講談社X文庫ホワイトハートの検索結果
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ペパーミント・ツアー
〈小ばと観光〉唯一の新人男性バスガイドとして悪戦苦闘する日々を送っている奥菜充希。一人前のガイドを目指す充希が乗車するツアーにかぎって、不思議といつもトラブルばかり起こるのだ。そんな旅先で、充希は老舗旅館の若旦那に救われる。気さくで優しい彼に次第に惹かれていくのだが……。恋する子犬系バスガイドのハイウェイ・ラブ。 -
インペリアルスイート
グランディアプラザ・ホテルズの後継者である神崎透真は、世界屈指の最高級ホテル〈ワールド・アクアポリス〉日本オープン記念パーティに招かれる。そこで〈アクアポリス〉の若き経営者エリオットから、居丈高な態度を示された透真はひどく憤慨するが、後日、自らのホテルに貴賓扱いで彼を迎えることになり……。王子と御曹司。一歩も引かない二人のプリンスの激突スイート・ラブ! -
蔦蔓奇談
「できるだけ早く、帰ってきますね」――ひとりは、さびしいから。そう言って、微笑(わら)って父のもとに出かけていった敏生の、なつかしい、可憐な姿。――冷たい父だった、という。優しい言葉ひとつ、かけてもらえなかったという。けれど、死期が迫ったとき、彼は突然、息子に言ってきたのだ。会いたい――と。(……何か、胸騒ぎがする……)天本の予感は、まさに的中しようとしていた! -
天翔る鳥のように
ここから一歩外に出たら、僕たちは異端だよ。姉さん、俺にこの人をくれよ。――匡之の舌が、自分の指に滲んだ血をなめ取る感触に、音也は目尻を紅く染めながら眉を顰める。「……僕の、血が」呟きながら見上げれば、匡之は確かな欲情のこもった瞳で、音也の顔を見つめていた。(僕らは二人とも、お互いを欲しがっている……) -
午前0時・愛の囁き
葵鳳銀行に勤めて2年目の藤芝遼太郎は、同じ営業課の椿本崇と付き合っていた。そこに飛び込んできた、林グループ銀行業進出のニュース。やがて行内には、藤芝がその新たな銀行へ移るという噂が流れ、彼を精神的に追い詰める。「おまえを手に入れるためなら、俺はなんだってやる!」林グループの御曹司・林秀幸は、藤芝への思いを諦めず、ついに強引な手段に出て――。 -
8時50分・愛の決戦
葵銀行と鳳銀行が合併することになってしまった。そのうえ、なぜかあの林が、藤芝たちと同じ支店に異動してきたのだ。ことあるごとに椿本とのあいだを邪魔する林に、気の休まらない藤芝。「おまえは健気だよな。椿本さんは浮気してるっていうのにさ」林のそんな台詞もまともにとりあわなかった藤芝だが、否定しきれない決定的な場面を見せつけられて――。 -
5時10分から恋のレッスン
「言っただろう、これはお仕置きだって」椿本さんは、俺の胸についた赤い印を忌ま忌ましそうに睨んでいた。入行1年目の藤芝に任された取引先が、突然業績不振に陥った。その原因が林グループにあると聞き、直接林に怒りをぶつける藤芝。親父に口を利いてやる――協力的な姿勢を見せる林の言葉で、すべてが解決に向かうと喜んだのも束の間、ある条件を求められ……。 -
3時から恋をする
「――藤芝。やっぱり駄目だ」椿本さんの切羽詰まった声――そこに秘められた何かが、俺に危険信号を送っていた。葵銀行新宿支店に配属された新人の藤芝遼太郎は、目つきの鋭い椿本崇に、マンツーマンで指導を受けることになった。その彼から、歓迎会で突然キスをされた藤芝は……。駆け出し銀行員のさまざまな苦悩を描く、トラブル・ラブ・ロマンス! -
夜啼姫神 斎姫繚乱
長和5年(1016年)初秋。内に火龍が棲みついてしまった義明。その火龍がいつ義明を支配してしまうか不安な宮。一方、夜な夜な啼く怪鳥を怖がる幼帝は体調を崩す。心配する祖父の道長は、宮の企みかと疑い、香久夜にそそのかされ宮を暗殺しようとする。宮の危険を感じた義明は怒りのまま火龍となり……。荒れ狂う火龍の中に義明を見た宮の決断は(講談社X文庫ホワイトハート)。 -
神威天想 斎姫繚乱
寛仁2年(1018年)。<神の子>としての使命を終えたと自覚した宮は、望んで義明と結ばれ、神としての能力(ちから)を失った。これからは穏やかで、平凡だけど満ち足りた生活ができる、そう思っていた矢先、義明は宮の式神が火華鬼に使役されていることを知る。単身、火華鬼に挑んだ義明は生命(いのち)を……。宮を護ると言ったあの約束は!? 感動の最終章(講談社X文庫ホワイトハート)。 -
紅蓮瞠目 斎姫繚乱
長和5年(1016年)晩秋。怒りで感情が高ぶると体躯(からだ)の内の火龍が表に現れてしまう義明は、重家の誘いで修行のため山に籠る。一方、宮は義明の留守中に朱雀丸が持ってきた伝説の『仏の鉢』を見せてもらう。その後、日に日に元気がなくなり痩せていく宮。山から戻った義明はそんな宮の姿に愕然とする。呪詛? いったい誰が宮を呪っているのか(講談社X文庫ホワイトハート)。 -
歳星天経 斎姫繚乱
長和4年(1015年)暮れ。義明の魂を封印している龍の宝珠が動いた! 帝位を呼び寄せるといわれる龍を復活させ、敦康親王を新東宮にという香久夜(かくや)の企みであれば、阻止しなければと思う反面、宝珠の封印が解ければ義明の記憶も戻るのではと期待してしまう宮だったが……。火龍は復活、親王を襲う!親王をかばった義明は火龍と一体化。宮は義明ごと倒す覚悟を決めるのだが(講談社X文庫ホワイトハート)。 -
