性」といった間違った根拠で)デジタルに捉えてしまいます。デジタルに感染症と対峙すると、できていないゾーニングも「ちゃんとやっている」と錯覚します。ゾーンを作っても、そこに存在するウイルスがイメージできなければ予防はできないのです。これは、感染症の本質を知悉(ちしつ)していないとイメージできない。非専門家の方にどのように伝えたら、このゾーニングの失敗をイメージできるか。かつて、ぼくはあるインタビューで、「下水道と上水道が混じっていて、その水を人が美味しそうに飲んでいる感じ」と述べました。ゾーニングの失敗とはこのようなものですが、ウイルスは目に見えないし無臭なのでぼくが感じた恐怖感が追体験されないのです。※本書は2009年『感染症は実在しない 構造構成的感染症学』(北大路書房)を底本にしました。
  • 丁寧に考える新型コロナ

    丁寧に考える新型コロナ

    ビジネス・実用

    4.1
    1巻1,056円 (税込)
    「分かったつもり」から「本当に分かった」へ――。新型コロナへの対応も長期戦となる中、緊急対応的な言説ではなく、腰を落ち着けた考察・説明・検証が必要となっている。神戸大学感染症内科教授である著者が、各国の流行状況の違いや流行の波について、諸活動と感染対策・検査・マスク・治療・緊急事態宣言の考え方についてなどをじっくりと解説する。巻末対談では「8割おじさん」こと西浦博教授(京都大学)に丁寧に話を聞く。
  • 新型コロナウイルスの真実

    新型コロナウイルスの真実

    ビジネス・実用

    4.3
    1巻990円 (税込)
    感染症専門医の第一人者が 語る感染不安への処方箋 ダイヤモンド・プリンセスに なぜ私は乗船し、追い出されたのか 動画公開に至るまでの顛末 本書は、新型コロナウイルスの正体と感染対策を これ以上なく分かりやすく解説した決定版です。 感染症パンデミックとなったいま、世界中の人々が 過剰にパニックを引き起こすメカニズムまでをも理解できます。 そんなとき、組織はどうあるべきか、個人はどう判断し行動すべきか。 「危機の時代を生きる」ための指針に満ちています。 【目次】 第一章 「コロナウイルス」って何ですか 第二章 あなたができる感染症対策のイロハ 第三章 ダイヤモンド・プリンセスで起こっていたこと 第四章 新型コロナウイルスで日本社会は変わるか 第五章 どんな感染症にも向き合える心構えとは 【自分と家族を守る感染症対策の鉄則】 ◎新型コロナウイルスは空気感染するの ◎このウイルスがタチが悪いとはどういうこと ◎手洗いやうがいで本当に感染は防げるの ◎感染対策にマスクは効果ないって本当 ◎若者がウイルスを拡げているの ◎満員電車には乗らないほうがいいの ◎PCR検査で正しい結果がでるのは6割!? ◎なぜ世界中でパニックになってしまったの ◎なぜ医療崩壊してしまう国が出てきたの ◎感染症パンデミックは本当に収束するの
  • 安い・美味しい・簡単 実践 健康食

    安い・美味しい・簡単 実践 健康食

    ビジネス・実用

    3.6
    1巻968円 (税込)
    感染症内科教授でありながらファイナンシャル・プランナーの資格も持つ著者と考える「お金をかけずに美味しく楽しく健康になる方法」。流行りの健康食品、サプリ、持続不可能な健康法は意味がない。普通で地味で安上がりに見える食、これこそが健康への一番の近道なのだ。お勧めはマンガ『きのう何食べた?』の「シロさん飯」。さて、その理路は? 健康と食のデータの見方や、リスクやエビデンスとの向き合い方なども丁寧に解説。
  • ぼくが見つけた いじめを克服する方法~日本の空気、体質を変える~

    ぼくが見つけた いじめを克服する方法~日本の空気、体質を変える~

    ビジネス・実用

    4.4
    1巻968円 (税込)
    ダイヤモンド・プリンセス号の感染対策の告発で注目の感染症医・岩田健太郎による渾身の一冊。日本で子供のいじめが減らない理由は、大人の社会がいじめ体質だからだ。自らもコミュ障でいじめられっ子だったという著者が、日本社会の同調圧力を打ち破る方法を提案。大事なのは空気ではなく科学。ファクトを無視したフェイクな社会において人々が健康を損ない苦しむことになる。厚労省の体質や、クルーズ船での告発に関する追記も。
  • 「感染症パニック」を防げ!~リスク・コミュニケーション入門~

    「感染症パニック」を防げ!~リスク・コミュニケーション入門~

    ビジネス・実用

    3.9
    1巻946円 (税込)
    エボラ出血熱、新型インフル、デング熱、炭疽菌等によるバイオテロ……高度な文明社会となった現代でも、感染症は人類をおびやかし続けている。目に見えない敵、感染症のリスクを扱う時には、パニックと対峙し、被害拡大を防ぐコミュニケーションの技術が必要である。恐さをどう捉え、伝えるか。幾つもの感染症のアウトブレイク時の経験を持つ医師・岩田健太郎が、感染症を題材としたリスク・コミュニケーションのあり方を教える。
  • 99.9%が誤用の抗生物質~医者も知らないホントの話~

