戦記(フィクション)作品一覧

  • 満州大動乱(1) 石原莞爾の暗躍
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    ソ満国境に近い都市チタの野戦演習地に潜む三人の男。演習の指揮所にはロシア人将校に混じって、中国国民党軍や奉天軍閥の将校の姿があった。男たちによる諜報活動の報告を受けた関東軍作戦参謀・石原莞爾中佐は“ある計画”を実行に移すことを決意する……。1914年、バルカン半島で発生したテロを機に、欧州大戦が勃発。独墺に宣戦布告したロシア帝国だが、日露戦争の戦訓を理解していなかった陸軍首脳部の失態で、帝国は崩壊への道をたどる。新たに権力を握った革命政府に対抗するため、英米日が共同する秘密作戦が開始された……。「満州大動乱」シリーズ、第1弾。 ●高貫布士(たかぬき・のぶひと) 1956年生まれ。神奈川県出身。和光大学人文学部芸術学科卒業。学生時代より軍事評論家・小山内宏氏、航空評論家・青木日出雄氏らが創設した「軍事学セミナー」で軍事学を修得。出版社勤務を経て、軍事アナリスト兼作家として活躍。『図解・ドイツ装甲師団』『大日本帝国海兵隊戦記』シリーズなど、ノンフィクション、小説の著書多数。
  • 皇国の最強艦隊【上】昭和維新成就
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    昭和11年2月26日──白銀の帝都東京は皇道派青年将校達のクーデターによって制圧された。「二・二六事件」である。 昭和維新断行、尊皇討奸をスローガンに決起した彼らは、政府の重鎮を誰一人暗殺することなく天皇陛下への直訴に成功。ここに日本は、天皇直接帝政の大日本皇国として生まれ変わる。 そして第二次世界大戦を目前に、陸軍を大幅に縮小し、海軍を大変革。航空機を中心とした世界でも先鋭的な軍隊を整えた。 米国ルーズベルト大統領は、自らの政治的事由で皇国を挑発。ついに日米戦争が勃発する。 巨大国家との一戦に緻密な情報戦略戦で挑む皇国。新生日本の威信をかけた大海戦がいま始まる!! 迫真性あふれる大戦を描く本格架空戦記、前編! ※この作品は2011年12月・2012年1月に小社より刊行された『皇国の艦隊』シリーズを再編集し、改訂・改題したものです。
  • 新生・帝国海空軍【上】世界初! 航空電撃戦
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    これは三次元(空間)と二次元(海面)の戦い、次元の違う戦いを米軍に見せつけてやるのです── 軍令部次長の高橋三吉中将は、対米戦は、空母大国・日本VS戦艦大国・米国という構図で挑むしかない、と強く進言。ついに伏見宮博恭王は心を動かし、巨大戦艦二隻の建造中止にうなずいた。 帝国海軍は、昭和8年から8年間かけて、世界に類を見ない“海空軍”への脱皮をはかり、決定版空母「慶鶴」を始め空母の大量建造と、艦上機の本格的な折りたたみ翼化を推進する。 そして、昭和16年12月の開戦劈頭、連合艦隊司令長官の山本五十六大将は、840機もの空母艦載機をたずさえて、ハワイ海域へと一気に軍を進めるのだった。 果たして世界初の航空奇襲作戦は成功することができるのか──!! ※この作品は2017年9月・12月に電波社より刊行された『新生・帝国海空軍(1)(2)』を再編集し、改訂・改題したものです。
  • 合本版 レッドサンブラッククロスⅠ・Ⅱ・Ⅲ・全短篇
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    「よろしい」  ベルンハルトはこたえた。 「ならば、戦争をはじめようじゃないか」 第二次世界大戦で勝利した大ドイツ帝国は、抗戦を続ける英国を追って北米に侵攻。ここに日英同盟対ドイツの第三次世界大戦が勃発した。インド洋では独東方艦隊と伊東洋艦隊、日本遣印艦隊と英ロイアル・ネイヴィーが激突。日英同盟は独伊連合が死守するソコトラ島への侵攻作戦を開始、熾烈な戦車戦が。一方、日本からアメリカへと北太平洋を渡る支援船団に、ドイツ海軍が放つ〝海の狼〟Uボートが襲いかかる。北米陥落の危機に、日英同盟はついにパナマ運河侵攻作戦を発動する!! 架空戦記史上に屹立する未完の大作「レッドサンブラッククロス」――著者最大のシリーズの本篇1~11と、外伝ほかの中短篇27篇、著者インタビュー、高梨俊一による解説を収録した合本版。 収録作品 〈本篇〉 1 合衆国侵攻作戦/2 迫撃の鉄十字/3 反撃の旭日旗/4 作戦グスタフ発動/5 第二戦線崩壊/6 インディアン・ストライク/7 バーニング・アイランド/8 死戦の太平洋1/9 死戦の太平洋2/10 パナマ侵攻1/11 パナマ侵攻2 〈短篇〉 戦艦〈ヒンデンブルグ〉の最期/勇者の如く倒れよ/予備士官/塹壕にて/新戦艦建造に関する往復書簡/少し遠い場所/九九九艦隊計画概論/ある中尉の戦死/戦艦/標的は〈大和〉/飛鳥の征けぬ空はなし/交戦規則/海底戦隊〈隼〉/七二七高地の争奪/市民討論/法務大佐かく語りき/フリードリヒ大王最後の勝利/主力戦闘戦車論・断章/喪失第一号/宇宙英雄ヴァルター・ケーニヒ/ルール・ブリタニア/最後の一人まで/夜桜は散った/乗艦命令/オデュッセウスの霊廟/看過せず/ペリカンはいつも血を流す (インタビュー)佐藤大輔、仮想戦記を語る/(解説)高梨俊一
  • 凶鳥〈フッケバイン〉/黙示の島
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    渾身の二大パニック・ホラー巨篇、待望の復刊。 「凶鳥〈フッケバイン〉」 一九四五年、敗色濃厚なドイツ第三帝国。総統の元に、謎の飛行物体が墜落したとの報が。それこそヒトラーが恐れ、求めた〝宇宙機〟凶鳥〈フッケバイン〉であった。だが、回収を命じられたドイツ陸軍降下猟兵部隊の前に、異形の群れが立ちはだかる! 「黙示の島」 日本政府は高齢化問題を一挙に打開すべくロングライフ計画に着手。洋上の孤島・鼎島の島民に対し医療措置として皮膚下にバイオチップを埋め込む実験を開始する。しかし、大型台風が島を襲った後、島民がフナムシに食い殺される事件が発生した。ありえない状況の死体に底知れぬ不安を抱く島民たちだったが、やがて自らが異常な活力と暴力性を発揮し始め……。 さらに、歴史シミュレーション短篇「如水上洛」、自衛隊ルポ「二隻の護衛艦」、大藪春彦追悼エッセイ「伊達邦彦は一人きり」を増補し、小泉悠氏による特別寄稿「我が佐藤大輔史」を収録。 【収録一覧】 『凶鳥〈フッケバイン〉』 『黙示の島』 短篇「如水上洛」 ルポ「二隻の護衛艦」 エッセイ「伊達邦彦は一人きり」 特別寄稿「我が佐藤大輔史」小泉悠
  • 時空戦艦「大和」日本沈没を救え(1)
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    2004年8月激しい地震と高潮に洗われながら、太平洋岸から海洋国日本はその姿を没しようとしていた。東京大学海洋研究所の水沢博士は1年後の日本列島沈没を予測した。直ちに天童総理に報告され今後の対応を進言する。秘密裏に移住・移民計画が推進され、国連の協力により1億2000万の大移動が実行された。不幸中の幸いで、沖縄を含む南西諸島だけはその惨禍を免れ、辛うじて日本は存続することができたのである。西暦2013年、科学の粋を結集した時航機『やしま』は日本政府の期待を一身に浴び1942年12月6日、太平洋戦争が今まさに始まろうとする時代に飛び立った。日本沈没を救うため、過去にさかのぼり歴史を書き換えようというものである。その使命を預かったのは安武龍一、寺崎保、木代伸介の3人であったが…。
  • 布哇大戦記(1) 米空軍、真珠湾奇襲!
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    真珠湾に停泊する日本帝国海軍第一艦隊の各艦では、総員起こしのラッパが鳴り響いた。1941年12月7日の早朝のことであった。米国本土西海岸を飛び立った16機の重爆撃機B-19編隊に対して、邀撃戦闘に向かうのは、九七式戦闘機、一式戦闘機隼、そして試製重戦闘機……。1939年、王政復古に成功し再独立するハワイを背後から支援するため、日英両国はハワイ王国と防共協定を結ぶ。その目的は、太平洋での勢力拡大をはかるアメリカの牽制だった。翌年大統領に就任したルーズベルトは、戦略的価値のあるハワイを奪還すべく、奇襲による先制攻撃を決意する。「布哇大戦記」シリーズ、第1弾。 ●高貫布士(たかぬき・のぶひと) 1956年生まれ。神奈川県出身。和光大学人文学部芸術学科卒業。学生時代より軍事評論家・小山内宏氏、航空評論家・青木日出雄氏らが創設した「軍事学セミナー」で軍事学を修得。出版社勤務を経て、軍事アナリスト兼作家として活躍。『図解・ドイツ装甲師団』『大日本帝国海兵隊戦記』シリーズなど、ノンフィクション、小説の著書多数。
  • 交戦規則 ROE〈新装版〉
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    北朝鮮からのミサイル試射が日常茶飯事になった昨今、誰しもの胸をよぎるのは「もしあの国と戦う事になったら…」という事であろう。 本作は、2005年に気鋭の作家であった黒崎視音がそのifを圧倒的な知識と筆力で描いた長篇傑作である。 20年近く前に描かれたというのに、この臨場感はなんだろう! 新潟市内に三十数名の北朝鮮精鋭特殊部隊が潜入! 拉致情報機関員の奪還を端緒として“戦争”が偶発したのだ。 初めての実戦を経験する陸上自衛隊の激闘。 防衛庁対遊撃検討専任班の桂川は対策に追われるが、彼の狙いは他にもあった。それは…。 息をもつかせぬ急転また急転。そして、衝撃の結末!
  • 無条約戦艦「大和」【上】巨砲! 五一センチ砲
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    一九二一年に開かれたワシントン海軍軍縮会議において、主力艦の比率が対米六割に抑えられた日本は、これを呑めば国防が成り立たない、と断固拒否。交渉は決裂し、日米英は“無条約時代”を迎えた。 当然の如く、戦艦増産を進める米海軍。対する帝国海軍も、五一センチ砲九門を有する超弩級戦艦「大和」をはじめ、四隻の新戦艦を建造し、質で対抗する。 あの会議から20年、ついに対米戦を決意した日本は、フィリピン・キャビテ軍港に奇襲攻撃を敢行、碇泊中の主力戦艦四隻を撃破する。 反撃を期すアメリカは、キンメル太平洋艦隊主力を派遣。トラックを出撃した連合艦隊を待ち伏せた! 未曾有の巨砲はこの危機を救えるのか。世界最強戦艦が躍動する戦記シミュレーションの快作がいま甦る!!
  • 死闘!! 帝国機動部隊【上】真珠湾空母撃滅戦
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    昭和14年、日独伊三国同盟反対の立場をとる海軍次官・山本五十六は右翼のテロに遭い負傷した。 だがその時、気を失った山本の体に乗り移ってしまったのは、交通事故の衝撃で未来からタイムスリップしてきた戦記マニアの古書店主・斉藤磯八の意識だった。 時はまさに山本が連合艦隊司令長官に任ぜられる直前。戦争の経過を熟知する磯八は、山本五十六に成り代わり、太平洋戦争を勝利に導こうと決意する。 そして、昭和16年12月、真珠湾奇襲に際して、山本は敵空母を絶対討ちもらさないことと、軍事施設の徹底的な破壊を命じるのだった。 果たして「山本五十六」こと磯八は、歴史を改変することができるのか──!? 異色の “歴史のIF”に迫った、本格的時空戦記の傑作、前編!
  • 超戦闘空母「大和」【上】最強航空戦隊
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    戦艦「大和」は要らない。必要なのは空母「大和」だ!── 連合艦隊司令長官・山本五十六と、軍令部作戦課・神重徳の思惑が重なり合い、歴史は大きく動く。「大和」が超弩級戦闘空母として建造されたのだ。 航空戦隊によるその圧倒的な破壊力は、真珠湾奇襲作戦において存分に発揮され、米空母「エンタープライズ」撃沈など、華々しい戦果を挙げる。 一方、現代の世で、輸送艦を装い、空母に近い艦として建造された自衛隊新鋭艦「あきつ」は、海底火山の噴火に巻き込まれ、蘭印作戦に向けて出航した「大和」の前に、突如、時空移動してしまう。 自衛隊の最新兵器を入手した大和航空戦隊。そしてついに米大艦隊が待ち受けるミッドウエー海戦に出撃していく……。 大好評を博した架空戦記の金字塔作品!!
  • 掟

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    エスピオナージからミステリ、ミリタリー、ポリティカルフィクションまで、著者の現代小説を集成した合本愛蔵版。長篇三作と、短篇「幻虎の吠える丘」を収録。 一等陸佐のもとに届いた、かつての上官である退役陸将補の訃報。彼はその死に、存在を秘匿された対敵諜報部門の関与を疑うが……。(『東京の優しい掟』) ゲーム・ディベロッパーの僕は、勤めているゲームソフト会社の社長から、独立を目論む者を突き止めて欲しいと頼まれる。何かが会社に起きている。裏切り者は誰なのか? ゲーム業界の中で新たな〝ゲーム〟が始まった。(『虚栄の掟 ゲーム・デザイナー』) 内憂外患に煩悶する青年将校が、母国再生のために叛乱を決意。果たして首都占領は成功するのか?(『平壌クーデター作戦』)
  • 超次元自衛隊【上】陸海空、レイテへ!