翡翠の旋律
辰国の王女だった咲凛(しょうりん)は、父である国王を陥れる謀略にはまり、母・妹とともに幼くして放逐される。母も亡くし、妹を守って異国で平民として必死で生き抜き、ようやく琵琶の演奏者として穏やかな暮らしにたどりついた。そんなある日、咲凛の仕事場に壮絶な美貌の謎の男が現れる。曲を所望し、一晩中聞いては去っていくその男は、ある夜・・・!? -
現人奇談
精霊の血を継ぐ少年・琴平敏生と、売れっ子作家にして追儺師の天本森は、霊障を祓うために各地に赴きながらも、平穏な日々を送っていた。ある日、「君への贈り物だ」と天本が敏生に差し出したのは、先日亡くなった敏生の絵の師匠・高津園子のスケッチブック。そこには、園子が生前果たせなかった、ある願いが託されていた。ふたりは九州の天草を目指し、少女と出会うのだが……。 -
月下の楽園
『山の神』『犬神』。そう呼ばれる一族がいた。人として生まれながら、自在に獣の姿へと転化する異形の者。代々暗殺を生業とする闇の種族。山神北斗もその一人であった。命令のままに人を殺める生き方に疑問を感じながら『仕事』を続ける北斗だったが、囚われの少年・薫との出会いは彼の心に微妙な変化をもたらす。しかし、過酷な運命が2人に迫っていて……。 -
血の刻
平凡な高校教師・大友上総は、夜の公園で暴漢に襲われたところを、見知らぬ青年に助けられる。その青年の名は、剣出雲(つるぎいずも)。なぜか上総を『わが親愛なる王』と呼び、まるで昔から知っていたかのような態度を見せる出雲に、警戒心を覚えながらも心を惹かれていく上総だったが……。上総は古代の王の生まれ変わりなのか? 時空を超える運命の歯車が今、回り始める! -
怠惰な情熱
芸能界期待の若手俳優、鮎川和弥と兵頭瑛。恵まれた家庭に育ち、天真爛漫で屈託のない瑛とは反対に、周囲に明らかにできない過去の秘密を持つ和弥。そんな瑛に惹かれ、片思いを続けていた和弥のもとへ、過去にかかわりのある男が突然現れる。カメラマンとしてしばらく海外で活動していた男が帰国した理由は、和弥を自分のものにするためだった。男との関係を瑛に知られたくない和弥だが……。 -
海月奇談
「それから……、滑り台の近くに、これが」。そう言って敏生(としき)の差しだした物を見た瞬間、胃の捻れるような感覚が天本を襲った。それは河合の丸眼鏡だった。無惨にひびの走った薄いレンズ。まるで河合自身の身に同じことが起きたとでもいうかのように。事実、河合に同行していた早川は、重傷で倒れているところを発見されていた。だが、これは発端にすぎなかった。さらに怖ろしい出来事が天本を待ちうけていた……。 -
惑いの鳥籠 ~身分違いの恋人~
貧しい家に生まれたエミーネは、エルトゥールル帝国の後宮で皇太后に仕える女官。美しいと評判の姉の代わりに後宮へと差し出されて以来、コンプレックスを持ち、煌びやかな後宮で常に目立たぬようにふるまってきた。新帝の即位を祝う宴で、ラレンデ君侯の世子バヤジットから皇太后の情報を教えてほしいと頼まれる。彼の大胆さに驚くエミーネだが、後宮を一生出られないという絶望の中、バヤジットの間者となる決心をする! -
隠された皇女 ~法官と秘めたる誓い~
エルトゥールル帝国の田舎町に暮らす少女ハディージェは医師見習い。訳あって帝都の名門カラハリル家を訪ね、そこでプライドの高い若き法官アスラーンに出会うことに。互いに第一印象は最悪。だが、亡くなった父同士がふたりの婚約を約束していたことが発覚する。婚約解消を条件にアスラーンの協力をとりつけ、ハディージェはアスラーンとともに故郷に向かうが、思わぬ事態に捲き込まれることに! -
薔薇の虜 闇夜に花嵐
「いつまで俺にお預けを食らわせるつもりだ?」成己組の企業舎弟であり凄腕の事業家でもある高月は、中国マフィアの若き幹部・葉に恋をしていた。華やかな美貌の持ち主であり、冷酷な一面を持つ葉は、権力を争う家族関係ゆえに人に心を許さずに生きてきた。しかし、高月の熱烈な好意を知るうちに、少しずつ変化が現れつつあった。そんなとき、高月は葉が異母兄の祭徳王に狙われていると知り!? -
闇夜に花嵐 美しすぎる男
「馬鹿ですね、あなた」 挑発的に嘲るように言われながらも、高月喬士は神楽葉に惹かれずにはいられなかった。たとえ、大火傷をするとわかっていても……。漆黒の髪に白い肌、人形のような美貌を持ち、チャイニーズマフィアの若き幹部でもある葉と、いくつもの会社を経営する経済ヤクザの高月。恋よりも熱く、愛よりも激しく、男たちの闘いが始まった!! -
秘め事少女
「ごめんね。ちゃんとした恋ができなくて」誰にも知られちゃいけない秘め事を抱えて暮らす少女・井上沙耶。憧れの先輩で、人を惑わせる雰囲気と端整な容姿を持つ、水谷歩。彼もまた秘密を抱える少年だった。知られたくない秘密だけど、誰かに気づいてほしい! 寂しさと愛しさと憎しみの間で、ふたりの恋は生まれる! 佐原ミズの瑞々しい少女のイラストで贈る新感覚ストーリー。 -
ドリーミング ガールズ!