    99.9%が誤用の抗生物質~医者も知らないホントの話~

    ビジネス・実用

    4.2
    1巻924円 (税込)
    抗生物質は多くの国で間違った使い方をされているが、日本においてそれは顕著であり、ほとんどが誤用の抗生物質すらある。必要のない症状に漫然と処方されているため耐性菌が増え、抗生物質を治療の切り札とする感染症に使用できずに患者が亡くなることもある。つい足し算の医療をしてしまう医師、医師まかせにして病院ブランドや薬にしがみつく患者の双方の態度に警鐘を鳴らしつつ、臨床医学のよりリッチな世界観へと読者を導く。
  • インフルエンザ なぜ毎年流行するのか

    インフルエンザ なぜ毎年流行するのか

    ビジネス・実用

    4.5
    1巻902円 (税込)
    集団接種の限界か、生活環境の変化ゆえか――。 インフルエンザをはじめ、医療が発達しても 感染症のパンデミックから逃れられないのはナゼなのか。 世間では意外と知られていない感染症のウソ、本当を探る。
  • サルバルサン戦記~秦佐八郎 世界初の抗生物質を作った男~

    サルバルサン戦記~秦佐八郎 世界初の抗生物質を作った男~

    小説・文芸

    4.3
    1巻902円 (税込)
    島根県出身の細菌学者・秦佐八郎(1873~1938)。難病だった梅毒の特効薬「サルバルサン」(世界初の抗生物質)を、ドイツのエールリッヒと共に開発し、多くの人命を救った男である。その佐八郎の人生を、現代の感染症界のエース・岩田健太郎がノンフィクション・ノベルとして描きだす。研究とは何か、科学の才能とは、実験、競争、虚栄心と嫉妬、エリートのプライドと劣等感、研究倫理……現代に通ずるテーマとして問いかける。
  • コロナと生きる

    コロナと生きる

    ビジネス・実用

    4.0
    1巻891円 (税込)
    リスクを受け入れ、他人とずれながら持久走。それが、コロナの時代。新型コロナウイルスのパンデミックが無効化させた、ゼロサム競争、同調圧力、新自由主義。経済格差や分断が急速に広がるなかで、感染対策と経済活動に引き裂かれる社会。これまでの日常が非日常となった今、明日に向けての指針とは? コロナ禍における心身自由な生き方について、5月、6月、7月と変わりゆく状況下で語り合ったすべてがここに!
  • ワクチンを学び直す

    ワクチンを学び直す

    ビジネス・実用

    3.5
    1巻880円 (税込)
    この数年、日本のワクチン接種には大きな前進が2つあった。新型コロナに対するmRNAワクチン提供が非常に上手くいったこと、そしてHPVワクチンの積極的勧奨の再開である。ワクチンを論じる上で重要なポイントは有効性と安全性だが、加えて本書では、最新の動きや、日本にはない海外のワクチンも含めたワクチン接種の全体像を、一般読者にもわかるように包括的に論じ、それぞれのワクチンがどう活用されるのかを説明する。
  • 感染症医が教える性の話

    感染症医が教える性の話

    ビジネス・実用

    4.1
    1巻880円 (税込)
    性について正しい知識を持つことは他の学びと同様「未来を生き抜くために」大切なこと。感染症医として、あるいはその立場を越えて性にまつわる考え方を多角的に案内する。
  • 食べ物のことはからだに訊け! ――健康情報にだまされるな

    食べ物のことはからだに訊け! ――健康情報にだまされるな

    ビジネス・実用

    3.6
    1巻880円 (税込)
    糖質制限食で誰でもダイエットできる! 断食すれば調子がよくなる! これを食べればがんがなおる! 食事によって健康になれるといった情報は数多く出回っているけれど、それらは本当に「効く」のだろうか? 巷にあふれる眉唾な情報を医学の見地から一刀両断して、「規則正しい」食事が実はあんまり体によくない可能性を検証する。情報があふれる時代に、何をどう食べたらよいのか迷っている人に向けた一冊。
  • リスクを生きる

    リスクを生きる

    ビジネス・実用

    3.7
    1巻858円 (税込)
    コロナ禍で変わったこと、変わらなかったこと、変わるべきことは何か。東京一極集中の弊害、空洞化する高等教育、査定といじめの相似構造、感染症が可視化させたリスク社会を生きるすべを語る、哲学者と医者の知の対話。
  • 僕が「PCR」原理主義に反対する理由 幻想と欲望のコロナウイルス(インターナショナル新書)

    僕が「PCR」原理主義に反対する理由 幻想と欲望のコロナウイルス(インターナショナル新書)