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    ついに米中間に戦術核戦争が勃発──! 日本は深刻な放射能汚染を受ける。 さらに、時を同じくして起こった巨大隕石の接近という危機に米中戦争はひとまず停戦となったものの、核ミサイル攻撃で粉砕された隕石の破片が地上に降り注ぎ、地球は未曾有の天変地異に見舞われてしまう。 だがこの天災は、日本近海の上空に大きな亀裂──過去と現在を結ぶ、次元の門を発生させたのだった。 日本政府は、過去を修正することで絶望的な状況を改善すべく、次元の門を通じて自衛隊を太平洋戦争に介入させることを決意。 1944年に派遣された自衛隊は最新鋭兵器を駆使し、米軍を次々に攻撃する。 現代の世界情勢に架空戦史を織り交ぜた時空転移シミュレーションの大傑作!
  • 超武装戦闘機隊【上】新型「毒蛇」誕生
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    昭和初期、日本陸海軍は第一次大戦後の総力戦をどう戦うのかという問題に直面していた。 そんな中、航空産業をテコに工業技術水準を向上させる戦略が生まれ、統制型液冷エンジンの開発がスタート。 陸海軍共通爆撃機が完成する。しかし護衛戦闘機がないために犠牲も多かった。 そこで零戦や隼をベースにした双胴式の重戦闘機が誕生する。 ノモンハン事件に投入された同機は重武装を活かし、ソ連軍戦車や装甲車を殲滅。 ソ連兵から「毒蛇」と恐れられ、その名が正式名称となり、陸海軍共同部隊として専門部隊が編制される。 昭和16年12月、毒蛇戦闘機隊はマレー半島のコタバル飛行場上空に姿を現し、第二次大戦の幕が上がるのだった。 新型双胴戦闘機の活躍を描く傑作戦記シミュレーション!
  • 最強戦爆艦隊【1】死闘! マレー攻略戦
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    昭和12年、日本海軍は世界最大の大型戦艦建造を起工する。その一方、海軍軍縮条約をかいくぐるため、有事の際に商船を短期間で戦力化する商船改造空母構想も練られていた。 しかし雷撃機も搭載できず、収容できる機数も少ないなど大きな制約が課せられていた。そうした中、艦上戦闘機を必要に応じて爆装し急降下爆撃機とする方法を考案。さらに航空魚雷までも搭載する改造まで開発された。 こうして昭和16年12月、日本海軍は新たな戦力を手にした小型改造空母「雪鷹」を完成させ、マレー半島侵攻作戦を実行に移す。 日本海軍の進撃に英海軍が立ち塞がるも、新生戦闘爆撃機が襲い掛かる!
  • 死闘! 孤島防衛戦 ミッドウェー要塞1941【上】
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    数奇な運命によって日本領となった水無月島(ミッドウェー)。 一九四一年、闘将ハルゼー率いる機動部隊はパールハーバーを出撃。宣戦布告のないまま突如、水無月島を奇襲する。 ハワイを狙える日本の重要軍事拠点を奪取すべく、米国は虎視眈々と機会をうかがい続けていたのだ。 事態を知った日本軍は、第二航空戦隊を急行させるとともに、要塞化していた水無月島の守備軍へ決死の防衛を命じる。 激しい攻防が繰り広げられるなか、ついには米太平洋艦隊の主力戦艦部隊が到着。 圧倒的不利な状況を打破すべく、秘策の列車砲で迎え撃つこととなるが、そこに空前絶後の巨砲が轟いて……!?
  • 大日本帝国欧州大戦(1) 総統のいない戦場
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    ソ連・スターリンの策略によってヒトラーが謀殺された。ナチス党は大混乱に陥り、新首相アデェナウアーを擁立したドイツは、外交の大転換を余儀なくされる。スターリンの野望はとどまるところを知らず、ポーランドに攻め込む。イギリスとフランスはポーランドを支援、大日本帝国も世界情勢の動乱に鑑み、ドイツ国防軍・蒙古人義勇兵に偽装した山下奉文中将の欧州派遣軍がポーランドへ向かった。加藤健夫少佐搭乗のBf109が、島田豊作中佐乗車のマチルダⅢ号戦車がヨーロッパに展開する……。「大日本帝国欧州大戦」シリーズ、第1弾。 ●高貫布士(たかぬき・のぶひと) 1956年生まれ。神奈川県出身。和光大学人文学部芸術学科卒業。学生時代より軍事評論家・小山内宏氏、航空評論家・青木日出雄氏らが創設した「軍事学セミナー」で軍事学を修得。出版社勤務を経て、軍事アナリスト兼作家として活躍。『図解・ドイツ装甲師団』『大日本帝国海兵隊戦記』シリーズなど、ノンフィクション、小説の著書多数。
  • 戦闘制空母艦「帝龍」【1】巨大制空母艦の初陣!
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    海兵51期は先見の明にあふれた俊傑の宝庫だった。 51期卒業の大井篤、木阪義胤、樋端久利雄が知恵を出し合って画期的な新空母「制空母艦」を生み出し、帝国海軍の建造計画は大きく改定される。 その結果、大和型三、四番艦の建造は中止となり、制空母艦をふくむ大型空母4隻が起工される。 そして一番艦「帝龍」が昭和17年6月12日に竣工、いよいよソロモン海へ出撃してゆくが、そこでは暗号解読に成功した米海軍の空母が5隻も待ち伏せしていた。 制空母艦「帝龍」は、はたして味方の窮地を救えるのか!? 大量の零戦がその広大な飛行甲板を蹴って、今、飛び立つ!
  • 大爆進! 独立航空艦隊風雲大作戦(1)
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    ミッドウェイ海戦で大惨敗を喫した日本海軍は連合艦隊の再編成を余儀なくされる。その際、角田角治中将の肝煎りで、小型新造空母「天龍」を基幹とした第四二独立航空艦隊が設立された。天龍に搭載されるのは零戦五二型をはじめ「天山」「彗星」など最新鋭の航空機だが、搭乗員は皆一度“戦死”した通称“屍”パイロット達だった。各地の戦場で急先鋒役として突撃することが使命の彼らは、まずソロモン諸島東方沖で米空母「サラトガ」と激突する! ●菅谷 充(すがや・みつる) 1950年静岡県富士市生まれ。1971年『仮面ライダー』(原作・石ノ森章太郎)でマンガ家デビュー。代表作に第28回小学館漫画賞受賞作となった『ゲームセンターあらし』『こんにちはマイコン』など。1985年からパソコン通信を始め、87年よりNIFTY-Serveでモータースポーツ情報を発信するオートレーシング・フォーラムを主宰し、2004年には第1回モータースポーツ大賞を受賞。1996~2008年まで、米国のインディカーシリーズとインディ500のテレビ解説も担当した。1994年、菅谷充名義で小説の執筆活動を開始し、『漆黒の独立航空隊』(有楽出版社)で小説家デビュー。以後、モータースポーツ小説、架空戦記小説を中心に60作以上を発表。2011年、60歳で早稲田大学大学院人間科学研究科修士課程を修了し、2013年より京都精華大学マンガ学部教授。
  • 戦士の遺書 太平洋戦争に散った勇者たちの叫び
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    語り継ぎたい昭和軍人たちの遺書のことば 日本人とは、国とは、家族とは何か――太平洋戦争に散った二十八人の軍人の遺書をもとに、各々の人物像、死の歴史的背景へと迫る。 解説・阿川弘之、梯久美子 ※この電子書籍は1997年8月に刊行された文庫の新装版を底本としています。
  • 100%ムックシリーズ 完全ガイドシリーズ357 最強の戦艦大和完全ガイド
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 最新の考証とデータをもとに 世界最強戦艦の戦いが蘇る! 「大和」型戦艦は、毀誉褒貶相半ばする評価をもって語られる戦艦である。 世界最大、最強の戦艦として建造されながらも、 すでに航空機の時代を迎えていた太平洋戦争では、活躍の場を得られなかったからだ。 本書は、大和型戦艦の「攻・防・走」のメカニズムを紹介すると同時に、 当時、世界最強のスペックを搭載した戦艦である大和型と、列強の戦艦とのたちとの 「実現しなかった」対決を、最新の考察と詳細なデータをもとに行う。 それは大和を通じて世界の戦艦たちを見ることであると同時に、各国の視点から見た 大和の姿を見ることでもある。 「航空機の時代に活躍できなかった無用の長物」という単純な評価とは違う、 「最強」を身にまとった「本来あるべき真実の姿」と言うこともできるのだ。
  • ストライク・ファイター(3)
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    オクテッド社に侵入した槙原の目の前に、かつて彼を撃墜した国籍不明機が姿を現わす! 二〇〇X年。米海軍のF14スーパートムキャット撃墜事件を追って、謎の多国籍企業オクテッドカンパニーに侵入したジョージ槇原。その目の前に、ついに彼を撃墜した国籍不明機(アンノウン)が姿を現わす。それはCCV機能をフルに発揮したアルト支援戦闘機だった。オクテッドとの戦闘によって負傷した自衛隊レインジャー部隊の碑宮は米海兵隊との接触に成功し、共同作戦をとる。その作戦とは、試験飛行の際、アルトを奪取することだった。指揮をとるのはCIA職員マックウォルド。一度は成功したかに思えたが、槇原の一瞬のためらいによって計画は失敗。果たして、捕らえられた槇原たちを待ち受ける運命は…。 ハイテク航空スペクタクルシリーズ第3弾にして完結篇!●青山智樹(あおやま・ともき)1960年、東京都武蔵野市生まれ。学生の頃より同人誌『宇宙塵』に参加。東海大学理学部物理学科卒業後、高等学校に理科教師として勤務。1992年、長編SF『赤き戦火の惑星』(勁文社)で商業デビュー。『バトル・オブ・ジャパン』(KKベストセラーズ)、『飛行戦艦「大和」出撃!』(経済界)、『合体戦艦「富士山」出撃!』(有楽出版社)、『蒼穹の海鷲』(アスキー)等、シミュレーション戦記を中心に執筆する。その他にも『零戦の操縦』(アスペクト)、『自分でつくるうまい!海軍めし』(経済界)、『世界一わかりやすい放射能の本当の話』(宝島社)等、ミリタリー関連書籍など著書・共著多数。
  • ストライク・ファイター(2)
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    自衛隊、米海軍、謎の多国籍企業オクテッド……複雑に絡み合う思惑の先にあるものは? 謎の多国籍企業オクテッドの本拠地、インドネシアの小島・八曜島…。米海軍のF14を撃墜した国籍不明機(アンノウン)の正体を探るべく乗りこんだジョージ槇原と自衛隊員、碑宮と三津屋。碑宮と三津屋は武装して行動を開始する。残された槇原は、オクテッドの研究室スタッフ仲雛に連れられ空港近くに向かう。宵闇が迫る滑走路に浮かびあがる、アルト支援戦闘機〈ストライク・ファイター〉。水平、垂直の先尾翼。六枚もの垂直水平尾翼。直接揚力制御を完全に取り入れたCCV性能。アルトは平原に潜む碑宮と三津屋に対し威嚇射撃の態勢に入った…。 ハイテク航空スペクタクルシリーズ第2弾!●青山智樹(あおやま・ともき)1960年、東京都武蔵野市生まれ。学生の頃より同人誌『宇宙塵』に参加。東海大学理学部物理学科卒業後、高等学校に理科教師として勤務。1992年、長編SF『赤き戦火の惑星』(勁文社)で商業デビュー。『バトル・オブ・ジャパン』(KKベストセラーズ)、『飛行戦艦「大和」出撃!』(経済界)、『合体戦艦「富士山」出撃!』(有楽出版社)、『蒼穹の海鷲』(アスキー)等、シミュレーション戦記を中心に執筆する。その他にも『零戦の操縦』(アスペクト)、『自分でつくるうまい!海軍めし』(経済界)、『世界一わかりやすい放射能の本当の話』(宝島社)等、ミリタリー関連書籍など著書・共著多数。
  • ストライク・ファイター(1)
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    アメリカ戦闘機が国籍不明機に撃墜された! 各国の思惑が交差する新型航空機開発競争の暗部を描く 二〇〇X年、六月…。アジアの一地域でアメリカを震撼させる事件が起こった。世界最強と信じられていた艦上戦闘機グラマンF14Dスーパートムキャットが国籍不明機(アンノウン)と戦いの翼を交え、そして敗れた。撃墜されたF14パイロット、ジョージ槇原は査問会の席で東京行きを命じられる。市ヶ谷の防衛庁を訪れた槇原には、女性自衛官・碑宮とともにインドネシアの小島・八曜島に向かう指令が待っていた。CIA、自衛隊、そして八曜島にある謎の多国籍企業オクテッドカンパニー…。はたして、槇原は国籍不明機の正体をつかむことができるのか。 ハイテク航空スペクタクルシリーズ第1弾!●青山智樹(あおやま・ともき)1960年、東京都武蔵野市生まれ。学生の頃より同人誌『宇宙塵』に参加。東海大学理学部物理学科卒業後、高等学校に理科教師として勤務。1992年、長編SF『赤き戦火の惑星』(勁文社)で商業デビュー。『バトル・オブ・ジャパン』(KKベストセラーズ)、『飛行戦艦「大和」出撃!』(経済界)、『合体戦艦「富士山」出撃!』(有楽出版社)、『蒼穹の海鷲』(アスキー)等、シミュレーション戦記を中心に執筆する。その他にも『零戦の操縦』(アスペクト)、『自分でつくるうまい!海軍めし』(経済界)、『世界一わかりやすい放射能の本当の話』(宝島社)等、ミリタリー関連書籍など著書・共著多数。