無法地帯シークレット・ガーデンで仲間たちと暮らす少年ユキノジョウは、街で不思議な少女を見かける。カラーコーンを被り、包帯で上半身をぐるぐる巻きにして、執事を従えた魔女ルックの少女だ。非日常が日常の街で育ったユキノジョウは見なかったことにするのだが、ある日、仲間で同居人でもあるハイドが自称魔女の少女を拾ってきて!! -
帝都万華鏡
舞台は大正に元号が変わった頃の帝都。給費生として一高に入学した石木琢馬は、桜の下で出逢った美しい青年――高市京介に、かつてない感情を抱いていた。放課後、自作の詩をしたためた雑記帳を忘れてきた琢馬は、あわてて教室に駆け戻る。そこで雑記帳を読んでいたのは、あの京介だった――。やがて詩人と編集者となる二人の関係を、濃艶かつエロティックな文体で描いた異色のデビュー作。栗本薫氏、大絶賛! -
恋に至るまでの第一歩
名門男子校の修林学園に勤める崎谷瞬は、新入生の中にかつて家庭教師として教えていた少年の姿を認め、激しく動揺する。母を亡くし、広い屋敷で孤独に過ごす少年が初めて瞬に出会ったのは、中学2年生に上がる年の春休みのことだった。美しい黒曜石の瞳を持つ瞬の笑顔は、やがて少年の中で特別な存在になる。だが、人懐こくて無邪気な年上の瞬に、彼がとった行動はあまりに性急で――。 -
ヤヌスの末裔
レンタルビデオ店で偶然出会った男は、謎かけのような言葉を口にした。なぜかその男と関係を持ってしまう佑。高校に入って間もない加賀佑は、初めて見た生徒会長の克哉をその男と勘違いするのだが、彼が男の双子の弟であることを知らされる。男とつきあいながらも、佑の心はしだいに克哉に傾いていく。ところが彼らには、佑の知らない秘密が隠されていて――。 -
ワルプルギスの夜に啼く
「本当に血が繋がってたとしても、俺は国塚さんをあきらめることなんてできなかった。あの人以外はいらない。だから、お願いだから国塚さんのこと、俺から取らないでよ!」 聞いている方の胸が痛くなるような切ない懇願に、丹野は咄嗟に答える言葉もなかった。自分は、嫉妬しているのかもしれない……。俳優として活躍する丹野にとって、まだ子どものような静流を騙すことなど、簡単だった。――嘘は得意だ。 -
世界で一番可愛いあの子
「和也、君を僕の妻に迎える。君は誰よりも幸せな花嫁だ」世界で一番不思議な高校生・水野和也は、母方に脈々と受け継がれた特殊な能力により、男子高校生でありながら、ときに美少女に変身することがある。そしてまた、小田切真澄という男の婚約者がいたりもする。男同士で結婚なんかできるものか!! そう叫んでた和也だが、ある日、どんでもない変化が身体に現れてしまう。愛が呼ぶのは嵐か、それとも……!? -
蘭契の花嫁 綺羅纏絡
「立派な武将になったら……」「ふさわしい女人になって待ってる……」。幼い日に結婚を約束した士蘭と華羅。だが、心待ちにしていたその日を目前に、華羅は従姉妹の身がわりで、斤王、柴蘭涼へ嫁がされる。女は美しい政略の道具としか思っていない蘭涼に、美しい人形ではない! と華羅は反発、寵愛を拒否する。2年で斤国に利益をもたらせば、士蘭の元に返すと言う蘭涼の言葉を信じ、華羅の計略が始まる!! -
孤峰の花嫁 霞彩包懐
親をなくし、明国の小さな村でひとり暮らす潤霞は、ある日、森で傷を負った男を助ける。彼はこの国の王 雪峰だった。この時から潤霞の人生は一変。見初められ後宮へ誘われた娘は、瞬く間に寵妃へと昇りつめる。しかし、そんななか、王が自分を慈しむ理由を知ることとなり苦悩する潤霞――私は、最愛の人の身代わりなのか――と。絆をなくした二人、その愛の行方は? 森崎朝香の真骨頂。純愛物語がここに幕を開ける!! -
翔佯の花嫁 片月放浪
和睦の証として、隣国の閃王・巴翔鳳のもとへ嫁ぐ瓔国公主・香月。だがそれは、母の命を奪った王への復讐を果たすためだった。しかし、その日のために研鑽を重ねた暗殺はあえなく失敗。捕らえられた香月に王は言う、「君は殺さない」と。――その目的は、いったい何なのか? そして、愛と憎しみの狭間で揺れながらも、次第に王への想いを深めてゆく香月の、新たなる決意とは!? -
ハーレム・ナイト 瑠璃色の王冠
林商事に勤める高垣圭一は、油田の採掘権入札のためサラフ王国の宮殿を訪れていた。煌びやかな世界に圧倒され、若く華やかな皇太子・アサドに戸惑いながらも、挨拶を無事にこなした圭一。ところが、なぜか帰国間際の空港で指名手配犯として引き止められてしまった! 王家の秘宝を盗んだ罪で拘束された圭一が、無理やり連れて行かれた場所は……! -
精霊の乙女ルベト
攫われた恋人を救うため、少女は一人、東を目指す。 -
公爵夫妻の面倒な事情
ノエルは画家見習いの少女。王家お抱えの画家だったという父を捜すため、自分も宮廷画家になることが夢だ。でも、宮廷画家は男しかなれない花形職業……。性別詐称は厳罰と知りつつも、ノエルは男の姿で画家を目指すが、仕事先で出会ったひきこもり公爵リュシアンに、女であることがバレてしまう! そこで秘密を守るのと引き替えに提示されたのは、リュシアンの花嫁になり仮面夫婦生活を送るという条件で……!? -
幻獣王の心臓
十七歳の西園寺颯介は、右目が青で左目が緑というオッドアイの持ち主。「この世のあらゆる正邪を見破る」とされる特別な眼に惹かれ、人外の者が颯介に襲いかかる。そのときバケモノを蹴散らして現れたのは、一頭の美しい白虎。「彼」は十年前、颯介に奪われた自分の心臓を「今こそ返せ」と詰め寄るのだが……。変幻自在の幻獣王と、不可抗力でその相棒に据えられた男子高校生。相性最悪の退魔コンビ、ここに誕生! -
薔薇の乙女は秘密の扉を開ける
闘いのため大切な仲間を失い、《守護者》の昴と気持ちが すれ違い落ち込む莉杏は、父ブルーノに誘われマルタへ行く。幼い頃過ごした屋敷で暮らすうちに失っていた記憶が蘇ってくる。ある夜、突然現れた謎の存在のピエロに聖杯のかけらはドイツにあると言われ!? 強い絆で結ばれ、無条件で惹かれ合う《薔薇騎士》と《守護者》。けれど、唯一の《薔薇騎士》を選んだとき、《守護者》は証を失うかもしれず。 -
