山本やよいの作品一覧
「山本やよい」の「ラスト・セッション」「サマータイム・ブルース[新版]」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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Posted by ブクログ
新訳をAudibleにて。買って持っているのは旧訳だが名作との噂を聞いてもったいなくてまだ読んでいなかった。好きなマープルとポアロをできるだけ後回しにしてマイナーそうな他作品から読み途中で挫折した20数年前の過ちを繰り返してはならない。
日本の震災の話が出てきた辺りとその後の下りで、やり方はともかく犯人は分かった。鉄壁のアリバイは逆に怪しいよね。凝った見立ての理由が合理的なのが嬉しい。ここがよくわからんとなんでそれやったの?となってしまうので。キャラクターもそれぞれ魅力的で面白い。
そして何よりラストが素晴らしい。
いやークリスティー読んで泣くと思わなかった。最後がとても切なくてよい。ミス・マ
Posted by ブクログ
定石がないことで知られるクリスティによる、まさに「定石崩し」としての手腕が光る一冊。
ポアロという探偵が、単なる論理の塊ではなく、法や正義の先にある「人としての情」を深く理解しているからこそ成り立つ物語の結末は、衝撃的でありながら非常に説得力があった。
特にラストシーンでは、個々のキャラクターの心情をすべて言葉にするのではなく、ひとりの切実な語りにすべてを託して幕を下ろすことで、洗練された深い余韻を残している。
あれこれと語りすぎないからこそ、ポアロたちが下した決断の意味を、自分の中でじっくりと反芻することができるのだと感じた。
こうしたミステリの枠組みさえ自在に操る大胆さの一方で
Posted by ブクログ
最高傑作に挙げる人が多いのも頷ける物語の完成度となんとも言えない読後感。
静かに罪状を受け入れる無実の淑女…というようなイメージは『杉の柩』と被るものがあり、書かれた時期も近い。この時期のクリスティさんのブームだったのかな。
とは言え内容は対象的と言ってもよく、エリノアの濃厚な心理描写が物語の核だった『杉の柩』と比べ、こちらはキャロライン以外の人物の心理が丁寧に描かれる。
多種多様な人物描写こそクリスティの魅力と思っている自分にはこちらの方が断然好みだった。
特にフィリップとメレディスという全然違うタイプの男ふたりの心理描写は、毎度のことながら「なんで女性なのにこういうこじらせおじさんの心
Posted by ブクログ
つい『オリエント急行殺人事件』と呼んでしまうが、この全集では『オリエント急行の殺人』。audibleにて。たぶんポアロのシリーズでは一番好きな作品なので、10回くらいは読んでいるし映画やドラマもたぶんだいたい観ている。最近はaudibleで聴くことがおおいのだけど、ポアロのシリーズのなかで今のところこの作品だけが、たぶんあえての女性による朗読だった。納得のクライマックスの語りの素晴らしさ。紙の本で読んだ時より感動したかもしれない。
原作にないものをあれこれ補足する二次創作って普段あまり好きじゃないんだけど、三谷幸喜のオリエント急行第二夜、犯人の舞台裏の話はたまにもう一度見たくなる。キャラクタ