  • 激闘日露大戦争(1) 南山・旅順大攻防戦編
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    満州に侵出し朝鮮を狙うロシアの南下政策に危機感を抱いた日本帝国は、ロシアに対して宣戦を布告。第一軍は遊撃軍として鴨緑河を渡河し、第二軍は主力として南山・金州に向かう。だが渡河作戦は成功したものの、南山はロシア軍が野戦策城術に則る複合陣地を築いており、攻撃する第二軍に多大の出血を強いることとなった。そして第三軍の攻撃目標とする旅順は、ロシアが極東最強と自負する要塞である。だが司令部は、その情報を確認できぬまま第一次総攻撃を決行。全戦闘員50,700名中死傷者15,800名という未曽有の死闘が展開する……。  日露戦争を舞台にした長篇架空戦記小説「激闘日露大戦争」シリーズ、第1弾。 ●高貫布士(たかぬき・のぶひと) 1956年生まれ。神奈川県出身。和光大学人文学部芸術学科卒業。学生時代より軍事評論家・小山内宏氏、航空評論家・青木日出雄氏らが創設した「軍事学セミナー」で軍事学を修得。出版社勤務を経て、軍事アナリスト兼作家として活躍。『図解・ドイツ装甲師団』『大日本帝国海兵隊戦記』シリーズなど、ノンフィクション、小説の著書多数。
  • 燃える砂漠(1)
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    2015年、急死した国王の後継者指名をめぐって、サウジアラビアで騒乱が起こった。イスラム原理主義者が実権を握る、アラビア神聖共和国が新たに建国。再び中東情勢が緊迫する。イラクに駐留していたアメリカ軍と自衛隊が鎮圧に乗り出したが、各国を巻き込んで戦火は広がってゆく……。  衝撃と興奮の国際政治サスペンス「燃える砂漠」シリーズ、第1弾。 ●高貫布士(たかぬき・のぶひと) 1956年生まれ。神奈川県出身。和光大学人文学部芸術学科卒業。学生時代より軍事評論家・小山内宏氏、航空評論家・青木日出雄氏らが創設した「軍事学セミナー」で軍事学を修得。出版社勤務を経て、軍事アナリスト兼作家として活躍。『図解・ドイツ装甲師団』『大日本帝国海兵隊戦記』シリーズなど、ノンフィクション、小説の著書多数。
  • 南沙諸島紛争勃発! 中国艦隊壊滅作戦
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    南シナ海にある南沙諸島はベトナム、フィリピン、マレーシア、台湾、中国の五カ国が領有権を主張。互いの主張する領有権が複雑に入り組んだ海域になっている。各国は沿岸警備隊や海軍艦艇、航空機を派遣して監視や警戒を続け、まさに一触即発の状態にあった。ベトナムからアメリカに、中国が南沙諸島の環礁で秘密作業を決行中という極秘情報が届く。米政府は偵察衛星の活動で、中国が航空基地を建設中であることを知る。南シナ海での領有権の拡大を目論む中国に対し、米政府はASEAN諸国に深刻な影響を及ぼすことを懸念。米日豪による統合多国籍海軍を編成し、中国の野望阻止に動き出す! 国際政治サスペンス小説。 ●高貫布士(たかぬき・のぶひと) 1956年生まれ。神奈川県出身。和光大学人文学部芸術学科卒業。学生時代より軍事評論家・小山内宏氏、航空評論家・青木日出雄氏らが創設した「軍事学セミナー」で軍事学を修得。出版社勤務を経て、軍事アナリスト兼作家として活躍。『図解・ドイツ装甲師団』『大日本帝国海兵隊戦記』シリーズなど、ノンフィクション、小説の著書多数。
  • 悪魔の棺桶
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    パキスタンが行った核実験は、これまでと大きな違いがあった。イスラム文化圏が手に入れた初めての核兵器であり、特殊部品を使うことなく核物質さえ手に入れれば、誰でも造ることができる「核」であったのだ。こうした世界情勢の中、インド洋で核爆発が発生、米海軍基地が壊滅した。内閣調査室の中川猛は、イスラム原理主義者によるテロであるという情報をキャッチ、標的に東京が入っていることを知る……。迫真の国際政治サスペンス小説。 ●高貫布士(たかぬき・のぶひと) 1956年生まれ。神奈川県出身。和光大学人文学部芸術学科卒業。学生時代より軍事評論家・小山内宏氏、航空評論家・青木日出雄氏らが創設した「軍事学セミナー」で軍事学を修得。出版社勤務を経て、軍事アナリスト兼作家として活躍。『図解・ドイツ装甲師団』『大日本帝国海兵隊戦記』シリーズなど、ノンフィクション、小説の著書多数。
  • 戦艦「大和」撃沈指令 超艦上戦闘機「烈風」【1】
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    対米国力差から真に日本のことを考えるならば、大和型戦艦の建造計画は絶対に葬らねばならない! 日本海軍リベラル派は、避けられぬ対米戦へ向け、大胆な航空主兵主義を打ち出した。 その中心は、零戦および超零戦「烈風」へとつながる高性能戦闘機の開発と、装甲空母「信濃」らで構成する機動部隊の創設であった。 しかし、造船、航空設計、海軍中枢で恩讐を忘れぬ国内の敵が牙を剥く。 一方、日増しに緊張感の高まる日米関係。度重なる米海軍の挑発に耐え抜いていた日本に対し、しびれを切らしたルーズベルトは、ついに宣戦布告。台湾の日本軍基地に奇襲をしかけるのであった!
  • 疾風迅雷 海軍航空艦隊大作戦(1)
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    航空主戦を主張する山本五十六司令長官は、その信念から日本海軍航空艦隊を設立。そして、アメリカとの開戦やむなしの覚悟を決めた彼は、“先制攻撃以外に道はない”という確信に至った。真珠湾と同時にフィリピンの空軍基地も爆撃。さらに四発の大型長距離爆撃機「嵐山(らんざん)」を実戦配備し、長駆ウェーキ島を総攻撃。余勢をかってミッドウェイを目指す。日米の空母、航空戦力の激突がもたらしたものは……。 ●菅谷 充(すがや・みつる) 1950年静岡県富士市生まれ。1971年『仮面ライダー』(原作・石ノ森章太郎)でマンガ家デビュー。代表作に第28回小学館漫画賞受賞作となった『ゲームセンターあらし』『こんにちはマイコン』など。1985年からパソコン通信を始め、87年よりNIFTY-Serveでモータースポーツ情報を発信するオートレーシング・フォーラムを主宰し、2004年には第1回モータースポーツ大賞を受賞。1996~2008年まで、米国のインディカーシリーズとインディ500のテレビ解説も担当した。1994年、菅谷充名義で小説の執筆活動を開始し、『漆黒の独立航空隊』(有楽出版社)で小説家デビュー。以後、モータースポーツ小説、架空戦記小説を中心に60作以上を発表。2011年、60歳で早稲田大学大学院人間科学研究科修士課程を修了し、2013年より京都精華大学マンガ学部教授。
  • 東京武警(1) 対テロ特殊部隊
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    未曾有の大地震に襲われた東京。大都市機能崩壊を機に、国は首都を仙台へ移転させた。これに伴い、東京府は「自由都市TOKYO」を提唱して独立を主張。日本政府を敵に廻す状況の中、世界各国から人材と企業を誘致する。だがそれは同時に、東京を無国籍な国際都市へと変貌させていった。経済復興と共に急速に悪化する治安回復のため、石川信輝知事は直轄の東京武装警察隊(TAPS)を編成した。跳梁跋扈する禍々しいカルト集団や、新・九龍城と化した歌舞伎町の支配権と麻薬の利権を巡って、派閥抗争を続ける武装テロ組織の壊滅を決行する。  長篇サスペンス・アクション小説、第1弾。 ●高貫布士(たかぬき・のぶひと) 1956年生まれ。神奈川県出身。和光大学人文学部芸術学科卒業。学生時代より軍事評論家・小山内宏氏、航空評論家・青木日出雄氏らが創設した「軍事学セミナー」で軍事学を修得。出版社勤務を経て、軍事アナリスト兼作家として活躍。『図解・ドイツ装甲師団』『大日本帝国海兵隊戦記』シリーズなど、ノンフィクション、小説の著書多数。
  • テロ・クルーズ 血塗られた航海
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    2006年ドイツ・ワールドカップは、国際テロ組織アル・カイダにテロの標的として狙われていた! 稀代のテロリスト、ウサマ・ビン・ラディンが世界を股にかけて暗躍。彼は企業経営の投資理論と哲学を、国際テロの世界へ持ち込んだ最初の人物だった。今度の標的は、ドイツ・ワールドカップ期間中にハンブルグ港でホテル・シップとなる豪華客船である。一方、損害保険業界の大手・ロイズ協会は、このクルーズ客船・ダイアデム号の警備を民間軍事会社PMCに依頼。派遣されたのは「ニンジャ」と「黒後家蜘蛛(ブラック・ウィドー)」の通り名で知られる男女の保安専門家(エージェント)だった……。  綿密な取材に基づき筆致した、限界ぎりぎりまでリアルな国際政治サスペンス・アクション小説。 ●高貫布士(たかぬき・のぶひと) 1956年生まれ。神奈川県出身。和光大学人文学部芸術学科卒業。学生時代より軍事評論家・小山内宏氏、航空評論家・青木日出雄氏らが創設した「軍事学セミナー」で軍事学を修得。出版社勤務を経て、軍事アナリスト兼作家として活躍。『図解・ドイツ装甲師団』『大日本帝国海兵隊戦記』シリーズなど、ノンフィクション、小説の著書多数。
  • プロジェクト・ドラゴンキラー(1) 屠龍計画
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    2005年の反日運動以来、膨張政策を推し進める中国。しかしそれは国際社会における孤立をもたらし、国内政策も行き詰まりを招く。一方、沖縄から在日米軍が引き揚げるなど、日本の防衛態勢は劇的な変化を見せつつあった。好機とばかりに尖閣諸島・魚釣島に押し寄せる中国海軍。しかし、日米はBMDシステムをはじめ、新たな協同作戦「プロジェクト・ドラゴンキラー(屠龍計画)」を準備していた。押し寄せる中国東海艦隊、迎え撃つのは新編成になった第一機動護衛隊群……。  戦慄の国際政治サスペンス・アクション小説、第1弾。 ●高貫布士(たかぬき・のぶひと) 1956年生まれ。神奈川県出身。和光大学人文学部芸術学科卒業。学生時代より軍事評論家・小山内宏氏、航空評論家・青木日出雄氏らが創設した「軍事学セミナー」で軍事学を修得。出版社勤務を経て、軍事アナリスト兼作家として活躍。『図解・ドイツ装甲師団』『大日本帝国海兵隊戦記』シリーズなど、ノンフィクション、小説の著書多数。
  • 大日本帝国最終決戦(1) ユーラシア激闘!
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    欧州で勃発した第二次世界大戦に日本帝国は空母と戦艦を派遣。派欧艦隊は地中海、黒海、バルト海の作戦で活躍し、ソ連艦隊の根拠地陥落に成功する。爆発事件でヒトラー総統をはじめとする幹部が死亡してナチス党は崩壊、ドイツは連合国軍と休戦講和した。スターリンが独ソ国境線を越えて侵入するが、ドイツは英米日軍と共闘して赤軍を撃退。連合国軍はレニングラードを無防備都市とし、さらに首都モスクワを落とし、遂にソ連は無条件降伏する。東シベリアには日英の協力により、ロマノフ朝の末裔を国王とする東方ロシア帝国が建国されたが……。  全16巻で構成(『大日本帝国欧州参戦』1~5→『大日本帝国欧州激戦』1~5→『大日本帝国最終決戦』1~6)された大長篇架空戦記小説。 ●高貫布士(たかぬき・のぶひと) 1956年生まれ。神奈川県出身。和光大学人文学部芸術学科卒業。学生時代より軍事評論家・小山内宏氏、航空評論家・青木日出雄氏らが創設した「軍事学セミナー」で軍事学を修得。出版社勤務を経て、軍事アナリスト兼作家として活躍。『図解・ドイツ装甲師団』『大日本帝国海兵隊戦記』シリーズなど、ノンフィクション、小説の著書多数。
  • 大日本帝国欧州激戦(1) 厳寒の死闘!
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    大日本帝国は、1939年のヒトラーのポーランド侵攻により勃発した欧州大戦に際し、チャーチルの要請を受けて第三艦隊の空母6隻と第二戦隊の4戦艦からなる艦隊を派遣。派欧艦隊はタラント軍港、セバストポリ要塞を壊滅、マルタ島、シシリア島の奪回にも成功し、地中海方面の作戦を終了した。一方、ソ連は北極海航路を使ってアメリカから軍需物資を運び込み、フィンランド侵攻を狙っていた……。  全16巻で構成(『大日本帝国欧州参戦』1~5→『大日本帝国欧州激戦』1~5→『大日本帝国最終決戦』1~6)された大長篇架空戦記小説。 ●高貫布士(たかぬき・のぶひと) 1956年生まれ。神奈川県出身。和光大学人文学部芸術学科卒業。学生時代より軍事評論家・小山内宏氏、航空評論家・青木日出雄氏らが創設した「軍事学セミナー」で軍事学を修得。出版社勤務を経て、軍事アナリスト兼作家として活躍。『図解・ドイツ装甲師団』『大日本帝国海兵隊戦記』シリーズなど、ノンフィクション、小説の著書多数。
  • 大日本帝国欧州参戦(1) 大戦勃発!