天使の囁き
右手の中指にある銀の指輪をシアオはいじった。同じような指輪をティエンもはめている。人間でなき者たち――二人の友情の証はこの指輪だ。20XX年、地球は核戦争の果てに疲弊の極みにあった。人間は“首都”に住むことで生き残っている。シアオやティエンたち“亜種”の力を借りて……。しかし、“革命”はその危ういバランスを一気に崩したのだ。「俺たちは何者なんだ?」――新世紀の幕開けを疾駆する少年たちのハイパーノベル!! -
星ノ記憶
静流は、カメラマンの国塚とともに、映画「月光の夜想曲」のイメージ写真集を撮影するため、北海道を訪れていた。写真集のモデルは、映画の主役を演じた桜井若葉と高沢勇気。だが、順調に進んでいたはずの撮影期間中、静流やスタッフの目の前で、若葉が突然倒れてしまった! 勇気と若葉、二人の出会いから9年。若葉の過去との対面が、目前に迫っていた――。 -
月光の夜想曲
かつてアイドルグループ「B-ing」のメンバーだった桜井若葉と高沢勇気は、映画「月光の夜想曲」で再び共演することが決定した。クランクインを前に、役づくりのためピアノの個人レッスンを受けるはめになる若葉。しかし勇気は、自殺未遂の経験があるというピアノの教師・里見を快く思ってはいなかった。そんなとき、若葉と勇気の暮らすマンションで、不可解なことが起こり始めて――。 -
ネメシスの微笑
星宮学園に突然現れた名門女子校のお嬢様。彼女が甲斐の婚約者だと知ってから、空は甲斐の気持ちを素直に信じることができなくなっていた。「空は、僕の反応が面白くて、からかっているだけなのか?」腹を立てたように表情を険しくした甲斐に楽々とベッドに押し倒されてしまい、空は悔しさに大きな目から涙を零した。「嫌だよ、甲斐。こんな無理やりなんて……」 -
僕らはオーパーツの夢を見る
高校に入学した市東空は、6年前に両親を亡くしてから兄の陸と2人暮らしをしていた。憧れの考古学研究部に入った空は、思わぬところで“学園のプリンス”天王寺甲斐に出会い、すっかり気に入られてしまう。一方、地上げ屋の嫌がらせに悩む陸は、大企業の息子である上条義隆のもとへ助けを求めに出向くのだが……!? 空と陸、整理のつかないそれぞれの想いが、やがて“場違いな恋”に生まれ変わる。 -
望月弥栄 斎姫繚乱
寛仁2年(1018年)。<神の子>としての能力(ちから)を持ち続けるため、夫、義明とは契りを結ばずに暮らしている宮だが、最近はなぜか寂しさを感じ始めていた。そんな折、神木に取り込まれた重家が発見される。愛しい長屋王の生まれ変わりが重家と知った<月の姫>香久夜(かくや)は、毎晩「神木=重家の魂」に寄り添っていた。その姿を見た宮の心も震えだす(講談社X文庫ホワイトハート)。 -
月魄霊鏡 斎姫繚乱
寛仁元年(1017年)師走。いつものように屋敷に帰った義明は、宮がまるで別人であることに驚く。自分は威子と名乗る宮(?)。藤原道長の繁栄を恨む火華鬼の企みで、帝に入内する予定の道長の娘、威子と魂を入れ替えられた宮は、威子の部屋で式神も使えず逃げ出せずにいたのだ。このままでは宮は後宮入りし、帝と同衾する? 義明は思い余り、邸に押し入り宮をさらうが(講談社X文庫ホワイトハート)。 -
龍楼月陰 斎姫繚乱
長和6年(1017年)秋。生命の欠片を奪われ、前にも増して儚げで消えてしまいそうな宮を心配する義明。体躯(からだ)に火龍を宿し、いつそれが暴れ出すかわからない義明が不安な宮。だが、長屋王の魂だけでも取り戻し夜の世界に持って帰ろうと画策する香久夜によって、義明の体躯は再び火龍に支配されてしまう。火龍になってもなお宮を護ろうとする義明だが(講談社X文庫ホワイトハート)。 -
華燭恋唄 斎姫繚乱
長和4年(1015年)初夏。相変わらず、記憶を封じられたままの義明(よしあきら)だったが、宮への愛しい想いはつのるばかりだった。一方、宮は香久夜(かくや)を悪しきモノと捉えていない義明に苛立ち、素直になれないでいた。そんな折、大納言頼通(よりみち)の子をなした召人(めしうど)が急死し、頼通も悪霊に取り憑かれた。子どもができない正妻の呪詛なのか(講談社X文庫ホワイトハート)。 -
マリアシリーズ
17世紀半ば、現在のドイツ地方は、300の国家が割拠した。その1つハルバーシュタット公国は、若き選定侯率いるブランデンブルクに、まさに落ちようとしている。令嬢の身代わりとして城に残った、宰相の娘マリアは、その夜、父を処刑した選定侯に14歳の体を奪われる。戦乱のヨーロッパを舞台に、愛と生きる道を必死に探る少女。息もつかせぬロマンス。第3回ホワイトハート大賞・佳作受賞。 -
眠る探偵
他人の『夢』を見るという特殊能力を持つ美貌の探偵・市羅木真音(いちらぎまおん)。東京都新宿区大久保、雑居ビルの4階に、美貌の眠る探偵・市羅木真音が働く探偵事務所はある。社員は探偵とその異父弟・不破隆(ふわたかし)、それに探偵の14歳になる娘・笑子(えみこ)が中心という小さな事務所だ。そこを訪れた女子高生からの依頼――母親に人形扱いされている弟をなんとかしてほしい。それが悪夢の始まりだった! -
人買奇談
「夢を……買うと申すか」深淵のような瞳の底で、妖しい微笑が揺らめいた。世にも美しい娘の姿は、黄金の光に包まれて、天女のそれに紛(まご)うかと思われた。だが、次の瞬間、天本と敏生の眼前で繰り広げられた光景。――それは信じがたいまでに恐ろしく、そして哀しいものだった……。精霊の血を継ぐ少年と、美貌の追儺師(ついなし)が術を駆使して、百鬼妖魔を討ち破る! 話題のネオ・オカルト・ノヴェル開幕! -
ゲノムの迷宮