    ビジネス・実用

    4.1
    1巻836円 (税込)
    第2波、第3波と押し寄せてくるコロナウイルス。この21世紀最大の危機に対して、さまざまな学者や研究者たちが発言している。しかし、これら「非専門家」たちの意見や予測は、ことごとくと言っていいほど、間違っているのが現状! なぜ、ノーベル賞級の科学者や、最新統計理論などを駆使した予測は外れるのか? それは、第一に「医学」への無理解、第二に「検査原理主義」にある。このまま検査原理主義を続けていくのは、日本医療の崩壊をもたらす!
  • 1秒もムダに生きない~時間の上手な使い方~

    1秒もムダに生きない~時間の上手な使い方~

    ビジネス・実用

    4.0
    1巻836円 (税込)
    感染症界のエースであり今注目の医師・岩田健太郎氏が、「本当の意味で時間を上手に使うための考え方」を紹介する。“プライオリティー・リストは作らずに、今、この瞬間の自分の状態に耳をすまし、他者のまなざしに規定されずに、最もやりたいことをする”――なぜ、それが時間をうまく使うことにつながるのか、そしてそれを可能にするためにはどうしたらよいのか。限りある時間を削り取り、慈しみながら生きる方法を伝える。【光文社新書】
  • 私たちはどう生きるか コロナ後の世界を語る2

    私たちはどう生きるか コロナ後の世界を語る2

    ビジネス・実用

    3.3
    1巻825円 (税込)
    新型コロナで世界は大変容した。経済格差は拡大し社会の分断は深まり、暮らしや文化のありようも大きく転換した。これから日本人はどのように生き、どのような未来を描けばよいのか。多分野で活躍する賢人たちの思考と言葉で導く論考集。
  • ワクチンは怖くない

    ワクチンは怖くない

    ビジネス・実用

    4.0
    1巻814円 (税込)
    インフルワクチンって結局打った方がいいんですか?/子宮頸がんワクチンって実際どうなんですか?/何度も同じワクチンを打たないといけないのは一体どうしてですか?/違うワクチンを同時に接種してはいけないんですか?……etc. ワクチンにまつわる「結論ありき」の議論を排し、基礎的な質問にも答えながら、ワクチンに対する誤解を解消、本当に「あなたの健康」をもたらすワクチンとの付き合い方、その本質をすっきり伝授!
  • 予防接種は「効く」のか?~ワクチン嫌いを考える~

    予防接種は「効く」のか?~ワクチン嫌いを考える~

    ビジネス・実用

    4.2
    1巻814円 (税込)
    効果、副作用、制度、陰謀論……本当のところどうなの?の疑問に感染症界のエースが答えます。ワクチン問題の好き嫌いと正邪を切り離し、読者を新たな視点に導く新しいワクチン論。

ユーザーレビュー

  • リスクを生きる

    Posted by ブクログ

    あえて言いますが「また同じことが書いてあります」。
    基本的に内田さんも岩田さんも以前どこかでおっしゃっていたことを繰り返し語られています。
    違うのは取り上げられている事象の方。

    でもそれは当たり前のことではないでしょうか。
    ある人の考えは様々にバージョンアップされたり、改変されたり、脇道へそれたりとするでしょうが、その本質的な部分で大きく変わることは(あまり)ないと思います(むしろ本質的な部分がころころ変わる人は信用できないでしょう、きっと)。
    一方で現実は目まぐるしく変化する。今回主要なテーマである「コロナ禍」は、現実がいとも容易く一変するということを残酷なほど分かりやすく僕らに突きつけるものでした。

    さて、内田さんの意見について「いつも同じでつまらない」という人がいますが、これはだからある意味当然です。まあそんなものだろうな、と。
    でもだから読む価値がないかと言うとたぶんそうでもない。それが「正解」ではないにしろ(本書でもある通りたぶん「正解」って現実的にはほとんど「ない」のだと思います)、何か本質的なものを言い当てている言説(それはたぶんいっぱいあるのでしょう)、何度読んでも新しい気づきを与えてくれると思います。
    少なくとも今回も僕は二人の対談をワクワクしながら一気読みしました。
    反対に内田さんの言っていることは最近よく分からないとか、最近の考えには賛同できないという方もちょくちょく(僕の周りには)います。
    でもこれもある意味当然。内田さんご自身が断われている通り、内田さんはさまざまな「予言」や「仮説」を提示されます。その「予言」や「仮説」すべてに賛同できるなんて可能性はまずありませんし、もし内田さんの言っていることすべてに「なるほど!」とうなずいているのなら、それはたぶん内田さんや岩田さんが考えておられる「知性」の在り方とはほど遠いものであるような気がします。

    個人的に今回刺さったのは内田さんもあとがきで触れられている、岩田さんの「医者は往生際が悪いんです」という言葉。
    僕も教育に携わるもののはしくれとして「教育者は往生際が悪いんです」と言ってみたい。
    それは裏を返せば、もう半ば諦めてしまっている自分がいるということなのですが。
    少なくとも本書を読んで、もう一回、少しくらい足掻いてみようかなという心持ちにはなれたように思います。