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    大日本帝国外務大臣・松岡洋右は、満蒙国境での日満軍とソ蒙連合軍の紛争を終結させるための交渉をモスクワで終え、帰国の途にあった。だが、国境の駅・満州里で銃声が響き、松岡は倒れた。極東情勢に危機感を抱く英国政府は日本に接近し、水面下で日英軍事協定の可能性を探る。日本側も駐英大使・吉田茂が秘密交渉の指示を受けて動き出す。問題は蒋介石政権の動向だった。モンゴル国境の戦闘は、兵力で勝る赤軍が日本陸軍航空隊を圧倒して勝つはずであった。ところが新型機を投入した日本軍の反撃で、戦闘は長期化の様相を呈す。ユーラシア大陸を舞台に帝国陸海軍の活躍が始まる!  全16巻で構成(『大日本帝国欧州参戦』1~5→『大日本帝国欧州激戦』1~5→『大日本帝国最終決戦』1~6)された大長篇架空戦記小説。 ●高貫布士(たかぬき・のぶひと) 1956年生まれ。神奈川県出身。和光大学人文学部芸術学科卒業。学生時代より軍事評論家・小山内宏氏、航空評論家・青木日出雄氏らが創設した「軍事学セミナー」で軍事学を修得。出版社勤務を経て、軍事アナリスト兼作家として活躍。『図解・ドイツ装甲師団』『大日本帝国海兵隊戦記』シリーズなど、ノンフィクション、小説の著書多数。
  • ザ・パシフィック・ウォー(1) 謀略篇
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    一機のユンカース旅客機が悪天候のベルリン郊外で連絡を絶つ。数日後、山地に激突した事故機が発見された。この旅客機には匿名で二人の重要人物が乗っていた。一人は、ナチス党の重要人物で外務省顧問のリッペントロップ。もう一人は、駐独日本大使館の駐在武官大島陸軍大佐。二人は日独協定の両国の直接担当者だった。その推進役が消えた……。結果、ドイツ外交は独中協調路線を取る。それを見たソ連も中ソ友好協定を結び、ここに中国大陸における独ソ中三国の対日包囲網が完成した。そして日本帝国政府は、再び日英同盟の道を模索し始める……。  シミュレーション戦記に新たなる地平を拓く「ザ・パシフィック・ウォー」シリーズ、第1弾。 ●高貫布士(たかぬき・のぶひと) 1956年生まれ。神奈川県出身。和光大学人文学部芸術学科卒業。学生時代より軍事評論家・小山内宏氏、航空評論家・青木日出雄氏らが創設した「軍事学セミナー」で軍事学を修得。出版社勤務を経て、軍事アナリスト兼作家として活躍。『図解・ドイツ装甲師団』『大日本帝国海兵隊戦記』シリーズなど、ノンフィクション、小説の著書多数。
  • 旭日、遥かなり(全8巻合本)
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    〈真珠湾攻撃のない対米開戦!――人気シリーズ一気読み!〉 資源獲得のため仏印に進駐した日本に対し、米国は対日禁輸政策を強化、石油の輸出を禁止した! 一方同時期、ペトロパブロフスクのロシア帝国軍が反乱を起こした。日本はロシアの要請を受けて反乱鎮圧に助力するも、その際に米国の輸送船を誤射してしまう。怒る米国は日本に最後通牒であるハル・ノートを突きつけた! 対米開戦を決意した日本は、真珠湾攻撃を計画。だが図上演習の結果は日本の惨敗だった――。真珠湾攻撃がなかった太平洋戦争を描く。
  • 南海蒼空戦記(全6巻合本)
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    〈ありえたかもしれないもう一つの世界大戦――人気シリーズ一気読み!〉 欧州で始まった第二次大戦より4年。中立を保つ日本はドイツから流出したクルト・タンク、エルンスト・ハインケルらの頭脳を得て、軍用機の開発に注力していた。さらに、広島を襲った地震により海軍が建造中だった「大和」の廃艦が決定。連合艦隊はこれを機に航空主兵に舵を切ることに。一方、陸軍は、大戦の混乱に乗じて蘭印の保護国化に成功した。日本の領土的野心を懸念する米軍の挑発行為が激化し、南洋の緊張が高まる中、遂にB25の奇襲で開戦の火蓋が切られる。日本軍は零戦を中心とした戦闘機でこれを迎え撃つ!
  • 新生最強戦艦「大和」【1】超弩級艦、進撃!
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    昭和17年6月、ミッドウェー島に向け出撃した連合艦隊第一航空艦隊は、サンド島米軍基地爆撃に成功するも、米空母部隊に発見されてしまう。その報せを聞いた山本五十六大将は、第一航空艦隊援護のため、戦艦「大和」を本隊から離し急進させる。ところが、不沈戦艦といわれた「大和」は、B17爆撃機の先制攻撃、さらに米空母部隊攻撃機による集中爆撃を受け、戦線離脱。作戦は中止に追い込まれた。一方、ミッドウェー島防衛を果たした米太平洋艦隊は、一気に攻勢へ出るため、ソロモン方面に主軸を移動。ガダルカナル島に航空基地を建設し、ラバウル攻略作戦を実行に移そうとするのだが……。
  • 第二次太平洋戦争【1】誕生! 夜襲機動部隊
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    昭和17年10月。山本五十六の率いる連合艦隊が「布哇沖海戦」で勝利、オアフ島上陸の構えをみせると、ルーズベルト大統領は武力によるハワイ防衛をあきらめて日本政府に急遽、停戦を申し入れた(『山本五十六の野望』シリーズ)。東條内閣はそれを受諾、日米間に休戦協定が成立するが、大統領四選をもくろむルーズベルトは失地回復、対日再戦の機会を虎視眈々とうかがっていた。1944年初頭に待望の高速空母15隻(エセックス級7隻、インディペンデンス級8隻)が出そろうや、ルーズベルトは休戦協定の破棄をひそかに決意、チェスター・W・ニミッツに対して“逆奇襲"による、マーシャル占領を厳命する!
  • 第三次世界大戦(全8巻合本)
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    〈地獄の戦端がついに開く!? 人気シリーズ一気読み!〉 ロサンゼルスで、ある事件が白昼に起こる。祖国で巨額の横領を働いた男に、中国特殊部隊〝ドラゴン・スカル〟が接触したのだ。彼らは米国へ逃げた人物の奪還を任務としていたが、この時に出た予想外の犠牲者が、ホワイトハウスに激震を与える。IT長者で、大統領の最大支援者の妻子が巻き添えになってしまったからだ。謝罪を求める米国に対し、中国も「人民の金を不正に使い込んだ男を、米国は情報提供と引き替えにずっと匿っていた」と不快感を示す。そしてこの事件が、後に日本を、世界をも巻き込む大戦のはじまりとなっていった――。
  • 大撃滅!真珠湾艦隊 超軍神・山本五十六【第一部】
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    神田神保町の古本屋の店主・斉藤磯八は、暴走族に巻きこまれ意識を失なった瞬間、なんと右翼の爆弾テロに襲われた山本五十六のからだに乗り移ってしまった。 昭和14年、まさに山本が連合艦隊司令長官になる直前の時であった。磯八は「歴史のもし」を実践せんと『山本五十六』として生き抜き、太平洋戦争を勝利に導こうと決心するのだった―。 そして昭和16年12月。真珠湾奇襲に際して山本は、敵空母を絶対に討ちもらさないこと、真珠湾を徹底的に叩くことを命じるのだった。 果たして『山本五十六』こと斉藤磯八は歴史を変えられるのか―。
  • 100%ムックシリーズ 完全ガイドシリーズ322 戦艦大和と連合艦隊 完全ガイド
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 内部精密図解、武装メカニズム、海戦録まで 大和と連合艦隊のすべてがわかる 大和建造計画から最後の戦いとなった坊ノ岬沖海戦まで 戦艦大和と連合艦隊の激動のすべてを掲載。 当時の白黒写真を彩色化して現在に復活。秘蔵写真を多数掲載! また、世界最大となる大和の主砲45口径46センチ砲の、給弾、給薬、装填といった メカニズムを図解でわかりやすく解説。 太平洋戦闘を戦った日本の戦艦のスケール比較ピンナップ付き。
  • 碧濤の海戦(1)
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    昭和一七年、ミッチャー提督率いる米機動部隊が小笠原を急襲。それを聞いた山本五十六は「その敵空母を真珠湾に入港させるな!」と、追撃命令を出す。つぎつぎに太平洋の島嶼基地から発進した索敵機が、ついに敵を捉えた。ここにあらたな戦いの火蓋が切って落とされた……。 『滄溟の海戦』1~3+『碧濤の海戦』1~3の全6巻で構成された架空戦記小説。 ●高貫布士(たかぬき・のぶひと) 1956年生まれ。神奈川県出身。和光大学人文学部芸術学科卒業。学生時代より軍事評論家・小山内宏氏、航空評論家・青木日出雄氏らが創設した「軍事学セミナー」で軍事学を修得。出版社勤務を経て、現在は軍事アナリスト兼作家として活躍する。『図解・ドイツ装甲師団』『大日本帝国海兵隊戦記』シリーズなど、ノンフィクション、小説の著書多数。
  • 滄溟の海戦(1)
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    第一次世界大戦後、軍縮条約が成立せず……。そして一九二八年、日本帝國政府による山東出兵を口実に、アメリカ合衆国は日本に宣戦布告。ここに“第一次太平洋戦争”の幕が切って落とされた。力づくで西進する米艦隊に、連合艦隊の超弩級戦艦・加賀、土佐の主砲が咆吼する! 『滄溟の海戦』1~3+『碧濤の海戦』1~3の全6巻で構成された架空戦記小説。 ●高貫布士(たかぬき・のぶひと) 1956年生まれ。神奈川県出身。和光大学人文学部芸術学科卒業。学生時代より軍事評論家・小山内宏氏、航空評論家・青木日出雄氏らが創設した「軍事学セミナー」で軍事学を修得。出版社勤務を経て、現在は軍事アナリスト兼作家として活躍する。『図解・ドイツ装甲師団』『大日本帝国海兵隊戦記』シリーズなど、ノンフィクション、小説の著書多数。
  • 時空潜空母「大和」〈1〉潜水ヘリ空母「やまと」出撃す!
    完結
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    200X年、アメリカのイラク攻撃は泥沼化の危険をはらんでいた。自衛隊の輸送ヘリコプターCH47Jによって救出されたイラク残留邦人たちは、最新鋭艦・潜水ヘリ空母「やまと」に収容され一路スリランカに向かっていたが、突然、正体不明の巨大物体に急襲された。意識を失った乗員たちが我に返った時、突きつけられた信じがたい現実とは!?太平洋戦争の真っただ中にタイムスリップしてしまった自衛隊の潜水ヘリ空母「やまと」の乗員たちは、日本軍に協力して日本を勝利に導く決意を固めるが、彼らが、まずなすべきことは、撃墜死を運命づけられた連合艦隊司令長官・山本五十六の救出であった。最新鋭の兵器を満載した潜水ヘリ空母「やまと」ではあるが、その弾薬量には限界がある。ミッドウェー海戦に敗北して苦悩する日本軍の起死回生の逆転劇はなるか。
  • 大制覇 重空母武蔵世界の海を征く(1)
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    昭和十七年八月。海軍の活躍に焦った帝国陸軍は、満州でソ連軍基地を攻撃、戦闘状態に入った。ソ連がドイツ軍との戦闘に主力部隊を総て投入している隙に、極東、シベリアへ進攻しようという陸軍の独断専行だった。しかし頼みのドイツ軍が、電光石火の変わり身でソ連軍と休戦、不可侵条約を結んでしまった。苦境に陥ったのは帝国陸軍だけではなかった。ソ連という楯が無くなった英国もまた絶体絶命の状況に陥ってしまったのだ。チャーチルからの救援要請を受けて山本五十六は、重空母「武蔵」擁する連合機動艦隊の出撃を命じた! 『太平洋の覇者 連合機動艦隊大戦記』(全3巻)の続編ストーリー。 ●菅谷 充(すがや・みつる) 1950年静岡県富士市生まれ。1971年『仮面ライダー』(原作・石ノ森章太郎)でマンガ家デビュー。代表作に第28回小学館漫画賞受賞作となった『ゲームセンターあらし』『こんにちはマイコン』など。1985年からパソコン通信を始め、87年よりNIFTY-Serveでモータースポーツ情報を発信するオートレーシング・フォーラムを主宰し、2004年には第1回モータースポーツ大賞を受賞。1996~2008年まで、米国のインディカーシリーズとインディ500のテレビ解説も担当した。1994年、菅谷充名義で小説の執筆活動を開始し、『漆黒の独立航空隊』(有楽出版社)で小説家デビュー。以後、モータースポーツ小説、架空戦記小説を中心に60作以上を発表。2011年、60歳で早稲田大学大学院人間科学研究科修士課程を修了し、2013年より京都精華大学マンガ学部教授。
  • 八八自衛艦隊【1】 動乱の東アジア
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    令和も十年以上が過ぎたころ、世界は大きく変貌していた。アメリカの財政難と米中緊張緩和は在日米軍の段階的縮小を招き、ついに日米同盟は解消された。日本は新たな国家像を模索していくなか、東アジアが激震する。台湾でクーデターが勃発し、その首謀者が引き込む格好で、新たに樹立された中華連邦なる組織に、中国軍の精鋭が組み込まれた。中華連邦は自らの地位確立と安定確保を目的として、日本やフィリピンへ触手を伸ばす。世界のパワー・バランスが崩れ、東アジアに戦火があがる。日本は、空母型護衛艦八隻、イージス護衛艦八隻から成る令和の八八艦隊を発足し、この危機に立ち向かうのだが……。
  • 蒼穹の覇者(1) 戦場の空駆ける百式司偵