遺伝子強化ワクチンを手に入れた人類は、地球を旅立ち、その版図を宇宙に広げていた。連邦の正規パイロットを目指していた武・アルブレヒトは、無関係なトラブルに巻き込まれたあげく、大天使を自称する悪魔のような社長にこき使われる身の上に。1億ボールの懸賞金の懸かった犯罪者ヒンメル博士の捜索を命じられ、独裁国家エデンに潜入する武。相棒は、プレ・スコラ時代の"悪夢の初恋"の相手、倭だった! -
花衣花戦 斎姫異聞
寛弘5年(1008)仲秋。都は中宮彰子の懐妊に沸き立っていた。皇子誕生ともなれば、道長の権勢は盤石となる。だが、それは同時に、第1皇子敦康親王の立場を危うくすることでもあった。親王の後ろ盾である伊周はもちろん、帝や宮さえも心から皇子誕生を望むことはできずにいた。迷いは、中宮を苦しめる怨霊との闘いにも影を落とす。宮を案じる義明。そんなふたりを亜空から嘲笑う神々しい声の主は──!? -
刹那に月が惑う夜
久我山由貴は、数年前まで将来を嘱望された本庁勤務の刑事だった。しかし、ある事件で記憶を失い、刑事を辞め、現在、友人の探偵事務所を手伝っていた。やがて記憶を取り戻した由貴は、それまでも運命的な出会いを繰り返してきた、大学生の金光と恋愛関係になっていった。その金光が最近、隠し事をしているのが由貴には気になって仕方がない……。そんな折、事務所に思わぬ依頼人が現れ……。 -
愚者に捧げる無言歌
「もう、男に襲われるのこりごりだろう?」大きく見開いた美幸の目を真上から覗き込み、里見は不意にニッコリと微笑むと囁いた。ストーカーの一件以来、美貌の天才ピアニスト・里見貴士とともに生活をしていた桐野美幸は、大学時代からの親友に思わぬ告白を受け、激しく動揺する。「美幸があなたを愛しているわけがない!」そんなある日、里見の屋敷には、二人の関係を知った美幸の兄が訪れていた。 -
柊探偵事務所物語
4年前まで警視庁に勤務する刑事だった柊慶二郎は、従業員2名の小さな探偵事務所で所長を務めている。道楽家業の事務所には、普段あまり仕事が来ることはなかったのだが、珍しく慶二郎自身を指名する依頼が入ってきた。内容は、ストーカー行為を受けている人気男性モデルの身辺警護。自らそれをこなすことになった慶二郎は、彼の高飛車な態度に我慢ができず……。 -
真夜中にダンスを踊ろう
銀座の高級クラブで人気ホストとして働くトオルとカナメ。トオルとの運命的な出会い以来、カナメは自分がいつ見限られてもおかしくない不安定な存在だと気づきながらも、10年近く特別な関係を続けてきた。――トオルにとって、俺は彼を取り巻く大勢の中の一人でしかない。報われない想いに決着をつけたいカナメ。“裏の仕事”を前に二人のあいだに溝が生まれ……。 -
ファインダーごしのパラドクス
フリーカメラマンの国塚香は、かつて一度だけ写真集のモデルをつとめた、真田静流と共に暮らしていた。親子ほど年の離れた静流のことを、愛しく思いながら、けして束縛しようとしない国塚。――俺のほうがあんたを強く思ってるのに。自分の気持ちを素直に口に出せない性格の静流は、そのことで葛藤する毎日を送っていた。そんなある日、撮影のために訪れた夜の公園で、国塚が事件に遭遇してしまい……。 -
ルナティック・コンチェルト
美貌の天才ピアニスト・里見貴士と一緒に出かけたコンサートホールで、以前つき合っていた女性と遭遇した美幸は、彼女の相手がかつて里見に心酔していた人物だと知り、不安を抱く。(俺じゃ、貴士のことを繋ぎ止められないのか)濡れた瞳で見つめる美幸の唇を、里見は苦く笑いながら、指先でなぞった。「俺はときどき物凄く凶暴な気持ちになって、美幸をめちゃめちゃに引き裂いてやりたくなるよ」 -
電脳幽戯
探偵業を営む鷺浦悠人は、ある青年の死を調査中に「Foolish Children」というウェブサイトを発見する。それは命をかけるゲーム。一方、女子高生の都薙緋真は、友人の川崎真夜が突然姿を消したことで途方に暮れていた。やがてふたりは出会い、ネット上のゲームが引き起こす恐怖の渦に巻き込まれていく――。若い感性が、現代に生きる人間の浮遊感を絶妙に描き出す。ホワイトハート新人賞受賞作! -
金曜紳士倶楽部
「金曜の夜に暇を持て余しているなら、暇な者同士でのんびりお茶を飲みながら、新聞を読むというのはどうだろう」そんな一言から名門・財閥・梨園・陰の大物といった家の御曹司で構成された『金曜紳士倶楽部』は始まった。メンバーは東郷鷹也、篠宮千歳、大日方稀一、勧修寺凛、金森拓海、佐久間京介の六人だ。事件にならない『事件』を解決するため、ある男の復讐を請け負うことになったのだが!? -
110番は愛の蜜
警察学校で半年間の生活を終えた伊藤和久は、高牟礼交番で新人警官として実務研修をすることになった。ところが初出勤の朝、路上でバンに水を跳ねられてしまい、和久は車を降りてきた長身の男に食ってかかるのだが……。相手は交番にいつも花を生けにきている花屋の店主で、管内では「結婚したい独身男性No.1」と言われる人物だった。和久の神経を逆撫でする彼の正体は――。 -
事故物件幽怪班 森羅殿へようこそ
各務コーポレーション不動産部には、泣く子も黙る地獄の閻魔王の住まいの名を冠した「森羅殿」という部署がある。それはここで働くメンバーが、一般社員とは異なる特殊な業務に就いているから。その業務とはつまり、自社管理物件がらみの「この世ならざるもの」の苦情処理。配属されたばかりの新人・槇良実と、単なる出入りの花屋の店員でありながら、誰よりも退魔能力の高い漣蓮之介は、問題の物件に乗り込むが……。 -
流離の花嫁
かつて大国として栄華を極めたラスカリス帝国の皇女イレーネは、先帝と踊り子との間に生まれ、蔑ろにされて育った。新興国ファルーク王国の侵攻から免れるために、人質として嫁ぐことを皇帝から命じられるが、逃亡を図ったために従弟を皇帝に殺されてしまう。故国への憎しみを抱えてファルーク国王ジャファルのもとへ送られたイレーネはその夜、国王ジャファルに斬りかかるのだが……! -
ブロア物語