    0
    2024年12月05日
  • 感染症医が教える性の話

    Posted by ブクログ

    825

    医学用語でゲイの人達をMSM(・・・Men who have Sex with Men)って言うらしいけど、こういう医学用語がゲイ側にしか無い理由が、男性間性交が一番性感染症リスクが高いかららしいね。レズビアンセックスは組み合わせ的に一番性感染症リスクが低いから言葉すら無いんだと思う。

    性感染症で不妊になることもあるらしい。その性感染症が無症状で気が付かないとかもあるらしい。

    岩田 健太郎
    島根県生まれ。島根医科大学卒業。沖縄県立中部病院、ニューヨーク市セントルークス・ルーズベルト病院、同市ベスイスラエル・メディカルセンター、北京インターナショナルSOSクリニック、亀田総合病院を経て、2008年より神戸大学。神戸大学都市安全研究センター感染症リスクコミュニケーション分野および医学研究科微生物感染症学講座感染治療学分野教授。神戸大学病院感染症内科診療科長、国際診療部長。資格:日本内科学会総合内科専門医、日本感染症学会専門医・指導医、米国内科専門医、米国感染症専門医、日本東洋医学会漢方専門医、修士(感染症学)、博士(医学)、国際旅行学会認定(CTH),感染管理認定(CIC)、米国内科学会フェロー(FACP)、米国感染症学会フェロー(FIDSA)、PHPビジネスコーチ、FP2級。日本ソムリエ協会ワインエキスパートエクセレンスなど。

    土井朝子(どいあさこ)先生
    神戸市立医療センター中央市民病院 総合内科医長、感染症センター長、感染管理室室長。2000年大阪医科大学卒業。京都大学附属病院、静岡県立総合病院、亀田総合病院、洛和会音羽病院感染症科、および総合診療科を経て現職。パートナーである岩田健太郎先生と共に『感染症999の謎』(MEDSI)『トラベル・アンド・トロピカル・メディシン・マニュアル(監訳)』『リスコミWORKSHOP! ― 新型インフルエンザ・パンデミックを振り返る(編集)』など共著書多数。専門は総合診療と感染症。

    ネットではよく「これってどういう意味?」とか質問すると「ググレカス」って返事が返ってくるよね。グーグルで検索すればすぐわかるよ、そんな質問すんな、って意味だ。と同時に、実はネット上はまことしやかなガセネタに満ちている。「ヤマザキパンがカビないのは怪しい添加物のせいだ」みたいなのが典型的なガセネタだ。検索ばかりしてネット情報だけを頼りにしていると本当にバカになってしまうよ。きちんとした情報収集、きちんとした科学的な情報分析能力がないと、ネット社会のガセネタにすぐだまされてしまう。

    HIVのような病原微生物は悪徳とか善行には無関心だ。そこに感染経路が成立していれば、善人も悪人も等しく感染する。HIVは「よいセックス」とか「悪いセックス」といった善悪判断はしない。男女のセックスでもHIVは感染する。女性同士のセックスでも感染しないわけではない(ただし、この感染は起こりにくい。体液の交換が少ないなど、女性同士のセックスはHIVが感染しにくい理由があるからだ。これも生物学的な理由で、善悪判断とは全く無関係なことには留意しよう)。

    HIVはセックスで感染する。でも、逆にセックス以外の人と人との交流では感染しない。生殖器から分泌される体液で感染するけど、唾液(つばやよだれ)や汗、涙などからはHIVは感染しない。だから、感染者と手を握ったり、キスをしたりするだけでは(出血してなければ)HIVは感染しない。ぼくがHIV患者さんを診察する時も、素手で診察する。

    1980年代のアメリカでは同性愛者はとても差別されている存在だった。アメリカは基本的にキリスト教社会で、そのキリスト教が同性愛を認めてこなかったからだ。これはカトリックもプロテスタントも同様だ。ちなみにキリスト教社会じゃなかった昔の日本は、同性愛にはずっと寛容だったんだよ。

    ところで、世の中には同性愛者と呼ばれる人もいる。男性が男性を、女性が女性を愛するのが同性愛だ。この時、男性が男性と、女性が女性とセックスすることもある。 手元の辞書(大辞林)には「セックス」の説明として「性交すること」とあり、「性交」の説明として「男女が性的交わりをすること」と説明しているけれど、必ずしもこれは正確な説明ではない。「男女」でないセックスもあるからだ。 このように、「性」のあり方についてはいろいろなパターンがある。一口に「こうだ」とまとめてしまうことは難しいし、時に危険ですらある。難しい言い方をすれば、「多様性」がある。要するに「性」のあり方とは「生き方」の一バリエーションなんだ。人の生き方にはいろいろあるわけで、「性」のあり方も多種多様だ。算数みたいな「正しい答え」をひとつだけ求めるのが難しいのはそのためだ。だから「疑う」「問う」「悩む」といった、(高校までの)算数・数学とは異なる勉強の仕方が必要になる。