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    連合艦隊主席参謀・黒島亀人。山本五十六の懐刀であり、真珠湾作戦の真の立案者でもある切れ者が、情報収集のため全海軍から選りすぐった猛者で、特殊偵察部隊を組織した。日の丸を塗りつぶした百式司偵“ブラックバード”で、開戦前のフィリピン米軍基地を隠密偵察に向かったが、ロッキードP38に遭遇。写真任務を忘れてのドッグファイトで機銃をぶっ放す! ●青山智樹(あおやま・ともき) 1960年、東京都武蔵野市生まれ。学生の頃より同人誌『宇宙塵』に参加。東海大学理学部物理学科卒業後、高等学校に理科教師として勤務。1992年、長編SF『赤き戦火の惑星』(勁文社)で商業デビュー。『合体戦艦「富士山」出撃!』(有楽出版社)、『蒼穹の海鷲』(アスキー)等、シミュレーション戦記を中心に執筆する。その他にも『零戦の操縦』(アスペクト)、『自分でつくるうまい!海軍めし』(経済界)、『世界一わかりやすい放射能の本当の話』(宝島社)等、ミリタリー関連書籍など著書・共著多数。
  • 蒼穹の海鷲(1)
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    昭和軍人勅諭発布により新たな道を歩み始めた大日本帝国は今、対英米開戦の危機にあった。泥沼化する欧州戦線の戦火が、ついにアジアへ飛び火したのだ。強硬な態度の英米に対し日本政府が「開戦に利あらず」の外交交渉を続ける一方、有事に備えて帝国陸海軍首脳は、対英米作戦立案に明け暮れていた。昭和16年夏……源田実中佐のいる第一航空艦隊・空母加賀に新米少尉月島昂は、戦闘小隊長として着任した。彼はそこで初めてあの男と出会う。月島の片腕にしてライバルとなる戦闘機乗り、酒匂誠曹長。上官に不信を募らせる源田、そして月島と酒匂……それぞれの思惑をのせ、艦隊は開戦前夜の太平洋を南下する。その先に彼らを待つ運命とは!? ●青山智樹(あおやま・ともき) 1960年、東京都武蔵野市生まれ。学生の頃より同人誌『宇宙塵』に参加。東海大学理学部物理学科卒業後、高等学校に理科教師として勤務。1992年、長編SF『赤き戦火の惑星』(勁文社)で商業デビュー。『合体戦艦「富士山」出撃!』(有楽出版社)、『蒼穹の海鷲』(アスキー)等、シミュレーション戦記を中心に執筆する。その他にも『零戦の操縦』(アスペクト)、『自分でつくるうまい!海軍めし』(経済界)、『世界一わかりやすい放射能の本当の話』(宝島社)等、ミリタリー関連書籍など著書・共著多数。
  • 黎明の海戦(1)
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    ウェーキ島を占領した大日本帝國軍に対し、米太平洋艦隊の空母任務群が大規模な奇襲攻撃をかけてきた。しかもこの攻撃は、島の奪還だけでなく、聯合艦隊の主力をおびき寄せる陽動作戦でもあった。だが逆に、米空母壊滅の好機と捉えた角田覚治中将率いる第三艦隊は、ウェーキ島沖へ急行する!  全15巻で構成(『北冥の海戦』1~3→『蒼濤の海戦』1~3→『飛翔の海戦』1~3→『黎明の海戦』1~3→『修羅の海戦』1~3)された大長篇架空戦記小説。 ●高貫布士(たかぬき・のぶひと) 1956年生まれ。神奈川県出身。和光大学人文学部芸術学科卒業。学生時代より軍事評論家・小山内宏氏、航空評論家・青木日出雄氏らが創設した「軍事学セミナー」で軍事学を修得。出版社勤務を経て、現在は軍事アナリスト兼作家として活躍する。『図解・ドイツ装甲師団』『大日本帝国海兵隊戦記』シリーズなど、ノンフィクション、小説の著書多数。
  • 飛翔の海戦(1)
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    豊田副武司令長官と第一艦隊の体を張った活躍で、米太平洋艦隊を撃破した聯合艦隊に、新たな危機が迫る。フィリピン奪還を目指し、米上陸部隊が進撃を開始したのだ。これに対し聯合艦隊は、四発陸攻・泰山がロケット噴進弾“桜花”で迎え撃つ。フィリピンをめぐる大海戦の行方は……!?  全15巻で構成(『北冥の海戦』1~3→『蒼濤の海戦』1~3→『飛翔の海戦』1~3→『黎明の海戦』1~3→『修羅の海戦』1~3)された大長篇架空戦記小説。 ●高貫布士(たかぬき・のぶひと) 1956年生まれ。神奈川県出身。和光大学人文学部芸術学科卒業。学生時代より軍事評論家・小山内宏氏、航空評論家・青木日出雄氏らが創設した「軍事学セミナー」で軍事学を修得。出版社勤務を経て、現在は軍事アナリスト兼作家として活躍する。『図解・ドイツ装甲師団』『大日本帝国海兵隊戦記』シリーズなど、ノンフィクション、小説の著書多数。
  • 蒼濤の海戦(1)
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    独ソと闘う大日本帝國の背後に、合州国海軍の空母群が突如現れた。米軍指揮官のハルゼーは、カムチャッカの帝國陸海軍へ航空攻撃を加えると反転離脱、逃走を図った。逃走する米空母群を追って、アリューシャン列島で海戦が勃発、これを参戦への好機と捉えた米国政府は、日本へ宣戦布告をする。一方で、対日戦に苦慮する比島のマッカーサー陸軍大将は、比島の航空要塞化を決意。そして戦域は北から南へと、急転する!  全15巻で構成(『北冥の海戦』1~3→『蒼濤の海戦』1~3→『飛翔の海戦』1~3→『黎明の海戦』1~3→『修羅の海戦』1~3)された大長篇架空戦記小説。 ●高貫布士(たかぬき・のぶひと) 1956年生まれ。神奈川県出身。和光大学人文学部芸術学科卒業。学生時代より軍事評論家・小山内宏氏、航空評論家・青木日出雄氏らが創設した「軍事学セミナー」で軍事学を修得。出版社勤務を経て、現在は軍事アナリスト兼作家として活躍する。『図解・ドイツ装甲師団』『大日本帝国海兵隊戦記』シリーズなど、ノンフィクション、小説の著書多数。
  • 北冥の海戦(1)
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    風雲急を告げる日華関係に、互いの思惑を秘めた二人の独裁者……ヒトラーとスターリンが介入した。危機感を覚えた日本政府は、英国との間で第二次日英同盟を締結。そして双方の勢力を天秤にかけながら、漁夫の利をねらう米ルーズベルト。こうした中、ドイツ政府が最新鋭の装甲艦三隻と一個戦隊分のUボートを蒋介石政府へ売却。この北洋艦隊が、ソ連が提供したウラジオ港を拠点に、日本海・東シナ海に出没しはじめた!  全15巻で構成(『北冥の海戦』1~3→『蒼濤の海戦』1~3→『飛翔の海戦』1~3→『黎明の海戦』1~3→『修羅の海戦』1~3)された大長篇架空戦記小説。 ●高貫布士(たかぬき・のぶひと) 1956年生まれ。神奈川県出身。和光大学人文学部芸術学科卒業。学生時代より軍事評論家・小山内宏氏、航空評論家・青木日出雄氏らが創設した「軍事学セミナー」で軍事学を修得。出版社勤務を経て、現在は軍事アナリスト兼作家として活躍する。『図解・ドイツ装甲師団』『大日本帝国海兵隊戦記』シリーズなど、ノンフィクション、小説の著書多数。
  • 中国崩壊 尖閣決断の日
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    202X年、午前零時30分、中国東海艦隊寧波基地から、一隻の潜水艦が出航した。第一報を聞いた防衛省は、すぐに海上自衛隊の対潜哨戒機を放ち、同日午後、日中中間線を日本側に侵入する元級潜水艦を発見する。一方、永田町の首相官邸には、尖閣諸島接続水域に中国海警局の公船と漁船が碇泊中との報せが入る。そんな中、侵入した中国潜水艦が尖閣諸島の沖合で急浮上。近くを航行していた日本の小型漁船を沈没させてしまう。一触即発の尖閣諸島近海。専守防衛の日本は領海侵犯する中国海軍を阻止できるのか⁉ 日中開戦の危機が迫る中、日本はついに行動を起こすのだが……。
  • 裏太平記
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    古典随筆の名作「徒然草」の著者、吉田兼好は謎の多い人物だ。そこに目を付けた鬼才半村良。 鎌倉幕府の滅亡、後醍醐天皇の建武の中興の動きの中に、歴史を操る人物として兼好法師を置き、『太平記』には書かれなかった裏の歴史を紡ぎだす。 物語の中で実在の人物と創作の人物たちが自由闊達に動き、新しい歴史を生み出していく。 伝奇小説の巨匠が残した幻の長編小説。
  • 帝国電撃航空隊【1】陸海合同作戦始動!
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    昭和17年、第一航空艦隊はミッドウェー海戦により大型正規空母三隻を失った。戦力が半減した日本海軍は根本的な戦略変更に迫られ、空母に代わる航空基地を島嶼などに建設する「電撃設営隊」を新編。機械化した設営隊を高速船に乗せ、二ヶ月以内に完成させる任務を負った。そんな中、米太平洋艦隊はガ島周辺での日本海軍の動きを不審に思い、潜水艦バラクーダを偵察に向かわせたが、あえなく撃沈。基地建設が進んでいると考えたニミッツ司令官は特殊部隊を送り込み、日本軍のレーダー施設破壊を実施する。作戦成功の一報を手にしたニミッツは、空母サラトガから二十機の戦爆連合を出撃させるのだが・・・。
  • 太平洋の覇者 連合機動艦隊大戦記(1)
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    昭和十六年、十二月二日、広島湾に停泊中の連合艦隊旗艦「長門」の山本五十六司令長官から、北太平洋を航行中の第一航空艦隊に暗号電報が発信された。「真珠湾を十二月八日をもって攻撃せよ」日米開戦の火蓋が切って落とされたのだ! 重空母「武蔵」を擁する第一航空艦隊旗艦は、その航空力を背景に米太平洋艦隊を圧倒、真珠湾奇襲攻撃は鮮やかに成功する。日米の国力の差から早期講和以外に活路はないとして、さらに山本長官は短期決戦をめざし、戦艦「大和」をミッドウェイに派遣するが……。 ●菅谷 充(すがや・みつる) 1950年静岡県富士市生まれ。1971年『仮面ライダー』(原作・石ノ森章太郎)でマンガ家デビュー。代表作に第28回小学館漫画賞受賞作となった『ゲームセンターあらし』『こんにちはマイコン』など。1985年からパソコン通信を始め、87年よりNIFTY-Serveでモータースポーツ情報を発信するオートレーシング・フォーラムを主宰し、2004年には第1回モータースポーツ大賞を受賞。1996~2008年まで、米国のインディカーシリーズとインディ500のテレビ解説も担当した。1994年、菅谷充名義で小説の執筆活動を開始し、『漆黒の独立航空隊』(有楽出版社)で小説家デビュー。以後、モータースポーツ小説、架空戦記小説を中心に60作以上を発表。2011年、60歳で早稲田大学大学院人間科学研究科修士課程を修了し、2013年より京都精華大学マンガ学部教授。
  • 逆襲の帝国艦隊【1】日米一年戦争
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    昭和16年12月の開戦から約1年9か月、苦しい戦争がつづいていたが、ここまで大きな被害を受けたことはなかった。 アメリカは圧力を強めて日本を国際的孤立に追い込む一方で、貿易を断ちきって経済環境も悪化するように策を講じていた。 そんな中、昭和18年9月、日本は短い戦いの結果、日本はパラオ諸島を喪失。政府も軍部も、この時が来ることを想定しており、南方の資源地帯から断ち切られることも想定していた。 日本は開戦後の最初の三年間を捨て、政府、軍部、さらには民間団体と協議して、反攻作戦の準備を整えることを決定。 一年間は燃料、武器、弾薬を気にすることなく戦争ができる状況を目指した。 そして昭和19年10月、超短期決戦でしか勝ち目がないと考える帝国軍は、米艦隊群との最終決戦に突入するのであった――。 圧倒的なアメリカ陸海軍に対して、己の存亡を賭けて日本海軍が挑む姿を描く戦略シミュレーション。
  • 第五航空戦隊奮戦録(1) 英国艦隊撃滅す
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    一九四一年八月十日。英・蘭に宣戦を布告してより二日後。フィリピン西方海上を警戒中の第四航空戦隊は、日本軍のマレー半島上陸を阻止すべく急行する英・東洋艦隊を発見。闘将角田覚治は、陸上基地の陸攻を支援するため独断で攻撃隊を発進させる。苦戦する攻撃隊だが、戦艦扶桑の到着により航空、艦砲のみごとな連携で、巡洋戦艦レパルスを撃ちもらすも空母一、巡洋二という戦果を上げるのだった。破竹の勢いで南下する日本軍。新たに空母翔鶴、瑞鶴を擁する第五航空戦隊の司令となった角田は、海軍の尖兵としてレパルスを追い、インド洋を西進して行くのだった……。 ●青山智樹(あおやま・ともき) 1960年、東京都武蔵野市生まれ。学生の頃より同人誌『宇宙塵』に参加。東海大学理学部物理学科卒業後、高等学校に理科教師として勤務。1992年、長編SF『赤き戦火の惑星』(勁文社)で商業デビュー。『合体戦艦「富士山」出撃!』(有楽出版社)、『蒼穹の海鷲』(アスキー)等、シミュレーション戦記を中心に執筆する。その他にも『零戦の操縦』(アスペクト)、『自分でつくるうまい!海軍めし』(経済界)、『世界一わかりやすい放射能の本当の話』(宝島社)等、ミリタリー関連書籍など著書・共著多数。
  • 晋遊舎ムック 戦艦大和大全
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 内部構造から主砲発射のメカニズムまで 世界最大の戦艦「大和」のすべてを完全網羅! 大和が沈んで70年。今だにその主砲は世界最大の艦載砲であり続ける。 巨大戦艦大和は、どのようにして生まれ、戦ったのか。 誕生秘話から、CGによる内部構造図解、艦内生活の様子、建造された造船所の全貌、装備の解説など、大和のすべてがわかる最強の1冊。 度重なる改修工事によって変化する兵装の変遷も図解。 さらに、大和も旗艦となった日本海軍「連合艦隊」の10大激戦を海戦マップ付きで解説。 特別付録として、大和の内部構造が見えるスケルトン3Dピンナップもついている。
  • 超弩級原子力空母大和 新沖縄決戦