強国に挟まれ悩むブロア領主アスラン、政略結婚から逃げ出すその妹レイチェル、領主に恋するがゆえに別の男に体を許してしまう侍女ジェシカ、騎士になれない体に苦悩する若きフランス王フィリップ、身分を捨て自由に生きる吟遊詩人ブラン。 強い者が正義であった時代、若者たちは、運命に逆らい、本当の愛を模索していた。 12世紀のフランス、豊かなブロアの大地に、熱い青春の伝説が語り継がれる。 -
傀儡奇談
「あれ? もしかして――琴平(ことひら)さん?」人気テーマパークに小一郎(こいちろう)たちと遊びにきていた敏生(としき)は、人込みのなかで誰かに呼ばれ、振りかえって、目を丸くした。かつての事件で会った懐かしい顔――当時は女子高生だった2人の女性の姿が、そこにあったからだ。その2人から持ちかけられた、ある相談事。「あるひとから預かってくれって頼まれたものがあるんです。でも、それが……」 -
八咫烏奇談
激しい羽ばたきの音とともに矢のごとく舞い下りてくる巨大な翼。闇よりもなお黒い、忌まわしい姿のそれは、薄刃のごとき鉤爪(かぎづめ)で少年のやわらかな皮膚を容赦なく裂き破る。華のように散る鮮血。眼もくらむほどの苦痛。――みるみる混濁していく敏生(としき)の視界、だが、誰より大切な人の背中が映る。(天本さん……!)。追儺師(ついなし)・天本と半精霊・敏生。話題のコンビが百鬼を討つ! -
月光真珠 斎姫異聞
寛弘3年(1006)、平安京。焼失した内裏再建が始まったが、内覧・藤原道長は困惑していた。夜の都大路では、資材や人足が消え、銀鬼が空を飛ぶという。<神の子>宮と、聖結界を持つ夫・義明は、花山院に取り憑いた魔物相手に闘っていた。この異国の魔物には、宮の力も通じない! 苦闘する2人の前に、宮と瓜二つの銀髪の少年が現れた。なぜか、動揺する宮……。<カゲ>と呼ばれた、この少年の正体とは!? -
陽炎羽交 斎姫異聞
寛弘5年(1008)初夏。「殿、私を離別してくれ──」。〈神の子〉宮からの突然の申し出に、身分違いの夫・源義明(みなもとのよしあきら)の憂鬱は続いていた。若き貴公子・頼通は宮への想いを募らせ、脩子内親王(しゅうしないしんのう)は無心に宮を慕っている。都では、女たちを誘う怪しげな呪術の噂が立つ。確かめようと誘いに乗った宮を待ち受けていたのは、思いがけない罠だった? 消息を絶った宮に、義明は……! -
天離熾火 斎姫異聞
寛弘6年初夏。頭中将の"女通い"につきあわされた義明は、黄泉に行けず彷徨う霊に襲われる。一方、宮は「秀真(ホツマ)」の古文書を継承する翁の協力で、夜刀神が神代の昔"妬心"ゆえに高天原を追われた真相を知る。霊が彷徨うのも夜刀神の仕業なのか――!? 亜空で宮とはぐれた義明は夜刀神の企みを知り、宮に報せるべく異界の湖に飛び込むが、再び浮かび上がることはなかった……!! -
暁闇新皇 斎姫異聞
寛弘4年(1007)初秋。内覧藤原道長は、念願の御嶽詣に吉野へと出発した。宮に付け文をよこした頼通も一緒とあって、随行する義明の気は重い。都では、花山院の御所が謎の獣に襲われ、宮を"姉"と慕う第一皇子敦康親王に取り憑いた怨霊が、平将門と名乗る。親王を救わんと、ひとり闘いを挑む宮。急遽、都へ舞い戻った義明だか……宮を危機から救うことができるのか!? -
禍つ姫の系譜
永禄10年のある雪の日、少女結社の一団を壊滅させた黒桔梗の長――桔梗時貞の前に、闇の世界を統べる魔王が降りたった。そして四百数十年後の現在――。桔梗一族の年若き長にして、因縁を知らず少女結社の末裔を率いる桔梗一奈(いちな)のもとに、闇の王が再び姿を現す。魔王は、桔梗の長が持つ銀環を奪い、忠誠を強要するが……!? 華麗なる少女戦士が舞う、艶やかなバトルアクション・ノベル開幕! -
高雅にして感傷的なワルツ
システム・エンジニアの桐野美幸は、連日連夜、ストーカーの不気味な気配に追われていた。だが、気晴らしのため、友人に連れられて行ったコンサート会場で、ピアニストの里見貴士に出会い、美幸の中で何かが変わり始める。かけ離れた世界で活躍する里見に憧れ、徐々に惹かれていく美幸は、突然の里見からの告白になぜか素直に応えることができなかった。絶望感を抱いて帰路についた美幸を部屋で待ち受けていたものは──!! -
記憶の海に僕は眠りたい
一見すると、冴えない外見の金光章弘は、私立大学に通うかたわら、銀座の高級ホストクラブでアルバイトをしていた。その店へ一人の青年が面接のために現れた。彼は、金光が高校時代に傷害事件で怪我を負った時に出会い、それ以後、惹かれ続けた刑事だった。だが青年は、金光を覚えていない様子で――。さらに、彼が刑事を辞め探偵事務所に勤めていることを知った金光は、驚きを隠せず……。 -
シークレット・ダンジョン
「先生、そういう顔をね、初対面の、ましてや俺みたいな男の前でしちゃ駄目ですよ」草介は、まるで怒ったような厳しい表情で真生のことを見つめて言った。「葛城さ……!」彼の名を呼ぼうとした真生は、それを思いもよらない方法で強引に遮られてしまい――。葛城草介はゲーム・クリエーターとしての新たな仕事の取材のため、小学生の甥っ子に、担任教師の椎名真生を紹介されるのだが……。 -
いつか喜びの城へ
舞台で活躍する間宮武士は、初めてのTVドラマで、人気俳優・丹野兵吾と共演することになった。長いあいだ憧れていた丹野への気持ちを、隠さずに打ち明ける間宮。そんな彼のまっすぐな想いを受け入れながら、年下の間宮に親友の面影を抱く丹野は「好き」の一言が言えないまま、別れを決意する。俳優として活躍する二人と、『B-ing』のその後を描いた、芸能界シリーズ第3弾!! -
君は無慈悲な月の女王様
アイドルグループのメンバーだった夏切葵と如月隆行は、解散後、それぞれ俳優、モデルとして華々しく活躍している。表面的には昔と変わらない二人だが、内には“償い”というしこりを抱えていた。そんなとき隆行に、イタリアでの専属モデルの話が持ち上がる。元メンバーの桜井若葉と高沢勇気は、映画の共演をきっかけに恋人同士になったが、葵と隆行の未来は……。 -