    例えば、(望まない)妊娠のリスクを回避する方法。これもたくさんあるんだけど、日本でよくある方法は二つに絞ってよいと思う。コンドームとピル(経口避妊薬)だ。 コンドームもピルも、妊娠を回避するには有効な手段だ。適切に使用していれば、コンドームは98%程度の確率で、ピルなら99%以上、妊娠を回避してくれる(ARHPリプロダクティブ・ヘルス専門家協会より。

    膣外射精とか、リズム法(基礎体温を測定する方法)なんかは、正確性に問題があり、失敗のリスクが高いから、妊娠回避の方法としてはおすすめしない。ネットで探すと他にもいろいろ「妊娠しない方法」が出てくるけど、たいていはガセネタだ。信用しないほうがよい。ググれば正しい情報が得られる、というナイーブな(ここではウブでだまされやすい、という意味)考え方は捨てなければならない。

    「感染症のリスク」を減らす方法としてもコンドームは有効だ。コンドームは感染症と妊娠、両者のリスクを回避してくれる。だから、授業でも「ちゃんとコンドームを着けましょう」ということになる。コンドームの正しい使用方法を教えるのも、そのためだ。

    高校生では女子の2割、男子の1割がセックスを経験している。中学生でもクラスで一、二人くらいの割合でセックスを経験している。これが現実だ。彼らが全く無知なままで、セックスにまつわるリスクにさらされるのを、我々大人は許容してはいけない。

    コンドームが避妊や感染症の予防に重要だと知識でわかっていても、それだけでは不十分だ。「着用するぞ」「着用してもらうぞ」と思っていても、「彼氏がいやだというから」なんて理由でコンドームをあきらめる人だって多い。「コンドームしないんだったら、セックスはしない」ときちんと断る力も必要だ。

    では、ぼくの見解を述べよう。 ぼくの意見は、「中学生や高校生の時は、一般的にはセックスしないほうがよい。セックスは長く愛し続ける覚悟ができている相手とだけしたほうがよい(その理由は、後述する)。でも、多くの場合、中高生でそこまで覚悟の決まった恋愛をすることは(ゼロではないにしても)、限りなく可能性は低い。だから、まずはセックスのない恋愛に留めておいたほうが良い」。 ただし、これはぼくの「見解」であり「教育」ではない。セックスにおいて何が「正しいセックス」かどうかをぼくの側から一意的に決定することは難しいし、たぶんできないんだ。

    昔のヨーロッパでは、女性は性的な快感を得てはならない、と言われていた。性的快感を得るのは男性と娼婦だけで、「淑女」はベッドの中で快感などを感じてはならず、出産のことだけ考えていればよい、というのだ。と、あくまでも出産・育児を念頭においてセックスするように薦めている。西欧、キリスト教社会は性に関しては非常に厳格、かつ狭量だった。 女性が性的快感を得て、オルガスム(性的な絶頂感)に達することを認め、科学の世界で始めて説明したのは産婦人科医のウイリアム・マスターズと心理学者のヴァージニア・ジョンソンだ。

    日本では、男子がマスターベーションをしすぎると精液が減って健康によくない、くらいの教えはあったようだけど、道徳的に否定されるようになったのは西洋文化が入ってきた明治時代以降だ。同性愛同様、キリスト教文化が日本人を性的に不寛容にしてしまったところはあると思う。

    2014年7月、ろくでなし子という女性が自分の生殖器をかたどったデータを3Dプリンターに送り、わいせつ物頒布等の疑いで逮捕された。 ぼくには逮捕の妥当性はわからない。でも、女性の生殖器だけを切り取って立体的に送ったその「もの」をわいせつ物として認識するなんてバカげているとは思う。そんなものに、(見てないけど)何の魅力も感じない。

    性教育はイデオロギー論争になりやすい。ぼくはイデオロギーには興味がない。興味があるのは子どもたちに妥当な性教育が提供されることだ。それだけだ。

    もし、一族の中に血友病の人がいて、近親婚を許してしまうと、異常なX染色体をあちこちで共有するようになり、病気の男性が一族に増えてしまう。かつてヨーロッパの王室では親戚同士で結婚を重ねたため、血友病が一族で増えてしまうことがあった。 このように、「病気を予防する目的」で近親婚はよくない、という「わかりやすい説明」がなされてきた。 でも、よく考えてみたら、これはおかしい。 なぜなら、逆に言えば、一族に病気の染色体がない場合は、むしろ近親婚のほうが病気になりにくいからだ。「知らない誰か」の遺伝子を入れてしまったら、その遺伝子に病気の原因が入っているかもしれない。長い間病気知らずの一族とかならば、むしろ他の血を入れないほうがよいはずだ。性感染症の原因微生物がなければ、セックスのコミュニティーのなかでSTDが増えないのと同じ理屈だ。他のコミュニティーにセックスの輪を広げていけば、STDのリスクは当然上がるのだから。