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    西暦2003年、日本国・国防軍の原子力空母『大和』は第5次中東戦争からの帰途、突如暗黒に包まれ、計器類も不調を訴えた。僚艦も姿を消し、何と頭上から戦闘機の攻撃にさらされたのだ。しかも…、現われた戦闘機は、米軍のレシプロ機だった。原子力空母『大和』は、あろうことか、薩摩半島沖に現出したのだ。ここは奇しくも、1945年4月7日、戦艦「大和」が米軍機の総攻撃に遇い最期を遂げた場所である。沖縄には米軍が上陸し、今まさに戦いが繰り広げられているのだった。まさに太平洋戦争敗戦の直前、原子力空母『大和』は、沖縄救援のため一隻で雲霞のごとき米軍に戦いを挑むのだった―。果たして沖縄戦の大逆転はなるか―?卓越した発想で新たな沖縄戦を描く、スーパーシミュレーション戦記。
  • 連合艦隊の死角 山本五十六謀殺指令
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    戦艦大和に送り込まれたスパイのコードネームは「コヨーテ」。連合艦隊をゆさぶる軍部の軋轢のもと、司令長官山本五十六の命を狙うのは陸軍かそれともアメリカからの刺客か。ミッドウエー海戦のさなか、私設諜報員真田翔は黒い陰を追いつめた。その正体は意外にも…。
  • 興亡の海戦(3)
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    太平洋艦隊を率いるニミッツが狙うのは、日本列島を位置的にも重爆撃機の作戦行動に納めるマリアナ諸島の占領と、邀撃に現れるはずの聯合艦隊を撃滅することだった。そのためニミッツは、最大規模の空母群と戦艦群を、第5艦隊に集結して出撃させた。一方、軍令部総長に就任した山本五十六は、新任の聯合艦隊司令長官・豊田副武に、マリアナ諸島での邀撃作戦計画を授けた。それと同時に、戦争終結に向けて山本が動く……。  全9巻で構成(『烈日の海戦』1~3→『覇道の海戦』1~3→『興亡の海戦』1~3)された大長篇架空戦記小説。 ●高貫布士(たかぬき・のぶひと) 1956年生まれ。神奈川県出身。和光大学人文学部芸術学科卒業。学生時代より軍事評論家・小山内宏氏、航空評論家・青木日出雄氏らが創設した「軍事学セミナー」で軍事学を修得。出版社勤務を経て、現在は軍事アナリスト兼作家として活躍する。『図解・ドイツ装甲師団』『大日本帝国海兵隊戦記』シリーズなど、ノンフィクション、小説の著書多数。
  • 興亡の海戦(2)
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    再建された米太平洋艦隊は、二手に分かれて日本帝國の勢力圏への進攻を開始した。聯合艦隊の根拠基地トラック環礁を向かったのはスプルーアンス率いる第5艦隊。ラバウルに進攻するのは、キンケード率いる第7艦隊だ。一方、聯合艦隊司令長官・山本五十六は、旗艦武蔵とともにトラック環礁に腰をすえていた。第5艦隊の空母を発した艦上機の群れが、環礁に停泊する武蔵に襲いかかる。だがこれは、山本が自らを囮に仕掛けた罠だった!  全9巻で構成(『烈日の海戦』1~3→『覇道の海戦』1~3→『興亡の海戦』1~3)された大長篇架空戦記小説。 ●高貫布士(たかぬき・のぶひと) 1956年生まれ。神奈川県出身。和光大学人文学部芸術学科卒業。学生時代より軍事評論家・小山内宏氏、航空評論家・青木日出雄氏らが創設した「軍事学セミナー」で軍事学を修得。出版社勤務を経て、現在は軍事アナリスト兼作家として活躍する。『図解・ドイツ装甲師団』『大日本帝国海兵隊戦記』シリーズなど、ノンフィクション、小説の著書多数。
  • 興亡の海戦(1)
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    南方、インド洋と暴れ回ってきた聯合艦隊が迎える敵は、再建された米太平洋艦隊。有り余る生産力と資源で、数倍の戦力を擁する強敵に、山本五十六以下聯合艦隊幹部はある奇策で対抗する。「機関により報告、右舷に魚雷命中……隔壁が破壊され、大量に浸水しています……」機関室からは、複数の魚雷が命中したことが報告され、間もなく船体が大きく傾き始めた。「まさか……何故だ」退艦命令が出される直前に、ロックウェルが呟いた言葉が、これであった。  全9巻で構成(『烈日の海戦』1~3→『覇道の海戦』1~3→『興亡の海戦』1~3)された大長篇架空戦記小説。 ●高貫布士(たかぬき・のぶひと) 1956年生まれ。神奈川県出身。和光大学人文学部芸術学科卒業。学生時代より軍事評論家・小山内宏氏、航空評論家・青木日出雄氏らが創設した「軍事学セミナー」で軍事学を修得。出版社勤務を経て、現在は軍事アナリスト兼作家として活躍する。『図解・ドイツ装甲師団』『大日本帝国海兵隊戦記』シリーズなど、ノンフィクション、小説の著書多数。
  • 覇道の海戦(3)
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    米海軍省では驚くべき数の戦時建艦計画に着手している、との情報が日本帝国政府に入った。もし計画が本格的に始動したら、日本に勝ち目はなくなる。それまでの猶予は半年……。その間に国力の劣る英国を窮地に追いこみ、休戦講和の席に着かせなければならない。この新たな戦略方針のもと、聯合艦隊では水雷戦隊をインド洋に派遣、スエズ運河閉塞作戦を敢行する。  全9巻で構成(『烈日の海戦』1~3→『覇道の海戦』1~3→『興亡の海戦』1~3)された大長篇架空戦記小説。 ●高貫布士(たかぬき・のぶひと) 1956年生まれ。神奈川県出身。和光大学人文学部芸術学科卒業。学生時代より軍事評論家・小山内宏氏、航空評論家・青木日出雄氏らが創設した「軍事学セミナー」で軍事学を修得。出版社勤務を経て、現在は軍事アナリスト兼作家として活躍する。『図解・ドイツ装甲師団』『大日本帝国海兵隊戦記』シリーズなど、ノンフィクション、小説の著書多数。
  • 覇道の海戦(2)
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    セイロン島を攻略した聯合艦隊は、ここを浮沈空母とすべく第一三航空艦隊司令部を発足。奪還をめざす英米軍との間に激しい死闘が始まった。「敵も我が軍の勢力圏内でいつまでもグズグズしている気は毛頭ないでしょう。一撃か二撃を加えたら、あとは必死で逃げますよ」源田航空参謀に言わせると、戦力に大差がない場合の航空戦とは、瞬間風速にたとえられる。つまり短時間のうちに、どれだけ手持ちの兵力を敵の頭上に送り込んで爆撃や雷撃を敢行できるかで、勝敗が決まるという。 ●高貫布士(たかぬき・のぶひと) 1956年生まれ。神奈川県出身。和光大学人文学部芸術学科卒業。学生時代より軍事評論家・小山内宏氏、航空評論家・青木日出雄氏らが創設した「軍事学セミナー」で軍事学を修得。出版社勤務を経て、現在は軍事アナリスト兼作家として活躍する。『図解・ドイツ装甲師団』『大日本帝国海兵隊戦記』シリーズなど、ノンフィクション、小説の著書多数。
  • 覇道の海戦(1)
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    開戦劈頭からの日本軍の猛攻に、チャーチル首相は北アフリカ上陸作戦の開始を延期、米空母レンジャーを飛行隊ごとインド洋に引き抜くという思いきった作戦をとった。これで新英東洋艦隊は空母3、戦艦5隻を擁する大艦隊となった。対する日本軍は、山下奉文中将率いる第二五軍がセイロン島上陸作戦を敢行。さらに小沢治三郎中将率いる第三艦隊がインド洋に進出、壮絶なるセイロン島争奪戦が始まった!  全9巻で構成(『烈日の海戦』1~3→『覇道の海戦』1~3→『興亡の海戦』1~3)された大長篇架空戦記小説。 ●高貫布士(たかぬき・のぶひと) 1956年生まれ。神奈川県出身。和光大学人文学部芸術学科卒業。学生時代より軍事評論家・小山内宏氏、航空評論家・青木日出雄氏らが創設した「軍事学セミナー」で軍事学を修得。出版社勤務を経て、現在は軍事アナリスト兼作家として活躍する。『図解・ドイツ装甲師団』『大日本帝国海兵隊戦記』シリーズなど、ノンフィクション、小説の著書多数。
  • 烈日の海戦(3)
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    英東洋艦隊がインド方面軍と合流、日本軍に占領されたシンガポール奪還のため進撃を開始したことが、索敵機から報告された。だが、迎え撃つべき日本海軍では、第一艦隊は戦力半減、第二艦隊も半分の戦力を内南洋に配さざるを得ない状況にある。そこで聯合艦隊は、小沢治三郎提督率いる一航艦と一一航艦に出撃を命じる。合計6空母要する小沢艦隊は、ついにマレー沖で英東洋艦隊と激突した。  全9巻で構成(『烈日の海戦』1~3→『覇道の海戦』1~3→『興亡の海戦』1~3)された大長篇架空戦記小説。 ●高貫布士(たかぬき・のぶひと) 1956年生まれ。神奈川県出身。和光大学人文学部芸術学科卒業。学生時代より軍事評論家・小山内宏氏、航空評論家・青木日出雄氏らが創設した「軍事学セミナー」で軍事学を修得。出版社勤務を経て、現在は軍事アナリスト兼作家として活躍する。『図解・ドイツ装甲師団』『大日本帝国海兵隊戦記』シリーズなど、ノンフィクション、小説の著書多数。
  • 烈日の海戦(2)
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    フィリピンに移動したものの、西海岸に集結しつつある増援艦隊を待ってマニラ湾からなかなか出撃しない米太平洋艦隊を撃つべく、聯合艦隊が台湾から出撃する。両軍はリンガエン湾沖で激突、激しい砲撃戦が始まった。聯合艦隊必殺の秘密兵器・91式徹甲弾により傷ついた太平洋艦隊に、さらに水雷戦隊が世界に誇る同時魚雷攻撃をかける!  全9巻で構成(『烈日の海戦』1~3→『覇道の海戦』1~3→『興亡の海戦』1~3)された大長篇架空戦記小説。 ●高貫布士(たかぬき・のぶひと) 1956年生まれ。神奈川県出身。和光大学人文学部芸術学科卒業。学生時代より軍事評論家・小山内宏氏、航空評論家・青木日出雄氏らが創設した「軍事学セミナー」で軍事学を修得。出版社勤務を経て、現在は軍事アナリスト兼作家として活躍する。『図解・ドイツ装甲師団』『大日本帝国海兵隊戦記』シリーズなど、ノンフィクション、小説の著書多数。
  • 烈日の海戦(1)
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    ルーズヴェルト大統領が議会の圧力に屈し、太平洋艦隊の主力をオアフ島真珠湾から、フィリピンのマニラ湾へ移駐させることを決定。この結果、聯合艦隊では真珠湾奇襲を断念せざるを得なくなる。そして迎えた昭和一七年、日本からの宣戦布告のないことに業を煮やしたルーズヴェルトとマッカーサーは、台湾に先制空襲を仕掛け、戦端を開いた。こうして台湾航空戦を幕開けに、比島方面での太平洋戦争が始まった!  全9巻で構成(『烈日の海戦』1~3→『覇道の海戦』1~3→『興亡の海戦』1~3)された大長篇架空戦記小説。 ●高貫布士(たかぬき・のぶひと) 1956年生まれ。神奈川県出身。和光大学人文学部芸術学科卒業。学生時代より軍事評論家・小山内宏氏、航空評論家・青木日出雄氏らが創設した「軍事学セミナー」で軍事学を修得。出版社勤務を経て、現在は軍事アナリスト兼作家として活躍する。『図解・ドイツ装甲師団』『大日本帝国海兵隊戦記』シリーズなど、ノンフィクション、小説の著書多数。
  • 新・時空戦艦『大和』〈1〉米・呉軍港大奇襲
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    2002(平成14)年4月―。構造改革を唱える小泉健太郎総理が靖国神社で突如、行方不明になった!?極秘に捜索が進められるが、一人息子、小泉夏彦のもとに2020年の日本から来たという理化学研究所員・寺崎保が訪れる。彼が言うには小泉総理は1941年12月にタイムスリップしてしまったのだという…。1941年12月4日。真珠湾奇襲を画策する連合艦隊司令長官・山本五十六は、季節外れの台風のため足止めを余儀なくされていた。憲兵隊の用意してくれた車で旗艦『長門』に向かう山本を、アメリカ領事館の刺客が襲う。長官の運命は!?一方、在フィリピンの極東軍司令官マッカーサーは、ルーズベルト大統領に日本本土の奇襲を提案する。将軍たちは反対したが、ルーズベルトは、日本海軍の脅威を重大視して呉軍港の奇襲を許可する。お互いに奇襲を狙う日米は、どちらが先手をとるのか!?ロマンの復活を目ざす草薙圭一郎が活写する、胸躍らされる超弩級スペクタクル架空戦記シリーズ第三弾、いよいよ開始。
  • 漆黒の独立航空隊(6)
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    サンフランシスコを奪回した北部政権軍は、さらに要衝の地・カタリナ島を制圧、一挙にロサンゼルスへの侵攻を企る。しかし南部連合軍は、ロス市民を人質にとり、彼らを人間の盾としてロスの街にバリケードを築き、対抗する。西部戦線は膠着状態に陥り、消耗戦の様相を呈してくる。そんな中、天狼(シリウス)部隊の竜崎が撮影した“人間の盾”の映像が国際的非難を呼び、追いつめられた南部連合国臨時大統領・ダニエルは遂に“北米焦土作戦”の決行を発令する!  独立航空義勇軍・天狼部隊の活躍を描いた現代戦争シミュレーション、第6弾。シリーズ完結篇。(『米本土焦土戦線3 漆黒の独立航空隊戦記』を改題) ●菅谷 充(すがや・みつる) 1950年静岡県富士市生まれ。1971年『仮面ライダー』(原作・石ノ森章太郎)でマンガ家デビュー。代表作に第28回小学館漫画賞受賞作となった『ゲームセンターあらし』『こんにちはマイコン』など。1985年からパソコン通信を始め、87年よりNIFTY-Serveでモータースポーツ情報を発信するオートレーシング・フォーラムを主宰し、2004年には第1回モータースポーツ大賞を受賞。1996~2008年まで、米国のインディカーシリーズとインディ500のテレビ解説も担当した。1994年、菅谷充名義で小説の執筆活動を開始し、『漆黒の独立航空隊』(有楽出版社)で小説家デビュー。以後、モータースポーツ小説、架空戦記小説を中心に60作以上を発表。2011年、60歳で早稲田大学大学院人間科学研究科修士課程を修了し、2013年より京都精華大学マンガ学部教授。