琥珀色の迷宮
考古学研究部に所属する市東空は、学園祭の出し物で、劇のヒロイン役に選ばれてしまう。相手役は、“学園のプリンス”天王寺甲斐。友達以上恋人未満な甲斐との関係を悩む空のもとに、ある日、劇の上演中止を求める一通の脅迫文が送られてきた。だが、手紙を見せられた甲斐は、なぜか口を閉ざしたままで――。そして、花屋を営む空の兄・陸の前からは、最愛の人物が姿を消してしまった! -
怨呪白妙 斎姫繚乱
長和3年(1014年)初夏。目覚めたものの記憶を摩尼宝珠に封じられたままの義明(よしあきら)。夫婦とは名ばかりの宮(みや)との不自然な関係にとまどいながらも、あらためて好意を寄せてゆく。一方、宮は自分とのことすべてを忘れ、義明が香久夜の想い人、長屋王になったのではないかと考え、焦燥感に苛立つ。その頃、新斎宮がらみの事件が頻発。怨霊のせいとわかり、宮は独り浄化に向かう(講談社X文庫ホワイトハート)。 -
堕天使奇談
天本家近隣の会員制スポーツクラブ。本を読みながらマシンを使っていた女性が突然倒れて死亡した。居合わせた天本は、彼女の本に奇妙な図案の栞が挟んであるのを発見する。4つの羽と顔を持つ、どこか禍々(まがまが)しい、人に似た生き物の図案。前後して、河合の知人が死に、天本に調査の依頼が。彼女の居室を調べた天本は愕然とする。そこには、あの図案の栞があった・・・。 -
迷彩迷夢
聖一が、義弟に殺された――!? 悲報に触発され、"離婚"という結論を出したばかりの彰子につぎつぎと浮かぶ聖一と義弟彬の、どこまでも不確かな実像。平凡だけど幸せに満ちたあの7年間は、なんだったのだろうか!? 偶然の糸に導かれた彰子は、聖一との思い出の地金沢へ向かうが……!? ふたりの少年がたどった哀しく儚い"葛藤"の軌跡と、哀しい終幕とは!? ――栗本薫氏絶賛の、気鋭作家登場!! -
積善白花 斎姫繚乱
長和元年(1012年)春。さらに美しさを増してゆく宮に、どう接していいかとまどう義明。一方、女人となった宮は自分でも驚くほど不安でいっぱいだった。そんな折、立后目前の女御妍子が失踪。内裏を捜索した宮は、珍しい白い花の描かれた屏風と花の香りが気になるのだった。現世(うつしよ)の花ではない、夜の花――。その香りで、ヒトの本音に気づかせる……。宮と義明の本心とは……!? -
火炎藤葛 斎姫繚乱
平安歴史ファンタジー 第2部第3弾! 長和元年(1012年)冬。関院では禁を破って現世に降りた都姫(香久夜)を夜の世界に連れ戻すための追っ手、火鼠が繁殖して、不審火が頻発していた。逆に火鼠を利用して、中宮妍子を襲おうと企む都姫。巨大になった、火鼠を前に成す術がない宮は、己の力不足を思い知らされる。<神の子>であり続ける意味を見失い傷心の宮がとった行動は……!? -
斎姫繚乱
〈神の子〉宮の復活は――!? 「斎姫」第2部スタート。寛弘8年(1011)秋。〈神の子〉宮は眠ったまま……、突然、繭のような光に包まれてしまう。一方、都では眠っているあいだに受領の娘たちが亡くなってしまうという事件が、頻繁に起こっていた。宮を狙って……? それともヒトならぬモノ、香久夜が事件に関わっているのか……? が、どうすることもできない義明。やがて光が消え目覚めた宮には、異変が!? -
龍棲宝珠 斎姫繚乱
長和2年(1013年)秋。敦康(あつやす)親王の許婚者(いいなずけ)、琴姫は香久夜が女房として出仕した直後、突然の高熱で病に伏せる。宮は香久夜の仕業ではないかと疑い、義明は高熱の原因が龍と知り、宮の式神の水曜星ではないかと疑う。互いに本心を言えず気まずい宮と義明。だが、病の原因は宝珠(たま)に棲む火龍だった。封じるには、生命が必要という。義明は宮を助け、自らの生命(いのち)を捧げた。そして……!? -
幻月影睡 斎姫異聞
寛弘8年(1011)春。今上帝は、譲位のことで悩み体調を崩す。帝にもしものことがあれば、結界に守られた内裏から出ることになる脩子内親王が、現世に復活を企む邪神夜刀神に狙われる。ところが、亡き安倍清明の弟子蜻蛉は、帝が亡くなるときこそ邪神封じの好機という。宮を封印の器にしたくない義明は!? 火華鬼の正体を知った宮の決断とは!? 第1部、衝撃のクライマックス!! -
うたかた 斎姫異聞外伝
少年の時に見た美しい姫――、それが初恋。光少将こと藤原重家が、その姫と再会したのは、東宮の後宮だった。忘れられない初恋の愛しい女――綏子(すいし)は、今は東宮妃になっていた。お互い惹かれあうが、御簾越しに相手を感じるだけの許されぬ恋に苦しむ、綏子と重家。だが、やがて、綏子のお腹には……。重家の出家に隠された哀しい恋物語。愛してはいけない女ゆえ身を焦がす!! 大好評シリーズ「斎姫異聞」外伝。 -
貴人花葬 斎姫異聞
寛弘7年(1010)正月。宮が肉体の浄化を試みたが、甲斐なく亡くなったあやめが生き返り、里内裏の皇女(ひめみこ)付きの女房として働いていた。現世(うつしよ)に復活をと望む、邪神夜刀神(やつのかみ)があやめの屍を使って、脩子内親王(しゅうしないしんのおう)を狙う企みなのか!? 伊周の最期の瞬間(とき)に邪神を封じようとする宮。だが、逆に躰に入り込まれてしまい、自らが封印の器となることを決意する……。 -
愛の夢 ミッドナイト・レザナンス
音大生の柴崎ヒカルは、伝説のジャズ・ピアニストと呼ばれるシンジョウに強い憧れを抱いていた。ある夜、〈レジェンド〉というバーを訪れたヒカルは、オーナーの新条哲也が探し求めていたシンジョウと知る。シンジョウの生演奏を聴いてみたい一心から、〈レジェンド〉でアルバイトを始めたヒカルだが、なぜか新条はピアノを頑なに弾こうとしなかった。 -
背徳のオイディプス
このあとの丹野の台詞は、聞いてはいけないような気がした。聞いたら最後、もう二度と幸せにはなれないような予感がする。静流は無意識に耳をふさごうとしたが、無情にも間に合わなかった。「静流くんの父親は、国塚じゃないか」その瞬間静流の周りからすべてが消えた。……愛していたのだ。血のつながりがあると知った今でも、まだ国塚を愛している。なんて、なんて罪深い……! -