    例えば、同性愛。同性愛は長い間日本で許容されていた恋愛とセックスのあり方だった。しかし、明治時代以降に西欧文化(キリスト教文化)の流入とともにタブーとされる。

    さて、幼児に恋愛感情を抱く人がいる。英語では子どもを愛する、という意味で、pedophileと言う。しかし、思春期に至っておらず、第二次性徴もまだなく、よってまだ性欲が芽生えていない相手に性の欲情を強制するのは、「わたし」の欲望が他者に苦痛、迷惑をかけてはならない原則に反する。多くの場合、幼児を対象とする恋愛、そしてセックスの強要はその幼児への長い長い心的外傷(トラウマ)の原因にもなる。大人と違ってこれを拒むのも容易ではない。このように考えると、幼児を対象とする恋愛や性行動は禁止されるべき、と結論できる。

    同性愛者の定義にもよるけれども、アメリカ、イギリス、フランスだとだいたい1、2割程度の人が同性愛者的な傾向を持っているそうだ(Journal of Homosexuality 1998; 36(2):1-18)。

    西洋でもギリシアの哲学者ソクラテスが同性愛者だったことは有名な話だ。古代ギリシアは同性愛には寛容な社会だったんだ。ところが、その後数百年が経過し、キリスト教社会となった西洋ではだんだん同性愛をタブー視するようになり、同性愛者は差別の対象となってきた。同性愛は宗教上の罪と考えられたからだ。 同性愛に限らず、中世以降のキリスト教社会は「性」というトピックそのものに対して厳格な態度をとるようになった。 

    なにしろ英国では男性同性愛は「犯罪」だった。コンピューターの原理を開発した天才数学者のアラン・チューリングは当時風俗壊乱罪に該当していた同性愛の罪で女性ホルモンを注射することを強要された。第二次世界大戦後、つまり現代の話ですよ。びっくりです。今だったらもちろん人権侵害、噴飯物の悪法です(現在では英国でも同性愛は合法です)。この実話の悲劇性は、ベネディクト・カンバーバッチ主演の映画「イミテーション・ゲーム」(モルテン・ティルドゥム監督 2014年)で強く感じ取ることができる。ぜひ観てほしい。

    MSM; Men who have Sex with Men・・・男性同性間性的接触者

    安全な水や食料、治安の良さ。日本以上に安全な国をぼくは他に知らない(まあ、自然災害は多いですけど)。エボラも、犯罪も、テロも(あまり)気にしなくてすむ。

    例えば、「健康のために一生セックスをしない」「海外にも行かない」のは、けっこう、つまらない人生だとぼくは思う。

    セックスの背後にある恋愛もまたリスクがある。ふられるリスク、傷つくリスク。 でもやはり、恋愛は大事だ。ぼくたちの人生を豊かにしてくれるのが恋愛だ。たとえ成就しない、失恋に終わる恋愛ですら、それは人を成長させてくれる。

    人間は進化論では一番最後のほうに位置している、(今のところ)進化論の最終形だと考えられている。地球上の生物でもっとも優れている(ところもある)その最終形の生物が、「わざわざ妊娠しやすいという効率的な戦略を(どこかに)捨ててしまう」というのは奇妙な話だ。何か進化論に間違いがあるのだろうか。 でも、逆に言えば発情期がない(排卵日が正確にわからない)おかげで、人間は日常的にセックスを楽しむことができる。男性は、「今日は排卵日じゃないから、セックスはしませんよ」と突っぱねられることはない。女性のほうも、排卵日でない日にもセックスを楽しむことはできる。子どもができる可能性がないときでも、(純粋に快楽を目的とした)セックスが可能になった、というのは一種の「進化」と言えるのかもしれない。

    印象的だったのは、ゲイの人々の一番のなやみが「からだの関係にはすぐなるけど、恋人が見つからない、長続きしない」ということだったこと。いまの若い人たちのなやみにとても似ている。

    昔は……まあ、数十年前は……男性が女性を口説くのが一大事で、女性が男性を口説くことは多くなかった。中高生で付き合ってるカップルも多くはなかったし、かりに付き合っていてもセックスに行くまでもハードルは高かった。女性もそう簡単には「させてくれ」なかった。女性に至っては、(前述のように)性欲なんて存在しないかのように振る舞うことが社会的に期待されていた。

    いずれにしても、「生き延びるためのスキル」としての性教育の必然性は、最終的には「セックスをしない」というのがもっとも安全という結論を導き出す。 しかし、ぼくは「リスクをとらない」という結論は目的と手段をとっ散らかした下策だと考える。その一方で、「セックスをしない」という選択肢を積極的に許容し、多様性を積極的に歓迎しようともぼくは言う。 なんだかぼくの主張は支離滅裂になりつつあるように見えるけど、ぼくの中ではこの理路は一貫している。もう一つ迂回路を取ることで、その理路の一貫性がお示しできるはずだ。

    絶対恋愛の原則は、
    〈その1〉ひとりの人だけを長く愛し続ける、生涯愛し続けるような気持ちで愛する。セックスの対象もそのひとりだけ。
    〈その2〉「わたし」よりも常に「あなた」を優先させる