  • 漆黒の独立航空隊(5)
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    軍事力で圧倒的優位に立つ南部連合軍は、北部政権の臨時首都・ニューヨークに迫っていた。白人王国を目指す南部連合は、占領地域全域で“非白人”に対する弾圧を強め、彼らを収容所へ送り始める。一方、膠着状態の続く北カリフォルニアでは、南部連合軍に占領されたサンフランシスコ奪回のため、北部側の大規模な上陸作戦が敢行されようとしていた。しかし南部側もこの情報を察知、増援部隊の派遣を始めた。北斗は敵増援部隊を阻止するため出撃するが……。  独立航空義勇軍・天狼部隊の活躍を描いた現代戦争シミュレーション、第5弾。(『米本土焦土戦線2 漆黒の独立航空隊戦記』を改題) ●菅谷 充(すがや・みつる) 1950年静岡県富士市生まれ。1971年『仮面ライダー』(原作・石ノ森章太郎)でマンガ家デビュー。代表作に第28回小学館漫画賞受賞作となった『ゲームセンターあらし』『こんにちはマイコン』など。1985年からパソコン通信を始め、87年よりNIFTY-Serveでモータースポーツ情報を発信するオートレーシング・フォーラムを主宰し、2004年には第1回モータースポーツ大賞を受賞。1996~2008年まで、米国のインディカーシリーズとインディ500のテレビ解説も担当した。1994年、菅谷充名義で小説の執筆活動を開始し、『漆黒の独立航空隊』(有楽出版社)で小説家デビュー。以後、モータースポーツ小説、架空戦記小説を中心に60作以上を発表。2011年、60歳で早稲田大学大学院人間科学研究科修士課程を修了し、2013年より京都精華大学マンガ学部教授。
  • 漆黒の独立航空隊(4)
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    2015年10月24日、米国南部の14州が一方的に独立を宣言。南部連合軍はただちに北と西に向けて進撃を開始し、ここに第二次南北戦争の火蓋が切って落とされた。保守的な白人政権を目指す南部聯合には軍の大半が参加しており、現政権=北軍は苦戦を強いられることは必至であった。その北軍を支援するため、超新鋭戦闘機「北斗」による“天狼(シリウス)部隊”が再結成されることになった。北斗に搭乗した竜崎達四名は、空母デイトナと共にアメリカ本土へ向けて出撃する!  独立航空義勇軍・天狼部隊の活躍を描いた現代戦争シミュレーション、第4弾。(『米本土焦土戦線1 漆黒の独立航空隊戦記』を改題) ●菅谷 充(すがや・みつる) 1950年静岡県富士市生まれ。1971年『仮面ライダー』(原作・石ノ森章太郎)でマンガ家デビュー。代表作に第28回小学館漫画賞受賞作となった『ゲームセンターあらし』『こんにちはマイコン』など。1985年からパソコン通信を始め、87年よりNIFTY-Serveでモータースポーツ情報を発信するオートレーシング・フォーラムを主宰し、2004年には第1回モータースポーツ大賞を受賞。1996~2008年まで、米国のインディカーシリーズとインディ500のテレビ解説も担当した。1994年、菅谷充名義で小説の執筆活動を開始し、『漆黒の独立航空隊』(有楽出版社)で小説家デビュー。以後、モータースポーツ小説、架空戦記小説を中心に60作以上を発表。2011年、60歳で早稲田大学大学院人間科学研究科修士課程を修了し、2013年より京都精華大学マンガ学部教授。
  • 漆黒の独立航空隊(3)
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    独立航空義勇軍・天狼(シリウス)部隊の活躍により、原子力発電所への攻撃は未然に防がれた。この許容しがたい暴挙に出たロシア連邦に対して、ついに国連が多国籍軍の出動を承認。日米両軍が極東地域に上陸を敢行することになった。天狼部隊も米軍の協力で給油体制を整え、ロシア内陸部への出撃を開始する。追いつめられたロシアのミヤリノフ大統領は、ついに戦術核ミサイルの使用を命令した……!  独立航空義勇軍・天狼部隊の活躍を描いた現代戦争シミュレーション、第3弾。第一部の完結篇。 ●菅谷 充(すがや・みつる) 1950年静岡県富士市生まれ。1971年『仮面ライダー』(原作・石ノ森章太郎)でマンガ家デビュー。代表作に第28回小学館漫画賞受賞作となった『ゲームセンターあらし』『こんにちはマイコン』など。1985年からパソコン通信を始め、87年よりNIFTY-Serveでモータースポーツ情報を発信するオートレーシング・フォーラムを主宰し、2004年には第1回モータースポーツ大賞を受賞。1996~2008年まで、米国のインディカーシリーズとインディ500のテレビ解説も担当した。1994年、菅谷充名義で小説の執筆活動を開始し、『漆黒の独立航空隊』(有楽出版社)で小説家デビュー。以後、モータースポーツ小説、架空戦記小説を中心に60作以上を発表。2011年、60歳で早稲田大学大学院人間科学研究科修士課程を修了し、2013年より京都精華大学マンガ学部教授。
  • 漆黒の独立航空隊(2)
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    独立航空義勇軍に新たな極秘指令が下された。最新鋭ステルス戦闘機「北斗」を擁する天狼(シリウス)部隊の活躍によって、ロシア連邦から独立した極東共和国だが、カムチャツカ州は依然ロシア連邦に属していた。そこで“背後の脅威”を除くため、天狼部隊にカムチャツカ攻撃指令が下されたのだ。それは州の山岳地帯に設けられたレーダー基地の殲滅だった。サハリンにあるユジノサハリンスク基地から六機の北斗が、霧のオホーツク上空を東へ向けて飛び立った。しかし狡猾なロシア軍の罠は地上からも忍び寄っていた……。  独立航空義勇軍・天狼部隊の活躍を描いた現代戦争シミュレーション、第2弾。 ●菅谷 充(すがや・みつる) 1950年静岡県富士市生まれ。1971年『仮面ライダー』(原作・石ノ森章太郎)でマンガ家デビュー。代表作に第28回小学館漫画賞受賞作となった『ゲームセンターあらし』『こんにちはマイコン』など。1985年からパソコン通信を始め、87年よりNIFTY-Serveでモータースポーツ情報を発信するオートレーシング・フォーラムを主宰し、2004年には第1回モータースポーツ大賞を受賞。1996~2008年まで、米国のインディカーシリーズとインディ500のテレビ解説も担当した。1994年、菅谷充名義で小説の執筆活動を開始し、『漆黒の独立航空隊』(有楽出版社)で小説家デビュー。以後、モータースポーツ小説、架空戦記小説を中心に60作以上を発表。2011年、60歳で早稲田大学大学院人間科学研究科修士課程を修了し、2013年より京都精華大学マンガ学部教授。
  • 漆黒の独立航空隊(1)
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    2010年5月、ロシアの極東地域に所属していた地方自治体が、「極東共和国」としてロシア連邦からの独立を宣言し、それを認めぬロシア連邦との間で独立戦争を開始した。ロシア軍の強力な攻撃にさらされる極東共和国。日本は、極東共和国を支援するため、航空自衛隊のエース・パイロットを集め、急遽「独立航空義勇軍・天狼(シリウス)」を組織した。そして、彼らが搭乗するのは、黒い電磁波吸収塗料に全身を包んだステルスタイプのジェット戦闘機「北斗」。北の大空でロシア空軍機との格闘戦が始まる……!  独立航空義勇軍・天狼部隊の活躍を描いた現代戦争シミュレーション、第1弾。 ●菅谷 充(すがや・みつる) 1950年静岡県富士市生まれ。1971年『仮面ライダー』(原作・石ノ森章太郎)でマンガ家デビュー。代表作に第28回小学館漫画賞受賞作となった『ゲームセンターあらし』『こんにちはマイコン』など。1985年からパソコン通信を始め、87年よりNIFTY-Serveでモータースポーツ情報を発信するオートレーシング・フォーラムを主宰し、2004年には第1回モータースポーツ大賞を受賞。1996~2008年まで、米国のインディカーシリーズとインディ500のテレビ解説も担当した。1994年、菅谷充名義で小説の執筆活動を開始し、『漆黒の独立航空隊』(有楽出版社)で小説家デビュー。以後、モータースポーツ小説、架空戦記小説を中心に60作以上を発表。2011年、60歳で早稲田大学大学院人間科学研究科修士課程を修了し、2013年より京都精華大学マンガ学部教授。
  • 異獣艦隊(1)蒼海の刺客
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    1942年、ミッドウェイ戦で正規空母四隻を失い、続くソロモン海戦においても多数の艦艇を失った日本軍は、ガダルカナル島の陸軍の敗退も相まって、窮地に追い詰められつつあった。勢いに乗る米軍はガルヴァナック作戦を発動。中部太平洋でそれを迎え撃つ日本軍の敗戦は島嶼でも続き、戦局はさらに悪化していった。そんな折、海軍軍令部第三課(軍備・兵器担当)でひそかに進められていた秘策は生物兵器を用いた反攻作戦。それは爆雷を背負わせた海棲哺乳類を敵艦に特攻させるというものだった。軍上層部の了承を得た作戦は「マルゲイ」という符号を与えられ実現に動き出す。菊水部隊と命名されギルバート諸島に出撃した秘密艦隊は、タラワに攻め寄せる米海兵隊撃滅に成功。決戦の地をマリアナ沖に定めた連合艦隊は菊水部隊と共同し、米機動部隊との総力戦に挑んだ。書下ろし長編戦記シミュレーション。
  • 時空戦艦「大和」超第三帝国を撃滅せよ(1)
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    「日本沈没を救う」という大命を果たした「大和」は1945年から2015年の世界へタイムスリップし、横須賀のドックで大々的な修理・艤装が行なわれ元の世界へ帰る準備を整えていた。「大和」とともにタイムスリップした科学者・朝永振一郎は神田のさびれた古書店で「我が闘争2」と金打ちで表題された本を手にいれた。その本では世界はナチス第三帝国の版図に組み入れられており、日本は沖縄だけを残して細々と生き残っているという。その記述が事実であることを裏付ける事件が起きた。足尾銅山の廃鉱を基地とするネオナチの集団が暴動を起こし、警察・自衛隊と戦闘を開始したのである。さらに銅山の廃鉱にタイムゲートが出現、ドイツ戦闘機メッサーシュミットが続々と飛来し、日本陸軍の戦闘機と空戦を展開するのだった。さらに中禅寺湖には未来からのタイムゲートが出現、原子爆弾が投下され日本は大混乱に陥った。「大和」は時空の歪みをただし世界を元に戻すべく、再び1945年の世界へと旅立って行くのだった。
  • 絶対国防圏を死守せよ!(1)
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    第4艦隊の司令長官になったばかりの小沢治三郎中将に、東京空襲を成功させ帰還途中の米機動部隊追撃の指令が下った。軍令部による人事異動が原因で、南洋における作戦を変更、急遽日程を繰り上げ日本への帰路についていたのだ。小沢中将は瑞鶴・翔鶴の5航戦、大鷹・龍驤の4航戦および妙高型重巡3隻の第5戦隊を率いてホーネット、エンタープライズを率いるハルゼー機動部隊を追跡する。一方、ハワイ凱旋を目指すハルゼーだが、燃料補給のためミッドウェイに寄港することに。ここに、日米機動部隊が激突、熾烈な空母同士の戦いが始まった! ●高貫布士(たかぬき・のぶひと) 1956年生まれ。神奈川県出身。和光大学人文学部芸術学科卒業。学生時代より軍事評論家・小山内宏氏、航空評論家・青木日出雄氏らが創設した「軍事学セミナー」で軍事学を修得。出版社勤務を経て、現在は軍事アナリスト兼作家として活躍する。『図解・ドイツ装甲師団』『大日本帝国海兵隊戦記』シリーズなど、ノンフィクション、小説の著書多数。
  • 連合艦隊、ミッドウェー陽動作戦発令(1)
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    陸軍の反対でミッドウェー作戦の変更を余儀なくされた山本五十六は、米内大将と協議、陽動作戦であったアリューシャン方面を主戦場とし、アラスカ攻略を最終目標に決めた。南太平洋の島々よりも直接米本土を攻撃したほうが、ルーズベルトへの圧力は強まると判断したのだ。陸軍も積極的に上陸部隊を編成するという。また、以前よりドイツから要請されていた援ソ軍需物資のベーリング海ルートを潰すこともできる。だが、アラスカ上陸の川口支隊を援護する第21戦隊に、米海軍の第8任務隊が迫っていた……。 ●高貫布士(たかぬき・のぶひと) 1956年生まれ。神奈川県出身。和光大学人文学部芸術学科卒業。学生時代より軍事評論家・小山内宏氏、航空評論家・青木日出雄氏らが創設した「軍事学セミナー」で軍事学を修得。出版社勤務を経て、現在は軍事アナリスト兼作家として活躍する。『図解・ドイツ装甲師団』『大日本帝国海兵隊戦記』シリーズなど、ノンフィクション、小説の著書多数。
  • 独立愚連艦隊 空母陸奥ミッドウェイに参戦す!
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    空母陸奥とはみ出し野郎たち!!数奇な運命をへて空母に改装された『陸奥』。山本長官の密命によりミッドウェイに出撃するが、任務は囮。だが、愚連艦隊と恐れられる猛者たちが、そんな任務を黙って受け容れるわけがない。奇襲得意の大官寺少将に率いられ、激闘続くミッドウェイ海域に幾多の波乱を巻き起こす!!