恋の診察室
関東広域暴力団矢嶋連合の傘下である黒沼組組長の次男坊・黒沼芳樹は、跡取りの兄とは正反対に、平穏な大学生活を送っていた。ところが、組の掛かり付けの医師が不在中に怪我を負ったため、やむなく名のある総合病院を訪れることになり……。周囲の冷たい視線に晒されながら、ヤクザの息子の自分を診てもらえるか不安になる芳樹。そんな芳樹を迎えたのは年若い院長だった。なぜか彼のことが気に入った芳樹だが――。 -
恋のテイスティング
一流料亭で料理の修業をしていた藍沢学斗は、とある理由から仕事を辞める羽目になり、さらに住む場所も失ってしまう。そんなとき目に止まったのが、料理人を募集する一枚の張り紙。ところが、料理人を必要としているのは、高杉宝翔と名乗る書道家で、かなり感じの悪い男だった。住むところも仕事もない学斗は、背に腹はかえられず宝翔の家で働くことにしたが……。 -
燐火鎮魂 斎姫異聞
寛弘4年(1007)初冬。帥宮敦道親王が病死した。5年前に、兄の為尊親王も同様に亡くなっていることから、両者の恋人であった和泉式部が妖狐に憑かれているのだとの噂が流れる。彼女が狐憑きならば、次に狙われるのは帝か、東宮か……。宮に頼まれて和泉式部に接近する貴子にも、妖しい魔の手が伸びる! 調伏に乗り出す宮と義明だが、はたして、帥宮兄弟を祟り殺したモノの正体は……!? -
諒闇無明 斎姫異聞
寛弘5年正月。亡き人の霊は、大晦日午刻に来て正月1日卯刻に黄泉の国に帰ると言われている──。尊い性空上人の霊が、内裏に現われた。花山院をはじめ貴人たちは、吉兆だと喜ぶが……それこそが災いの予兆であった! そんな折、宮は病弱なび子内親王の参籠に同行するため、義明の聖結界から出て行った。一方、義明は、性空上人が持って生まれたという伝説の針を、阿闍梨から託されて……!? -
六花風舞 斎姫異聞
寛弘3年(1006)晩秋、平安京。処女の産む"神の子"が世を救うという邪教が、末法思想に揺れる世間に広まっていた。義明と出家した親友の重家が、邪教のからくりを暴く。だが、"神の子"と崇められた魔物は、赤子の姿で女たちの腹を喰い破る! 怪我をおして闘おうとする宮の前に、魔物を庇って立ちはだかったのは、承香殿の女御――かつて帝に入内した、重家の妹――だった。しかも、魔物の背後には……!? -
夢幻調伏 斎姫異聞
寛弘4年(1007)、春。道長の金峰山参詣のための精進を一緒にと、高雅邸に招かれた義明。だが、結界の弱いその屋敷で、人々は惨い悪夢に襲われる。疑心暗鬼の道長の策略で、宮は義明の想いを誤解したまま斎院(いつきのいん)に閉じ込められてしまう。ヒトの欲望を歪んだ悪夢へと変えて苦しめる夢魔(むま)を、操っているのは誰? 黄泉と現世(うつつ)の狭間で、ひとり絶望的な闘いに挑む義明は……!? -
満天星降 斎姫異聞
宮への策謀を続ける内覧道長(ないらんみちなが)は、異国の術を遣う妖しげな若者・太圭智(たけち)を紹介される。その後、義明の屋敷が突然の暴風や不審火にみまわれた。それは、宮が使役する九曜の式神たちの反乱。宮が〈神の子〉としての能力(ちから)を失いつつあるのか…?不安を抱いて闘う宮を、亡者の群れが襲う。太圭智の真の狙いは、何?自らを犠牲にする宮を、義明は引きとめられない……!! -
宝珠双璧 斎姫異聞
寛弘6年(1009)正月。第二皇子の母となった中宮彰子に、短剣を握った女房が襲いかかる。女房は、道長の政敵・伊周の遠縁の者で、怨霊のかけらに操られていたのだった。すぐさま宮に祓われた女房だが、その後も行動には不審な点が……? 一方、現世への復活を望む邪神・夜刀神は<神の子>宮を手に入れんと画策する。仏の加護を受けた義明の能力を拒絶して闘おうとする宮は、思わぬ窮地に……!? -
斎姫異聞
第5回ホワイトハート大賞受賞作! 藤原道長が権勢を誇る平安京。希代の陰陽師(おんみょうじ)として知られた安倍晴明は老いて衰え、夜の都は魔物どもに蹂躙されつつあった。そんな折、中流貴族・源義明の許に、突然、帝の妹宮が降嫁することに決まった。だが、美しい姫宮は義明に打ち解けようとはしない。人々を怯えさせる<貌を喰らう魔物>。夜ごと屋敷を抜け出す姫宮の不審な行動。姫宮を追った義明が、そこで見たものは!? -
斎庭穂垂 斎姫異聞
宮の躰(からだ)を手に入れ現世に復活しようと企む夜刀神(やつのかみ)だが、二条の屋敷の聖結界の内にいる宮に手出しできず、一時的な器として脩子内(しゅうしない)親王に目をつける。義明は世話をしているあやめの病が悪化、右京の屋敷に通いつめていた。心穏やかでいられない宮だったが、あやめの命を助けようと魂を取り出し肉体の浄化を試みる。その処置の最中に里内裏炎上の知らせが!? -
アポロンの束縛
〈手〉の彫刻を創り続けてきた西浦亮は、画廊を経営する宮坂に出会った。彼に理想の〈手〉を見いだし、触れ合い、身体を重ねながらも、やがて亮は、宮坂のすべてを求めている自分に気づき始めるのだが……。一方、宮坂もまた、彫刻家とオーナー、そしてモデルという関係を変えられないまま、湧き上がる気持ちを伝えられずにいた。2人の擦れ違う想いを、せつなく描いたラブ・ストーリー!! -
クシアラータの覇王外伝
サラの生まれる何百年も前。まだ、人間と魔族がいっしょに暮らしていた頃。沢影月と琳美はクシアラータに亡命を図った。亡命は戦を引き起こし、琳美の存在は、魔府に混乱を巻き起こす。別れ、死、新たなる愛、生……。不吉な影が魔府を覆い、長い試練の幕が開く。そのとき、最強の魔王は……!? 砂漠の王国を舞台に織りなされる、運命の王女の物語外伝! アンジュラータ編!!
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