    長く愛する恋愛対象とのセックスだから、その価値はずっと高い。ぼくはそう考える。行きずりの、その場限りの、なんとなくのセックスではない、世界でたったひとりの愛する人とのセックスだ。非常に価値の高いセックスは、セックスを「よいもの」にしてくれる。

    しかし、「絶対恋愛」においては、条件なんて問うてはならない。それでは「絶対」にはならず「相対的な」恋愛になってしまうからだ。部分がどうなっているか、相手の学歴がどうか、おっぱいの形や大きさがどうか、という情報は「事後的に」ついてくるもので、それは相手を選ぶ条件にはなりえない。まあ、最初はそういう「学歴」とか「おっぱい」とかがきっかけになることはあるかもしれないが、そういう条件を根拠に値踏みすると、絶対恋愛は成立不可能になる。 なぜかというと、「条件」を根拠とした恋愛は常に「相対的」だからだ。「相対的」というのは、他の誰かと比べて……ということだ。

    例えば、「わたしはお金持ち(高収入)と付き合いたい」と考えたとする。条件としての高収入だ。 そうすると、目の前に金持ちが現れ、「条件を満たしている」という理由で、あなたはその人に恋をするかもしれない。 しかし、そのような「条件付き」の恋は長続きしない可能性が高い。 なぜならば、もしその人物がお金を失って貧乏になってしまったら、「条件を失った」その人を愛する理由がなくなってしまうからだ。あるいは、「もっとお金のある人」を見つけたら、そちらの人物のほうに気がうつってしまうからだ。他者との比較でしかものを語らない人や、偏差値のような順列でものを考えていると、「絶対恋愛」には到らない。絶対恋愛とは「一番の人を愛する」ことではなく、誰とも比較なんかしようがないような形で「あなた」を愛するということなのだから。

    「絶対恋愛」においては、恋愛対象である「あなた」はつねに「わたし」よりも優位に置かれている。だから、「あなた」の美しさ、素晴らしさ、がんばり、快挙、すべては「わたし」にとっての喜びであっても、嫉妬の対象にはならない。「わたし」が何かを成し遂げるよりもずっと、「わたし」は「あなた」の成功を望むのだ。

    嫉妬心をばねにして自分ががんばる、というやり方がある。心理学の言葉で言えば、「昇華」ってやつだ。これはライバル同士がお互いを伸ばしていく上で、とても有用なやり方だ。嫉妬心をガソリンにして、肯定的な目的のために、前に向かって走るんだ。

    フェミニストの上野千鶴子氏は、「おひとりさま」を推奨している。配偶者(ここでは主に夫)の面倒を見ながら老後を生きていくより、ひとりで生きていくほうが気楽、という考え方だ。「自分が一番大事」という考え方であれば、確かに「おひとりさま」のほうが効率的な生き方かもしれない。 でも、私は「わたし中心」よりも「あなた中心」のほうが生き方としては美しいと感じる。「わたしよりもあなたが大事」という自己犠牲の精神は「わたし」の価値も高めてくれる。逆説的だけど、ある種、一番「自己実現」に近いのは自己犠牲的精神なんだ。

    「絶対恋愛」は表面的には利他的な恋愛だけど、利他的な行為こそが実は最大の利己的な行為であるともいえる。 立派に身を引く利他的な精神は、あなたの尊厳を守る意味で自分を利してくれる、つまり利己的な行為なのだ。 相手を傷つけてすかっとする行為は、一見利己的に見えるけど、実はあなたの尊厳を貶めてしまい、自分の利益にはならない。

    問題は、それを苦痛と思うか、愉快と思うか、だ。ぼくは愉快に思ったほうがよいと思う。 他者に自分にない属性を認め、「なるほどねえ、そういう考え方もあるんだ」という発見を快楽と考えれば、毎日が新鮮でエキサイティングで楽しくなる。これを「おれの習慣と違う」と苦痛に思い出せば、毎日がだんだんつらくなる。同じ人生だ。どちらが得かは、言うまでもない。

    ぼくは一年間イギリスに、五年間アメリカに、そして一年中国に住んでいた。異国異文化の生活を「つらい」と思えば毎日つらい。「楽しい」と思えば毎日新鮮で楽しい。同じやるなら、楽しく過ごしたほうがずっとトクだ。

    実はぼくは、こういう儀式を長らく軽していた。商業主義のマーケティングにのせられて、金を使わされているだけじゃないか、とニヒルに考えていた。法事とか、結婚式とか、そういう古来の日本の儀式も軽していた。単なる時間の無駄であり、お金の無駄であり、効率性に欠ける、と思っていたんだ。以前の私は効率重視の、アメリカのビジネスマンみたいな考え方をしていた。 とんでもない間違いだったと、今ではとても反省している。 商業主義に「わざとのせられる」のも大事なんだ。 いいじゃないですか、キリスト教徒じゃなくたってクリスマスプレゼント。それで、与えるほうももらうほうも幸せな気分になれるんだから。儀式、形式って大切なんだよ。 バレンタインデーでチョコレートをもらい、ホワイトデーにお返しをする。こんな形式的な(そして商業主義的な)ことでも、そのような贈与の交換を行ったことでまた気分はリフレッシュする。この気分のリフレッシュを体験できるのならば、いいじゃない、商業主義、乗ってやろうよ、とぼくは最近思うようになった。苦虫を嚙み潰したように、「バレンタインなんて商業主義」と軽していた時より、今のほうがずっと楽しい。騙されているかどうかは、関係ない。