  • 北朝鮮日本侵略 第一部 恐怖のミサイル攻撃
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    巨人・阪神戦で超満員の東京ドームが宗教集団を名乗るテロリストに占拠された!!また、会期中の国会議事堂に猛毒のVXガス弾が撃ち込まれた!!大パニックに陥った帝都東京に恐怖が走る。それは、時あたかもノストラダムスが予言した1999年7月のことである。が、それらの事件は単なる前兆にしかすぎなかった。とき同じくして朝鮮半島では、北朝鮮軍が南進してソウルを陥落せしめ、ノドン、テポドンのミサイルの矛先が日本に向けられていたのである。ターゲットは原子力発電所。第二の広島、長崎を阻止すべく、憲法第9条に縛られていた陸海空の自衛隊が、ついに立ち上がった!!シミュレーション小説の寵児・霧島那智が満を持して放つ恐怖の近未来戦記ここに登場。
  • FX帰還せず
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    航空自衛隊の飛行実験開発団に籍を置く井塚眞は、次期主力戦闘機FXの退屈なテスト飛行に嫌気がさし、酒に溺れる毎日を送っていた。そんな折、韓国、北朝鮮の統一によってできた国「チョソン」で旧北朝鮮将校のクーデターが発生、現地の米軍基地が攻撃を受ける。さらに偵察隊の機体カメラからノドンミサイルの半島南岸への配備が確認され、日本全体が射程内に入ったとの見方が強まった。ミサイル基地爆撃の作戦命令を受けた井塚は、未知数の戦闘機・FXに乗り込むが……。 ●青山智樹(あおやま・ともき) 1960年、東京都武蔵野市生まれ。学生の頃より同人誌『宇宙塵』に参加。東海大学理学部物理学科卒業後、高等学校に理科教師として勤務。1992年、長編SF『赤き戦火の惑星』(勁文社)で商業デビュー。『合体戦艦「富士山」出撃!』(有楽出版社)、『蒼穹の海鷲』(アスキー)等、シミュレーション戦記を中心に執筆する。その他にも『零戦の操縦』(アスペクト)、『自分でつくるうまい!海軍めし』(経済界)、『世界一わかりやすい放射能の本当の話』(宝島社)等、ミリタリー関連書籍など著書・共著多数。
  • 超雷爆撃機「流星改」 (1) 独逸からの贈り物!
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    すべては「二式飛行艇をドイツで造れないか?」という井上成美航空本部長の発想から始まった。 これが実現し、フォッケウルフ社のタルト・タンク技師がドイツ製・二式飛行艇に乗って来日。彼の提言によって、井上と和田操空技廠長は新型機の開発を一から見直し、二式艦上“雷爆撃機”を完成させる。 南雲機動部隊の空母4隻は同機を搭載してミッドウェイ戦へ出撃、雷爆撃機の有用性が認識される。だが、決定的な勝利を得られず、500kg爆弾による急降下爆撃がどうしても必要だった。 そして南太平洋海戦で、ついに新型雷爆撃機「流星」が登場。同機は空母「エンタープライズ」へ襲い掛かり、華々しい初陣を飾るのだった! 雷爆撃機の威力を壮大に描く期待の新シリーズ、開幕!!
  • 連合艦隊 大反攻~新・太平洋戦記3~
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    山本五十六長官は、「加賀」「飛龍」「蒼龍」を率いて大反攻に出た。総力を挙げた日・米両国兵士の激闘の末、ミッドウェイはついに日本軍の手に落ちた。二カ月後、アメリカ軍は大艦隊を組んでガダルカナル、ツラギに攻め込んだ。日本軍は、「鳥海」を先頭にした第八艦隊が駆け付け、ここに凄絶なるソロモン海海戦の幕は切って落とされた! 天王山となる死闘の第三巻。
  • 連合艦隊 大進撃~新・太平洋戦記2~
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    日本軍は勝利の美酒に酔いすぎていた。猛将・フレッチャー少将の米機動部隊は深い手傷を負いながらも猛反撃し、サンゴ海海戦は壮絶なる相打ちで終わった。ついでミッドウェイ決戦では山本五十六長官座乗の大和を先頭に、連合艦隊は総力戦に突入。だが、兵装転換にミスをした連合艦隊は、赤城を始め各艦に甚大な被害を受けた……。著者入魂の海戦大作第二巻。
  • 平成の紫電改局地戦闘機
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    昭和20年、B29迎撃に飛び立った紫電改4機が、現代にタイムスリップした。新たな敵は、SVLF(南沙義勇解放軍)だ! アジアの火種・スプラトリー諸島を舞台に描かれる迫真の戦闘シーン! 世界の政治・軍事情勢に精通した著者が、“今”を冷静に分析し、大胆にシミュレート! これは、もはや、フィクションの世界のことだけではない。
  • 皇国の連合艦隊(1)昭和維新成就
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    昭和11年2月26日、雪の帝都に軍靴が響いた。世に言う2・26事件の始まりである。権勢をほしいままにする君側の奸を討たんとする、青年将校達の決意は固かった。彼らの苦悩はこの決起が否応なく天皇の統帥権を犯すことにあったが、北一輝門下の俊英の知謀により、その恐れも消えていった。これにより天皇親政による大日本皇国が誕生し、新たな国家に生まれ変わる。軍閥・財閥は解体され、陸軍の大幅縮小、海軍の大改革が進み航空兵力中心の世界でも類例を見ない軍隊が完成しつつあった。それから5年、ドイツとの直接対決を望むアメリカ政府は、皇国に無理難題を押し付けることで、戦火を世界中に拡大しようと目論んだ。ルーズベルト大統領の挑発に皇国は国家存亡の危機に立たされ、遂に対米開戦を決意、着々と準備がなされる。宣戦布告を控え敵戦略を読み尽くした作戦が練られる…。新生なった皇国が挑むアメリカ巨大艦隊。果たして戦火の行方はいかに!?壮大な規模で描く戦争シミュレーションが戦端を開く。
  • 超時空戦艦「大和」(1)大反撃!レイテ湾突入!!
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    2004年、北朝鮮の実験発射したノドン二号が制御に失敗、美浜原発に着弾した。日朝間は一気に緊迫。自衛隊は臨戦態勢をとったものの米軍は動かず、一触即発の危機は直前で回避された。緊張も解けぬ中、九州沖合に突如正体不明の軍艦が出現した。政府は謎の軍艦に接触。結果、艦は突入直前のレイテ湾からタイムスリップしてきた『大和』であることが判明した。政府との極秘会談の結果、太平洋戦争の悲惨な結末を知った栗田司令長官らは、過去に戻り再び米軍と戦うことを決意する。『大和』が再び時空を超えることができるのは太陽の磁気嵐が最大になる一年後。だが一方、栗田にはもう一つの決意があった。それは北の脅威を除くため、かの国の初代最高指導者を抹殺することだった…。最新兵器を装備した栗田艦隊、レイテの雪辱なるか?そして北潜入作戦は?書下し新シリーズ第一弾。
  • 超時空大戦 イージス艦「やまと」真珠湾奇襲
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    極東映画の社運を賭けた超大作映画『太平洋、紅に染まる時』が公開された。吹雪が吹き荒れる単冠湾を、空母「赤城」をはじめとする南雲機動部隊が粛々と出撃してゆく。聞こえてくるのは、風音と波涛の砕け散る音、そして軍艦のエンジン音だけ。徹底的にリアリズムを追求した迫力映像に圧倒される観客たち。しかし、この映画には、誰にもいえない秘密があった。極東映画グループ会長の大森玄人は、映画の構想を伊豆の幻島「幻影島」の別荘で練ることにしていた。台風の吹き荒れるある晩、大森会長の前にドクター・トーマスと名のる謎の白髪の老人が現われる。驚くべきことに彼はタイムマシンに乗ってやってきたという。当時製作中だった『太平洋、紅に染まる時』が不慮の大事故に見舞われ撮影中止の危機に追いこまれるが、大森会長は起死回生の秘策を思いつく…。
  • 時空特攻戦艦大和 太平洋完全制覇
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    昭和20年4月6日、沖縄特攻に向かう大和の艦橋で伊藤整一中将は暗澹たる思いだった。思えば二年数カ月前、ミッドウェーでの失策で大敗を喫して以来、帝国海軍は敗戦の連続で凋落の一途を辿り、その結果が今回の片道特攻となったのだ。濃霧の中を進む第二艦隊は、突如現れた米航空隊に攻撃を受ける。倍増された高角砲で敵機を殲滅した大和だが、その時すでに艦隊は、昭和17年のミッドウェーに移動していたのだ。史実と異なり、第一艦空艦隊の前に出ていた大和は米機動部隊を補足し、敵正規空母二隻を轟沈。さらにミッドウェー環礁の上陸占領に成功した。伊藤は、居並ぶ先任提督達を前に悲惨な終末を迎えつつある史実を告げ、戦局を打破するための秘策を考案。米国がその工業力をもって挽回に出る前に彼らを本土西海岸まで追い返し、太平洋を完全制覇するべく、昨戦を発動するが…。
  • 皇軍の艦隊(1)電撃五航戦
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    昭和11年、陸軍皇道派青年将校らによって起こされた二・二六事件。だがこの反乱は昭和天皇に、自らを利用しようとする軍の暴走を阻止することを決意させた。大権の発動によって、日本は満州国の自立を認め、中国においては蒋介石との講和を目指すことになったのだ。一方、この方針転換によって不利益を被ると考え、対日戦争開始のチャンスを虎視眈々と狙う合衆国だったが、突如ハワイ島を襲った天変地異によって、真珠湾の太平洋艦隊が大打撃を受けてしまう。太平洋における戦力低下に焦った米大統領は、先手をとるべく連合艦隊の進出するトラック環礁を奇襲。ついに太平洋戦争が勃発したのだ。米海軍は五航戦の反撃によって空母を喪失。帝国海軍はこの機に乗じて、トラック基地からさらなる南進を目論む。だが、珊瑚海に進撃した五航戦を待ち受けていたのは、いないはずの米空母から発進した艦載機の怒涛の反撃だった。
  • 漂流自衛隊(1)起動編
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    1941年12月、日本海軍は世界史上初の赤城を旗艦とする空母機動部隊を編成して真珠湾のアメリカ海軍基地を奇襲攻撃して壊滅させた。それから数十年の後、海上自衛隊に最新鋭ヘリ空母あかぎが就役した。あかぎ以下8隻の護衛艦と補給艦、潜水艦は、リムパック(環太平洋合同演習)に参加すべく、ミッドウェイ海域へとおもむいた。そこで彼らを待ち受けていたのは説明不可能な異変だった。リムパックに参加しているはずの他国海軍艦艇と連絡不能になり、あかぎ以下のコンピュータのクロックが狂い始め、なんと1942年を示しているのだった!?さらにイージス艦がとらえた艦影は、ミッドウェイ攻略に向かう南雲忠一司令長官率いる第一機動部隊だった。ここに新旧二隻の「赤城」が対面することになった。果たして海上自衛隊と南雲機動部隊の合同作戦は、歴史を改変することができるのか!?今まさに、時間の壁を突き抜けて日米決戦が繰り広げられようとしていた…。鬼才・砧大蔵が連合艦隊と自衛隊に深い愛情をこめて謳いあげるスーパーリアルなタイムスリップ・シミュレーション戦記の傑作。
  • 五月の蛍
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    特攻隊と共に戦った「もうひとつの蛍」の物語――。 「神風」にただ一人異議を唱えた29歳の若きリーダー美濃部正少佐。 伝説の夜襲攻撃隊「芙蓉部隊」を率いて終戦まで命をかけて戦い抜き米軍を震え上がらせた。 誰もが冷静な判断力を失う窮地にあって、しなやかな理性と、揺るぎない信念に基づき、愛するもののために戦った美濃部少佐。 上官に意見することが罪に問われた時代、 「特攻」に異を唱えた彼の人間性と勇気ある生き方を主軸に、芙蓉部隊の隊員たちと彼らの基地を支えた人々、そして、母や妻との愛や絆を描くノンフィクション。 「真に生きる」ために、「死を覚悟して」戦った彼らの人生を前にして、現代の私たちは、この一度きりの人生をどう生きるのか。 生きるとは何か、真の愛とは何か、日本人の誇りをいかに貫くか、を問いかけるノンフィクション!
  • 大日本自衛軍
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    世界中で同時多発的に起こる戦争、紛争、テロ…。東アジアでは、フィリピンと台湾が武力衝突し、東南アジアでは、ベトナム、カンボジア、タイ、ラオスなどが入り混じる大規模紛争が惹起する。アフリカの小国同士の水争いが、空中ミサイル戦にまで発展し、南米では、ブラジル・アルゼンチンの歴史的確執がとうとう血みどろの報復戦となった。押さえの要となるべきアメリカやロシアは、経済不況や国内政情不安のせいで、もはや、世界秩序を維持する力を失ってしまっている。そのすべての混乱の因となったのは、突如モンゴルに現れ、反乱勢力をまとめ上げて中国に武力侵攻する謎の指導者―時空を超えて降臨した、チンギス・ハンの存在であった。この世界滅亡の危機の中、自衛隊から生まれ変わった日本自衛軍に、人類最後の希望が託されるのだが…。奇才・野島好夫が贈る、渾身の近未来架空戦記。
  • 激突!日米太平洋海戦1942(1)二つの国連――連盟 vs 連合の対決
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    1937(昭12)年、国際連盟を脱退した日本は、イギリス、フランスなどと組んで国際連合を創設した。ここに世界は、アメリカを中心とする連盟と、日英仏を中核とする連合の対決の構図となってしまった。それから5年後、アメリカは世界の盟主として、発展を続けるドイツに侵攻し、占領、支配するなど横暴を極めた。そして遂に日本が信託統治する内南洋の島々を手離すように要求し、艦隊を派遣してきたのである。1942(昭17)年、緒戦はアメリカ太平洋艦隊の全力出撃に、戦力を小出しにした日本軍の完敗だった。これに懲りた日本は、連合艦隊の総力をあげて出撃した。しかし、最前線で連合艦隊を待ち受けていたのは、空母グラーフ・ツェッペリンや戦艦ティルピッツを中心とするドイツ海軍だった。果たして日本に勝機はあるのか?国際政治と軍事力、ふたつの要素を取り込んだ戦記シミュレーション。新機軸満載の迫力、戦闘シーンは読者の度肝を抜く。

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