    問題は、なぜ「夫婦別姓」という異なるオプションを全否定してしまうのか、ということだ。 他者に対する寛容を重視するならば、これは非常にヘンテコな論理だ。自分のあり方を、他人とあわせなければいけない、というのは古い昭和的、悪い意味での同調圧力だ。

    今、恋人がいるのなら、その恋人を「一生愛し続けようかな」と思っていただけたら、なお嬉しいです。

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    2024年06月11日
  • ポストコロナ期を生きるきみたちへ

    Posted by ブクログ

    (2022/1/8)
    2020年、まだコロナ第2波くらい、オリンピック延期、という段階で書かれたアンソロジー。

    日本の知性が集結している。多くの方が参加している。

    読み始めたとき、それぞれのお名前の横に簡単な肩書しか書かれておらず、

    もう少し人物紹介すればいいのに、、、と思ったのだが、巻末にまとめて紹介されていた。

    この本は中高生向きなので、それぞれの著者を知らない可能性が高く、人物紹介が長いとかえって予断を持って読み始めてしまうので、避けたのかな、と推察。

    私は彼らの著作を結構読んでいるので、背景を知って読むとより立体的に読めた気がする。

    一つ一つのコラムにコメントをするのは野暮なので辞めておくが、一番心を動かされたのは、雨宮処凛さんのコラム。

    ペット連れの要生活保護者をどう支援するか。役所は「犬を処分してから来い」と言い放つ。

    確かにその考えは自分の頭の中にもある。生きるか死ぬかの状態で支援を求めるのにペットなんて贅沢!と。

    しかしその一方、モノではなく生きているペットを捨てる、殺すなどできるはずもないと、、、

    我が家にも猫がいるが、極端に憶病なので、地震で避難所に行くことになったらどうなるのか?いやそもそも避難所が受け付けないか、、

    話戻ってそうした人を支援する彼女たち。当然お金が必要。これをどう集めるか。

    自分は寄付できるか?

    日ごろ人の役に立ちたい、などと言っていても、そこに目が向くか。

    反省。





    それに関連して、ベーシックインカムに注目するコラムもいくつか。

    クソ面白くない仕事をAIに任せる。

    イギリスをダメにした高福祉、働かなくても食えることに劣等感、感情を持たせるようにしたサッチャー。これは今の日本にもある。生活保護を受けづらくする。

    しかし金はあって暇がある、という状態が様々な文化を生む側面もある。

    オリザさんも別の切り口ではあるが、不要不急の芸術の必要性を訴える。



    ・・・もしAIが何でもやってくれて、富がうまく社会に分配されるようになれば、人々は金のためにあくせくするのではなく、本当に人の役に立つために、自分の好きなことをして働けるのではないかな。

    なまじ労働が貨幣価値に代替されるから、怠ける人が出るのでは、、、



    いくつかのコラムからそんなことを感じた。



    あ、それと、「椎名林檎になるための方法を教えてくれるのはどこの学校か?」と真剣に聞く大学生がいたという話は衝撃的だった。増田聡さん。

    正解が学校にある、と思っている日本の教育システムの膿のような話。



    。。。しかし、こういう本があるということは、日本の知性が捨てたもんじゃないことの証でもある。希望はある。

    こんなコロナ禍ではあるが、前を向いて生きていきましょう!

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    2024年05月21日
  • インフルエンザ なぜ毎年流行するのか

    Posted by ブクログ

    感染症やワクチンなどの基本的なことを解説した本。

    岩田健太郎先生が科学的根拠や統計データにもとづいて、感染症やワクチンについてわかりやすく教えてくれます。新型コロナが登場する前の本なので、新型コロナのことは書かれていません。

    今後、新たな感染症のパンデミックが起きても、本書を読んでいれば、過度に恐れることなく冷静に情報を判断できるようになると思います。

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    2024年04月11日
  • 感染症は実在しない(インターナショナル新書)

    Posted by ブクログ

    本書での主張は言われてみれば最もだなーと思った。
    患者の立場(医者ではないという意味で)で言えば、自分がこれからどう生きたいか、をちゃんと考える必要がある。
    自分はできるだけ元気な状態で長生きしたいので、健康診断も受けて、かかりつけのお医者さんのアドバイスを受けて、予防できる事象(「こと」としての病気)は防ぎたいと思う。
    家族(妻と子)にも同様に健康で長生きして欲しい。

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    2023年05月05日

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